世界一の殺し屋が異世界に転生したら

Miiya

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第7話 喧嘩を売られた

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その後、この学園の説明や時間割などの話がされた。日本の学校とほぼ変わらない。ただ魔法学園であるからか移動教室が多い。

それと入寮希望についてのプリントを配られ当然俺は記入して提出した。全寮制ではないようなので一部の人はプリントをもらってもすぐにしまった。

学園の場所に関しては授業等で移動した際にまた説明することになり、一旦休憩に入った。

 「ルー君すごいね!!」

 「そうか?別に難しくないと思ったけど。」

 「いやいや、あたしなんてまず名前すらわからなかったよ。エリーが名前を知っていたのでさえ驚いたのに。」

休憩に入るやいなや隣にいたスーとエリーからさっきの最終問題に関して質問が飛び交ってきた。でも本当に難しくないと思った。」

 「ちょっといいかしら?」

 「ん?だれだおまえ?」

 「おい!このサーレ様に向かってなんだその口の利き方は!!」

 「落ち着きなさい。名乗らずいきなり声をかけた私も悪いわ。私はサーレ=ナーヴス、今年の入学試験第二席よ。」

 「そうか、俺はルーノ=ノヴォスだ。」

 「それで君はどうして主席になれたのかしら?」

 「ん?どういうことだ。」

 「私は一応座学では最終問題以外は満点の自信があります。それに他の試験でも満点に近い成績を収めました。」

なんとなく言いたいことはわかってきた。

 「なぜあなたがそんな私を差し置いて首席なのかが気になるのです。」

 「ふーーん、で?」

 「で?とは?」

 「気になるのね、それを知ってお前はどうなるんだ?」

 「え、、それは。」

 「おおかた俺に主席を取られて悔しいんだろう?それで憂さ晴らしをしたいんだろ。」

 「お前それ以上サーレ様にそのような汚い言葉をかけたら容赦しないぞ!」

 「お黙りなさい。あなたは私よりも強い自信があるということですね。」

 「自信というか現にお前は俺より格下なんだろ?」

 「くっ、」

 「まあいいぜ。何やるかは知らないがちゃんとお前を叩き潰せば他の奴らが来ることもないしな。」

 「ふっ、いいですわ。それじゃあ剣術試験の証明をしてもらいましょう。私と一対一ではどうでしょうか?」

 「いや、俺は女をいたぶる趣味は無い。」

まあ、いざとなれば心を鬼にして殺すことぐらいわけないが。

 「お前が俺に一回でも剣を当てることができたら俺はお前に土下座でもなんでもする。」

 「「な!?」」

サーレと言った女性とその取り巻きが鳩が豆鉄砲を食ったような顔をする。

 「いやいやルー君それはちょっとまずいよ。」

 「そうですよ、サーレさんと言えばあの剣の名門ナーヴス家の中でもかなり強いと聞きますよ。」

 「相当自信があるようですね。いいですわ、ではあなたが勝った場合はどうするんですか?」

 「んーー、何もいらない。」

 「?」

 「だから何もいらない。別に俺はもともとやらなくてもいいことだし。」

 「そう、わかりました。では後ろでやりましょう。一瞬で終わります。」

サーレはそう言って、取り巻きが持ってきた彼女の剣と思しきものを手に取り感触を確かめる。

 「ちょちょ何もいらないって本当に!?」

 「ああ、興味ないし。あ、ミルを頼む。」

ミルは俺の肩からぴょーんとエリーの方に飛び乗る。

 「それではやりましょうか。あなたはそんな動きにくい服装でいいのですか?」

 「ん?ああ、大丈夫だ、問題ない。」

ヒュン!

サーレのレイピアの先が俺の前髪の先を少しかすめた。

 「今のは見えてたの?それとも見えなかった。」

 「………。」

 「そう、黙るなら黙ってればいいわ。すぐに終わるだけ。」

 「おお、サーレ様が本気になられたぞ。」

俺の目の前からレイピアを一旦離す。そしてもう一度構え直す。

 「はっ!」

ヒュン!

 「「「あ…あ…あ」」」

 「で、こんなもんか?」

 「避けたーー!?」

確かに速い一撃だが所詮は子供のしかも女の力。昨日の試験官の攻撃の方がまだ速かった。

 「くつ、なんで、なんでですの!?」

ヒュンヒュンヒュン

サーレの無数とも言える剣の突きをすべてかわす。右に来ても左に来ても余裕で避けれる。

 「エリーはあれ避けれる?」

 「無理よ、避けることはおろか剣で防ぐこともできない。」

 ギャラリーたちから見るととんでもないことが起こってるように見えるがルーノは汗ひとつ書くことなく避けている。彼女の剣は生徒の平均をはるかに上回る速度を誇る。ルーノと戦った試験管でさえ避けるのは厳しい。

 ただ彼が圧倒的な動体視力を持っていたのだ。

 「どうした?これぐらいなら試験よりも簡単だぞ。」

 「くっ、後悔しなさい。私にこの剣技を使わせてしまったことを、」

 「まずい、みんな早くサーレ様から離れろ。」

 「え?どうさたの?」

取り巻きの急な反応にスーは思わず質問してしまう。

 「あの構えをしたサーレ様から放たれる剣は周りにも斬撃波が飛ぶ可能性がある。」

 「そんな技を!?ルーノ君、大丈夫かしら。」

 「でもルー君のあの表情を見る限り焦ってないようね。」

 「この構えを見て逃げないなんて、勇敢なのか無知なのか、」

 「御託はいいからはやく打ってこいよ。」

 「く、言わせておけば。喰らいなさい!光の一突きライトデアーショット

サーレの持つレイピアが淡く黄色と白に光り出し俺にめがけて飛んでくる。

 「なかなかいい攻撃だ、」

 「な、」

 「だが、まだ足りない。」

俺はサーレのレイピアを持つ右手をつかんでいた。
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