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第9話 コカトリスと畑
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家が出来上がってから2日が経った頃。家が出来たことにより暮らしはより一層良くなった。
「いつも明かり役をしてくれてありがとうね。ヒカちゃん。」
家では流石に火をそのまま使うのはまずく明かりをどうしようかと悩んでいたところにラーちゃんが以前スイちゃんを生んだスーちゃんのように新しくミニラーちゃん6匹が生まれた。
彼らの能力は光魔法で、自らが発光することでこの家に明かりをもたらしてくれた。それぞれ寝室、リビング、キッチンなどの主要な部屋を照らしてくれている。
「でもなるべく早めに光の鉱石は見つけた方がいいな。ヒカちゃんたちがあんまり動けないし。」
(この時、近くにいたラーちゃんはすぐに地下室から鉱石脈を探しに掘り進めていった。)
「ピイー!」
「ん?どうしたのハッピー?畑に行きたいの?」
ハッピーが朝早くから畑に行きたいと言うので行ってみることにした。スーちゃんとハッピー、ヒカちゃんたちを連れて畑に向かう。ラーちゃんはなぜかいなかった。
~~~~~~~~
「あ、畑の前にコカトリスたちの様子を見に行ってもいいかな?」
ラーちゃんの活躍でできたコカトリスの小屋を見に行く。この2日は様子見に行ってなかったから少し気になった。
「クエーー!クエーー!」
「おお、元気がいいね!!」
コカトリスの小屋に行くと4匹が暴れんばかりに動いていた。木製の柵で仕切られてるため、仮に襲ってきても問題ない。
「コカトリスたちって何を食べてるの?薬草類!?それに果物も!?」
コカトリスの食性が意外だった。文献にも特に載ってなかったしな。そんなふうに考えてると1匹のミニスーちゃんが近づいてくる。
「あれこの子はどうしてここにいるの?餌やりと小屋の管理をしているのかー。」
スーちゃんの説明で何をやってるのかがわかったところでなんとなく様子を見守る。コカトリスの足元には草が落ちてあり、それを整えたりしている。
「クエーー♪」
ポロン!
「え!?卵が出た!?」
機嫌よく鳴き声をあげた1匹から卵が出てきた。それを素早くミニスーちゃんが取りに行き、別の場所に移す。そこにはすでに何個も卵が入っていた。スーちゃんがこの卵を使っていろんな料理をしたいらしい。
「ハッピーは特に気にしてないんだよな。」
一応鳥というカテゴリーには入るからな。何かしら気になるところがあると思ったけど、気にしてないようだ。2日前にコカトリスの肉をなんのためらいもなく美味しそうに食べてたしな。
「それじゃあこれからもここの管理を頼むね!」
管理のミニスーちゃんが『お任せください!』と元気よく触手を上げたのを見てコカトリスの小屋を後にした。
~~~~~~~~
「畑はどうなって……!?」
俺は目の前の光景に驚愕してしまった、、
「なんでリーゴの木が生えてるんだよ、」
「ピイー♪」
植えた本人のハッピーは嬉しそうに跳ぶけど俺はそれどころではない。たった数日で木が成長して果実まで実らせるなんておかしい。
「ハッピー何かしたの?」
「ピイー!ピイ!」
「ふんふん、種に魔力を込めた成長促進の効果をつけて、さらに土にも魔力を込めたと、、、どういうことだーー!?」
そんなことができたら国の作物生産量はとんでもなく飛躍する。多分5倍10倍じゃあすまない。本来一月はかかる。それがたった数日、しかも本人は苦労しているわけではないようだし。
(エルの魔力により強くなったハッピーには鳥人族ではまず持たない魔力を持っているため出来る芸当。)
「畑は確かハッピーは手をつけてないよなー、なんとか落ち着かないといけ……!?!?」
もう倒れそう。畑も作物がにょきにょきと成長していた。数多くの野菜や穀物が姿を現していた。そんな風に悩んでるとスーちゃんが来て『スイちゃんたちの水には魔力が入ってるので成長を促すことができました。』と触手を伝えてくれた。
「そっかー、スイちゃんたちもそんなことができたんだなー。」
そんな感じにつぶやきながら1匹のスイちゃんを持ち上げて撫でると触手をうねうねと揺らし始めた。
「喜んでくれてるのかな?これからも頑張ってね。あ、作物は採ったら地下室に運んでね。コーちゃんたちが頑張ってくれるから。」
『わかりました!』とスイちゃんが触手を上げぴょんと跳んで俺から離れると、他のスイちゃんたちに説明し始めた。
その様子を見たスーちゃんが体をプルプル震わせ、体から籠を吐き出し、それをスイちゃんたちに渡すと、スイちゃんたちは小さな触手に溶解液を纏わせどんどん作物を刈っていった。
「おおー、すごいスピードだ。俺もやろうかな。」
スイちゃんたちの懸命に作業している姿に触発されてしまった。この後は全部刈り取るまでスイちゃんたちと作物を刈り続けた。
「いつも明かり役をしてくれてありがとうね。ヒカちゃん。」
家では流石に火をそのまま使うのはまずく明かりをどうしようかと悩んでいたところにラーちゃんが以前スイちゃんを生んだスーちゃんのように新しくミニラーちゃん6匹が生まれた。
彼らの能力は光魔法で、自らが発光することでこの家に明かりをもたらしてくれた。それぞれ寝室、リビング、キッチンなどの主要な部屋を照らしてくれている。
「でもなるべく早めに光の鉱石は見つけた方がいいな。ヒカちゃんたちがあんまり動けないし。」
(この時、近くにいたラーちゃんはすぐに地下室から鉱石脈を探しに掘り進めていった。)
「ピイー!」
「ん?どうしたのハッピー?畑に行きたいの?」
ハッピーが朝早くから畑に行きたいと言うので行ってみることにした。スーちゃんとハッピー、ヒカちゃんたちを連れて畑に向かう。ラーちゃんはなぜかいなかった。
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「あ、畑の前にコカトリスたちの様子を見に行ってもいいかな?」
ラーちゃんの活躍でできたコカトリスの小屋を見に行く。この2日は様子見に行ってなかったから少し気になった。
「クエーー!クエーー!」
「おお、元気がいいね!!」
コカトリスの小屋に行くと4匹が暴れんばかりに動いていた。木製の柵で仕切られてるため、仮に襲ってきても問題ない。
「コカトリスたちって何を食べてるの?薬草類!?それに果物も!?」
コカトリスの食性が意外だった。文献にも特に載ってなかったしな。そんなふうに考えてると1匹のミニスーちゃんが近づいてくる。
「あれこの子はどうしてここにいるの?餌やりと小屋の管理をしているのかー。」
スーちゃんの説明で何をやってるのかがわかったところでなんとなく様子を見守る。コカトリスの足元には草が落ちてあり、それを整えたりしている。
「クエーー♪」
ポロン!
「え!?卵が出た!?」
機嫌よく鳴き声をあげた1匹から卵が出てきた。それを素早くミニスーちゃんが取りに行き、別の場所に移す。そこにはすでに何個も卵が入っていた。スーちゃんがこの卵を使っていろんな料理をしたいらしい。
「ハッピーは特に気にしてないんだよな。」
一応鳥というカテゴリーには入るからな。何かしら気になるところがあると思ったけど、気にしてないようだ。2日前にコカトリスの肉をなんのためらいもなく美味しそうに食べてたしな。
「それじゃあこれからもここの管理を頼むね!」
管理のミニスーちゃんが『お任せください!』と元気よく触手を上げたのを見てコカトリスの小屋を後にした。
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「畑はどうなって……!?」
俺は目の前の光景に驚愕してしまった、、
「なんでリーゴの木が生えてるんだよ、」
「ピイー♪」
植えた本人のハッピーは嬉しそうに跳ぶけど俺はそれどころではない。たった数日で木が成長して果実まで実らせるなんておかしい。
「ハッピー何かしたの?」
「ピイー!ピイ!」
「ふんふん、種に魔力を込めた成長促進の効果をつけて、さらに土にも魔力を込めたと、、、どういうことだーー!?」
そんなことができたら国の作物生産量はとんでもなく飛躍する。多分5倍10倍じゃあすまない。本来一月はかかる。それがたった数日、しかも本人は苦労しているわけではないようだし。
(エルの魔力により強くなったハッピーには鳥人族ではまず持たない魔力を持っているため出来る芸当。)
「畑は確かハッピーは手をつけてないよなー、なんとか落ち着かないといけ……!?!?」
もう倒れそう。畑も作物がにょきにょきと成長していた。数多くの野菜や穀物が姿を現していた。そんな風に悩んでるとスーちゃんが来て『スイちゃんたちの水には魔力が入ってるので成長を促すことができました。』と触手を伝えてくれた。
「そっかー、スイちゃんたちもそんなことができたんだなー。」
そんな感じにつぶやきながら1匹のスイちゃんを持ち上げて撫でると触手をうねうねと揺らし始めた。
「喜んでくれてるのかな?これからも頑張ってね。あ、作物は採ったら地下室に運んでね。コーちゃんたちが頑張ってくれるから。」
『わかりました!』とスイちゃんが触手を上げぴょんと跳んで俺から離れると、他のスイちゃんたちに説明し始めた。
その様子を見たスーちゃんが体をプルプル震わせ、体から籠を吐き出し、それをスイちゃんたちに渡すと、スイちゃんたちは小さな触手に溶解液を纏わせどんどん作物を刈っていった。
「おおー、すごいスピードだ。俺もやろうかな。」
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