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第4章
一方その頃…。
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一方その頃…
ミーツとの行動を分かれたシオンとダンクは腐人が所々にいる森の中にいた。
「ダンク!こんな腐人だらけで突っ切るの無理だろ!馬車は捨てて行こう」
「シオンちゃんダメよ。あたし達だけなら難なく森を抜ける事はできるけど、馬車内には子供達がいるのよ?」
「ご安心下さい。私が馬車と子供達を守ります」
「でもこのままではいずれ囲まれて襲われるぞ」
森にいる腐人が少しづつ増えていることにシオンは焦っていた。このままでは、ミーツが助けた子供達と共に森を抜けるのはソルトが守ると言っても不可能ではないか考えていた。
「じゃあ、あたしが馬車に近づく魔物と腐人を退治するわ。だからソルトちゃんは馬に鞭でも叩いて全速力で走らせてちょうだい。で、シオンちゃんは魔法で支援をしてちょうだい!ミーツちゃんに子供達の事を頼むと言われたのよ?
だから完全に安全な場所に連れて行くまではあたし達が守らなきゃなのよ」
「チッ、ミーツの奴め一番大変な事を俺達に任せやがって!仕方ないねぇな。ソルト、ダンクそれじゃあ行くぞ。一気に森を抜ける!ダンクは置いて行かれてもしらねぇからな!」
シオンとダンクは指を三本立てて、無言で一本づつ減らしていき、最後の一本の指を下ろした途端、ダンクは馬車に近づく腐人を殲滅するのに走った。そんなダンクの行動と同時にソルトは馬車の馬に鞭を叩いて道なき道を走り、馬車が走る前方に大木があればシオンが魔法を放って弾き飛ばして無理矢理、自身が走る馬車の道を作って走って行った。
そんなソルトは馬に鞭を叩きながら走っていると、森の終わりが分かる光が見えてきたことにシオンは安堵して油断した。
「ソルトちゃんシオンちゃん!手綱を引いて!」
ダンクの叫び声にシオンは、まだダンクの叫びに反応していないソルトの手綱を掴み、思いっきり手綱を引くと、馬は苦しそうに上半身を反らして鳴いた。
「うお!森が抜けると思って油断した。スマン、ダンク」
シオンが驚くのも無理はなかった。シオンがダンクに言われるまま手綱を引いた場所は、数十メートルもの断崖絶壁であったからだ。
「だが、もう八方塞がりだな。前方は崖で後方には無数の腐人、こんな所で終わるのは無念だが仕方ない。ダンク、もう無理しなくていいぞ」
「シオンちゃん、あたしを見くびらないでちょうだい!これくらいの数の腐人、あたし一人でも倒しちゃうんだから!」
シオンは森の中から増えてくる腐人に戦意喪失していたが、ダンクはそんなシオンを守ろうと腐人に立ち向かって行く。
「あ!シオンちゃん!あそこに船が見えるわ」
ダンクは視線を崖の先の海に向けながら戦っていると、船が視界の端に映り、シオンに船がある事を指を差して伝えた。
「ダンク、船が見えたからって、ここからあんな場所まで無理だろ。もう諦めろ」
「あたしの好きなシオンちゃんはこんな状況くらいじゃ諦めないわ!活路はあたしが開く!
シオンちゃんは諦めないで!」
シオンはダンクの言葉に言葉を詰まらせて自身の頰を思いっきり殴った。馬車内の子供達はシオンの行動に驚き、ビビリ慄いていたが、当の本人であるシオンは気合が入ったのか目つきが変わり、シオンも馬車を降りて腐人を退治して行く。
その間、ソルトはシオンの支援をするようにシオンと馬車の周りにシールドを張っていた。
「ふふふ、シオンちゃんはそおっこなくっちゃ!
じゃあシオンちゃん、とりあえず馬車に一時的にでも近づけないように周りの木々を倒して時間を作ってちょうだい。ソルトちゃんはそのまま支援してね」
「わかった。お前の事だ、何か考えがあるんだろうな」
「ダンク様、了解致しました」
シオンは馬車や自身に迫り来る腐人を倒しながら魔法や剣で木々をなぎ倒して行くその間、ダンクもシオンと共に木々を倒して腐人の足止めの為に倒した木々を積み重ねて行く。
「ダンク、これで時間稼ぎは出来たが、これからどうするんだ?倒した木に囲まれて完全に逃げ場がなくなったが」
「これから馬車を船に向かって投げるわ。
だからシオンちゃんとソルトちゃんは馬車に乗ってちょうだい」
「な!お前、そんなことしたら船も馬車もボロボロになるだろ!勿論馬車に乗っている俺や子供も無事じゃ済まないだろう」
「その辺りは加減するわよ。
良いから馬車に乗って!」
シオンは横倒しをした木に視線を向け、囲まれたどうしようもない状況にため息を吐いて、ダンクに言われるまま馬車に乗り込んで、自身と子供達を馬車に縄で縛りあげた。
そんなシオンの行動を見たソルトは、馬車と馬にシールドを張ってソルトも馬にしがみ付いた。
そんなシオン達を見たダンクは己の気を高めて馬車の底に潜って馬車を担ぎ上げ、そのまま馬車を遠くに見える船の方角に投げた。
ダンクも投げた馬車の幌に跳び乗った。
風を切って飛ぶ馬車は船にぶつかる前にダンクが馬車から船に飛び移り乗って、船の甲板で馬車を掴んでソーっと船に降ろした。
ソルトは降ろした馬車と馬に掛けられているシールドを解くと、馬の足は産まれたての仔馬のようにガクガクと震えていた。
「は、ははは、俺生きているよな?」
「当たり前じゃない。あたしがいる目の前でシオンちゃんを死なせるわけないじゃない」
シオンは半分放心状態だが、自分が生きている実感が湧かないのか、独り言のように呟いて身体のあちこちを触っていた。
子供達は全員漏らして気絶している状況のまま、ダンクは半分放心状態のシオンを抱きしめた。抱きしめられたシオンは強い抱擁に正気を取り戻してダンクの背中を叩いた。
「あら、もう元に戻ったの?
って今度は何かしら?」
馬車を取り囲んだ状態で複数の武装した冒険者風の男達がダンクに向けて槍や剣を向けていた。
「お前達は何処から飛んで来たんだ」
武器を構えている男の中で一番ガタイが良い男がダンクにそう聞いてきた。
こんな状況でもダンクは冷静に聞かれたことを答えた。魔物と腐人によって一つの街が壊滅し、一人の仲間と別れ、腐人に追われている中、あそこから遠くに見えた船があってここまで投げ飛ばして来たと飛んできたと、投げて飛んできた場所を指差して男に説明した。
「なんだと?だったらこの国はあの人が言った通りになったと言うことか。だったらこの国に上陸するのは止めたほうがよさそうだ。
お前達!引き返すぞ」
男は周りにいた男達に船の海路を変えるように指示を出した。
「ねえ、貴方達はどこを拠点にしている冒険者なの?この船は何処から来てどこに向かうの?」
ダンクはこの男達がどこの国からきて、船が何処に向かうかを聞くと、男は大和に行くまえにある港に行くと言った。
その言葉にシオンとダンクは安堵した。
「もう安心ね。あの港は大和が管理しているから、あそこに行くだけなら誰でも行けるけど、そこから大和までの入国審査が大変ってだけで」
「だな。でも前に行った事のある者なら大して時間がかからないだろう。ダンクも行ったことあるんだろ?」
「そうねぇ。大和懐かしいわね。大和にはあたしのことを知っている人がいるから、あたしは誰だかバレないようにこれからはフードを被るわ」
ダンクは自身のマジックバックからフード付きマントを取り出して被り、段々と離れて行くミーツと分かれた大陸に目を向けて祈っていた。
(どうかミーツちゃんも無事に大和に着きますように)
シオンとソルトもダンクに並んで、離れて行く大陸を眺めていた。
ミーツとの行動を分かれたシオンとダンクは腐人が所々にいる森の中にいた。
「ダンク!こんな腐人だらけで突っ切るの無理だろ!馬車は捨てて行こう」
「シオンちゃんダメよ。あたし達だけなら難なく森を抜ける事はできるけど、馬車内には子供達がいるのよ?」
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「チッ、ミーツの奴め一番大変な事を俺達に任せやがって!仕方ないねぇな。ソルト、ダンクそれじゃあ行くぞ。一気に森を抜ける!ダンクは置いて行かれてもしらねぇからな!」
シオンとダンクは指を三本立てて、無言で一本づつ減らしていき、最後の一本の指を下ろした途端、ダンクは馬車に近づく腐人を殲滅するのに走った。そんなダンクの行動と同時にソルトは馬車の馬に鞭を叩いて道なき道を走り、馬車が走る前方に大木があればシオンが魔法を放って弾き飛ばして無理矢理、自身が走る馬車の道を作って走って行った。
そんなソルトは馬に鞭を叩きながら走っていると、森の終わりが分かる光が見えてきたことにシオンは安堵して油断した。
「ソルトちゃんシオンちゃん!手綱を引いて!」
ダンクの叫び声にシオンは、まだダンクの叫びに反応していないソルトの手綱を掴み、思いっきり手綱を引くと、馬は苦しそうに上半身を反らして鳴いた。
「うお!森が抜けると思って油断した。スマン、ダンク」
シオンが驚くのも無理はなかった。シオンがダンクに言われるまま手綱を引いた場所は、数十メートルもの断崖絶壁であったからだ。
「だが、もう八方塞がりだな。前方は崖で後方には無数の腐人、こんな所で終わるのは無念だが仕方ない。ダンク、もう無理しなくていいぞ」
「シオンちゃん、あたしを見くびらないでちょうだい!これくらいの数の腐人、あたし一人でも倒しちゃうんだから!」
シオンは森の中から増えてくる腐人に戦意喪失していたが、ダンクはそんなシオンを守ろうと腐人に立ち向かって行く。
「あ!シオンちゃん!あそこに船が見えるわ」
ダンクは視線を崖の先の海に向けながら戦っていると、船が視界の端に映り、シオンに船がある事を指を差して伝えた。
「ダンク、船が見えたからって、ここからあんな場所まで無理だろ。もう諦めろ」
「あたしの好きなシオンちゃんはこんな状況くらいじゃ諦めないわ!活路はあたしが開く!
シオンちゃんは諦めないで!」
シオンはダンクの言葉に言葉を詰まらせて自身の頰を思いっきり殴った。馬車内の子供達はシオンの行動に驚き、ビビリ慄いていたが、当の本人であるシオンは気合が入ったのか目つきが変わり、シオンも馬車を降りて腐人を退治して行く。
その間、ソルトはシオンの支援をするようにシオンと馬車の周りにシールドを張っていた。
「ふふふ、シオンちゃんはそおっこなくっちゃ!
じゃあシオンちゃん、とりあえず馬車に一時的にでも近づけないように周りの木々を倒して時間を作ってちょうだい。ソルトちゃんはそのまま支援してね」
「わかった。お前の事だ、何か考えがあるんだろうな」
「ダンク様、了解致しました」
シオンは馬車や自身に迫り来る腐人を倒しながら魔法や剣で木々をなぎ倒して行くその間、ダンクもシオンと共に木々を倒して腐人の足止めの為に倒した木々を積み重ねて行く。
「ダンク、これで時間稼ぎは出来たが、これからどうするんだ?倒した木に囲まれて完全に逃げ場がなくなったが」
「これから馬車を船に向かって投げるわ。
だからシオンちゃんとソルトちゃんは馬車に乗ってちょうだい」
「な!お前、そんなことしたら船も馬車もボロボロになるだろ!勿論馬車に乗っている俺や子供も無事じゃ済まないだろう」
「その辺りは加減するわよ。
良いから馬車に乗って!」
シオンは横倒しをした木に視線を向け、囲まれたどうしようもない状況にため息を吐いて、ダンクに言われるまま馬車に乗り込んで、自身と子供達を馬車に縄で縛りあげた。
そんなシオンの行動を見たソルトは、馬車と馬にシールドを張ってソルトも馬にしがみ付いた。
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ダンクも投げた馬車の幌に跳び乗った。
風を切って飛ぶ馬車は船にぶつかる前にダンクが馬車から船に飛び移り乗って、船の甲板で馬車を掴んでソーっと船に降ろした。
ソルトは降ろした馬車と馬に掛けられているシールドを解くと、馬の足は産まれたての仔馬のようにガクガクと震えていた。
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シオンは半分放心状態だが、自分が生きている実感が湧かないのか、独り言のように呟いて身体のあちこちを触っていた。
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お前達!引き返すぞ」
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「だな。でも前に行った事のある者なら大して時間がかからないだろう。ダンクも行ったことあるんだろ?」
「そうねぇ。大和懐かしいわね。大和にはあたしのことを知っている人がいるから、あたしは誰だかバレないようにこれからはフードを被るわ」
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