スキの気持ち

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「佐久間って俺のこと避けてる?」
「…え?」
急に聞かれた直球に、首を傾げる。
傾げて誤魔化せるかは謎だけど。

あれから、普通にしている。
私的には。
もう2週間は経ったかな?

あの日は、ノートがないまま宿題をした。
りかにノートを破いてもらって、そこに書いたあの日。
次の日に、自分のノートに貼り合わせて。

次の日、登校してからノートに工作している所を岡崎に見られた。
『どうしたの?』
ノートに紙片を貼っている私にそう問いかける。
『…ノートがないことに気付いて』
答える私に岡崎は『取りに来なかった?』と聞いた。

取りには来た。
だけど、教室まで来なかった。
入れなかった私がいた。

『りかに、ノートもらったから』
そんな曖昧な返答に岡崎は『ふうん』と言った。
だから、あの日私は教室には来ていないことになっているはず。

だから、私は何も聞いていない。
岡崎が友達としていた話も。
私のことも。
何かも。

それで、私が出した結論は『関わらないこと』だった。
今までも、特に関わりが深かったわけじゃない。
だけど、岡崎に言われた『可愛い』の一言で私が岡崎に抱いてしまった気持ちは見事に霧散した。

あんな風に、話題に上げられるのなら。
他人から見ても分かるくらいの態度なら。
なかったことにしてしまえば良い。

それなのに。
何でそんな風に聞いて来るのかな?
思わず岡崎を見る。

もう、ドキドキはしない。
クラスメイト、と私は認識している。
何をしたいんだろう?岡崎は。

そんな風にぼんやりと考える。
「聞こえてた?佐久間、俺のこと避けてる?」
「…避けてた?」
合わせた視線で、言葉を繰り返す。
見つめても、ドキドキしない自分にほっとしながら。

「避けてない?」
なのに、岡崎にそう繰り返される。
増々分からない。
「何で?」
なので、逆に問いかける。

「かなえ」
聞こえて来た声に、安心して反対側に視線を送る。
りかだ。
助かった。

「高橋、今佐久間と話してるの、俺」
あれ、助かってなかった?
りかに視線を送った私の背後から、そんな言葉が聞こえた。
「どうしたの岡崎?かなえに何の用?」

りかのさりげない問いかけ。
「何の用?用がなきゃ話しかけちゃいけない?」
これって、岡崎の方を見た方が良いのかな?
「佐久間に聞きたいことがあるから聞いてる」

「かなえに避けられることがあったの?」
りかの言葉は、岡崎との会話を聞かれていたことを差していた。
「…高橋には関係ない」
「そっか」
りかの視線が私に戻る。

このままでは気まずいので、仕方なくまた岡崎の方を向く。
背中に感じていた気配は、やっぱり岡崎のもので。
振り向いた先には、私を見る岡崎がいる。

「どうして?」
困ってしまい、また岡崎に問いかける。
問いかけてしまえば、岡崎の話題に答えなくて良い。
「何が?」

何がって聞きたいのはこっちなんだけど。
逆に質問され、何を聞かれているのか分からなくなる。
「今、何の話?」
なので、一旦聞いてみる。
「…佐久間が、俺を避けてるのかって話」

はぐらかしたはずなのに、しっかりとその話題に戻って来た。
「避けてる…?」
でも、元々隣の席で話すだけのクラスメイトだ。

何で岡崎が急にそんなことを言い出すのか不思議に思う。
この2週間、確かに岡崎は私によく話しかけて来た。
だけど、その表情も言葉も揶揄っている雰囲気ではない。
なので私も変わらずに、可もなく不可もない言葉を返している。

時々何か引っかかるのか岡崎は笑うことがあるけど。
今も少しの眠さがあって、少しぼんやりしている。
昨日も妹に付き合って配信サービスを観ていた。
昨日は『サイコパス』だった。

出てくる人が全員漏れなく怖い人だった。
終わらない恐怖に、ただただ悲鳴を上げていた私。
それを隣でニコニコしている妹。
妹はサイコパスなのかもしれない。
そんなこと思う。

「佐久間?」
「はい?」
「何で疑問形?」
岡崎が少し笑う。

「話しかけて返答があったら、避けてないんじゃないの?」
りかの言葉に、ほっとする。
眠さと混乱で返答が遅くなる。

思わず後ろを振り返る。
「俺は、佐久間に聞いてる」
背中にかかる岡崎の言葉に、どう答えたらいいものか。

「岡崎」
「何だよ石山、邪魔すんな」
「少しだけ良いか?」
「この話が終わったらな」

再び岡崎の方を向くと、岡崎の友達の石山がいた。
あの日、聞こえて来た声の持ち主の1人。
思わず石山を見る。
石山は私と目が合うと、気まずそうに眼を逸らす。
何で?

あの日の話は、私は最後まで聞いていない。
岡崎たちに気付かれてもいない。
なのに、何で石山が気まずそう?

「…何?佐久間?」
石山の問いかけにも、首を傾げる。
「私、何かした?」
つい聞いてしまう。

「え?何で?」
慌てた様子の石山に、更に疑問が湧く。
「何か気まずそう」
「べ、別に?」
分かりやすい動揺の仕方。

「違くて、佐久間?今は俺」
岡崎の言葉も謎だ。
「何が?」
「俺が佐久間と話してた」
「…うん」

確かに。
だけど、それが何なんだろう。
最近の岡崎は変だ。
休み時間、教室にいることが多い。

「うん、岡崎と話してたね」
岡崎の言葉を繰り返す。
私の返事に満足したように頷く。
「そう」

そこでチャイムが鳴る。
正直助かったと思った。
昨日までも、似たようなことは聞かれていた。
だけど、ここまで直接的な聞き方はされていなかった。

「かなえ、また後でね」
りかの言葉にはっとする。
「あ、うん。また後で」
授業中は、前を見ていれば良い。
りかの言葉に、次の休み時間はりかと席を離れることを考える。

なのになぁ。
資料を資料室に戻すのを指名されるとは。
岡崎と一緒に。
休み時間になって、岡崎と席を離れる。

大きな地図が筒状に丸められたものと、国旗がまとめられた箱と。
それぞれが持って移動する。
急がないと休み時間がなくなる。

それに、岡崎と話すこともないから。
「佐久間」
「…うん、何?」
「佐久間は、どんな人がタイプなの?」

急な質問。
岡崎から、タイプを聞かれるとは思ってなかった。
「タイプ?」
「そう、好きな芸能人でも良いけど」

難しいなぁ。
どんな人?。
難しいなぁ。

「そんなに考える?」
岡崎の意外そうな声。
「うん、考える」
「簡単でも良いけど」
「簡単って?」

簡単なタイプって尚更何?
タイプに簡単とか普通とかあるの?
考えるふりして、答えないのもありかも。
「じゃあ、運動が出来る人?勉強が出来る人?」

質問が変わったようで、少し具体的な問いかけになっただけだった。
「運動が出来る人と、勉強が出来る人?」
どちらも出来た方が良いと思うけど…。
岡崎の言葉に、同じことを繰り返す。

そういえば、考えたことはなかったかも。
どっちでも良いけど。
どちらかを選べと言われたら…。
「佐久間?」
「…うん?」

「アイドルとかは?」
答えない私に、岡崎の質問が止まらない。
待って、まだ最初の質問に答えてない。
振り回されている感があるけど、岡崎の言葉を繰り返す。

「アイドル?」
「そう、カッコイイ系?可愛い系?俺様系?クール系?」
岡崎のスラスラ出て来る言葉についていくのがやっとだ。
「そんなに多いの?」

「あとは王子系とか?」
岡崎の言葉に、そういう系統もあるのかと不思議になる。
「王子って…」

現代にも王子様はいるのか。
テレビで時々見かけるようなキラキラ系?
妹の言葉がふと浮かぶ。
もっと抽象的だった妹の言葉。
妹は断然キラキラ系が良いらしい。

そうだ。
だから、あまり聞き覚えがなかったんだ。
妹の言うタイプは、何かもっとアニメとか漫画みたいな表現だった。

キラキラ系とか、ふわふわ系とか。
私はキラキラ系よりもふわふわ系が好きだった。
考えれば妹はまだ中学生だ。
確かにそうなるのも不思議ではない。

「ふわふわ系?」
「何それ?」
逆に聞き返される。
「あれ?通じない」
そんな話をしながら、資料室に到着する。

普段から入ることはそんなにない。
「失礼します」
岡崎に続いて私も資料室に入る。
「失礼します」

運んだ物をとりあえず似たような系統の場所へ置く。
手ぶらになって、教室に戻ろうなんて呑気なことを思っていた。
「佐久間」
「うん?」
ふわりと香ったのは、何の香りだろうと考えていた時だった。

「え?」
「あのさ、急にこんなこと言われるの困るだろうけど…」
すぐ側で聞こえる岡崎の声。
何でこんなに近くで岡崎の声が聞こえるのか、一瞬本気で分からなかった私がいた。

「俺、佐久間が好きだ」

少し震えていたのは何故だろうか?
というか、岡崎?彼女は?
何で、今の状況は?
色々と急なことに、思考が止まる。

資料室のロッカーガラスに反射する私の顔はとても呆けていた。
それもそうだろう。
現実ではないようなことが起きている。

私は岡崎に包まれていた。
言い方を変えれば、抱きしめられているとも…。
何で、こんなことに…?

「抵抗、しないの?」
「あ、え?」
言われた言葉に顔を上げようにも、ぴったりくっついていて顔も上げられない。
岡崎の肩?というか鎖骨辺りに私の額がくっついている。
「俺、自分に都合の良い解釈するよ?」
呼吸をする度に香るのは、洗剤の匂いなのかな。
そんなことを考えてしまった。

違う違う、現実逃避してる場合じゃなくて。
岡崎にとっての都合の良い解釈とは?
「佐久間?」
「へ?」
「何か言って」
「…何か、って」

「こうされて、嫌?」
そう言いながら、頭を撫でられる。
慣れない感触に、少しだけ身じろぎしてしまう。
「嫌?」
「…何で聞き返すの?」

岡崎の声は、変わらず近い。
だけど、その声は少しだけ抑えたような声だった。
「あの、驚いて…」

ようやくそれだけを答える。
「驚いて?嫌じゃなくて?」
「嫌、ではない…よ」
ぞわぞわしないし、生理的嫌悪もない。

だから、多分嫌ではない。
岡崎の腕に入っていた力が少しだけ抜ける。
動くようになった顔で、岡崎を見ようとするがそこまでは届かなかった。
「じゃあさ、付き合ってくれる?」
「えぇと…付き合うって」

彼女は良いの?
それとも、二股?
「言葉通り、彼女になって?」
岡崎の言葉に、あの日の会話が思い出される。

「えぇと、まず…彼女さんは?」
「別れた」
「…へ?別れた?いつ?」
「先月」

つい最近まで、まだ彼女と一緒にいたはずだ。
あれ、一緒にいたよね?
じゃあ、別れたはやっぱり嘘?
それとも、告白が嘘?

「俺さ、佐久間見てると、何かたまらない気持ちになる」
違うことを考えていたのに、岡崎の言葉で分からない気持ちになる。
たまらない気持ち?

「何で?」
「多分、好き過ぎて」
さっきから、岡崎は何でもないように好きという。
「嘘」
「嘘じゃない」

「佐久間見てると、閉じ込めておきたくなる」
岡崎の言葉に、少しだけ首筋がそわそわした。
こういうセリフ、聞き覚えがある。

どこでだっけ?
何だっけ?
そうだ、『ヒトコワ』だ。
「それは、困る…よ」

岡崎は、何でそんなことを?
「こういう風に、逃げない佐久間は想定外だったな」
岡崎の言葉に、首を傾げる。
何かを想定されていたんだ。
というか、いきなり閉じ込めると言われたら逃げたし、抵抗したかもしれない。

だけど、会話から始まって。
急にこうなって。
それから好きって言われて…。
そうだ、岡崎に好きって言われたんだ、私。

「ごめん。佐久間のノート、俺が抜いたんだ」
「ん?」
岡崎の言葉に、何のことだろうと思う。
もっと動くようになった顔で、ようやく岡崎を見る。

見上げる岡崎は、いつも通りの表情に見えた。
「ノート?」
ってなんの話だっけ?
問いかける私に、岡崎は苦笑する。

「宿題が出来なかった日」
岡崎の言葉に、体が強張る。
変わらず距離は近い。
「え?何で?」
「佐久間が、教室に戻って来ないかと思って…」

「…え?」
岡崎は知っていて?
戸惑う私に構わず岡崎ははぁーと細い溜め息をついた。
「佐久間が戻って来たら、俺が佐久間のことをどれだけ好きか話してる場面で、なんて…」
「えぇ?」

何を言ってるんだろう。
あの日は。
あの日は、確かに私のことを話していて。
岡崎は、私のことを揶揄っていて?

いや、揶揄っている口調ではなかった。
そうだ。
確かに、しっかりはっきり喋っていた。
笑いもせずに。

「やっぱ、引く?」
「何を?」
「好きな子の鞄からノートを抜いて、友達との会話を聞かせられないか考えてる男は」
「何で?」
「好きだから」

好きだから。
その言葉に、本当なのか分からなくなる。
聞いていたけれど、そんな話ではなくて。
あれ?
そんな話だったんだ。

「佐久間、彼女になって」
「へ?」
「うん、って言って」
「え?」
「佐久間は、うんって言えば良いから」

うんって答えたら、それは彼女になるということ。
というか、いつまで距離が近いのか。
「あの時の告白、佐久間には届かなかったから…」

聞いていたとも言えず、私は黙るしかない。
というか、告白されていたの?
最後まで聞けば良かったのかな?

「佐久間?」
ただ、微かに頷く。
「やった、ありがとう」
岡崎の嬉しそうな声に、あれ?返事してないのに?と思う私がいた。

コンコン。
そんな時、控えめなノックの音がした。
思わず体が強張る。

「岡崎?」
聞こえて来た声は、石山?
「チッ、良い所で」
岡崎は、私から腕を離して手を繋いだ。
ようやく詰めていた息が抜けた。

資料室の扉を開けると、そこには石山と神崎がいた。
岡崎を加えると、あの日の3人組が成立する。
「岡崎!良かったー」
「何がだよ?全然よくねぇ」
石山のほっとしたような声に、岡崎は不貞腐れたようにそう返した。

「俺、あんな話聞いた後だからさ、何か落ち着かなくて!」
「…あんな話?」
石山の言葉に私が反応する。
「さっき石山が気まずそうにしてたやつ。俺がどれだけ佐久間のことを好きかって話したからだろ?」

「いや!違うね!お前は、佐久間のことぐちゃぐちゃにしたいって言ったんだぞ?」
「ぐちゃぐちゃ?」
そこだけ繰り返す。

スプラッタ?
私、解体でもされるの?
肉片にでもされて、埋められるのかな?
こういう思考回路は少しだけ猟奇的な私。

「ほら、佐久間引いてる」
「お前が余計なこと言うからだろ?」
石山の言葉に岡崎が反応して、神崎が『まぁまぁ』と宥める。
「その様子じゃ、うまくいったんだ?」
神崎の言葉に、何がうまくいったのかと首を傾げる。

「そ。今日から付き合うから」
岡崎は私と繋いだ手を石山と神崎に見せる。
あ、手を繋いだままだった。
慌てる私に構わず、岡崎は繋ぐ手に力を入れる。

岡崎の言葉に、そういえばさっき付き合うとか話したんだっけ。
「良いのか?佐久間?マジで、あの美月先輩だって、付き合いきれなかったんだぞ?」
「美月先輩…」

岡崎の彼女。
だった、人?
その人が、付き合いきれない?
何で?

石山の言葉に、私は再度首を傾げた。
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