スライムと異世界冒険〜追い出されたが実は強かった

Miiya

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第11章 テイマーの街

第153話 その後の話

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「...う、頭が痛い」

この感覚、ドラゴンを倒した時以来だ。っていうことはまた俺は数日間寝てたままだったのか。周りを見渡すとどこかの小屋にいるようだ。前みたいに安全な場所を確保したのか。

「...きゅー」

「ってなんでお前も寝てるんだよ、マロ」

胸元に白饅頭が見えたが鳴き声的にマロだ。あの時は何をしていたのか、もともとマロはただのスライムではないのは確かだがいまだにわからないことだらけだ。

「ピュー」

「お、リーン。飲み物か、ありがとう」

リーンからジュースを受け取り俺が倒れた後の説明をしてくれた。まず俺の胸の近くで寝ている白饅頭、もといマロについてで俺が寝ている間にこの小屋が冷えないように一時的に大きな結界を張っていたらしく、その時に使った魔力を充てんするために寝ているらしい。

「俺はどのくらい寝ていたんだ?」

「3日間ですね。最初のほうはまったく動かなかったので心配しましたが2日目から寝返りを打たれていたので安心しました」と伝えてくれる。この小屋はテイロとミニスライムたちの手で作られたものだ。いつも野営するとき一部屋ぐらいの大きさで作るが、階段があるのでおそらくいつもの倍は大きい。

「シルはどうなった?だいぶボロボロだったはずだが」

「安心してください、シルさんもだいぶ重症でしたがなんとかギリギリ命はつなげてました。ただ今もまだ起きられてないのでわかりません」と伝えてくれる。

「一度シルのところに案内してくれ」

リーンは階段を上っていく。その間にテイロやミニスライムたちにも元気になった挨拶をしながらもついていく。

「キュー!!」「ピー!!」

「アクア、ルー。シルのことを診ていたのか」

ルーはもちろんシルの従魔だから当然としておいて、アクアがシルの様子を見ている理由はアクアが出す水は魔力がこもっており時折水を飲ませているらしい。かなり調子が悪そうで熱も上がっている様子だ。

「まあ見守るしかできないか」

これが起きているのであれば魔力供給だったり、リーンが厳選した薬草で作ったポーションで回復させたりとできるが寝ている以上シルに任せるしかない。

「まだしばらくここで過ごせそうか?」

「テイロが言うには何もなしで10日間、修理改築をすれば1月近くは最低過ごせるそうです。食料は備蓄がおおよそ10日分ですが、この悪環境ですと簡単に増やせれないのでまだ何とも言えません」と伝えてくれる。

「この雪山じゃあそうそう食料を手に入れるのは厳しいか。今はシルが起きることを願って待つしかない」

「そうですね、シンジ様はどうされます?」とリーンが聞いてくる。

「今は風呂に入りたいな。戦闘で汚れて汗もかいたし一度さっぱりとしたい。作ってある?」

「もちろんでございます」と体を跳ねさせるとそのまま地下のほうに案内してくれた。地下には立派な岩盤浴のようなものがあった。この近くにいい感じの岩があったようでテイロがそれをきれいに加工して、体に優しい岩になっている。

「ふー、いい風呂だ」

あの戦闘の後のこの極上の風呂は体に本当にしみる。
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