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第2章
アリスの話2
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アリスの話2
グレンさんの部屋に入った私達に、グレンさんは座る様に椅子を引いてくれた。
そして、グレンさんは口を開き聞いてきた。
「それで、何があった?」
「やっぱりオジサンに口止めされていますから、済みませんが言えません」
「アリス、グレンさんなら言っても良いんじゃないかな?」
愛がグレンさんに言いそうになってるのを見て、愛の口を手で押さえた。
「ミーツは一体、何をやらかしたんだ?
君達に聞かなくても、今回の冒険者の中に俺が個人的に雇った冒険者がいるから、いずれバレる事だぞ?」
そうなんだ。グレンさんオジサンの事を信用して無かったんだ。
オジサン可哀想、でも何でグレンさんはオジサンの行動の何が気になったんだろう?
もしかしたら、今まで何度かグレンさんが頭抱える事があったのかな?
「グレンさん、あのねあのね。
おじさんね。この王都以上に広くて住みやすい町を作ったんだよ」
私が悩んでいると、愛が勝手にオジサンのやった事をベラベラ喋り出した。
いつの間にか、私からすり抜けていたから驚いて、再度口を塞ごうと動いたら、グレンさんに腕を掴まれてしまった。
「アリス君、いずれ分かる事だ。
今のうちに聞いておいた方が、今後の対処が出来るというものだぞ?」
確かに、オジサンのやった事はとんでもない事だから、グレンさんにどこまで出来るか分からないけど、任せた方が良いかもしれない。
口止めされているとは言え、行商人とか旅人とかの口止め迄は無理だから、いずれバレる事だよね。
「愛、もう言っていいよ。
この案件についてはグレンさんに任せても良い気がする」
私がそう愛に言っても良いと言うと、更にヒートアップして、銭湯や畑や薪の話に食料事情にオジサンがあの村?にやった事は殆ど全てグレンさんに話した。
愛の知らなくて、私が知ってる事も言った事で何故かスッキリした。
「頭が痛いどころの騒ぎじゃないな。
俺だけでどうにかなる問題じゃないぞ!
必ず、城の奴らにもバレるだろうし、どうしたものかな?」
あ、グレンさん頭抱えて蹲み込んじゃった。
「あ、でもオジサンの使い魔のトーラスで村を守らすって言ってましたよ?
因みに、トーラスってのは三本角の事です。
あの村?の辺りは三本角の生息地域みたいで、トーラスにあの辺りのボスにするって言ってました」
「ふむ、成る程な。しかし三本角くらいではなぁ。
まぁ、明日から俺の方で色々動かなければならないから、俺に用があるならギルドの職員に言付けを言って貰えるか?」
「分かったよ。おじさんがメリッサさんって人を紹介してもらえって、言ってたんだけどグレンさん分かる?」
「愛!馬鹿、言葉使い!
済みませんグレンさん、この子馬鹿なので言葉使いが慣れた人には砕けるんです」
「ハハハハ、良いさ!
面白いな、ミーツと同じ世界の人間は!
それに冒険者は結構、丁寧な喋り方を知らない奴はいるからな。
俺が今回雇ってる冒険者も愛君みたいな、喋り方するぞ」
「やっぱりそうだよね?グレンさん分かってる~」
今度は私が頭が痛くなってきた。
愛の頭を叩いて、グレンさんに愛の言ったメリッサさんって方を私も聞いた。
「あぁ、メリッサは俺の妻だ。
ある場所で市場の元締めをやってる」
「えぇ~、グレンさんって結婚してたの?
てっきり、ガチムチ系のBLだと思ってたのにな~」
また愛が訳わからない事を言ってるよ。
何よガチムチとかBLって何の専門用語よ!
「う、うむ、何やら分からない言葉だらけだが、紹介はしてやるがしばらくは無理だ。
俺が今から動くからな。メリッサにも手伝って貰わないといけなくなるから、俺も妻も忙しいんだ」
「ああ、そうですね。申し訳ないです。
私達も退出しますので、行って下さい」
「先ず君達が出て行ってくれないと、鍵をかけられないんだけど」
あ、ウッカリしていた。
「あはは、アリス馬鹿じゃないの?」
愛が私を馬鹿にするのを見て腹が立ってきた。この子に馬鹿にされるのは許さない!
私はそれなりの強さで、愛の頭を叩いてグレンさんに頭を下げて、グレンさんの部屋を退出してギルドからも走って出て行った。
ギルドから出て直ぐに私は隠れた。
追いかけてくる愛が、どんな行動を取るかを見るためにね。
私が出て行って10秒程したら、愛がギルドから出て来て道をキョロキョロしている。
きっと、私を探してるんだね。
でも、私は出て行かずに様子を見ていた。
すると、愛は移動しだしたから私はコッソリと尾行する事にした。
愛は時折、立ち止まりながらもキョロキョロと見て回っている。
この世界に来てから、愛とはずっと一緒に居たから、何処に行くかは大体見当がつくはずなのに、ギルドの周りをグルグルと回っているから何してるのかな?って思ったけど考えたら分かる事だね。
きっと私を探してるんだよね。
だって、オジサンの行きつけの武器屋さんの入口を覗いたりしてるからね。
でも、私はまだ出る気が起きないでいる。
見てるとやっとギルド周りから離れて、オジサンの依頼前まで泊まっていた宿の方に向かった。
私は宿には何も預けてないし、この宿にはもう行かなくても良いかな。
賢さんとオジサンが教えてくれた宿に、先に行ってようっと。
愛の動向を見るのを止めて、私は今日から移る予定の宿に向かった。
宿に入ると、直ぐに受付がある辺りは何処の宿でも一緒かな?
でも、受付の直ぐ脇に入った所が食堂でジャス君とモブ君達が待ってくれていて、私を手招きしてきた。
「あれ?アリスちゃん、愛ちゃんは?
一緒じゃないの?」
「ジャス君、私もそんな何時も一緒にいる訳じゃないよ」
「でも、ギルドで解散した時迄は、アリスちゃんと愛ちゃんは一緒だったじゃんよ」
「まあまあ、ジャスもアリスさんも落ち着きなよ。アリスさん、愛さんはこの宿の場所は知っているんですか?」
「モブ君は私達と同じ年でしょ?なんか落ち着いてるね?多分知ってる筈だよ」
「筈じゃダメだよ?知ってるなら知ってる、で知らないなら知らないとハッキリ言わなきゃ!そうでないと、知らない場所をウロウロして、攫われるかもしれないよ?
魔導師だからって女の子だし、この王都は危険がいっぱいなんだよ」
何かそう言われれば、知らない様な気がしてきて、不安になってきた。
モブ君に魔導師じゃなくて、賢者だよって訂正しようかと思ったけど、そんな事言ってる場合じゃないね。
「ちょっと、私探して来ようかな」
そう私が言って宿の入口の方に向かうと、タイミング良く?悪く?愛が入ってきて、私を視認するなり、抱き着いて来た。
「アリス!御免なさい!
私、アリスを怒らせてギルドから置いて行かれるなんて、思っても無かったからギルドから出て探したんだよ?
おじさんの行きつけの店とか、宿とか裏ギルドとか」
尾けていたし知ってる。
「でも、アリス何で怒ってたの?」
愛のこの一言で、またイラッとして愛の頭を叩いて終わりにした。
「痛ったー、ギルドでもそうだったけど何で叩くの!」
「愛が悪いんでしょ、もう許してあげるからこれで終わり!」
まだ愛は納得してないのか、ブツブツ言ってるけど、私は知らん顔してジャス君達に、この宿の店主を紹介された。
「賢達からもオヤジって呼ばれてるから、お前達も遠慮なくオヤジでいいぜ」
と、言われたけどオヤジって言いにくいよ。
ジャス君は直ぐに順応して、オヤジって呼んでるし、愛もオヤジって呼んでる辺り、私だけ呼べないみたいだ。
そして、オヤジさんが作った料理の数々に私達3人は驚いた。
だって、元の世界の料理ばかりが食卓に並んだからね。
この世界の料理は基本不味いから、あまり食べられなくて、私も愛も絶対5Kは痩せた筈だよ。
あれ?でもオジサンの体型は最初からあのままだったけど、何か理由があるのかな?
「オヤジ、この炒飯は三ツ星つけても良いくらいに美味いぜ」
ジャス君はオヤジさんが作った炒飯をがっつきながら、大絶賛している。
確かに美味しいけど、ずっとこの宿にいたら太るかもと危惧してしまう。
そうして、私達は懐かしいと思える料理の数々に涙して食べ、モブ君達とワイワイと楽しい食事を楽しむ事が出来て、私達3人は一人一部屋で泊まる事もできるって事でゆっくりと休む事が出来た。
グレンさんの部屋に入った私達に、グレンさんは座る様に椅子を引いてくれた。
そして、グレンさんは口を開き聞いてきた。
「それで、何があった?」
「やっぱりオジサンに口止めされていますから、済みませんが言えません」
「アリス、グレンさんなら言っても良いんじゃないかな?」
愛がグレンさんに言いそうになってるのを見て、愛の口を手で押さえた。
「ミーツは一体、何をやらかしたんだ?
君達に聞かなくても、今回の冒険者の中に俺が個人的に雇った冒険者がいるから、いずれバレる事だぞ?」
そうなんだ。グレンさんオジサンの事を信用して無かったんだ。
オジサン可哀想、でも何でグレンさんはオジサンの行動の何が気になったんだろう?
もしかしたら、今まで何度かグレンさんが頭抱える事があったのかな?
「グレンさん、あのねあのね。
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「アリス君、いずれ分かる事だ。
今のうちに聞いておいた方が、今後の対処が出来るというものだぞ?」
確かに、オジサンのやった事はとんでもない事だから、グレンさんにどこまで出来るか分からないけど、任せた方が良いかもしれない。
口止めされているとは言え、行商人とか旅人とかの口止め迄は無理だから、いずれバレる事だよね。
「愛、もう言っていいよ。
この案件についてはグレンさんに任せても良い気がする」
私がそう愛に言っても良いと言うと、更にヒートアップして、銭湯や畑や薪の話に食料事情にオジサンがあの村?にやった事は殆ど全てグレンさんに話した。
愛の知らなくて、私が知ってる事も言った事で何故かスッキリした。
「頭が痛いどころの騒ぎじゃないな。
俺だけでどうにかなる問題じゃないぞ!
必ず、城の奴らにもバレるだろうし、どうしたものかな?」
あ、グレンさん頭抱えて蹲み込んじゃった。
「あ、でもオジサンの使い魔のトーラスで村を守らすって言ってましたよ?
因みに、トーラスってのは三本角の事です。
あの村?の辺りは三本角の生息地域みたいで、トーラスにあの辺りのボスにするって言ってました」
「ふむ、成る程な。しかし三本角くらいではなぁ。
まぁ、明日から俺の方で色々動かなければならないから、俺に用があるならギルドの職員に言付けを言って貰えるか?」
「分かったよ。おじさんがメリッサさんって人を紹介してもらえって、言ってたんだけどグレンさん分かる?」
「愛!馬鹿、言葉使い!
済みませんグレンさん、この子馬鹿なので言葉使いが慣れた人には砕けるんです」
「ハハハハ、良いさ!
面白いな、ミーツと同じ世界の人間は!
それに冒険者は結構、丁寧な喋り方を知らない奴はいるからな。
俺が今回雇ってる冒険者も愛君みたいな、喋り方するぞ」
「やっぱりそうだよね?グレンさん分かってる~」
今度は私が頭が痛くなってきた。
愛の頭を叩いて、グレンさんに愛の言ったメリッサさんって方を私も聞いた。
「あぁ、メリッサは俺の妻だ。
ある場所で市場の元締めをやってる」
「えぇ~、グレンさんって結婚してたの?
てっきり、ガチムチ系のBLだと思ってたのにな~」
また愛が訳わからない事を言ってるよ。
何よガチムチとかBLって何の専門用語よ!
「う、うむ、何やら分からない言葉だらけだが、紹介はしてやるがしばらくは無理だ。
俺が今から動くからな。メリッサにも手伝って貰わないといけなくなるから、俺も妻も忙しいんだ」
「ああ、そうですね。申し訳ないです。
私達も退出しますので、行って下さい」
「先ず君達が出て行ってくれないと、鍵をかけられないんだけど」
あ、ウッカリしていた。
「あはは、アリス馬鹿じゃないの?」
愛が私を馬鹿にするのを見て腹が立ってきた。この子に馬鹿にされるのは許さない!
私はそれなりの強さで、愛の頭を叩いてグレンさんに頭を下げて、グレンさんの部屋を退出してギルドからも走って出て行った。
ギルドから出て直ぐに私は隠れた。
追いかけてくる愛が、どんな行動を取るかを見るためにね。
私が出て行って10秒程したら、愛がギルドから出て来て道をキョロキョロしている。
きっと、私を探してるんだね。
でも、私は出て行かずに様子を見ていた。
すると、愛は移動しだしたから私はコッソリと尾行する事にした。
愛は時折、立ち止まりながらもキョロキョロと見て回っている。
この世界に来てから、愛とはずっと一緒に居たから、何処に行くかは大体見当がつくはずなのに、ギルドの周りをグルグルと回っているから何してるのかな?って思ったけど考えたら分かる事だね。
きっと私を探してるんだよね。
だって、オジサンの行きつけの武器屋さんの入口を覗いたりしてるからね。
でも、私はまだ出る気が起きないでいる。
見てるとやっとギルド周りから離れて、オジサンの依頼前まで泊まっていた宿の方に向かった。
私は宿には何も預けてないし、この宿にはもう行かなくても良いかな。
賢さんとオジサンが教えてくれた宿に、先に行ってようっと。
愛の動向を見るのを止めて、私は今日から移る予定の宿に向かった。
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でも、受付の直ぐ脇に入った所が食堂でジャス君とモブ君達が待ってくれていて、私を手招きしてきた。
「あれ?アリスちゃん、愛ちゃんは?
一緒じゃないの?」
「ジャス君、私もそんな何時も一緒にいる訳じゃないよ」
「でも、ギルドで解散した時迄は、アリスちゃんと愛ちゃんは一緒だったじゃんよ」
「まあまあ、ジャスもアリスさんも落ち着きなよ。アリスさん、愛さんはこの宿の場所は知っているんですか?」
「モブ君は私達と同じ年でしょ?なんか落ち着いてるね?多分知ってる筈だよ」
「筈じゃダメだよ?知ってるなら知ってる、で知らないなら知らないとハッキリ言わなきゃ!そうでないと、知らない場所をウロウロして、攫われるかもしれないよ?
魔導師だからって女の子だし、この王都は危険がいっぱいなんだよ」
何かそう言われれば、知らない様な気がしてきて、不安になってきた。
モブ君に魔導師じゃなくて、賢者だよって訂正しようかと思ったけど、そんな事言ってる場合じゃないね。
「ちょっと、私探して来ようかな」
そう私が言って宿の入口の方に向かうと、タイミング良く?悪く?愛が入ってきて、私を視認するなり、抱き着いて来た。
「アリス!御免なさい!
私、アリスを怒らせてギルドから置いて行かれるなんて、思っても無かったからギルドから出て探したんだよ?
おじさんの行きつけの店とか、宿とか裏ギルドとか」
尾けていたし知ってる。
「でも、アリス何で怒ってたの?」
愛のこの一言で、またイラッとして愛の頭を叩いて終わりにした。
「痛ったー、ギルドでもそうだったけど何で叩くの!」
「愛が悪いんでしょ、もう許してあげるからこれで終わり!」
まだ愛は納得してないのか、ブツブツ言ってるけど、私は知らん顔してジャス君達に、この宿の店主を紹介された。
「賢達からもオヤジって呼ばれてるから、お前達も遠慮なくオヤジでいいぜ」
と、言われたけどオヤジって言いにくいよ。
ジャス君は直ぐに順応して、オヤジって呼んでるし、愛もオヤジって呼んでる辺り、私だけ呼べないみたいだ。
そして、オヤジさんが作った料理の数々に私達3人は驚いた。
だって、元の世界の料理ばかりが食卓に並んだからね。
この世界の料理は基本不味いから、あまり食べられなくて、私も愛も絶対5Kは痩せた筈だよ。
あれ?でもオジサンの体型は最初からあのままだったけど、何か理由があるのかな?
「オヤジ、この炒飯は三ツ星つけても良いくらいに美味いぜ」
ジャス君はオヤジさんが作った炒飯をがっつきながら、大絶賛している。
確かに美味しいけど、ずっとこの宿にいたら太るかもと危惧してしまう。
そうして、私達は懐かしいと思える料理の数々に涙して食べ、モブ君達とワイワイと楽しい食事を楽しむ事が出来て、私達3人は一人一部屋で泊まる事もできるって事でゆっくりと休む事が出来た。
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