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第4章
第25話
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第25話
シオン達がいる岩のドームに転移をした後、俺が見てきたスライムや魔物達に、姐さんを王都に置いて来たことをシオンに伝えた。
「それで?お前はこれからどうするつもりなんだ?」
「勿論、倒そうと思っているよ。
試したい事があるしね」
「そうか、俺達はこのままこの場所に待機していたらいいのか?」
「いや、シオン達もスライムの近くに連れて行くよ。馬車と子供達はソルトに守らせたらいいわけだしね。
とりあえずシオンには、あのスライムの大きさを見てもらおうと思う」
「お、おう。それはいいが俺が役に立つとは思えないがな」
「ミーツ様、シオン様、お話の間失礼します。
ミーツ様に心話にて言われて張っていたシールドが魔物により破られそうです。
シールドは岩の内側から張っている為、シールドが破られたら魔物がなだれ込んできます」
丁度シオンとの会話が終わり、キャンピングカーを仕舞おうとした時タイミングよく、ソルトがシールドが限界だと言ってきた。
あと少し俺がここに戻ってくるのが遅かったらと思うと身震いする。
「ソルト、後どのくらい持ちそうだ?キャンピングカーを片付けるだけの余裕はあるか?」
「回答します。後300秒といった所です」
「300秒って事は5分か。5分あれば大丈夫かな?シオン、子供達を急いで馬車に乗せてくれ!
俺はキャンピングカーを仕舞うから」
俺はシオンに指示を出して、シオンがキャンピングカーから子供達を降ろして馬車に誘導しているのを確認しながら、ソルトがシールドを張ってあるだろう場所から数センチ内側から分厚い岩壁を四方囲んで出現させ、少しでも時間稼ぎを計った。
シオンが子供達全員を馬車に乗せた瞬間、新しく出現させた岩壁に強く当たったのか、衝撃音が響いた。
急いでソルトとシオンを馬車に乗せ、先程スライムが居た場所から離れた場所に転移した後、先程のドームがどうなったかを確認する為にドーム上空に転移すると、岩のドームは完全に崩れていた。
崩したのは山羊の頭と虎の頭に蜻蛉の頭の3つの頭を生やしている魔物みたいで、瓦礫から這い出てきたが、大きさがダンプカーくらい大きさを持っている。
体のベースが四足歩行の虎かな?
かなりの大きさだし、あの見た目だキマイラという魔物かもしれない。
そのキマイラが瓦礫から出てきて動かないのに不思議と思って上空から見ていると、キマイラの尻尾がゆっくりと動き、上空にいる俺に何かを投げつけて来たが、間一髪ギリギリのところ避けた。
キマイラの尻尾を見ると尻尾はよくある蛇と蠍とウナギの3つ生えている。
ただウナギの色が白色で口で瓦礫の岩を咥えて、スイングして再度俺のいる上空に投げたところを確認した後、逃げる様にシオンの元に転移をして戻った。
「おうミーツ戻ったか。どこに行っていたんだ?
それにスライムなんて何処にいる?
何処にも見当たらないぞ」
「ああ、ちょっとな。
ソルトのシールドを壊した魔物がどんな魔物かを見て来たんだ。
変わった魔物で多分キマイラだと思う」
俺は地面に棒で簡単な絵を描いてシオンに見せた。
「はぁ?なんじゃこりゃ、こんな魔物見た事ないぞ。そもそもお前の絵が下手過ぎる」
「そんな……後で姐さんにも見てもらおう。
スライムは、、、十分見えるじゃないか」
俺はスライムのいる方向を指差して斜め上に腕を上げた。
「な、な、な、なんじゃこりゃーー!
これがスライムだと?
あり得ん!あの大きさまで何処に居たというんだ」
矢張り、シオンも見た事ない大きさだったか。
さてシオンだったらどう倒すかを参考に聞いてみるか。
「で?シオンだったらアレをどう倒す?」
「いや、無理だろ!
小さな物でゴブリンの半分くらいだぞ。
小さなスライムなら剣か槍で突いて終わりだ。
倒した後は槍が駄目になるけどな」
「成る程、なら棍棒とかで叩いたらどうなると思う?」
「アレは打撃系の攻撃に滅法強いんだ。
小さなスライムでも弾力が凄いんだ。
棍棒等で殴ってもスライムの弾力性で跳ね返されて、スライムの反撃にあって死ぬだけだ」
「因みにスライムの反撃とはどんなものだ?
どんな攻撃をするんだ?
体当たりとか?やっぱり酸か?」
「液体だ。主に何でも溶かす液体を飛ばしてくる。
体当たりもあるが、体当たりの場合対象者を食らう為だな。正直アレがどんな魔物かは詳しくは分かってないんだ。
ダンクなら打撃で倒せそうだが、並みの冒険者や兵士では、とてもじゃないが倒せない。
だからスライムを見たら逃げるか武器が駄目になってもいい覚悟で倒すかの二択しかないんだ」
成る程、俺の知ってるスライムは最弱の魔物だが、こっちの世界のスライムは厄介な魔物って事とシオンも姐さんと同じ考えだったって事だ。
「で?俺の話を聞いた上で聞くが倒す手段があるのか?無いなら俺達もダンクと合流後逃げるぞ」
「いや、先程も言ったけど試したい事があるんだ」
「試したい事ってなんだ?」
「そうだなぁ。シオンは俺が食べ残した食べ物や、食べた後の魔物の骨とかをどうしているか知っているよな?」
「ああ、何か見えないマジックバックに放り投げているのを良く見るな。
でも、今話す事か?」
「重要だよ」
そうなのだ。大和までの旅をする時に出るゴミはI.Bに入れずに、前に想像魔法で作って魔物を捨てる時に作った異空間のゴミ処理にゴミを放り投げているのだ。
ただし、その異空間がどうなっているかは作った俺でも把握出来ていない。
ただ、ひたすらにゴミを入れるだけで、取り出す事は出来ないでいる。
今回のスライム退治は、そのゴミ処理の為に使っている異空間に、スライムを入れてみようと考えているのだった。
「それで?その見えないマジックバックがどうしたんだ?」
「アレはマジックバックなんて生易しい存在じゃないけど、今回に限っては、シオンのいう見えないマジックバックに入れようと考えているよ」
「はあ?どうやってだ?
あんな馬鹿デカイスライムをどうやって、見えないマジックバックに閉じ込めるんだよ。
って、ちょっと待て、何だかあのスライム進んでないか?」
「そりゃあそうだよ。スライムにとって餌ともいえる人が沢山いる王都が近くにあるんだ。
王都に向かっているに決まってるじゃないか。
だから、一足先に姐さんを王都に行ってもらって避難勧告しに行ってもらったんだ」
「おいおいおい、それじゃあダンクの奴も危ないんじゃないか?
合流どころの話じゃないぞ」
「大体、俺が転移して戻った時にシオンに説明しただろ?姐さんを王都に置いて来たってさ、聞いてなかったのかよ」
「そ、そうだっか?あのスライムを見た後だからか、事前に聞いた事なんか忘れてしまうな」
シオンはそう言うと、後頭部をポリポリと掻いて恥ずかしそうに苦笑いをした。
そんなシオンを横目に大きなホースを想像魔法で出してスライムを吸い込むイメージで構えて、スライムに近づいて吸い込み出した。
スライムも俺の行動を見ていたのか、直ぐに反撃として透明な触手を伸ばして来て、触手の先を俺に向けたと思ったら、先っぽから液体を勢いよく発射した。
「ミーツ様危ない!!」
ソルトが張り上げた声と共に、俺の前に何枚もシールドを張ったが、何枚ものシールドを破り液体が貫通して俺に向かって来たが、それを俺は間一髪避けた。
でも、避けた先が馬車の2頭の馬に液体が当たり、悲痛な鳴き声と共に馬がドロドロに溶けて、あっという間に骨になった。
回復させようにも手の施しようがない程、あっという間だった。
反撃されるにしても、あんな反撃の仕方とは思わなくて、こんな馬車の近くで倒そうと考えたのが今更にて悔やまれる結果となった。
「お、おいミーツ、馬がいなくなったぞ。
馬が無くてどうやって荷車を引くんだよ。
逃げようがないぞ」
シオンの言う通りだと思ったが、とりあえずの所は俺が馬の代わりに荷車を引き、姐さんを送った王都の側に転移をすると、スライムが目の前に迫っていた。
「おいミーツ!さっきより危険な場所に来てどうするんだ!」
「スライムが、こんなに迫って来ているなんて思わなかったんだよ」
「ミーツ様、ミーツ様の持っている黄金をありったけ下さい。私が時間稼ぎをします」
俺がシオンと慌てふためいていると、突然ソルトが黄金をくれと言うのに驚いたが、ソルトが意味もなくそんな事言うとは思わない。
ソルトに言われるままにソルトの前にてんこ盛りの黄金を出すと、ソルトは自分の胸ぐらに手を突っ込み叫んだ。
「ゴーちゃん!行っけーーーーーー!」
叫びと共に親指サイズのゴーレムが出てきて、てんこ盛りに出した黄金の山にポスッと乗ると、みるみる内に大きなゴーレムになり、スライム程では無いが、ダンジョンで戦った時と同じサイズのゴーレムにまで膨れ上がった。
こんな短時間で巨大になるならと、持っている黄金全てをI.Bから取り出して、ゴーレムに与えるとゴーレムは更に大きくなった。
ゴーレムはスライムの中にズブズブと入ってしまったが、そのゴーレムの行動によりスライムは動きを停止した。
外からでも分かるくらい、巨大だったゴーレムがスライムの酸によって、少しづつ小さくなっていっているのが分かる。
「ミーツ様、今の内に逃げましょう!」
「あ、ああ」
ソルトが俺の肩に手を置いて逃げる様に促した所で、俺も冷静になり、シオンとソルトを馬車に乗せて、先程の馬が死んだ場所に転移して戻り、荷車を捨て、子供達を連れてシオンとソルトに安全な場所まで歩いて移動する様に伝え、俺は王都に置いてきた姐さんを迎えに転移する為に別行動をとる事にした。
シオン達がいる岩のドームに転移をした後、俺が見てきたスライムや魔物達に、姐さんを王都に置いて来たことをシオンに伝えた。
「それで?お前はこれからどうするつもりなんだ?」
「勿論、倒そうと思っているよ。
試したい事があるしね」
「そうか、俺達はこのままこの場所に待機していたらいいのか?」
「いや、シオン達もスライムの近くに連れて行くよ。馬車と子供達はソルトに守らせたらいいわけだしね。
とりあえずシオンには、あのスライムの大きさを見てもらおうと思う」
「お、おう。それはいいが俺が役に立つとは思えないがな」
「ミーツ様、シオン様、お話の間失礼します。
ミーツ様に心話にて言われて張っていたシールドが魔物により破られそうです。
シールドは岩の内側から張っている為、シールドが破られたら魔物がなだれ込んできます」
丁度シオンとの会話が終わり、キャンピングカーを仕舞おうとした時タイミングよく、ソルトがシールドが限界だと言ってきた。
あと少し俺がここに戻ってくるのが遅かったらと思うと身震いする。
「ソルト、後どのくらい持ちそうだ?キャンピングカーを片付けるだけの余裕はあるか?」
「回答します。後300秒といった所です」
「300秒って事は5分か。5分あれば大丈夫かな?シオン、子供達を急いで馬車に乗せてくれ!
俺はキャンピングカーを仕舞うから」
俺はシオンに指示を出して、シオンがキャンピングカーから子供達を降ろして馬車に誘導しているのを確認しながら、ソルトがシールドを張ってあるだろう場所から数センチ内側から分厚い岩壁を四方囲んで出現させ、少しでも時間稼ぎを計った。
シオンが子供達全員を馬車に乗せた瞬間、新しく出現させた岩壁に強く当たったのか、衝撃音が響いた。
急いでソルトとシオンを馬車に乗せ、先程スライムが居た場所から離れた場所に転移した後、先程のドームがどうなったかを確認する為にドーム上空に転移すると、岩のドームは完全に崩れていた。
崩したのは山羊の頭と虎の頭に蜻蛉の頭の3つの頭を生やしている魔物みたいで、瓦礫から這い出てきたが、大きさがダンプカーくらい大きさを持っている。
体のベースが四足歩行の虎かな?
かなりの大きさだし、あの見た目だキマイラという魔物かもしれない。
そのキマイラが瓦礫から出てきて動かないのに不思議と思って上空から見ていると、キマイラの尻尾がゆっくりと動き、上空にいる俺に何かを投げつけて来たが、間一髪ギリギリのところ避けた。
キマイラの尻尾を見ると尻尾はよくある蛇と蠍とウナギの3つ生えている。
ただウナギの色が白色で口で瓦礫の岩を咥えて、スイングして再度俺のいる上空に投げたところを確認した後、逃げる様にシオンの元に転移をして戻った。
「おうミーツ戻ったか。どこに行っていたんだ?
それにスライムなんて何処にいる?
何処にも見当たらないぞ」
「ああ、ちょっとな。
ソルトのシールドを壊した魔物がどんな魔物かを見て来たんだ。
変わった魔物で多分キマイラだと思う」
俺は地面に棒で簡単な絵を描いてシオンに見せた。
「はぁ?なんじゃこりゃ、こんな魔物見た事ないぞ。そもそもお前の絵が下手過ぎる」
「そんな……後で姐さんにも見てもらおう。
スライムは、、、十分見えるじゃないか」
俺はスライムのいる方向を指差して斜め上に腕を上げた。
「な、な、な、なんじゃこりゃーー!
これがスライムだと?
あり得ん!あの大きさまで何処に居たというんだ」
矢張り、シオンも見た事ない大きさだったか。
さてシオンだったらどう倒すかを参考に聞いてみるか。
「で?シオンだったらアレをどう倒す?」
「いや、無理だろ!
小さな物でゴブリンの半分くらいだぞ。
小さなスライムなら剣か槍で突いて終わりだ。
倒した後は槍が駄目になるけどな」
「成る程、なら棍棒とかで叩いたらどうなると思う?」
「アレは打撃系の攻撃に滅法強いんだ。
小さなスライムでも弾力が凄いんだ。
棍棒等で殴ってもスライムの弾力性で跳ね返されて、スライムの反撃にあって死ぬだけだ」
「因みにスライムの反撃とはどんなものだ?
どんな攻撃をするんだ?
体当たりとか?やっぱり酸か?」
「液体だ。主に何でも溶かす液体を飛ばしてくる。
体当たりもあるが、体当たりの場合対象者を食らう為だな。正直アレがどんな魔物かは詳しくは分かってないんだ。
ダンクなら打撃で倒せそうだが、並みの冒険者や兵士では、とてもじゃないが倒せない。
だからスライムを見たら逃げるか武器が駄目になってもいい覚悟で倒すかの二択しかないんだ」
成る程、俺の知ってるスライムは最弱の魔物だが、こっちの世界のスライムは厄介な魔物って事とシオンも姐さんと同じ考えだったって事だ。
「で?俺の話を聞いた上で聞くが倒す手段があるのか?無いなら俺達もダンクと合流後逃げるぞ」
「いや、先程も言ったけど試したい事があるんだ」
「試したい事ってなんだ?」
「そうだなぁ。シオンは俺が食べ残した食べ物や、食べた後の魔物の骨とかをどうしているか知っているよな?」
「ああ、何か見えないマジックバックに放り投げているのを良く見るな。
でも、今話す事か?」
「重要だよ」
そうなのだ。大和までの旅をする時に出るゴミはI.Bに入れずに、前に想像魔法で作って魔物を捨てる時に作った異空間のゴミ処理にゴミを放り投げているのだ。
ただし、その異空間がどうなっているかは作った俺でも把握出来ていない。
ただ、ひたすらにゴミを入れるだけで、取り出す事は出来ないでいる。
今回のスライム退治は、そのゴミ処理の為に使っている異空間に、スライムを入れてみようと考えているのだった。
「それで?その見えないマジックバックがどうしたんだ?」
「アレはマジックバックなんて生易しい存在じゃないけど、今回に限っては、シオンのいう見えないマジックバックに入れようと考えているよ」
「はあ?どうやってだ?
あんな馬鹿デカイスライムをどうやって、見えないマジックバックに閉じ込めるんだよ。
って、ちょっと待て、何だかあのスライム進んでないか?」
「そりゃあそうだよ。スライムにとって餌ともいえる人が沢山いる王都が近くにあるんだ。
王都に向かっているに決まってるじゃないか。
だから、一足先に姐さんを王都に行ってもらって避難勧告しに行ってもらったんだ」
「おいおいおい、それじゃあダンクの奴も危ないんじゃないか?
合流どころの話じゃないぞ」
「大体、俺が転移して戻った時にシオンに説明しただろ?姐さんを王都に置いて来たってさ、聞いてなかったのかよ」
「そ、そうだっか?あのスライムを見た後だからか、事前に聞いた事なんか忘れてしまうな」
シオンはそう言うと、後頭部をポリポリと掻いて恥ずかしそうに苦笑いをした。
そんなシオンを横目に大きなホースを想像魔法で出してスライムを吸い込むイメージで構えて、スライムに近づいて吸い込み出した。
スライムも俺の行動を見ていたのか、直ぐに反撃として透明な触手を伸ばして来て、触手の先を俺に向けたと思ったら、先っぽから液体を勢いよく発射した。
「ミーツ様危ない!!」
ソルトが張り上げた声と共に、俺の前に何枚もシールドを張ったが、何枚ものシールドを破り液体が貫通して俺に向かって来たが、それを俺は間一髪避けた。
でも、避けた先が馬車の2頭の馬に液体が当たり、悲痛な鳴き声と共に馬がドロドロに溶けて、あっという間に骨になった。
回復させようにも手の施しようがない程、あっという間だった。
反撃されるにしても、あんな反撃の仕方とは思わなくて、こんな馬車の近くで倒そうと考えたのが今更にて悔やまれる結果となった。
「お、おいミーツ、馬がいなくなったぞ。
馬が無くてどうやって荷車を引くんだよ。
逃げようがないぞ」
シオンの言う通りだと思ったが、とりあえずの所は俺が馬の代わりに荷車を引き、姐さんを送った王都の側に転移をすると、スライムが目の前に迫っていた。
「おいミーツ!さっきより危険な場所に来てどうするんだ!」
「スライムが、こんなに迫って来ているなんて思わなかったんだよ」
「ミーツ様、ミーツ様の持っている黄金をありったけ下さい。私が時間稼ぎをします」
俺がシオンと慌てふためいていると、突然ソルトが黄金をくれと言うのに驚いたが、ソルトが意味もなくそんな事言うとは思わない。
ソルトに言われるままにソルトの前にてんこ盛りの黄金を出すと、ソルトは自分の胸ぐらに手を突っ込み叫んだ。
「ゴーちゃん!行っけーーーーーー!」
叫びと共に親指サイズのゴーレムが出てきて、てんこ盛りに出した黄金の山にポスッと乗ると、みるみる内に大きなゴーレムになり、スライム程では無いが、ダンジョンで戦った時と同じサイズのゴーレムにまで膨れ上がった。
こんな短時間で巨大になるならと、持っている黄金全てをI.Bから取り出して、ゴーレムに与えるとゴーレムは更に大きくなった。
ゴーレムはスライムの中にズブズブと入ってしまったが、そのゴーレムの行動によりスライムは動きを停止した。
外からでも分かるくらい、巨大だったゴーレムがスライムの酸によって、少しづつ小さくなっていっているのが分かる。
「ミーツ様、今の内に逃げましょう!」
「あ、ああ」
ソルトが俺の肩に手を置いて逃げる様に促した所で、俺も冷静になり、シオンとソルトを馬車に乗せて、先程の馬が死んだ場所に転移して戻り、荷車を捨て、子供達を連れてシオンとソルトに安全な場所まで歩いて移動する様に伝え、俺は王都に置いてきた姐さんを迎えに転移する為に別行動をとる事にした。
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