マスカット・ボディー

理屈だよ子

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第5話 どっちもぶどうです

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「何してるの?」

低く、怒気を含んだ声で聞いてくるDaa

何してるも何も、見れば分かるだろう

「愛し合ってる?」

「チッ」

僕が言ったその瞬間、ガンッと音を立てて壁が揺れる
Daaが右腕で壁を殴ったのだ

「お客様っ備品は壊さないでくださいねっ」

側にいた店員さんの焦った声が聞こえてきた

「Daa…」
「なんでNagiが他人の膝に乗ってるわけ?」

Daaの問いにMixがゆっくりと口を開く
「そういう場所だからじゃないか」

「チッ…俺の極上マスカットだぞ…」

おい、人を勝手にマスカット呼ばわりするな

「可愛いね、僕のぶどうちゃん」

Mixはお構いなしに僕を抱き締める
ていうか、ぶどうちゃんってなんだ

「俺のマスカット〈極み〉だって言ってんだろっ!!」

Daaが再び壁を殴ろうとする
てか、どこぞの高級フルーツの名称みたいに言うなこのやろう

「やめないか、Daa」

「P'Mix…」

え、知り合い?

「二人って知り合いなの?」

「Daaとはこの店で知り合ったんだ」

「へぇ……」

類は友を呼ぶ……てか?


「P'Mix、Nagiを離して」

「離してるさ、ほら」
と言って両手を広げるMix

僕はなんとなくしがみついてみた

「はぁぁあ??!」

あ、やっちまった

「え?Nagisaそんなに僕のこと好きだったの?もうしょうがないなぁ~」

語尾にハートマークを付けたMixが僕の尻をなでなで…

そのとき、Daaがものすごいスピードで近付いてきて僕をMixから引き剥がすとそのまま店の外まで連れ出した

「あっちょ、」

「ちょっとDaa降ろして!」

「……」

「いやっねぇどこ連れてくの?!」

「……」

「ねぇっ何するの?!」

「……お仕置き」

「……」

えぇーーー…聞かなきゃよかった…。




Daaに強引に連れて来られたのは鉄筋コンクリート造の建物、デザイナーズマンションとかいうやつだ。


僕は今、Daaの肩に担がれて階段を上っている

わぁー観葉植物もあってオシャレだなぁー

とか思ってる場合ではないことは分かっているが、抜け出そうにもこの男何を食ったらそうなるのかびくともしない

部屋の前に着いたのかドアノブに鍵を差し込む。その間一言も発しないDaaに僕は内心焦っていた。

ガチャ、とドアが開いた。中に入ると
一瞬だけ宙に浮いて床に降ろされる

「Daa?」

「入って」
促されたのは浴室。

僕がもたもたしていると無理矢理押し込まれる

シャーッとシャワーが流れ出す

「洗って」

「え、」
どこまで?とは聞けない

「自分で洗わないなら俺が洗うよ?」

「洗います洗います」

僕が身体を洗ってる間に頭冷やしててくれないかなぁ…なんて僅かな希望を胸にシャワーを浴び出した

ふと、横を見るとご丁寧に洗浄グッズまで置かれているではないか、、

これはもう逃げられない。そう悟った






ーーーー1時間後ーーーー

浴室から出るとDaaがベランダでタバコを吸っていた。暑いのかTシャツは脱ぎ捨てている。

そっと彼に近付く

「よく吸うの…?」

「たまに?……イライラしたときに」

あ、そのイライラの原因は僕だとでも言いたそうだね

僕はするっと後ろからDaaの腰に腕をまわす

「ねぇ…Daa、今日はもう遅いしゆっくり寝よっか」

僕という抱き枕付きだぞ?とか言ってみる

「ヤダ」

作戦失敗。

次はどうしようか僕が思案していると
Daaが振り返って僕を抱き締める

その力の入れ方は、とても優しい…

そのまま、すすすっとDaaの手が下へと下りてくると次の瞬間

ぐにっ!!

「いたっ」

尻を思いっきり揉まれた、というかつままれたに近い

「ちょっ何すんの?!」

「何って、決まってるでしょ?
お仕置きの時間だよ、ぶどうちゃん」

これ見よがしにその名で呼ぶと、
本気の眼で見つめてくる
僕は抵抗できなかった…。





ーーーー1時間後ーーーー



「あっぁっやぁぁっああっ!!」

「やぁっぁあ…ァアッ」

「あっあっハァッぁぁんんッ……っ」

僕はずっと喘がされている
指を後ろに入れられ何度も抜き差しを繰り返される

「この上の部分擦られるの好きだね」
二本の指が揃えられて中に入る度、僕の弱い部分を責めてくる

「何?前立腺の手前が好きなの?」

「んんっっッ」

前立腺に触れる手前のところばかりを刺激される。ちがぅ…そこじゃない…

直接的じゃない緩い刺激ばかりを与え続けられ身体中が敏感になる

「やぁぁ…ちゃんと、ッさわってっ」

「ダメ。まだまだ続くよ」

そう言うと今度は前立腺の奥まで侵入してきて抜き差しを繰り返す。差し込むときはかすめるだけ、抜くときには指の腹で引っ掻けて出ていく。まるでこりっとしたものの感触を楽しんでいるようだ。

ぐちゅっにちゅ、ぬちゅっと音を立ててDaaの指が出入りしていく

時折ローションを足してソコが乾かないようにしている



ーーーーさらに30分後ーーーー


「ぁ…ぁ…ぁあっんぁあっ」

いつまで続くのだろうか、はやくっあの熱いもので貫いて欲しい…っ

「そろそろいいかな」

やっと入れてもらえる


…そう、思ったのに
Daaは僕を自身の膝の上に乗せると
僕の尻の割れ目に熱いブツを沿わせ…沿わせ?え、沿わせた?どゆこと??

何をするのかと僕が不思議がっていると、Daaはなんと自身を僕の臀部でんぶ
挟んだではないか!!

おぉ!!ホットドッグみたいだ!!

じゃない!!そんな悠長なこと言ってる場合じゃないよ僕っ
うそでしょ?!
Daaはそのまま腰をスライドさせたり擦り合わせたりして刺激を楽しんでいる
もちろん中には入っていない!
そう、入っていないのだ!!

入ってはないが、さっきまで弄られていた僕の秘部にDaaの熱いものが当たっている
ぬるぬるとスライドさせる度に刺激される

なんでっ?もう少しで入りそうなのに…っ

「やっ…Daaっ!」

「ハッ…ァア…Nagi…Nagi…」

Daaは刺激がちょうどいいのか、気持ちがよさそうだ

「Nagi…Nagi…ぁあ…Nagi」

僕の名前をうわごとのように何度も呼ぶDaa



悲しいかな…僕はその夜一度もイケなかった

なまごろしだ…。。



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