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神々の集まりと戦の気配
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日毎に神界への知識が深まっていくこの頃。
今日は神界や天界の神々が集まる宴に殿下の妃として参加することになった。
ジュンシーさんは武神の総武将としての立場で参加しないといけないらしく、一緒にはいられないと聞いて少し寂しい気もするけど、まぁ仕方ない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
宴の開かれる会場には豪華絢爛な黄金や煌びやかな金剛石の装飾が成され、ゾロゾロと見た事の無い神達が集まり始める。
イーヌオさんはこういった場があまり好きではないのかさっさと先に進んで行ってしまった。
僕はこの機に色んな神様方とお知り合いになるためにファンさんに横についてもらって挨拶をしに来てくれる方々と軽く談笑を混じえることにした。
「あー!君が噂の人間の子だね?!」
まず最初に寄ってきたのは水色の衣を清流の如くなびかせる美しい白髪の美青年2人組だった。
「彼達は双子の神でね、兄がフイフイ。弟がメイメイ。2人が合体した姿はフイメイと呼ばれる。
水の神で、等級は中神。神界五大美神の1人だ。よく人間界に行っては散財をして遊んでいる。それを上から咎められたら「経済が枯れないように潤わしているだけ。立派な水の神の仕事だよ!」が常套文句。」
「なるほど、「経済が枯れないように潤わしているだけ。」…ってその常套文句情報いります…?」
「また今度ゆっくり話そうね~!」
フイフイさんとメイメイさんは2人して楽しそうに、会場の方へ走って行ってしまった。
「へぇ、この子が新しい妃か。なかなか可愛らしいじゃないか」
お次の方は何やら少し姉御肌そうな女性。
「これはこれはフォンリン将軍。ご無沙汰しています。ご健勝にてお過ごしでしょうか。」
「お陰様でね。」
「リェンチェ、このお方は現在は天界で領土、民、戦力全てが最強の赤良(セキラ)の女帝をされており、元々は神界で上武神として総武将を務めていらっしゃった方なんだよ。なんと言っても、この方はジュンシー上神の叔母上にあたるんだ。」
「な、なるほど!!初めまして!リェンチェと申します!!」
「そして、そのお隣にいらっしゃるのがお子様のホァシャン皇女様。男7女3という特殊な比率の性別をしている火の神仙様だよ。」
ファンさんはフォンリン将軍の横に立っていたまだ幼い可愛らしい神仙様の紹介もしてくれた。
「母上、先程見かけた淡い桃色の衣を纏った綺麗なお妃様はどこに行ってしまわれたのですか?」
ホァシャン皇女はキョロキョロと辺りを見渡している。
「淡い桃色の衣…と言いますとこの会場ではイーヌオ妃しかおられませんが…?」
僕はまだ背の低いホァシャン皇女に目線を合わせるためにしゃがみこんでそう言った。
「イーヌオ…あの方はとても美しかった…」
ホァシャン皇女は瞳を輝かせてボソッとそう言った。
ふふ…この瞳は僕が祖母に神話のお話を読み聞かせしてもらっていた時によく似ている。
「そりゃあ、あいつ見た目だけなら元は神界五大美神に数えられていたからなぁ、でもホァシャン、あいつはめっちゃくちゃ性格悪いぞ。」
そうですそうですお母様。もっと言ってやってください。(*-ω-)ウンウン
「さて、そろそろ席につかなくてはならない。行こう。」
フォンリン将軍のその声かけで僕たちも会場の中に入り、宴は3日3晩続いた。
そして宴が終わり、片付けも終わった頃合い、僕は何となく眠気が来なく、会場のあたりをウロウロしていた。
すると、会場の中からヒソヒソとした声が聞こえてきた。
「黒夢想(シャンワンフェイムァン)の反乱が目立ってきましたな…」
「これは近々戦になるやも…」
「つきましては太子殿下にはお世継ぎを…」
「え、まぁそうなるか…」
(黒夢想は天界四景のひとつで、美緑丘(メイリゥ)赤良(セキラ)青福(チンロン)がある。それぞれに王がいる。)
僕は恐ろしい事を聞いてしまったかもしれない。
今日は神界や天界の神々が集まる宴に殿下の妃として参加することになった。
ジュンシーさんは武神の総武将としての立場で参加しないといけないらしく、一緒にはいられないと聞いて少し寂しい気もするけど、まぁ仕方ない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
宴の開かれる会場には豪華絢爛な黄金や煌びやかな金剛石の装飾が成され、ゾロゾロと見た事の無い神達が集まり始める。
イーヌオさんはこういった場があまり好きではないのかさっさと先に進んで行ってしまった。
僕はこの機に色んな神様方とお知り合いになるためにファンさんに横についてもらって挨拶をしに来てくれる方々と軽く談笑を混じえることにした。
「あー!君が噂の人間の子だね?!」
まず最初に寄ってきたのは水色の衣を清流の如くなびかせる美しい白髪の美青年2人組だった。
「彼達は双子の神でね、兄がフイフイ。弟がメイメイ。2人が合体した姿はフイメイと呼ばれる。
水の神で、等級は中神。神界五大美神の1人だ。よく人間界に行っては散財をして遊んでいる。それを上から咎められたら「経済が枯れないように潤わしているだけ。立派な水の神の仕事だよ!」が常套文句。」
「なるほど、「経済が枯れないように潤わしているだけ。」…ってその常套文句情報いります…?」
「また今度ゆっくり話そうね~!」
フイフイさんとメイメイさんは2人して楽しそうに、会場の方へ走って行ってしまった。
「へぇ、この子が新しい妃か。なかなか可愛らしいじゃないか」
お次の方は何やら少し姉御肌そうな女性。
「これはこれはフォンリン将軍。ご無沙汰しています。ご健勝にてお過ごしでしょうか。」
「お陰様でね。」
「リェンチェ、このお方は現在は天界で領土、民、戦力全てが最強の赤良(セキラ)の女帝をされており、元々は神界で上武神として総武将を務めていらっしゃった方なんだよ。なんと言っても、この方はジュンシー上神の叔母上にあたるんだ。」
「な、なるほど!!初めまして!リェンチェと申します!!」
「そして、そのお隣にいらっしゃるのがお子様のホァシャン皇女様。男7女3という特殊な比率の性別をしている火の神仙様だよ。」
ファンさんはフォンリン将軍の横に立っていたまだ幼い可愛らしい神仙様の紹介もしてくれた。
「母上、先程見かけた淡い桃色の衣を纏った綺麗なお妃様はどこに行ってしまわれたのですか?」
ホァシャン皇女はキョロキョロと辺りを見渡している。
「淡い桃色の衣…と言いますとこの会場ではイーヌオ妃しかおられませんが…?」
僕はまだ背の低いホァシャン皇女に目線を合わせるためにしゃがみこんでそう言った。
「イーヌオ…あの方はとても美しかった…」
ホァシャン皇女は瞳を輝かせてボソッとそう言った。
ふふ…この瞳は僕が祖母に神話のお話を読み聞かせしてもらっていた時によく似ている。
「そりゃあ、あいつ見た目だけなら元は神界五大美神に数えられていたからなぁ、でもホァシャン、あいつはめっちゃくちゃ性格悪いぞ。」
そうですそうですお母様。もっと言ってやってください。(*-ω-)ウンウン
「さて、そろそろ席につかなくてはならない。行こう。」
フォンリン将軍のその声かけで僕たちも会場の中に入り、宴は3日3晩続いた。
そして宴が終わり、片付けも終わった頃合い、僕は何となく眠気が来なく、会場のあたりをウロウロしていた。
すると、会場の中からヒソヒソとした声が聞こえてきた。
「黒夢想(シャンワンフェイムァン)の反乱が目立ってきましたな…」
「これは近々戦になるやも…」
「つきましては太子殿下にはお世継ぎを…」
「え、まぁそうなるか…」
(黒夢想は天界四景のひとつで、美緑丘(メイリゥ)赤良(セキラ)青福(チンロン)がある。それぞれに王がいる。)
僕は恐ろしい事を聞いてしまったかもしれない。
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