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第4章
第45話
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第45話
『ボリボリ、ボリボリ』
横になって眠っていると、一定のリズムでおかしな音がしている事に気が付き起き上がった。
起き上がるとドーム内の端っこの方でボリボリと音が聞こえる。音のする方に向かうと昨夜首輪が取れた女性達が端に固まって長細い何かを食べていた。
何を食べているのだろうと女性達に近づいて行くと、女性達は食べるのを止めて俺が近づいて来るのをジッと見つめていた。
「やあ、おはよう。俺の事わかるかな?昨夜、君達の首輪を使い魔を使って外した者だけど」
「お、おはようございます。
こ、これ、勝手に食べてごめんなさい」
女性の一人が手に持っている物を俺に差し出した。よく見ると昨夜、俺の首に腕を回して抱きついてきた子だ。それで手にしている物を見るとキュウリだった。
昨夜はキュウリは出してなかったはずだが、何処から取ってきたのだろうかと考えたら、その女性は続けて言葉を発した。
「あの、荷物の中に入っていたのを食べてしまってごめんなさい」
「どこの荷物から取ったの?」
「馬車の中の荷物から」
「そっか、ちょっと待ってて」
馬車内を見に行くと馬車内は子供とマリエさんが眠っている。そんな中起こさないように弱めの光を出して、荷物を一ヶ所に置いてある所を見ると、荷物が荒らされていた。
誰の荷物かは分からない為、後で俺が説明すれば良いかと女性達の元に引き返した。
「誰の荷物か分からないから、皆んなが起きたら謝ろうね。多分だけどマリエさん辺りだと思うけど、分からないから起きたら皆んなに聞くよ」
女性達は昨夜の食事の時、首輪が取れた時そのまま気を失っていたから食事を取れてなかった。
どのくらい食べてなかったか知らないが、俺が兵舎から連れ出して保護してから一度も食事をしてなかったから仕方ない。
そして俺が馬車から戻ってきた時には女性達の手にしていたキュウリは食べ尽くしてしまっていた。
「まだお腹空いてる?」
キュウリを食べ尽くした女性達にお腹の具合を聞いたら全員首を縦にコクコクと頷いた。
ドーム内から外を見るとうっすらとだが、空が明るくなりはじめていた。
朝メシにするには丁度いいだろう。
「じゃあ、ちょっと待っててね。君達のもだけど、皆んなの分も俺がこれから作るからさ」
俺は女性達から離れて何を出すか悩んだ結果、料理には自信がないが炒飯を作る事にした。
最初から出来ている物を出すのも良いが、絶対後で問題なると考えたのち、自分で作るのが良いだろうと判断した。
まず手始めに玉葱の微塵切りと人参等のよくある炒飯の具材を想像魔法で出して宙に浮かせ、肉も必要だろうとオーク肉を細かく千切って置き、ついでにお茶碗数十杯分のホカホカに炊かれたお米も出して置く。
それで次に出したのは中華鍋だ。
中華鍋を出して鍋に油を適当に入れ、地面に穴を開けて炎を出した。
その後の上に中華鍋を乗せて油が良い感じになったところで具材を投入して炒め、ホカホカご飯が少し冷めたやつから入れて炒めて出来上がって味見をしてみると、味がほぼ無い。
というか不味い。
何が足らないのだろうと考えたのち、塩を入れてなかった事に気が付き調味料の塩と塩胡椒を、またも想像魔法で出して適当に投入しながら混ぜては味見して出来上がった。
これを女性達の人数分作って皿とスプーンを出して渡すと女性達は初めて見る食べ物に中々手をつけようとしなかったが、俺が自分で作った物を食べていると、先程キュウリを渡そうとしてくれた女性が恐る恐る口にすると一気に平らげた。
それを見た他の女性達も続けて食べ、あっという間に食べ尽くして皿を舐めていた。
そんな女性達の姿に嬉しくなり、もっと必要だなっと考え巨大な中華鍋を出して、同じ手順で大量に作ろうと試みると量が多過ぎてご飯もだが、野菜の具材も中々火が通らなくて、悪戦苦闘しながら作った物は真っ黒に焦げた具材とご飯だった。
これは流石にダメだと思い、後でアッシュにでも食わせようとI.Bに仕舞い込んだ。
気を取り直して再び、普通サイズの中華鍋をふるって女性達の人数分を作って渡した所で、グレムが俺の真横でジーッと炒飯を見つめていた。
「美味そうな音と匂いがすると思ったらおっさんだったのか、おっさんが作ったのは何だ?
俺にも食わせてくれよ。腹減ったぜ」
「起きるの早いな。これでも食っとけ」
アッシュ用に食わせようと思っていた炒飯の失敗作をI.Bから少量取り出して皿に盛ってグレムに手渡した。
「ん?なんか女達と違くないか?」
「今はそれだけ食っとけ」
ドキドキしながら横目でグレムを見ながら、グレム以外の人用に炒飯を作っていると、グレムは首を傾げながらも手渡された失敗炒飯を平らげた。
「おっさんおっさん、今のもっとクレ」
「え?美味かったのか?」
「ああ、美味かったよ。だからもっとくれよ。
おっさんが今作ってるのが俺が食ったやつか?」
「ちょっと違うけど、欲しいならくれてやる」
I.Bに入れていた失敗炒飯を全部大皿にてんこ盛りに盛ってグレムの前に出すと、キラキラした目で皿を見つめてガブガブ食い出した。
失敗作をあそこまでキラキラした目で見つめられると、罪悪感が出てくる。
他の者の分を作ってしまったらグレムにも普通の炒飯を食わせてやるかと、まだ寝ている皆んなの朝食を作って行く事に専念した。
『ボリボリ、ボリボリ』
横になって眠っていると、一定のリズムでおかしな音がしている事に気が付き起き上がった。
起き上がるとドーム内の端っこの方でボリボリと音が聞こえる。音のする方に向かうと昨夜首輪が取れた女性達が端に固まって長細い何かを食べていた。
何を食べているのだろうと女性達に近づいて行くと、女性達は食べるのを止めて俺が近づいて来るのをジッと見つめていた。
「やあ、おはよう。俺の事わかるかな?昨夜、君達の首輪を使い魔を使って外した者だけど」
「お、おはようございます。
こ、これ、勝手に食べてごめんなさい」
女性の一人が手に持っている物を俺に差し出した。よく見ると昨夜、俺の首に腕を回して抱きついてきた子だ。それで手にしている物を見るとキュウリだった。
昨夜はキュウリは出してなかったはずだが、何処から取ってきたのだろうかと考えたら、その女性は続けて言葉を発した。
「あの、荷物の中に入っていたのを食べてしまってごめんなさい」
「どこの荷物から取ったの?」
「馬車の中の荷物から」
「そっか、ちょっと待ってて」
馬車内を見に行くと馬車内は子供とマリエさんが眠っている。そんな中起こさないように弱めの光を出して、荷物を一ヶ所に置いてある所を見ると、荷物が荒らされていた。
誰の荷物かは分からない為、後で俺が説明すれば良いかと女性達の元に引き返した。
「誰の荷物か分からないから、皆んなが起きたら謝ろうね。多分だけどマリエさん辺りだと思うけど、分からないから起きたら皆んなに聞くよ」
女性達は昨夜の食事の時、首輪が取れた時そのまま気を失っていたから食事を取れてなかった。
どのくらい食べてなかったか知らないが、俺が兵舎から連れ出して保護してから一度も食事をしてなかったから仕方ない。
そして俺が馬車から戻ってきた時には女性達の手にしていたキュウリは食べ尽くしてしまっていた。
「まだお腹空いてる?」
キュウリを食べ尽くした女性達にお腹の具合を聞いたら全員首を縦にコクコクと頷いた。
ドーム内から外を見るとうっすらとだが、空が明るくなりはじめていた。
朝メシにするには丁度いいだろう。
「じゃあ、ちょっと待っててね。君達のもだけど、皆んなの分も俺がこれから作るからさ」
俺は女性達から離れて何を出すか悩んだ結果、料理には自信がないが炒飯を作る事にした。
最初から出来ている物を出すのも良いが、絶対後で問題なると考えたのち、自分で作るのが良いだろうと判断した。
まず手始めに玉葱の微塵切りと人参等のよくある炒飯の具材を想像魔法で出して宙に浮かせ、肉も必要だろうとオーク肉を細かく千切って置き、ついでにお茶碗数十杯分のホカホカに炊かれたお米も出して置く。
それで次に出したのは中華鍋だ。
中華鍋を出して鍋に油を適当に入れ、地面に穴を開けて炎を出した。
その後の上に中華鍋を乗せて油が良い感じになったところで具材を投入して炒め、ホカホカご飯が少し冷めたやつから入れて炒めて出来上がって味見をしてみると、味がほぼ無い。
というか不味い。
何が足らないのだろうと考えたのち、塩を入れてなかった事に気が付き調味料の塩と塩胡椒を、またも想像魔法で出して適当に投入しながら混ぜては味見して出来上がった。
これを女性達の人数分作って皿とスプーンを出して渡すと女性達は初めて見る食べ物に中々手をつけようとしなかったが、俺が自分で作った物を食べていると、先程キュウリを渡そうとしてくれた女性が恐る恐る口にすると一気に平らげた。
それを見た他の女性達も続けて食べ、あっという間に食べ尽くして皿を舐めていた。
そんな女性達の姿に嬉しくなり、もっと必要だなっと考え巨大な中華鍋を出して、同じ手順で大量に作ろうと試みると量が多過ぎてご飯もだが、野菜の具材も中々火が通らなくて、悪戦苦闘しながら作った物は真っ黒に焦げた具材とご飯だった。
これは流石にダメだと思い、後でアッシュにでも食わせようとI.Bに仕舞い込んだ。
気を取り直して再び、普通サイズの中華鍋をふるって女性達の人数分を作って渡した所で、グレムが俺の真横でジーッと炒飯を見つめていた。
「美味そうな音と匂いがすると思ったらおっさんだったのか、おっさんが作ったのは何だ?
俺にも食わせてくれよ。腹減ったぜ」
「起きるの早いな。これでも食っとけ」
アッシュ用に食わせようと思っていた炒飯の失敗作をI.Bから少量取り出して皿に盛ってグレムに手渡した。
「ん?なんか女達と違くないか?」
「今はそれだけ食っとけ」
ドキドキしながら横目でグレムを見ながら、グレム以外の人用に炒飯を作っていると、グレムは首を傾げながらも手渡された失敗炒飯を平らげた。
「おっさんおっさん、今のもっとクレ」
「え?美味かったのか?」
「ああ、美味かったよ。だからもっとくれよ。
おっさんが今作ってるのが俺が食ったやつか?」
「ちょっと違うけど、欲しいならくれてやる」
I.Bに入れていた失敗炒飯を全部大皿にてんこ盛りに盛ってグレムの前に出すと、キラキラした目で皿を見つめてガブガブ食い出した。
失敗作をあそこまでキラキラした目で見つめられると、罪悪感が出てくる。
他の者の分を作ってしまったらグレムにも普通の炒飯を食わせてやるかと、まだ寝ている皆んなの朝食を作って行く事に専念した。
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