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騎士団の食事時はいつも騒がしい。
また最近は輪を掛けて一際騒がしい。
「フェリシアちゃんっ! そろそろノアくんとの馴れ初めを教えてくれても良いんじゃないの?! 私気になって夜も眠れないんだから!」
目の前に座り、スプーンとフォークを両手にせがんでくるアシュリーヌちゃんに狼狽する。いやあなたと王子のすけべを覗いたのが事の始まりなんて、言える訳が無かろうよ。
「そうだよ長いこと二人の仲にやきもきしていた身としては、是非とも一から百までお聞かせ願いたいところだね。あの夜俺がいなくなった後もやけに戻りが遅かったし、ヨロシクやってたんでしょ?」
隣でテーブルに肘を突き、ニヤニヤ笑いを浮かべながらこちらを伺い見てくるユーグリッド。確かにこの男のお陰でノアと話すきっかけができたものの、それを認めるのはなんとなく癪でもある。
黙って昼食のパスタを口に運ぶ私の態度を是と捉えたのか、アシュリーヌちゃんの顔がみるみる赤らんでいく。
「えええっ二人とも、もうそんな関係なの……?! あのノアくんが、へぇ……」
いやまあ本番に至る前にそこそこやらかしましたけど。それもアシュリーヌちゃん達のすぐ傍で。
「あいつああ見えてとんでもなくむっつりスケベだからな。フェリシアおかしなプレイとか強要されたりしてない?」
「ぶほッ……!」
思わずパスタを吹き出しそうになる。鼻から出るかと思った。
この男食事時になんて事言い出すんだ。気付けば心なしか周りの喧騒も大人しくなってる気がする。誇りある王宮竜騎士ともあろう者達がピンク色の話題の気配を察知して聞き耳を立てるんじゃないっ!!
「その反応はされたのね?!」
「へぇやっぱり。なになにどんなことされたの? 緊縛? 調教? はたまた複数人とか?」
「なななッ、されてない! そんなことは断じてされてない! ただおしっこするの見られたりとかそれを舐められたりとか、あとはノアのが思ったよりちょっとだいぶおっきかったくらいでーーあだッ?!」
頭上に強烈な衝撃が落ちてきた。頭をさすりながら恐る恐る振り返ると、そこにはチョップの体勢を取っている私の一番の友達であり想い人であり、噂の主であるその人がドス黒いオーラを纏って佇んでいた。
「の、ノアさん……今日は遠征があるからお昼はお外で食べてくるのでは……」
「思ったより早く片が付いたから戻って来たんだよ」
ノアは先日とある任務に選抜され、それが結果として国家間の重大な機密が漏れるのを防ぐこととなった功績を称えられ第一部隊の隊長補佐へ急昇格した。まあこれはアシュリーヌちゃんとマルクス様のクライマックス恋愛イベントの一貫で、その時同じ部隊にいたマルクス様に気に入られたが故のものなんだけど。
一気に出世してしまい、仕事中は会える機会もかなり減ってしまってかなり寂しい思いをしていたのだ。
ただでさえ愛を育み辛い状況下にあるのに……あわわ、またもや怒らせてしまった。
頰をほんのり赤らめながら、ユーグリッドがノアを見上げる。
「ノア、お前さっきフェリシアが言ってたことマジなの?」
「アシュリーヌ、マルクス様が探してたぞ。昼を共にしたいと」
「えええ! それは大変! お腹は満腹だけど行かなくちゃ!」
「俺のことは無視?!」
ノアの言葉に慌てて立ち上がり、いそいそと片付けを始めるアシュリーヌちゃん。二人は既に全ての恋愛イベントをこなし、婚約まで交わしている。なんともファン冥利に尽きる喜ばしい結果だ。
すれ違い様に「今度詳しくこっそり色々聞かせてね」と耳打ちされた。耳が幸せ。
しかし打って変わって目の前は地獄である。
すぐ傍に立つノアは尚据わった目付きのまま私とユーグリッドに視線を滑らせると、また更に顔を顰めた。
「ええと、ノアさん……?」
「もう食堂の営業終わったようだし、町まで昼飯付き合え」
「へ?!」
ぐい、と腕を掴まれると引き立たせられた。
なになにいきなり。確かにみんな聞き耳立てててここは居た堪れないけども。
「ノア、まって、まだパスタが」
「俺が新しいの奢る」
「ユーグリッドは」
「あ~俺のことはいいよ。いってらっしゃーい」
食堂の中の騎士達の視線に晒され、ユーグリッドに見送られながら私はノアにドナドナ引き摺られて行った。
「ノアっ! ねえどうしたの? 私が言ったことは謝るしノアが変態認知されたのは誤解を解いて回るし、久々にゆっくりできるなら喧嘩したくないよ」
王宮と町との敷地を分かつ門への道を歩くノアの足が止まった。手は離してくれなかったけど。
「うっかり口を滑らせちゃってほんとにごめんね。でもそもそもあれは私がお願いしたようなもんだし、それに私、おしっこするの見られるのいやじゃなーー」
「そのことじゃねーしそれ以上言わなくていいから!!」
目の前に手のひらを出されて制止させられる。口調は荒いけどノアの顔面は真っ赤に紅潮していた。これじゃないなら一体何のことだ。ノアのおちんちんのサイズのことか。
「……お前とユーグリッドが並んで座ってるの見て、嫌だと思ったから」
「へ?」
思わず目を瞬かせてしまう。
「あいつただでさえ元々お前を気に入ってたのに、ここに来て俺が部署移動しただろ。……だから俺がいない間に、お前と何かあったらと思うと気が気じゃなくて」
ぽつりぽつり吐き出すノアに、またもや目をぱちくりさせてしまう。
ノアが、恥ずかしがり屋のあのノアが! 己のやきもちを認めて直接伝えてきたとな!!!!!!
どうしようもなく愛しさと嬉しさがこみ上げて、頰と胸が熱くなる。
「悪い、こんな……女々しいよな。お前に気持ち伝えてから、なんかどうにもーーッ?!」
思わずノアに抱き付いてしまった。こんな、そこそこ人も通る屋外で。
だってやきもちノアがあまりにも可愛いかったから。反射的にたまらず。
「なっ……! おま、こんな屋外で」
「や~ノアからの愛を感じて嬉しくなってしまったから」
制止するノアは気にも留めず、その胸にすりすり頬擦りをする。それに反応してびくんと体が跳ねたのもまた可愛くて、胸がキュンと高鳴った。
体はノアに寄せたまま、顔だけ上げてノアを見上げる。
「天と地がひっくり返っても、私がノア以外の人を好きになるなんてないから安心していいよ。ノアが思ってる以上に私、ノアに依存してるしノアがいないと生きていけないほどなんだから」
だから、ノアも遠征先や別部隊で女の子引っ掛けちゃやだよ。と付け加えてまたノアの胸に頰を寄せる。
数刻の後、「ハ~~~~」と深い溜息が頭上から響くと、背中に腕が回ってぎゅぅうとこれでもかというほどに強く抱き締められた。わ、これは、すごい。幸せ。
「フェリシア」
「うん」
「好きだ」
「私もノアが大好きだよ」
「それならマルクス様の覗きをするのも、今後は禁止な」
後日マルクス様とアシュリーヌちゃんの結婚後初夜をこっそり覗きに行こうとした私を見つけたノアと一悶着起こすのだけど、これはまた別のお話。
<END>
また最近は輪を掛けて一際騒がしい。
「フェリシアちゃんっ! そろそろノアくんとの馴れ初めを教えてくれても良いんじゃないの?! 私気になって夜も眠れないんだから!」
目の前に座り、スプーンとフォークを両手にせがんでくるアシュリーヌちゃんに狼狽する。いやあなたと王子のすけべを覗いたのが事の始まりなんて、言える訳が無かろうよ。
「そうだよ長いこと二人の仲にやきもきしていた身としては、是非とも一から百までお聞かせ願いたいところだね。あの夜俺がいなくなった後もやけに戻りが遅かったし、ヨロシクやってたんでしょ?」
隣でテーブルに肘を突き、ニヤニヤ笑いを浮かべながらこちらを伺い見てくるユーグリッド。確かにこの男のお陰でノアと話すきっかけができたものの、それを認めるのはなんとなく癪でもある。
黙って昼食のパスタを口に運ぶ私の態度を是と捉えたのか、アシュリーヌちゃんの顔がみるみる赤らんでいく。
「えええっ二人とも、もうそんな関係なの……?! あのノアくんが、へぇ……」
いやまあ本番に至る前にそこそこやらかしましたけど。それもアシュリーヌちゃん達のすぐ傍で。
「あいつああ見えてとんでもなくむっつりスケベだからな。フェリシアおかしなプレイとか強要されたりしてない?」
「ぶほッ……!」
思わずパスタを吹き出しそうになる。鼻から出るかと思った。
この男食事時になんて事言い出すんだ。気付けば心なしか周りの喧騒も大人しくなってる気がする。誇りある王宮竜騎士ともあろう者達がピンク色の話題の気配を察知して聞き耳を立てるんじゃないっ!!
「その反応はされたのね?!」
「へぇやっぱり。なになにどんなことされたの? 緊縛? 調教? はたまた複数人とか?」
「なななッ、されてない! そんなことは断じてされてない! ただおしっこするの見られたりとかそれを舐められたりとか、あとはノアのが思ったよりちょっとだいぶおっきかったくらいでーーあだッ?!」
頭上に強烈な衝撃が落ちてきた。頭をさすりながら恐る恐る振り返ると、そこにはチョップの体勢を取っている私の一番の友達であり想い人であり、噂の主であるその人がドス黒いオーラを纏って佇んでいた。
「の、ノアさん……今日は遠征があるからお昼はお外で食べてくるのでは……」
「思ったより早く片が付いたから戻って来たんだよ」
ノアは先日とある任務に選抜され、それが結果として国家間の重大な機密が漏れるのを防ぐこととなった功績を称えられ第一部隊の隊長補佐へ急昇格した。まあこれはアシュリーヌちゃんとマルクス様のクライマックス恋愛イベントの一貫で、その時同じ部隊にいたマルクス様に気に入られたが故のものなんだけど。
一気に出世してしまい、仕事中は会える機会もかなり減ってしまってかなり寂しい思いをしていたのだ。
ただでさえ愛を育み辛い状況下にあるのに……あわわ、またもや怒らせてしまった。
頰をほんのり赤らめながら、ユーグリッドがノアを見上げる。
「ノア、お前さっきフェリシアが言ってたことマジなの?」
「アシュリーヌ、マルクス様が探してたぞ。昼を共にしたいと」
「えええ! それは大変! お腹は満腹だけど行かなくちゃ!」
「俺のことは無視?!」
ノアの言葉に慌てて立ち上がり、いそいそと片付けを始めるアシュリーヌちゃん。二人は既に全ての恋愛イベントをこなし、婚約まで交わしている。なんともファン冥利に尽きる喜ばしい結果だ。
すれ違い様に「今度詳しくこっそり色々聞かせてね」と耳打ちされた。耳が幸せ。
しかし打って変わって目の前は地獄である。
すぐ傍に立つノアは尚据わった目付きのまま私とユーグリッドに視線を滑らせると、また更に顔を顰めた。
「ええと、ノアさん……?」
「もう食堂の営業終わったようだし、町まで昼飯付き合え」
「へ?!」
ぐい、と腕を掴まれると引き立たせられた。
なになにいきなり。確かにみんな聞き耳立てててここは居た堪れないけども。
「ノア、まって、まだパスタが」
「俺が新しいの奢る」
「ユーグリッドは」
「あ~俺のことはいいよ。いってらっしゃーい」
食堂の中の騎士達の視線に晒され、ユーグリッドに見送られながら私はノアにドナドナ引き摺られて行った。
「ノアっ! ねえどうしたの? 私が言ったことは謝るしノアが変態認知されたのは誤解を解いて回るし、久々にゆっくりできるなら喧嘩したくないよ」
王宮と町との敷地を分かつ門への道を歩くノアの足が止まった。手は離してくれなかったけど。
「うっかり口を滑らせちゃってほんとにごめんね。でもそもそもあれは私がお願いしたようなもんだし、それに私、おしっこするの見られるのいやじゃなーー」
「そのことじゃねーしそれ以上言わなくていいから!!」
目の前に手のひらを出されて制止させられる。口調は荒いけどノアの顔面は真っ赤に紅潮していた。これじゃないなら一体何のことだ。ノアのおちんちんのサイズのことか。
「……お前とユーグリッドが並んで座ってるの見て、嫌だと思ったから」
「へ?」
思わず目を瞬かせてしまう。
「あいつただでさえ元々お前を気に入ってたのに、ここに来て俺が部署移動しただろ。……だから俺がいない間に、お前と何かあったらと思うと気が気じゃなくて」
ぽつりぽつり吐き出すノアに、またもや目をぱちくりさせてしまう。
ノアが、恥ずかしがり屋のあのノアが! 己のやきもちを認めて直接伝えてきたとな!!!!!!
どうしようもなく愛しさと嬉しさがこみ上げて、頰と胸が熱くなる。
「悪い、こんな……女々しいよな。お前に気持ち伝えてから、なんかどうにもーーッ?!」
思わずノアに抱き付いてしまった。こんな、そこそこ人も通る屋外で。
だってやきもちノアがあまりにも可愛いかったから。反射的にたまらず。
「なっ……! おま、こんな屋外で」
「や~ノアからの愛を感じて嬉しくなってしまったから」
制止するノアは気にも留めず、その胸にすりすり頬擦りをする。それに反応してびくんと体が跳ねたのもまた可愛くて、胸がキュンと高鳴った。
体はノアに寄せたまま、顔だけ上げてノアを見上げる。
「天と地がひっくり返っても、私がノア以外の人を好きになるなんてないから安心していいよ。ノアが思ってる以上に私、ノアに依存してるしノアがいないと生きていけないほどなんだから」
だから、ノアも遠征先や別部隊で女の子引っ掛けちゃやだよ。と付け加えてまたノアの胸に頰を寄せる。
数刻の後、「ハ~~~~」と深い溜息が頭上から響くと、背中に腕が回ってぎゅぅうとこれでもかというほどに強く抱き締められた。わ、これは、すごい。幸せ。
「フェリシア」
「うん」
「好きだ」
「私もノアが大好きだよ」
「それならマルクス様の覗きをするのも、今後は禁止な」
後日マルクス様とアシュリーヌちゃんの結婚後初夜をこっそり覗きに行こうとした私を見つけたノアと一悶着起こすのだけど、これはまた別のお話。
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