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第4章
第12話
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第12話
デスワームを吐いた後、馬車内で横になって寝ていると、何者かが俺の背中に寄り添う形でくっ付き、体をベタベタと触ってきていた。
きっとソルトだろうと手で軽く振り払うと、今度は俺の服の中に手を入れて触ってきた。
流石にカチンときた俺は目を開けて、触っているソルトに向かって「止めろ!」と強めに振り返ると、俺の体を触っていたのは姐さんだった。
「はぁ?姐さん何やってんだよ」
「ハァ、ハァ、ハァ、ミーツちゃんでもいいからあたしを抱いて頂戴」
意味が分からなかった。
姐さんの呼吸は荒く、性欲を溜めに溜め込んだ性犯罪者の様な血走った目をしていた。
「あ、姐さん、こういう事はシオンにしなきゃだよ」
「行ってきたわ。でも、シオンちゃんは見回りなのか居なかったわ」
姐さんは息を乱れたまま、俺の体を未だに触っていて、姐さんの手つきは同性なのにエロく、段々と股間の方に手が伸びた所で、俺は姐さんの顔面目掛けて拳を突き出した。
普段は絶対当たらないだろうけど、この時は綺麗にクリーンヒットして、姐さんは後方に倒れ、馬車を覆っている布を破って外に落ちた。
「イタタタ、な~に~、何で?あたし鼻血出てるの?それと何で、あたしが外にいるの?」
たった今落ちた姐さんが、顔を押さえつつ穴の空いた布から俺に質問してきたが、たった今の出来事を憶えてないのか?
試しに質問してみよう。
「姐さん、俺を襲いかけたのは憶えてるかい?」
「あたしが?ミーツちゃんを?
ふふ、それは有り得ないわ」
「じゃあ、どこから記憶がないのかい?」
「そうねぇ。デスワームを完食して…あれ?記憶が曖昧だわ。もしかしたら、あたしミーツちゃんを襲ってたかも…」
やっぱり、憶えてない様だ。
いや、憶えてないってより曖昧って言葉が合っているか。
もしかしたら、ダンジョン産のデスワームには催淫効果が付いていたのかも知れない。
だとしたら、シオンがヤバイ!
「姐さん、シオンがヤバイ!
シオンが冒険者達に襲われてるかも知れない、さっき姐さんはシオンが見当たらなかったと言ってたけど、見えなかっただけかも知れない」
「え?え?なに?」
姐さんは何の事だか分からないみたいで、頭に?を浮かべているみたいだが、姐さんに説明する暇がないと考えた俺はシオン達が眠っているテントにダッシュした。
テントに近づいた所で叫び声が聞こえ、テントを覗くと…
「うおおおお、止めろお前達!」
シオンが4人の屈強な男達に、手足を押さえて付けられていて、うつ伏せにさせられている状況で、シオンは止めろと叫んでいた。
ここで俺は疑問が出て来た。シオンはデスワームは食べなかったのか?
俺は不思議に思っていると、先程の俺の戸惑った姿がおかしかったのか、姐さんが俺を追いかけてきて、シオンの襲われかけている姿を見ると一瞬固まってプルプル震えだした。
「あーたーしーの、シオンちゃんに何しやがってんだ!ごの糞冒険者共がぁ!」
姐さんらしくない、汚い言葉を吐いてシオンのテントに特攻して、冒険者達の手足をマッチでも折るかの様にポキポキと折っていった。
そして、姐さんはシオンをお姫様抱っこして俺の元まで歩いてきた。
「ミーツちゃん?こうなった原因はミーツちゃんにあると、あたしは踏んでいるんだけど、ちゃんと説明してくれるわよね?」
姐さんはニッコリと笑いかけてきたけど、目が笑ってなく、黒いオーラを纏っているようで凄く怖い。
姐さんはシオンを抱っこしたまま、俺達の馬車の方角に歩いて行ったが、姐さんが手足を折った冒険者達を見ると、全員我に返ったのか仲間同士で、何で手足を折れてる状態にあるのかヒソヒソと相談し合っていた。
俺の所為でこんな状態になっていると分かったら、後が怖い為に回復ポーションを冒険者達に飲ませて、姐さんの後を追って俺達の馬車に向かった。
馬車に向かう前に、冒険者達にお礼を言われたが、急いでいるし適当に急いでいるからっと言い訳をつけて離れた。
馬車に到達して馬車の中に恐る恐る入ると、腕を組んで目を瞑って立っているシオンと、座って俺を凝視している姐さん、何故か御者席からこちらに向いているソルトが揃っていた。
「さぁ、ミーツちゃん、知ってる事を洗いざらい説明して頂戴」
姐さんが俺に説明を求めてきたが、俺は確信がある訳ではないし、何て言えばいいのだろうか。
でも、確信はないけど説明はした方がいいだろうな。
「憶測だけど、俺が持って来たダンジョン産のデスワームを食べると催淫効果のあると思う」
「ミーツ、お前は知ってて俺達に食わせたのか?それとも知らなくて食わせたのか?それだけでも教えてくれ」
シオンが説明は不用で知っててか、知らずかだけで良いと言ってくれたが、俺も良い大人だ。いくら知らずに食べさせた結果で、最悪な状況になったとしても、責任は取らないといけないと分かっているけど、睨んでいる姐さんとシオンが正直怖い。
「正直に言えば知らなかった。
姐さんが俺を襲いかけて、姐さんにパンチを繰り出して正気に戻して、いつから記憶がないかとかの説明を聞いた時にデスワームが原因なのが分かったんだ。
俺も良い歳した大人だ。
シオンは冒険者達に掘られて、取り返しのつかない事になってしまったし、俺に取れる責任は取ろうと思う。
シオンの気が済むまで、俺を好きなだけ斬るなり殴るなり好きにしたらいい。
正直、無抵抗で斬られたり殴られるのは嫌だけど、嫌だと言える立場じゃないし好きにしろよ」
俺はシオンの目を真っ直ぐに見つめて、責任の取り方を言うと、余程怒っているのかプルプル震えて真っ赤な顔をしだすシオンがいた。
「バ、バカヤロウ!俺があいつらにヤられるかよ!」
「え?シオンちゃん、まだヤられてなかったの?だったら、冒険者ちゃん達には悪い事しちゃったわね」
「何だ?ダンク、何したんだ?」
「う、んと、あのね、あの子達の手足の骨を折って来ちゃったの」
「はあ?何やってんだよ!
いつもミーツにやり過ぎとか言ってるお前が、やり過ぎてどうするんだ!」
シオンは姐さんの言葉に、俺の事はそっちのけで怒りを露わにしだした。
「だって、あたしのシオンちゃんがヤられてると思ったんだもの。ごめんなさい」
姐さんは自分の指をモジモジと絡めて、シオンに上目遣いして謝り出した。
「俺はお前の物じゃないんだがな。
だが仕方ない、ミーツ、後でアイツらの手足を癒しておいてくれ」
良かったな、先に癒してこちらに来ておいて。
「それはコッチの馬車に向かう前に、治しておいたよ」
「ほう、ミーツの割には気が利いているじゃないか」
お、この流れだとデスワームの話は無かった事になるのかな?
「じゃあ、ミーツ話は戻すが、あのデスワームは今後はどうするつもりだ?」
そう簡単に話は無かった事にならなかった。
考えていると、ソルトが俺とシオンの間に割って入った。
「あの、シオン様、ダンク様、デスワームは塩茹でされた後、茹でたお湯ごと召し上がりましたか?」
急にどうしたのだろうか?
もしかしたらソルトは知っていたのか?
「俺は見回りをして食べようと思って、まだ食べて無かったが、アイツらは鍋にそのままフォークを突き刺して食ってたな」
「あたしも同じよ。茹でた鍋ごと食べて、茹で汁も飲んだわ」
「そうですか、あのダンジョンのデスワームは塩茹でされた後、お湯を捨てなければならないのです。
そうでなければ、催淫効果で身近にいる者を襲ってしまう効果があるのです。
一度捨てるだけでは軽くですが、効果は出ますので二度茹でた後、二度目も捨てなければならないのです。
ですから全部で三度茹でる必要があります。
そこまですれば普通のデスワームより、何倍も美味しくなるそうです。
他の調理法ですと、油で揚げて召し上がる方法もございますが、この場合ですと油は捨てる必要ありませんが、カリカリに揚げる必要があります」
成る程、あの時シオンと姐さんにデスワームを渡した時、ソルトは馬車の番として残してきたのが悪かったのか。
そして、シオンはまだ食べてなかったのか、シオンも食べていたらと思うと…気色の悪い想像しか出来ないから、考えるのは止めておこう。
「そうか、ミーツ、今回はお前も知らなくてダンクに襲われかけた事について、罰は無しにする。幸い俺にも何も無かったからな」
「そうね。あたしもハッキリとした記憶にないし、シオンちゃんが良いって言うなら、あたしも何も言えないわね」
「でも、ミーツ、デスワームは悪用だけはするなよ?」
「シオンは俺がコレを使って悪用するとでも思っているのか?ガキじゃないんだしする訳ないだろう」
「お前の事だ、そのうちウッカリで人に食べさせそうでそれが怖い」
心外だなっと思って口に出そうと思ったが、良く良く思い出すと、心当たりがあって口に出すのを止めた。
心当たりというのがダンジョンに仮で置いて来た盗賊達の食料として、ダンジョン産のデスワームの尻尾の部分を少し置いてきていた事だが、これについてはシオン達には内緒にしておこうと思う。
デスワームを吐いた後、馬車内で横になって寝ていると、何者かが俺の背中に寄り添う形でくっ付き、体をベタベタと触ってきていた。
きっとソルトだろうと手で軽く振り払うと、今度は俺の服の中に手を入れて触ってきた。
流石にカチンときた俺は目を開けて、触っているソルトに向かって「止めろ!」と強めに振り返ると、俺の体を触っていたのは姐さんだった。
「はぁ?姐さん何やってんだよ」
「ハァ、ハァ、ハァ、ミーツちゃんでもいいからあたしを抱いて頂戴」
意味が分からなかった。
姐さんの呼吸は荒く、性欲を溜めに溜め込んだ性犯罪者の様な血走った目をしていた。
「あ、姐さん、こういう事はシオンにしなきゃだよ」
「行ってきたわ。でも、シオンちゃんは見回りなのか居なかったわ」
姐さんは息を乱れたまま、俺の体を未だに触っていて、姐さんの手つきは同性なのにエロく、段々と股間の方に手が伸びた所で、俺は姐さんの顔面目掛けて拳を突き出した。
普段は絶対当たらないだろうけど、この時は綺麗にクリーンヒットして、姐さんは後方に倒れ、馬車を覆っている布を破って外に落ちた。
「イタタタ、な~に~、何で?あたし鼻血出てるの?それと何で、あたしが外にいるの?」
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やっぱり、憶えてない様だ。
いや、憶えてないってより曖昧って言葉が合っているか。
もしかしたら、ダンジョン産のデスワームには催淫効果が付いていたのかも知れない。
だとしたら、シオンがヤバイ!
「姐さん、シオンがヤバイ!
シオンが冒険者達に襲われてるかも知れない、さっき姐さんはシオンが見当たらなかったと言ってたけど、見えなかっただけかも知れない」
「え?え?なに?」
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テントに近づいた所で叫び声が聞こえ、テントを覗くと…
「うおおおお、止めろお前達!」
シオンが4人の屈強な男達に、手足を押さえて付けられていて、うつ伏せにさせられている状況で、シオンは止めろと叫んでいた。
ここで俺は疑問が出て来た。シオンはデスワームは食べなかったのか?
俺は不思議に思っていると、先程の俺の戸惑った姿がおかしかったのか、姐さんが俺を追いかけてきて、シオンの襲われかけている姿を見ると一瞬固まってプルプル震えだした。
「あーたーしーの、シオンちゃんに何しやがってんだ!ごの糞冒険者共がぁ!」
姐さんらしくない、汚い言葉を吐いてシオンのテントに特攻して、冒険者達の手足をマッチでも折るかの様にポキポキと折っていった。
そして、姐さんはシオンをお姫様抱っこして俺の元まで歩いてきた。
「ミーツちゃん?こうなった原因はミーツちゃんにあると、あたしは踏んでいるんだけど、ちゃんと説明してくれるわよね?」
姐さんはニッコリと笑いかけてきたけど、目が笑ってなく、黒いオーラを纏っているようで凄く怖い。
姐さんはシオンを抱っこしたまま、俺達の馬車の方角に歩いて行ったが、姐さんが手足を折った冒険者達を見ると、全員我に返ったのか仲間同士で、何で手足を折れてる状態にあるのかヒソヒソと相談し合っていた。
俺の所為でこんな状態になっていると分かったら、後が怖い為に回復ポーションを冒険者達に飲ませて、姐さんの後を追って俺達の馬車に向かった。
馬車に向かう前に、冒険者達にお礼を言われたが、急いでいるし適当に急いでいるからっと言い訳をつけて離れた。
馬車に到達して馬車の中に恐る恐る入ると、腕を組んで目を瞑って立っているシオンと、座って俺を凝視している姐さん、何故か御者席からこちらに向いているソルトが揃っていた。
「さぁ、ミーツちゃん、知ってる事を洗いざらい説明して頂戴」
姐さんが俺に説明を求めてきたが、俺は確信がある訳ではないし、何て言えばいいのだろうか。
でも、確信はないけど説明はした方がいいだろうな。
「憶測だけど、俺が持って来たダンジョン産のデスワームを食べると催淫効果のあると思う」
「ミーツ、お前は知ってて俺達に食わせたのか?それとも知らなくて食わせたのか?それだけでも教えてくれ」
シオンが説明は不用で知っててか、知らずかだけで良いと言ってくれたが、俺も良い大人だ。いくら知らずに食べさせた結果で、最悪な状況になったとしても、責任は取らないといけないと分かっているけど、睨んでいる姐さんとシオンが正直怖い。
「正直に言えば知らなかった。
姐さんが俺を襲いかけて、姐さんにパンチを繰り出して正気に戻して、いつから記憶がないかとかの説明を聞いた時にデスワームが原因なのが分かったんだ。
俺も良い歳した大人だ。
シオンは冒険者達に掘られて、取り返しのつかない事になってしまったし、俺に取れる責任は取ろうと思う。
シオンの気が済むまで、俺を好きなだけ斬るなり殴るなり好きにしたらいい。
正直、無抵抗で斬られたり殴られるのは嫌だけど、嫌だと言える立場じゃないし好きにしろよ」
俺はシオンの目を真っ直ぐに見つめて、責任の取り方を言うと、余程怒っているのかプルプル震えて真っ赤な顔をしだすシオンがいた。
「バ、バカヤロウ!俺があいつらにヤられるかよ!」
「え?シオンちゃん、まだヤられてなかったの?だったら、冒険者ちゃん達には悪い事しちゃったわね」
「何だ?ダンク、何したんだ?」
「う、んと、あのね、あの子達の手足の骨を折って来ちゃったの」
「はあ?何やってんだよ!
いつもミーツにやり過ぎとか言ってるお前が、やり過ぎてどうするんだ!」
シオンは姐さんの言葉に、俺の事はそっちのけで怒りを露わにしだした。
「だって、あたしのシオンちゃんがヤられてると思ったんだもの。ごめんなさい」
姐さんは自分の指をモジモジと絡めて、シオンに上目遣いして謝り出した。
「俺はお前の物じゃないんだがな。
だが仕方ない、ミーツ、後でアイツらの手足を癒しておいてくれ」
良かったな、先に癒してこちらに来ておいて。
「それはコッチの馬車に向かう前に、治しておいたよ」
「ほう、ミーツの割には気が利いているじゃないか」
お、この流れだとデスワームの話は無かった事になるのかな?
「じゃあ、ミーツ話は戻すが、あのデスワームは今後はどうするつもりだ?」
そう簡単に話は無かった事にならなかった。
考えていると、ソルトが俺とシオンの間に割って入った。
「あの、シオン様、ダンク様、デスワームは塩茹でされた後、茹でたお湯ごと召し上がりましたか?」
急にどうしたのだろうか?
もしかしたらソルトは知っていたのか?
「俺は見回りをして食べようと思って、まだ食べて無かったが、アイツらは鍋にそのままフォークを突き刺して食ってたな」
「あたしも同じよ。茹でた鍋ごと食べて、茹で汁も飲んだわ」
「そうですか、あのダンジョンのデスワームは塩茹でされた後、お湯を捨てなければならないのです。
そうでなければ、催淫効果で身近にいる者を襲ってしまう効果があるのです。
一度捨てるだけでは軽くですが、効果は出ますので二度茹でた後、二度目も捨てなければならないのです。
ですから全部で三度茹でる必要があります。
そこまですれば普通のデスワームより、何倍も美味しくなるそうです。
他の調理法ですと、油で揚げて召し上がる方法もございますが、この場合ですと油は捨てる必要ありませんが、カリカリに揚げる必要があります」
成る程、あの時シオンと姐さんにデスワームを渡した時、ソルトは馬車の番として残してきたのが悪かったのか。
そして、シオンはまだ食べてなかったのか、シオンも食べていたらと思うと…気色の悪い想像しか出来ないから、考えるのは止めておこう。
「そうか、ミーツ、今回はお前も知らなくてダンクに襲われかけた事について、罰は無しにする。幸い俺にも何も無かったからな」
「そうね。あたしもハッキリとした記憶にないし、シオンちゃんが良いって言うなら、あたしも何も言えないわね」
「でも、ミーツ、デスワームは悪用だけはするなよ?」
「シオンは俺がコレを使って悪用するとでも思っているのか?ガキじゃないんだしする訳ないだろう」
「お前の事だ、そのうちウッカリで人に食べさせそうでそれが怖い」
心外だなっと思って口に出そうと思ったが、良く良く思い出すと、心当たりがあって口に出すのを止めた。
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