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第4章
第35話
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第35話
バツ印の木の板に張り付けにされ縄で縛られてしまっている俺だが、何をされるのだろうか。
これからされる行為は拷問だろうが少しワクワクしている。
アッシュが首輪と首の間に居てくれて、首輪をいつでも外せるから余裕があるのかも知れない。
「おい!お前、何ヘラヘラ笑っているんだ!」
余裕ある所為か自然と顔がニヤケていたようだ。
「いや~、別にヘラヘラなんてしてないですよ」
「この!馬鹿にしやがって!」
俺の言い方が悪かったのか、兵士は鉄の棒を持ち張り付けで動けない俺の腹を殴った。
殴られた瞬間、胃に入っていたモノが口から出て殴った兵士の頭にオロオロと嘔吐してしまい、頭に俺の嘔吐物がかかった兵士は更に怒り、腕や脚を鉄の棒で殴って腕や脚が折れてしまい痛みで気が遠くなりそうなのを堪えて、想像魔法で瞬時に治すと殴った兵士は驚き後ずさった。
「な、何者だ?お前は何者なんだ?
何しにこの国に来た?正直に言わないと苦しい思いして死ぬ事になるぞ。嘘を言えば首輪が締まって行くからな。まぁ、本当の事を言っても首輪は締まるがなククク」
「いや、普通に大和に行く途中に寄っただけですよ。目的地は大和です」
「嘘を吐くな!大和に行くのなら王都による必要ないだろうが!」
「それはグレムにも話しましたけど、此処に来る途中に町が壊滅していて腐人と魔物の大群が何処かに行くのを見たから、腐人と魔物が来るかもと教えてあげに来たんですよ。それとも教えに来ない方が良かったですかね?」
「そんな情報は来てないぞ。
やはり怪しいヤツめ!」
兵士が怒鳴ると同時に首輪が少し動いた気がした。
【主様、ちょっと首のやつ締まってるけど、どうする?】
「まだ余裕あるならちょっと待て」
アッシュが首輪を溶かそうとできるなら、少し待ってもらって、グレムの様子がどうなったか視線をグレムの方にやると、グレムも鉄の棒で叩かれ脚が曲がってはいけない方向に曲がっている。
「だから!何度も言ってるじゃねぇかよ!
俺はおっさんの連れてきた子供の姉ちゃんを探していただけだって」
「嘘を吐くな!お前がそんなんだと、お前の仲間である連れも奴隷落ちにしてお前同様に拷問にかけないとだなぁ。女は俺達の慰め用だな」
グレムは泣きながらも兵士に訴えるが、兵士は嘘を吐くなと言っては叩き、グレムの仲間も奴隷落ちにして同じ目に合わせるとニヤニヤしながら言うと、グレムは気が狂ったかのように声を荒げた。
「うあああああ!止めろ!この鬼畜野郎どもが!うが、が、ごふ、はーはーはー」
グレムの首輪が締まったのか、苦しそうな息をしている。そんなグレムを兵士達は指を差しながら楽しそうに笑っている。そんな兵士達の姿はとても醜く、外の魔物よりも恐ろしいと感じた。
「さてと、まだまだお楽しみはこれからだぜ。
再度問う、お前は何者だ?おい!お前だお前!オークジジイ聞いているのか!」
グレムの方ばかり見ていて目の前で兵士が何か言ったか?やたらと怒鳴っている。
俺が怒鳴っている兵士の顔を見て首を傾げると、真っ赤な顔をした兵士が俺の顔を目掛けて鉄の棒を振り上げた所で、咄嗟に縛られていた右手の縄を引き千切って鉄の棒を掴んでしまった。
「な、な、何故、掴めるんだー!
それに何故、隷従の首輪が何故反応しない」
「あ、つい掴んでしまった。
グレムも限界みたいだし、兵士達はクズだし、此処にいても時間の無駄だし、そろそろ飽きてきたしもう良いかな。アッシュ、首輪溶かしてちゃって」
【分かったー】
俺がアッシュに命令すると、首輪が一瞬で溶けて無くなった。ついでにもう片方の縛られている手や足も力ずくでぶちぶちと引きちぎった。
「は?首輪はどこいった?」
目の前の兵士は俺の首輪が目の前で無くなった事で辺りを見回して探しているが、見つかる筈も無いし、もうグレム以外はアッシュに食わせるかとも思ったが、後々面倒な事になりそうだから、それは止めて素早くグレム以外の兵士全員の首や腹を殴り気絶させた。
それでグレムに近づくと、まともに息が出来てないのか顔が青ざめていた。アッシュにグレムの首輪も溶かして貰うと、グレムは涙と鼻水とヨダレで顔がグシャグシャになって思いっきり息を吸いこんだ。
「げほげほ、死、死ぬかと思った。
おっさん助けるの遅いよ。てか、おっさんは自由に動けたのか?最初っからこんな場所に来なくても良かったんじゃねぇか?」
「まぁ、ごもっともだな。
最初は兵舎に連れて行かれると思っていたんだよ。そしたらこんな拷問部屋だから、どうせならどんな事されるか興味が出たんだよ」
「いや、そんなの一人の時にしてくれ。
それより、俺の手足の縄も解いてくれよ。
て言ってもこの手足じゃ動けないけどな」
グレムは俺が治療できるの忘れているんじゃないか?とりあえず、グレムの手足を縛っている縄を引き千切って、手足を想像魔法で癒した。
「よし、行こうか」
「だから動けないって!て、あれ?動ける」
グレムの手を引っ張るとグレムは不思議そうに折られた筈の手足を自身で触って確かめていた。
「おっさんがやったのか?おっさん治癒魔法使えたんだな」
「最初にお前達の目と傷を治したのは誰か分かっているのか?」
「ああ、そういえば、おっさんだったっけな。
もうこんな所は、とっととおさらばしようぜ」
「そうだね」
グレムの意見に同意して階段の方に向かうと、グレムは俺の服の裾を掴んで待ったをかけた。
グレムは俺が気絶させた兵士から鎧を脱がせて、脱がした鎧を着だした。鎧を着たグレムは俺の手を縄で縛り、拷問部屋の鍵もいつの間にか拝借していたのか、気絶させたままの兵士達を部屋に残して鍵を閉めて上に上がりだした。
「おっさんのその体型だと鎧は着られないし、俺が兵士になっておっさんを別の場所に移動させるという名目で外に出た方がいいだろ?」
グレムはそう言いながら階段を上がりだしたが、上に上がる途中途中に檻のあるフロアに立ち寄っては檻を見て回った。何故、空の檻を見て回っているのだろうかとグレムに尋ねてみた。
「いや、王都中の奴隷が一斉に消えた後、スラムの住人が奴隷として連れて行かれているのを何度か見たんだよ。中には知ってる家族もいたから、死んでなければ檻にいる筈だと思って探していたんだけど居ねぇな」
「グレムはスラムの住人と面識あったのか?」
「ああ、おっさんを町に入れようとしてくれた仲間はスラムの住人なんだぜ。その中には俺の恋人もいて、近いうちに国を出て他所の国で家を買って一緒に住もうとしていたんだ」
「そうか、なら尚更兵士じゃいられなくして悪かった」
「いや外でも言ったけど、兵士自体は辞めようと思っていたから丁度良いんだけどよ。今回の俺の一件で元々目を付けられていたスラムの住人や友人が俺の所為で捕らえられて奴隷にされたらと思うと心苦しいよ。そもそも、奴隷自体無くなればいいのにって思っていたから尚更だな」
「こんな国でもそんな事を考えている人がいるんだな。皆んな腐った考えだと思っていたよ」
「ははは、俺みたいな考えは異常らしいけどな。
前にこんな考えを兵士仲間に言ったら異常者扱いされて、仲間達にさっきの拷問部屋で折檻されたぜ。隷従の首輪はされなかったけど、考えを改めるまでしつこくな」
「そうか、それなら俺と一緒に大和に行かないか?」
「大和か行った事は無いけど、あまり大和の噂は聞かないんだよな。人によれば楽園らしいけど入れる人を選ぶと聞いた事あるんだよな」
「そうなのか?」
「ああ、俺も詳しくは知らないけど、結構な大国だけど誰でも行けば入れるって訳じゃないってくらいしか俺も知らない。もしかしたら、この国出身の俺は入れないかもだから行くのは止めておくよ」
アンソニーの話では、この国の次が大和なんだが、大和に行く前に少し情報収集しなければいけないかも知れない。今迄の国々みたいな腐れ国家の可能性もあるわけだ。
「そうか。グレムさえ良ければの話だったが、行かないのであれば仕方ない。因みに行き方は知っているか?」
「ああ、知ってるよ。この国が所有している島から更に船でちょっと行った所に大和が所有している島があって、そこから大和に行けるらしい。
でも、他にも大和に行ける道はあるけど、かなり遠回りになるぜ」
「この王都を無事に出られたら途中迄でも良いから道案内してくれないか?勿論報酬は払う」
「ああ、俺の恋人と仲間達も含めて出られたら道案内でも何でもしてやるよ」
グレムと話しながら歩いていると、一番最初に見た広めのフロアに辿り着いた。
そこでは他の兵士も居た為、グレムは壁に掛けてあった兵士の兜を深めに被って俺の手を縛っている縄を持ち兵士に近づいた。
バツ印の木の板に張り付けにされ縄で縛られてしまっている俺だが、何をされるのだろうか。
これからされる行為は拷問だろうが少しワクワクしている。
アッシュが首輪と首の間に居てくれて、首輪をいつでも外せるから余裕があるのかも知れない。
「おい!お前、何ヘラヘラ笑っているんだ!」
余裕ある所為か自然と顔がニヤケていたようだ。
「いや~、別にヘラヘラなんてしてないですよ」
「この!馬鹿にしやがって!」
俺の言い方が悪かったのか、兵士は鉄の棒を持ち張り付けで動けない俺の腹を殴った。
殴られた瞬間、胃に入っていたモノが口から出て殴った兵士の頭にオロオロと嘔吐してしまい、頭に俺の嘔吐物がかかった兵士は更に怒り、腕や脚を鉄の棒で殴って腕や脚が折れてしまい痛みで気が遠くなりそうなのを堪えて、想像魔法で瞬時に治すと殴った兵士は驚き後ずさった。
「な、何者だ?お前は何者なんだ?
何しにこの国に来た?正直に言わないと苦しい思いして死ぬ事になるぞ。嘘を言えば首輪が締まって行くからな。まぁ、本当の事を言っても首輪は締まるがなククク」
「いや、普通に大和に行く途中に寄っただけですよ。目的地は大和です」
「嘘を吐くな!大和に行くのなら王都による必要ないだろうが!」
「それはグレムにも話しましたけど、此処に来る途中に町が壊滅していて腐人と魔物の大群が何処かに行くのを見たから、腐人と魔物が来るかもと教えてあげに来たんですよ。それとも教えに来ない方が良かったですかね?」
「そんな情報は来てないぞ。
やはり怪しいヤツめ!」
兵士が怒鳴ると同時に首輪が少し動いた気がした。
【主様、ちょっと首のやつ締まってるけど、どうする?】
「まだ余裕あるならちょっと待て」
アッシュが首輪を溶かそうとできるなら、少し待ってもらって、グレムの様子がどうなったか視線をグレムの方にやると、グレムも鉄の棒で叩かれ脚が曲がってはいけない方向に曲がっている。
「だから!何度も言ってるじゃねぇかよ!
俺はおっさんの連れてきた子供の姉ちゃんを探していただけだって」
「嘘を吐くな!お前がそんなんだと、お前の仲間である連れも奴隷落ちにしてお前同様に拷問にかけないとだなぁ。女は俺達の慰め用だな」
グレムは泣きながらも兵士に訴えるが、兵士は嘘を吐くなと言っては叩き、グレムの仲間も奴隷落ちにして同じ目に合わせるとニヤニヤしながら言うと、グレムは気が狂ったかのように声を荒げた。
「うあああああ!止めろ!この鬼畜野郎どもが!うが、が、ごふ、はーはーはー」
グレムの首輪が締まったのか、苦しそうな息をしている。そんなグレムを兵士達は指を差しながら楽しそうに笑っている。そんな兵士達の姿はとても醜く、外の魔物よりも恐ろしいと感じた。
「さてと、まだまだお楽しみはこれからだぜ。
再度問う、お前は何者だ?おい!お前だお前!オークジジイ聞いているのか!」
グレムの方ばかり見ていて目の前で兵士が何か言ったか?やたらと怒鳴っている。
俺が怒鳴っている兵士の顔を見て首を傾げると、真っ赤な顔をした兵士が俺の顔を目掛けて鉄の棒を振り上げた所で、咄嗟に縛られていた右手の縄を引き千切って鉄の棒を掴んでしまった。
「な、な、何故、掴めるんだー!
それに何故、隷従の首輪が何故反応しない」
「あ、つい掴んでしまった。
グレムも限界みたいだし、兵士達はクズだし、此処にいても時間の無駄だし、そろそろ飽きてきたしもう良いかな。アッシュ、首輪溶かしてちゃって」
【分かったー】
俺がアッシュに命令すると、首輪が一瞬で溶けて無くなった。ついでにもう片方の縛られている手や足も力ずくでぶちぶちと引きちぎった。
「は?首輪はどこいった?」
目の前の兵士は俺の首輪が目の前で無くなった事で辺りを見回して探しているが、見つかる筈も無いし、もうグレム以外はアッシュに食わせるかとも思ったが、後々面倒な事になりそうだから、それは止めて素早くグレム以外の兵士全員の首や腹を殴り気絶させた。
それでグレムに近づくと、まともに息が出来てないのか顔が青ざめていた。アッシュにグレムの首輪も溶かして貰うと、グレムは涙と鼻水とヨダレで顔がグシャグシャになって思いっきり息を吸いこんだ。
「げほげほ、死、死ぬかと思った。
おっさん助けるの遅いよ。てか、おっさんは自由に動けたのか?最初っからこんな場所に来なくても良かったんじゃねぇか?」
「まぁ、ごもっともだな。
最初は兵舎に連れて行かれると思っていたんだよ。そしたらこんな拷問部屋だから、どうせならどんな事されるか興味が出たんだよ」
「いや、そんなの一人の時にしてくれ。
それより、俺の手足の縄も解いてくれよ。
て言ってもこの手足じゃ動けないけどな」
グレムは俺が治療できるの忘れているんじゃないか?とりあえず、グレムの手足を縛っている縄を引き千切って、手足を想像魔法で癒した。
「よし、行こうか」
「だから動けないって!て、あれ?動ける」
グレムの手を引っ張るとグレムは不思議そうに折られた筈の手足を自身で触って確かめていた。
「おっさんがやったのか?おっさん治癒魔法使えたんだな」
「最初にお前達の目と傷を治したのは誰か分かっているのか?」
「ああ、そういえば、おっさんだったっけな。
もうこんな所は、とっととおさらばしようぜ」
「そうだね」
グレムの意見に同意して階段の方に向かうと、グレムは俺の服の裾を掴んで待ったをかけた。
グレムは俺が気絶させた兵士から鎧を脱がせて、脱がした鎧を着だした。鎧を着たグレムは俺の手を縄で縛り、拷問部屋の鍵もいつの間にか拝借していたのか、気絶させたままの兵士達を部屋に残して鍵を閉めて上に上がりだした。
「おっさんのその体型だと鎧は着られないし、俺が兵士になっておっさんを別の場所に移動させるという名目で外に出た方がいいだろ?」
グレムはそう言いながら階段を上がりだしたが、上に上がる途中途中に檻のあるフロアに立ち寄っては檻を見て回った。何故、空の檻を見て回っているのだろうかとグレムに尋ねてみた。
「いや、王都中の奴隷が一斉に消えた後、スラムの住人が奴隷として連れて行かれているのを何度か見たんだよ。中には知ってる家族もいたから、死んでなければ檻にいる筈だと思って探していたんだけど居ねぇな」
「グレムはスラムの住人と面識あったのか?」
「ああ、おっさんを町に入れようとしてくれた仲間はスラムの住人なんだぜ。その中には俺の恋人もいて、近いうちに国を出て他所の国で家を買って一緒に住もうとしていたんだ」
「そうか、なら尚更兵士じゃいられなくして悪かった」
「いや外でも言ったけど、兵士自体は辞めようと思っていたから丁度良いんだけどよ。今回の俺の一件で元々目を付けられていたスラムの住人や友人が俺の所為で捕らえられて奴隷にされたらと思うと心苦しいよ。そもそも、奴隷自体無くなればいいのにって思っていたから尚更だな」
「こんな国でもそんな事を考えている人がいるんだな。皆んな腐った考えだと思っていたよ」
「ははは、俺みたいな考えは異常らしいけどな。
前にこんな考えを兵士仲間に言ったら異常者扱いされて、仲間達にさっきの拷問部屋で折檻されたぜ。隷従の首輪はされなかったけど、考えを改めるまでしつこくな」
「そうか、それなら俺と一緒に大和に行かないか?」
「大和か行った事は無いけど、あまり大和の噂は聞かないんだよな。人によれば楽園らしいけど入れる人を選ぶと聞いた事あるんだよな」
「そうなのか?」
「ああ、俺も詳しくは知らないけど、結構な大国だけど誰でも行けば入れるって訳じゃないってくらいしか俺も知らない。もしかしたら、この国出身の俺は入れないかもだから行くのは止めておくよ」
アンソニーの話では、この国の次が大和なんだが、大和に行く前に少し情報収集しなければいけないかも知れない。今迄の国々みたいな腐れ国家の可能性もあるわけだ。
「そうか。グレムさえ良ければの話だったが、行かないのであれば仕方ない。因みに行き方は知っているか?」
「ああ、知ってるよ。この国が所有している島から更に船でちょっと行った所に大和が所有している島があって、そこから大和に行けるらしい。
でも、他にも大和に行ける道はあるけど、かなり遠回りになるぜ」
「この王都を無事に出られたら途中迄でも良いから道案内してくれないか?勿論報酬は払う」
「ああ、俺の恋人と仲間達も含めて出られたら道案内でも何でもしてやるよ」
グレムと話しながら歩いていると、一番最初に見た広めのフロアに辿り着いた。
そこでは他の兵士も居た為、グレムは壁に掛けてあった兵士の兜を深めに被って俺の手を縛っている縄を持ち兵士に近づいた。
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