底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂

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第3章

第12話

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第12話

 ダンジョンに突入したガメニと俺だけど、ダンジョン内は全てが金で出来ているのか、壁を触ると砂金が手に付く、それにダンジョン内は明々と明るいのも驚きだ。

 今歩いているのは通路だが、結構広めの通路で道幅10mで高さが30mはあるんじゃ無いだろうか、それが先の見えない程一直線に続いている。

 魔物も今のところ出てこないが、気を付けて辺りを警戒しながら進んでいると、ガメニにまだ入口付近だから、大した魔物は居ないと笑われてしまった。

 黙って進んでいると、急に俺の頭に何かが降って来て慌てて手で払うと、金色のカラスが目の前に居た。
 翼を広げて威嚇しているが3mくらいの大きさだけど全然怖くない。

「この階層は黄金鴉しか出ないけど
コレは焼いて食ったら美味いんだよ」

「え?コレ食うのか?」

「あぁ、食うよ。城の奴らのくれる食い物は大した物くれないからな。コイツの頭だけは絶対に狙うなよ」


 そんな事言われれば、狙いたくなるものだ。俺はI.Bから槍を取り出して、次に襲い掛かって来た時に一突きした。
 すると、黄金の鴉はサラサラと砂金に変わり崩れて行った。


「あぁ!何やってんだよ!頭は狙うなよって言ったじゃねぇかよ!ってかオッサンどこから槍なんて取り出したよ?」

「オッサンって呼ぶなよ。折角自己紹介したんだから、ミーツかミーツさんと呼べよ。
槍の事なら、まぁ秘密だ」

「何だよそりゃあ、ミーツさん」

 やっぱり素直に言う事を聞く奴だな。
 ガメニは意外と可愛い奴だ。
名前は美味しそうな名前だけど良い奴だ。

 俺は倒した魔物の砂金を拾える限り、I.Bに入れて、そのついでに刀を取り出して背負い込んだ。

「また、何も無い所から剣を出して、黄金鴉の砂を何処かに入れた。
何者だ?ミーツさん」

「只の冒険者だよ。それより次に行こうか!
ガメニが一人でも、帰られる場所までで良いから案内してくれよ。
攻略できたら、俺一人で攻略するからさ」

「はぁ?一人で攻略?バッカじゃねぇの?
一人でダンジョン攻略するなんて、聞いた事ないぜ!普通、何人か複数のパーティを組んで攻略して行くもんだぜ?」


 うーん、でも俺は前に一人で攻略したけどな。
 あの時は階層も広さも然程大した事なかったからなぁ、その事は言わない方が良いかも知れない。

「まぁ、良いじゃないか!俺には余り時間がないし、今回しかダンジョンを攻略出来ない可能性があるしな」

「ミーツさんは直ぐに解放されるのか?
何でだ?何か出られるナニカがあるのか?」

「あぁ、先ず冤罪だしな。
それに、仲間が持っている貴族や王族に効果的面な物で、直ぐに出られると思う。
ま、出る時は同じ冤罪の冒険者達も出られる様に言うつもりだから、俺一人で出て行くって事はしないよ」

「えんざいって初めて聞く言葉だけど、ミーツさん頼むよ。ところで、剣や槍を出せるのは分かったけどよ。鎧は着なくていいのか?
そんな変わった服のままでいいのか?」


 別に変わってないと思うんだけどな。
 俺の服装は、あの国を出た時とほぼ変わらない、両腕から脇にかけて簾戸の様に細い紐の物が様々な色で幾つも垂れていて、黒と黄色のボーダーの上着にズボンは足首の辺りがラッパの様に広がった物でパンタロンに似ている。

最初はウサ耳の付いたコートも有ったけど、度重なる戦闘により、ボロボロになって捨ててしまっていた。

 この国から出る前に服を買える機会があれば、別の新しい服を買いたいものだ。
 おっと、今は鎧だったな。

「鎧は着る意味が無いと思ってるから着ないな。俺は動き重視で、動く時に阻害される物は着たくないんだ」

「そうか、オレは着る意味はあると思うけどミーツさんが着なくても良いと言うなら、もう言わないぜ」

 話はとりあえずの所、終わって次に進む事にしたが、ずっと金色の壁で目が痛くなってくる。




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