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第3章
第42話
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第42話
「冒険者キモよ、済まなかった。
王妃の言う事を全て鵜呑みにしていた事、罪の無いお主達をダンジョン送りや、鉱山送りにした事、全てワシの所為だ」
キモだけを残して、残りのダンジョンの冒険者達を別室に連れて行った直後に、王が座ったままで言葉だけだけど謝りだした。
「ワシはとんでもない過ちを犯してしまったようだ。シルビアだけではなく、王妃にもそれ相応の罰を与えようと思うが、冒険者ミーツよ何が良いと思う?」
「それを決めるのは、この場にいる冒険者がよろしいかと、思いますよ。
シルビアが来てからシルビアの件から決めて行けば良いと思います」
「何でじゃ!何で私まで罰を受けなきゃならない!シルビアだけでは不満なのか?
国王もシルビアと私だけが悪いと仰るのですか?」
突然王妃がヒステリックに叫び、王の胸元をガクガク揺らしだした。
「お、落ち着け王妃よ!
元を辿れば王妃がシルビアの言う事を聞き過ぎるから悪いのだ。
ワシはワシのできる王としての、償いをしなければならないから、王妃も罰を与えると言ったのだ。
もう、揺らすのは止めてくれ~」
王妃が王の胸元を掴んで揺らしているから、首がガックンガックンなっている。
俺はそんな王を放って置いて、キモにどんな罰が相応しいか聞いた。
「本当は王妃様もギルマスも死罪にして貰うのが一番だと思うけど、簡単に死んで罪を償わせるのは違うと思う。
俺はダンジョン送りにした方がいいと思うが、ただダンジョン送りにしても直ぐに死ぬだけだから、ダンジョンの事を知っている俺達みたいな冒険者付きで行くのが良いかもしれねぇな。
それなら、レッドモスや苦魔のような魔物とばかり戦わせて、苦しんで貰わなきゃ死んで行った仲間達は納得しねぇんじゃないかな。
そして、散々苦しんだ後は鉱山か娼館にでも送れば良い思う」
キモは前もって考えていたのか、ダンジョン送りにして欲しいと言い、細かな罰を挙げてきた。
そして、未だに王の襟を掴んでガックンガックンさせている王妃を、グリーさんと兵士長が取り押さえて拘束した。
「王よ、冒険者の意見はこんなところだけど、どうだろうか?俺もキモの言う通り苦しまなきゃいけないないと思う。
特にシルビアにはな!シルビアの所為で何の罪もない冒険者達が死んでいったんだ。
そして、シルビアを庇護する王妃もな!」
王の返答次第では俺は王すらもダンジョンに連れて行こうと思うが、さて、どんな返答を答えるかな?
「うむ、王妃は王妃という立場があるから、出来れば王妃だけは、鉱山送りは勘弁して貰いたいのだが、しかしシルビアはしっかり罰を与えるとしよう。王妃もダンジョンでしっかりと、自分のやった事の反省をして貰おうと思っておる」
「何故ですか!何で私までが!」
王妃は五月蝿いから無視しよう。
成る程、王はちゃんと王妃にもダンジョン送りにして、反省させると言う、クズな王では無かったと言う所か。
キモの方を見ると、キモも納得したのか頷いた。
王と話しているとシルビアが連れて来られた。その姿は手枷と足枷に口には猿ぐつわとして布を噛ませた姿でやって来た。
兵士の一人がシルビアの猿ぐつわと手枷を外した。
「何で私が捕まらなきゃ行けないんですか!私が何をしたって言うのですか!王妃様も何とか言ってやって下さい!
どうせ、そのブヨブヨに太った醜い冒険者がデタラメを言って私を落とし入れようとしているのでしょう?」
猿ぐつわを外した途端、シルビアが俺の方を指差しながら醜いと罵ると、姿を消していたスカルブが姿を現して、シルビアの顔面を鷲掴みしてアイアンクローしだした。
「今貴女は何を誰に言ったか分かっているのですか?私の聞き間違いで無ければ、私の主のミーツ様に醜いと言いましたね?
私の手によって処罰します」
シルビアが俺に醜いと言っただけで、スカルブが姿を現してキレだした。
「スカルブ、ストップ、ストップ!
何許可なく姿を現しているんだよ!
勝手に処罰するなよ」
「冒険者ミーツよ。その少女は誰だ?
何処から現れた?
それが、先程其方が言っていた仲間か?」
やっぱり面倒な事になって来た。
王もいきなり現れたスカルブに驚いている。
「申し訳ない、驚かせてしまったが俺の仲間のスカルブだ。
俺の事を慕っているあまり、俺の事を主と言っているんだ。
それで俺から離れないんで、王との謁見の時は姿を消していろと言っていたんだが、シルビアの言葉にキレてしまったらしい」
スカルブについては、そういう事にしておいた方がいいだろう。
「そ、そうなのか?では最初からこの場に居たって事なのか?ワシがミーツに暴言を吐いていたら、ワシもその鷲掴みしているシルビアみたいな目に遭っていたのか?」
「回答、愚かな王でしたらやってました」
「スカルブ、お前はもう黙ってろ!
そして、シルビアを離せ!」
シルビアはスカルブのアイアンクローにより、泡吹いて気絶してしまっている。
シルビアに近づくと、スカルブの指の後がクッキリとシルビアの顔に付いていた。
こんな奴に本来なら使いたくないが、傷を癒す想像魔法をしたが気は失ったままであった為に、グリーさんがシルビアの上半身を起こして背中を押さえて、気付を行なったらシルビアは目を覚ました。
「ん、わ、私は悪夢を見たのでしょうか?
急に少女が現れて私を鷲掴みした夢をみたのですけど」
「回答、夢ではありませんよ。
私が掴みました。夢だと思うのでしたらまた掴みましょうか?」
「ヒィッ!ゆ、夢では無かった!」
スカルブがまた余計な事をと思っていると、シルビアはスカルブの発言と姿を見ると背後にいるグリーさんを押しのけて逃げ出そうと試みるも、足枷している状態では身動きが碌にできずに、這う形で赤ん坊の様に動いている。
だが、玉座の間の扉も閉まっているしシルビアを囲む様に兵士と俺達もいるから、何処にも逃げられない状況だ。
「さて、王よ。先程の罰をシルビアに下すのは今じゃないか?」
俺は今が言う時だと判断して王に言うと、王も頷いて口を開いた。
「うむ、シルビアよ。シルビアには三年間のダンジョン送りの罰とする。
三年後、シルビアは鉱山送り又は娼館送りとする。
して、王妃も罰として、一年間のダンジョン送りとして、一年後王妃の罪の意識が変わらなければ、王妃も鉱山送りとは別の罰を与えるとする。
これは王としてワシの権限で決めた事じゃ!異論は認めん!」
王がそう言うとシルビアは再び気絶した。
王妃は既に拘束されているが、兵士長とグリーさんは部下の兵士を呼び、王妃とシルビアを牢屋に連行するように言うと、王妃は叫びながら玉座の間を退出した。
シルビアは気絶したままだった為に、静かに連れて行かれている。
「良い決断です。決断の出来る良い王であった事に敬意を払って跪きます。
今迄の無礼をお許し下さい」
それで、初めて俺は王の前に跪いて頭を下げて、今迄の無礼を謝った。
「よい、冒険者ミーツよ、今迄の無礼は不問と処す。
王妃やシルビアの事を思うと分かるからの。そして、冒険者よ、ワシからも謝らせて欲しい。王妃のした事とはいえ済まなかった」
王も立ち上がって王冠を玉座に置き、頭を下げて謝った。
そんな行動をとった王に、キモはアワアワと、どうしたら良いか分からずに慌てた様子が笑える。
「さて、処罰は決定した事だし、次は黄金かな。この場に出してもいいが、数が多過ぎる為に広い場所へ移動して貰いたい」
貯めに貯めた黄金を出すのは、この機会しか無いと考えて広い場所で出すと言った。
「うむ、良かろう。
ミーツよ、どれほど持っておるのだ?」
「それは見ての楽しみって事で」
それだけ言うと王を護る様に兵士達もゾロゾロと付いて来たが、何故かいつの間にか復活した騎士が、王と隣に歩く俺から離れて歩いている。
そして、別室にて待機させていたガメニとメリアンと他の冒険者達も連れて、この城で一番広いという場所に移動する事にした。
「冒険者キモよ、済まなかった。
王妃の言う事を全て鵜呑みにしていた事、罪の無いお主達をダンジョン送りや、鉱山送りにした事、全てワシの所為だ」
キモだけを残して、残りのダンジョンの冒険者達を別室に連れて行った直後に、王が座ったままで言葉だけだけど謝りだした。
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「お、落ち着け王妃よ!
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俺はそんな王を放って置いて、キモにどんな罰が相応しいか聞いた。
「本当は王妃様もギルマスも死罪にして貰うのが一番だと思うけど、簡単に死んで罪を償わせるのは違うと思う。
俺はダンジョン送りにした方がいいと思うが、ただダンジョン送りにしても直ぐに死ぬだけだから、ダンジョンの事を知っている俺達みたいな冒険者付きで行くのが良いかもしれねぇな。
それなら、レッドモスや苦魔のような魔物とばかり戦わせて、苦しんで貰わなきゃ死んで行った仲間達は納得しねぇんじゃないかな。
そして、散々苦しんだ後は鉱山か娼館にでも送れば良い思う」
キモは前もって考えていたのか、ダンジョン送りにして欲しいと言い、細かな罰を挙げてきた。
そして、未だに王の襟を掴んでガックンガックンさせている王妃を、グリーさんと兵士長が取り押さえて拘束した。
「王よ、冒険者の意見はこんなところだけど、どうだろうか?俺もキモの言う通り苦しまなきゃいけないないと思う。
特にシルビアにはな!シルビアの所為で何の罪もない冒険者達が死んでいったんだ。
そして、シルビアを庇護する王妃もな!」
王の返答次第では俺は王すらもダンジョンに連れて行こうと思うが、さて、どんな返答を答えるかな?
「うむ、王妃は王妃という立場があるから、出来れば王妃だけは、鉱山送りは勘弁して貰いたいのだが、しかしシルビアはしっかり罰を与えるとしよう。王妃もダンジョンでしっかりと、自分のやった事の反省をして貰おうと思っておる」
「何故ですか!何で私までが!」
王妃は五月蝿いから無視しよう。
成る程、王はちゃんと王妃にもダンジョン送りにして、反省させると言う、クズな王では無かったと言う所か。
キモの方を見ると、キモも納得したのか頷いた。
王と話しているとシルビアが連れて来られた。その姿は手枷と足枷に口には猿ぐつわとして布を噛ませた姿でやって来た。
兵士の一人がシルビアの猿ぐつわと手枷を外した。
「何で私が捕まらなきゃ行けないんですか!私が何をしたって言うのですか!王妃様も何とか言ってやって下さい!
どうせ、そのブヨブヨに太った醜い冒険者がデタラメを言って私を落とし入れようとしているのでしょう?」
猿ぐつわを外した途端、シルビアが俺の方を指差しながら醜いと罵ると、姿を消していたスカルブが姿を現して、シルビアの顔面を鷲掴みしてアイアンクローしだした。
「今貴女は何を誰に言ったか分かっているのですか?私の聞き間違いで無ければ、私の主のミーツ様に醜いと言いましたね?
私の手によって処罰します」
シルビアが俺に醜いと言っただけで、スカルブが姿を現してキレだした。
「スカルブ、ストップ、ストップ!
何許可なく姿を現しているんだよ!
勝手に処罰するなよ」
「冒険者ミーツよ。その少女は誰だ?
何処から現れた?
それが、先程其方が言っていた仲間か?」
やっぱり面倒な事になって来た。
王もいきなり現れたスカルブに驚いている。
「申し訳ない、驚かせてしまったが俺の仲間のスカルブだ。
俺の事を慕っているあまり、俺の事を主と言っているんだ。
それで俺から離れないんで、王との謁見の時は姿を消していろと言っていたんだが、シルビアの言葉にキレてしまったらしい」
スカルブについては、そういう事にしておいた方がいいだろう。
「そ、そうなのか?では最初からこの場に居たって事なのか?ワシがミーツに暴言を吐いていたら、ワシもその鷲掴みしているシルビアみたいな目に遭っていたのか?」
「回答、愚かな王でしたらやってました」
「スカルブ、お前はもう黙ってろ!
そして、シルビアを離せ!」
シルビアはスカルブのアイアンクローにより、泡吹いて気絶してしまっている。
シルビアに近づくと、スカルブの指の後がクッキリとシルビアの顔に付いていた。
こんな奴に本来なら使いたくないが、傷を癒す想像魔法をしたが気は失ったままであった為に、グリーさんがシルビアの上半身を起こして背中を押さえて、気付を行なったらシルビアは目を覚ました。
「ん、わ、私は悪夢を見たのでしょうか?
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「回答、夢ではありませんよ。
私が掴みました。夢だと思うのでしたらまた掴みましょうか?」
「ヒィッ!ゆ、夢では無かった!」
スカルブがまた余計な事をと思っていると、シルビアはスカルブの発言と姿を見ると背後にいるグリーさんを押しのけて逃げ出そうと試みるも、足枷している状態では身動きが碌にできずに、這う形で赤ん坊の様に動いている。
だが、玉座の間の扉も閉まっているしシルビアを囲む様に兵士と俺達もいるから、何処にも逃げられない状況だ。
「さて、王よ。先程の罰をシルビアに下すのは今じゃないか?」
俺は今が言う時だと判断して王に言うと、王も頷いて口を開いた。
「うむ、シルビアよ。シルビアには三年間のダンジョン送りの罰とする。
三年後、シルビアは鉱山送り又は娼館送りとする。
して、王妃も罰として、一年間のダンジョン送りとして、一年後王妃の罪の意識が変わらなければ、王妃も鉱山送りとは別の罰を与えるとする。
これは王としてワシの権限で決めた事じゃ!異論は認めん!」
王がそう言うとシルビアは再び気絶した。
王妃は既に拘束されているが、兵士長とグリーさんは部下の兵士を呼び、王妃とシルビアを牢屋に連行するように言うと、王妃は叫びながら玉座の間を退出した。
シルビアは気絶したままだった為に、静かに連れて行かれている。
「良い決断です。決断の出来る良い王であった事に敬意を払って跪きます。
今迄の無礼をお許し下さい」
それで、初めて俺は王の前に跪いて頭を下げて、今迄の無礼を謝った。
「よい、冒険者ミーツよ、今迄の無礼は不問と処す。
王妃やシルビアの事を思うと分かるからの。そして、冒険者よ、ワシからも謝らせて欲しい。王妃のした事とはいえ済まなかった」
王も立ち上がって王冠を玉座に置き、頭を下げて謝った。
そんな行動をとった王に、キモはアワアワと、どうしたら良いか分からずに慌てた様子が笑える。
「さて、処罰は決定した事だし、次は黄金かな。この場に出してもいいが、数が多過ぎる為に広い場所へ移動して貰いたい」
貯めに貯めた黄金を出すのは、この機会しか無いと考えて広い場所で出すと言った。
「うむ、良かろう。
ミーツよ、どれほど持っておるのだ?」
「それは見ての楽しみって事で」
それだけ言うと王を護る様に兵士達もゾロゾロと付いて来たが、何故かいつの間にか復活した騎士が、王と隣に歩く俺から離れて歩いている。
そして、別室にて待機させていたガメニとメリアンと他の冒険者達も連れて、この城で一番広いという場所に移動する事にした。
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