150 / 261
第4章
第31話
しおりを挟む
第31話
「うをい!ソルト止めろ!
そろそろ止めないと死んじまうぞ!
それにシオンに姐さんもだけど、何でソルトを止めないんだよ」
ソルトの手は少女が吐いている泡まみれになっており、少女の顔面が少し歪んでいるようにも見えるから止めに入った訳だが、シオンと姐さんはソルトの行動を見ているだけだった。
「あ、ああ、まぁ、仕方ねぇんじゃねぇか?
お前の服が犯罪者の格好だから逃亡犯罪者とか言われても仕方ないが、命の恩人に言う言葉じゃねぇよな。それに俺が止めた所でソルトが止まるとも思わねぇしな。
大体、お前がそいつの前で汚い事を平気な顔でやるから嫌われても仕方なねぇと思うぞ」
「そうねぇ、あたしもシオンちゃんと同意見だわ。しかも幼馴染の男の子を放って、囮にと言いながら馬車に乗り込んだのもイケナイわね。
ソルトちゃんが罰を与えなきゃ、あたしが罰を与えてたわよ」
俺が命令してもソルトは少女の顔面を掴んだままだった為、力づくでソルトの手を掴んで顔面から引き剥がすと少女の顔面はソルトの指でクッキリと後が付いて軽く血が滲み出ていた。
「ミーツ様、申し訳ございません。
ミーツ様に無礼過ぎる言葉を吐いたので我を失っておりました」
ソルトは深々とお辞儀をして俺に謝った。
「いや、我を失ったって怒りとかの感情は、お前にあるの?」
「ミーツ様の事についてのみ存在します」
「そうなのか?じゃあ次があっても困るけど次からは程々にしろよ」
「了解致しました。なるべく善処致します」
こうしてソルトの会話も終わり、少女の顔面を癒そうと手を伸ばすと俺の手を姐さんが掴んだ。
「ミーツちゃん、この子のお顔は自業自得なんだからしばらくは放って置きなさい」
「いや、でも流石に女の子の顔面がこんな有様では可哀想かなって」
「でも、この子の為にならないわよ?
こういう子は痛い思いしなきゃ自分が悪い事を言ったのとしたのを分からないんだからね?
ミーツちゃんが治したらソルトちゃんがやった事は夢だときっと思っちゃうわ。
それでもどうしても治して上げたいなら、この子が反省してからでも良いんじゃない?
ミーツちゃんならどんなに顔が変形してても治せるでしょ?」
確かに姐さんの言う通り、このまま少女を治してもこの子の為にはならないかもしれない。
でも、反省なんかするものか?
元々本来の性格だったら反省なんてしないのではないか?
それとも、魔物を見た事で気が動転して魔物に襲われた時の記憶が少女にああいった行動を引き起こさせたのか、起きた時にでも今回の出来事と少女自身に何が起きたか説明すればいいか。
【主様ただいまー】
スライムのアッシュがのそのそと、ナメクジの様に地面を擦りながら帰って来た。
「お!おかえり、タイミング良いな。
もう外に出て大丈夫か?」
【うん!大丈夫だよ。
沢山食べたから眠くなっちゃった】
アッシュは地面から跳躍して、俺の頭に乗っているロップの上にズンとのし掛かった。
【重い~!コラ!どけ~】
【え~、ヤダー】
ロップはアッシュに文句を言うとアッシュは嫌と言いながら、ロップの体を自分の体内に入れ、ロップの頭だけを外に出した。
【え、な、なに?あ、でも冷たくて気持ち良いかも】
「そうなのか?だったらこのままでいいんじゃないか?アッシュはロップを食うなよ」
【主様~、ボクはこれで良いよ~。
ロップお姉ちゃんは食べない】
【私もアッシュが退かないならこれでも良いよ。
動きにくいけど】
「そうか、ならしばらくこのままで行くか」
【じゃ~ボクは寝るね~】
ロップの気持ち良さそうにしていて、アッシュもこのままで言うというならと、このままにして行く事にした。
「おいミーツ、お前頭がおかしくなったんじゃないか?独り言のレベルじゃないぞ」
「違うわよシオンちゃん、ミーツちゃんは使い魔の子達と話してたのよ。それで今回は何をお喋りしたの?ロップちゃんがキュンキュンと言ってるしか聞こえなかったんだけど?それにロップちゃんは大丈夫なの?」
「下らない会話だよ。俺の頭にどっちが乗るかの言い争いだったけど、結果は見ての通りだよ」
「成る程ねぇ。使い魔ちゃん達はミーツちゃんの事が本当に大好きなのね。
だからミーツちゃんといつも一緒に行動できる頭がいいのね」
「なんだそういう事か、てっきりお前の頭に乗ってるスライムがお前に何かをして気が触れたのかと思ったぞ。それで?これからどうするんだ?」
「どうするって?」
「いや、どうするって?じゃねぇだろ。
これから王都に行くのか行かないのかって話だ。
元々腐人の発生を伝えるために王都を目指していたんだろが」
「色々あり過ぎてすっかり忘れてた」
「お前なぁ、忘れてたってほんの昨日一昨日の出来事だろが!」
「あれ?そっか、そういえばそうなるのか」
この国に来てからというもの腐人に原因不明の魔物の大発生に、ひょっとこお面の黒衣の男にスライムにキマイラと死に戻りと色々盛り沢山だったから目的地なんて、すっかり忘れていた。
「じゃあ、王都に寄って門番に腐人の情報を伝えるだけ伝えて、大和に行こうか」
「たく、忘れんなよな」
シオンは文句を言いながら御者席に座り、馬車を発進させようとした。
「おい、シオン。
馬車なら俺かソルトがやるよ」
「馬鹿か?お前これから行くのは王都だぞ!
お前に御者させたら逃亡犯罪者が馬車を奪っていると思われるだろが!それにソルトみたいな見た目若い女が御者するのもこの国のでは舐められるからな。俺が一言門番に言ってから去るのが一番良いんだ」
シオンの言う通りだと思った。
少女に逃亡犯罪者と言われたばかりで、少し考えれば直ぐに分かる事なのに考えが至らなかった。
「流石元騎士団長だな。
意外とシオンも考えているんだと感心したよ。
ただの脳筋だと思ってたからさ」
「お前は一言二言余計なんだよ!
思っていても口に出すんじゃねぇ!」
「ほんとミーツちゃんとシオンちゃんっの会話って面白いわ」
姐さんがクスッと笑うと、今迄ビクビク怯えていた子供達もクスクスと笑いだし、馬車内はほんのり良い雰囲気になったところでシオンは馬車を王都に向かって発進させた。
「うをい!ソルト止めろ!
そろそろ止めないと死んじまうぞ!
それにシオンに姐さんもだけど、何でソルトを止めないんだよ」
ソルトの手は少女が吐いている泡まみれになっており、少女の顔面が少し歪んでいるようにも見えるから止めに入った訳だが、シオンと姐さんはソルトの行動を見ているだけだった。
「あ、ああ、まぁ、仕方ねぇんじゃねぇか?
お前の服が犯罪者の格好だから逃亡犯罪者とか言われても仕方ないが、命の恩人に言う言葉じゃねぇよな。それに俺が止めた所でソルトが止まるとも思わねぇしな。
大体、お前がそいつの前で汚い事を平気な顔でやるから嫌われても仕方なねぇと思うぞ」
「そうねぇ、あたしもシオンちゃんと同意見だわ。しかも幼馴染の男の子を放って、囮にと言いながら馬車に乗り込んだのもイケナイわね。
ソルトちゃんが罰を与えなきゃ、あたしが罰を与えてたわよ」
俺が命令してもソルトは少女の顔面を掴んだままだった為、力づくでソルトの手を掴んで顔面から引き剥がすと少女の顔面はソルトの指でクッキリと後が付いて軽く血が滲み出ていた。
「ミーツ様、申し訳ございません。
ミーツ様に無礼過ぎる言葉を吐いたので我を失っておりました」
ソルトは深々とお辞儀をして俺に謝った。
「いや、我を失ったって怒りとかの感情は、お前にあるの?」
「ミーツ様の事についてのみ存在します」
「そうなのか?じゃあ次があっても困るけど次からは程々にしろよ」
「了解致しました。なるべく善処致します」
こうしてソルトの会話も終わり、少女の顔面を癒そうと手を伸ばすと俺の手を姐さんが掴んだ。
「ミーツちゃん、この子のお顔は自業自得なんだからしばらくは放って置きなさい」
「いや、でも流石に女の子の顔面がこんな有様では可哀想かなって」
「でも、この子の為にならないわよ?
こういう子は痛い思いしなきゃ自分が悪い事を言ったのとしたのを分からないんだからね?
ミーツちゃんが治したらソルトちゃんがやった事は夢だときっと思っちゃうわ。
それでもどうしても治して上げたいなら、この子が反省してからでも良いんじゃない?
ミーツちゃんならどんなに顔が変形してても治せるでしょ?」
確かに姐さんの言う通り、このまま少女を治してもこの子の為にはならないかもしれない。
でも、反省なんかするものか?
元々本来の性格だったら反省なんてしないのではないか?
それとも、魔物を見た事で気が動転して魔物に襲われた時の記憶が少女にああいった行動を引き起こさせたのか、起きた時にでも今回の出来事と少女自身に何が起きたか説明すればいいか。
【主様ただいまー】
スライムのアッシュがのそのそと、ナメクジの様に地面を擦りながら帰って来た。
「お!おかえり、タイミング良いな。
もう外に出て大丈夫か?」
【うん!大丈夫だよ。
沢山食べたから眠くなっちゃった】
アッシュは地面から跳躍して、俺の頭に乗っているロップの上にズンとのし掛かった。
【重い~!コラ!どけ~】
【え~、ヤダー】
ロップはアッシュに文句を言うとアッシュは嫌と言いながら、ロップの体を自分の体内に入れ、ロップの頭だけを外に出した。
【え、な、なに?あ、でも冷たくて気持ち良いかも】
「そうなのか?だったらこのままでいいんじゃないか?アッシュはロップを食うなよ」
【主様~、ボクはこれで良いよ~。
ロップお姉ちゃんは食べない】
【私もアッシュが退かないならこれでも良いよ。
動きにくいけど】
「そうか、ならしばらくこのままで行くか」
【じゃ~ボクは寝るね~】
ロップの気持ち良さそうにしていて、アッシュもこのままで言うというならと、このままにして行く事にした。
「おいミーツ、お前頭がおかしくなったんじゃないか?独り言のレベルじゃないぞ」
「違うわよシオンちゃん、ミーツちゃんは使い魔の子達と話してたのよ。それで今回は何をお喋りしたの?ロップちゃんがキュンキュンと言ってるしか聞こえなかったんだけど?それにロップちゃんは大丈夫なの?」
「下らない会話だよ。俺の頭にどっちが乗るかの言い争いだったけど、結果は見ての通りだよ」
「成る程ねぇ。使い魔ちゃん達はミーツちゃんの事が本当に大好きなのね。
だからミーツちゃんといつも一緒に行動できる頭がいいのね」
「なんだそういう事か、てっきりお前の頭に乗ってるスライムがお前に何かをして気が触れたのかと思ったぞ。それで?これからどうするんだ?」
「どうするって?」
「いや、どうするって?じゃねぇだろ。
これから王都に行くのか行かないのかって話だ。
元々腐人の発生を伝えるために王都を目指していたんだろが」
「色々あり過ぎてすっかり忘れてた」
「お前なぁ、忘れてたってほんの昨日一昨日の出来事だろが!」
「あれ?そっか、そういえばそうなるのか」
この国に来てからというもの腐人に原因不明の魔物の大発生に、ひょっとこお面の黒衣の男にスライムにキマイラと死に戻りと色々盛り沢山だったから目的地なんて、すっかり忘れていた。
「じゃあ、王都に寄って門番に腐人の情報を伝えるだけ伝えて、大和に行こうか」
「たく、忘れんなよな」
シオンは文句を言いながら御者席に座り、馬車を発進させようとした。
「おい、シオン。
馬車なら俺かソルトがやるよ」
「馬鹿か?お前これから行くのは王都だぞ!
お前に御者させたら逃亡犯罪者が馬車を奪っていると思われるだろが!それにソルトみたいな見た目若い女が御者するのもこの国のでは舐められるからな。俺が一言門番に言ってから去るのが一番良いんだ」
シオンの言う通りだと思った。
少女に逃亡犯罪者と言われたばかりで、少し考えれば直ぐに分かる事なのに考えが至らなかった。
「流石元騎士団長だな。
意外とシオンも考えているんだと感心したよ。
ただの脳筋だと思ってたからさ」
「お前は一言二言余計なんだよ!
思っていても口に出すんじゃねぇ!」
「ほんとミーツちゃんとシオンちゃんっの会話って面白いわ」
姐さんがクスッと笑うと、今迄ビクビク怯えていた子供達もクスクスと笑いだし、馬車内はほんのり良い雰囲気になったところでシオンは馬車を王都に向かって発進させた。
80
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。