転生先で動く推しカプのスケベを見て興奮していたら友人と妙な関係になった話

小村辰馬

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【番外編】勤務先で同僚二人にやきもきしていたら足元をすくわれた話

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ユーグリッド・グレイス。
グレイス侯爵家嫡男にして頭脳明晰運動神経抜群、ついでに容姿にも恵まれコミュニケーション能力にも長けている、正に神に愛されたとしか思えない順風満帆な人生を謳歌する俺の名だ。

そんな俺にも目下の悩みがある。それは同僚二人の破滅的なまでの不器用っぷりだ。
ま~不器用。ドのつく不器用。互いが互いに好き合っているのは誰の目から見ても明らかなのに、男の方はいつまでも自身の気持ちをひた隠しにして友達ヅラを徹底。女の方は恐ろしいまでの鈍感っぷりで明らかに情欲の色を滲ませた男の視線に微塵も気付きもせず、見ているこちらが忍びないほどに男を日々生殺しにしている。
鎧の装着の手伝いを頼むのは日常茶飯事だし、毎日の日課の竜の手入れも夏場には厩舎が暑いからと言ってインナーとショートパンツのみでやるものだから、男所帯の我々としては気が気でない。シャワーがかかって全身濡れ鼠になり、下着をくっきり透けさせながら男に助けを求めていた様子を見た時は流石に男を憐れに感じた。

しかもこの女、我がドベルグ王国第二王太子であり竜騎士団第1部隊隊長であらせられるマルクス様の重度の追っかけでもある。その好意自体に恋慕の意が含まれていない事は明確であるものの、肝心な所で鈍感な男は本当に女がマルクス様を好いていると勘違いしている。日常生活では勿論、隊の皆で酒盛りをしている時に酔った勢いで散々うっとりとマルクス様トークを繰り返しては、言葉の通り絡まれ続ける男の姿は見ていられなかった。
それなのに酔い潰れた女を宿舎の部屋に運ぶのは決まって男の役目で、他の隊員に女を送ることを彼は決して許さなかった。訓練学校時代からの仲らしいし、世話役をかって出るのはまあ良いにしてもお前は送り狼にならないのかという話だ。

いつものように酒場で隊員達と酒を飲み交わしていた夜、俺は同じ部隊の隊員一人とこっそり男と女ーーノアとフェリシアの跡をつけた。あれだけ四六時中ベタベタして、何も無い方がむしろおかしいと隊員達の間で討論になったのだ。第8部隊は俺のように能力に秀でていてもどこかお気楽で、道楽好きな者達が多い。そういう訳でいい加減やきもきしていた隊員達のどうせくっつくなら早くどうにかこうにかもつれ込んで据え膳食っちまえという想いも背に、俺と隊員の一人は代表として二人の追跡に駆り出されたのだ。
今日はしっかりノアに酒も流し込んでいる。仮に何も無いとしても酔った勢いで何かしら起こりさえすれば、踏ん切りもつくだろう。

「それでね、まるくすさまの好物は木苺のパイなんだけど、今は亡きじょおうさまの作る味と同じものを作れる女性をさがしているらしくてね、」
「あーはいはい」

相変わらず饒舌にマルクス様トークをかますフェリシアを背負い、ゆったりとノアは王宮への道を歩いている。

「でね、ーーも~のあ、きいてる??」
「ッ……聞いてるよ。あんま耳元で話すなバカ」
「えー。おんぶされてたらここで話すしかないじゃんよ」

フェリシアはそう言うとノアの背に全身を凭れさせ、首に腕を絡めながら肩口に顎を乗せるとうりうりと首元に頬ずりをしている。あれだけ密着していたら然程豊かなサイズではないフェリシアの膨らみも、しっかりとノアの背中へむにゅむにゅと押し付けられているに違いない。なんて恐ろしい拷問。憐れノア。
ノアの正面に回ったら彼が不能じゃない限り、きっと立派なテントを張っているに違いない。

程なくして王宮内の寄宿舎へ辿り着いた。女性棟と男性棟は別れており、男子禁制のためフェリシアを担いだままノアは自室の扉を潜る。俺達も建物の裏へと周り、窓の外から室内を伺い見た。

ぼんやりした様子のフェリシアをベッドに座らせると、自分もジャケットを脱ぎ、ノアはどこかへ消えてしまう。程なくして戻って来ると水の入ったコップをフェリシアに差し出した。気の遣える男だ。
ノアは本当によく気の配れるいい男だ。常に周囲を見て先回りし物事を判断して行動出来、人の感情の機微にも敏感だ。家族が多い方なのだろうか。平民卒と聞いてどんな戦闘狂の荒くれ者かと思ったけどなかなかどうして。やや粗野な部分が垣間見えるものの、その辺の貴族よりもよほど思慮深い優等生だった。俺はそんなノアを気に入っているし、友人だとすら思っている。
そんなノアが己を殺してまで想い人に尽くす姿が見ていられない事もあって、なんとかあの二人には上手くいってほしいと思っているのだけれど……

不意にノアがこちらへ近付いて来たので生垣に隠れた。暑かったのか部屋の換気か、どうやら窓を開けに来たらしい。おいおいもし万一おっぱじまったらどうする気よ、声ダダ漏れよノアさん。
余程自分が何もしないという自信があるのだろうか。

「フェリシア、どうだ少しは涼しくなったかーーって、ぉおい?!?!」

振り返ったノアの視線の先のフェリシアは、既にジャケットを脱ぎ捨てており、インナーのシャツのボタンにも手を掛け始めていた。なんというお約束。

「ばかやろなにしてる?!」
「だってのあ、なんかあっつい」

慌ててベッドの上へ飛び乗ると、ノアは真っ赤になりながら全開になったフェリシアのシャツの前をぐいと閉じ合わせる。フェリシアの今日の下着の色は苺色だったなるほど。
シャツに手を掛けるノアの手と、真っ赤になってプルプル震える顔とを交互に見やるとフェリシアはケタケタと笑った。

「のあ、私のブラジャーとおんなじ色してる」
「やかましいわ!」

ノアは弾かれたように立ち上がると、備え付けのクローゼットへ向かいなにやら物色し始める。

「ほら、これ着とけ」

投げ渡されたのはノアの部屋着だった。なんの飾り気も無い綿繊維のシンプルなものだ。

「これ……」
「お前が普段着てるもんと比べたら着心地最悪だろうけどよ」
「ノアのにおいがするねぇ」
「なッ……」

部屋着に顔を埋めるとすーはー匂いを嗅ぎ始めるフェリシア。変な女だと思ってたけど、ほんとにどこまでもぶっ飛んだことをしてくれる。
満足したのか唐突に嗅ぐのをやめると、ノアが自分の方を見ているにも関わらずシャツを脱ぎ捨て、立ち上がるとズボンにも手を掛けて勢いよくずり下ろした。

「!! おまっ、……!」

いきなり目の前で下着姿になられたノアの気持ちたるや、想像を絶するものだろう。遠方から見ている俺達ですら、初めて見るフェリシアの下着姿に思わず生唾を飲み込んでしまった。
真っ赤になりながら陸に打ち上げられた魚のように、口をはくはくさせる目の前のノアなど意にも介さない様子でフェリシアはノアに与えられた部屋着を頭から被る。しかしズボンに足を通すことはなく、下履きはショーツのまま再びベッドに横たわってしまった。

「おいっ! 下も履け!」
「やだようあついもん」

ノアに抗議をすると再びころんと反対側へ寝返りを打ち、フェリシアはこちらへ背を向けてしまう。
なんていうか、とんでもない目の毒だ。
腐っても騎士。普段の訓練によって無駄な脂肪は落とされ、決して太くはなく、しかし完全なる筋肉質でも無い脚は触るとしっかりと柔らかそうで。月明かりのみに照らされて浮き上がる白磁の肌はとてもなめらかに見える。ふっくらとしたヒップラインを包む可愛らしいレースのあしらわれた紅色の下着は外気に剥き出しになり、布面積が少ないお陰でまろい双丘がちらりと覗き出ている。小さな体を包むのは一回りもふた回りも大きなノアの部屋着で、薄い肩は寝息と共に静かに上下し始めていた。

これ、ノアさんやばいんじゃないの?

俺だったら間違いなく手を出してしまっている。隣にいる同僚の男もそうだ。鼻息荒く今か今かとノアが牙を剥く瞬間を心待ちにしている。変態め……

暫しの沈黙の後、ノアは徐に立ち上がるとヨロヨロとどこかへ立ち去ってしまった。

「……抜きに行ったね」
「間違いなく抜きに行ったな」

一度吐き出さないとまずいと考えたのだろう。しっかり暫く戻って来ない。

なんというか、今ノアがフェリシアをオカズにしてシコってると考えるとたまらない気持ちになるな。
こんな事を考える自分もそこそこ変態なのかもしれない。

夜も更け、欠伸も出始める頃風呂上がりの様子のノアが部屋に戻り、ベッドの上のフェリシアを一瞥することもなく奴は床でそのまま眠りに落ちた。本当に寝ているかどうかは定かではないけれど。
ノアは、俺達が思っている以上に鉄壁の男だったし、フェリシアのことを大切に思っている。そんな毒にも薬にもならない結果を持ってその夜は退散し翌朝隊員達に報告すると、心底つまらなさそうに隊員達は鼻などほじりながら聞いていた。本当にどうしようもない部隊だ。


まあそれからなんやかんやあって、ノアが男を見せたらしく二人は晴れて交際を始めたらしい。いつ何がどうなって、と同部隊隊員達のみに留まらず騎士団中暫しこの話題で持ちきりであった。俺が思うに、間違いなくあの王太子様の生誕パーティーの夜あの部屋できっと何かしらあったと思うんだけど、二人とも何も教えてくれないんだよね。あんなにも二人の仲を案じていたのに、なんとも報われない。

報われないと言えば、ノアとフェリシアが交際を始めて既に一線も超えていることがほぼ確信付いた瞬間、少なからずショックを受けていた自分に驚いた。自分が思っている以上に、俺はフェリシアのことをかなり気に入っていたらしい。
いやまあ確かに容姿は凡庸だけど可愛い部類に入るし、なんやかんや努力家で動機はどうあれ人一倍熱心に職務に励んでいるし、懐かない癖してつつけばつつくほど反応が返ってくる様子が面白いし、それにそこそこの爵位持ちにも関わらずそれに奢らずどんな人物にも分け隔てなく接する様子が好ましい。初見の時はノアとぎゃーぎゃー喧しく言い合いしていたものだからどんな田舎育ちの野生平民児かと思いきや、しっかりと伯爵令嬢と言うじゃないか。身分問わず女の子と言えば適当な賛辞を述べてやんわりと微笑んでいれば陥落できるものと思っていたから、フェリシアのような不思議な女の子は初めてだった。かなりだいぶミーハーではあるけど、だからこそ第二王子に夢中になっているのを見るのは新鮮で、彼のことを話している時はキラキラしていてとても可愛いと思った。
けれど今は新たに同じくらい、もしかしたらもっと輝いて見える瞬間がある。

「それで? ノアの趣味を知りたいと」
「う、うん」
「俺なんかよりもフェリシアの方が付き合い長いし、余程ノアに詳しいんじゃないの?」
「や、そりゃそうかもしれないけど……やっぱり異性同士だしあのノアだし。好きな女の子のタイプとか、洋服の趣味とか下着の、趣味とか。そういう類の話全くと言っていいほどしてこなかったんだもん」
「あー……」

訓練の休憩中、木陰で隣に座ってきたと思えばもじもじ話出したものだから。なるほど、恋人のそっち方面の趣味を知りたいと。
ちょっとだけもやついた胸の奥の濁りを振り払い、真面目に思案する。正直俺もその類の話を殆どしたことがないし、騎士団での暗黙の了解ではノアの好きなタイプ:フェリシア、洋服・下着の趣味:フェリシアの着ているものならなんでも、というのは間違いなさそうなんだけど。
チラ、と隣を見やるとぽわんと頰を赤らめながら、相も変わらずもじもじとこちらの様子を伺い見ている。マルクス様の話をする時よりもとびきりいじらしく、可愛らしい。

今更肝心な事に気付いた事も、みすみすノアにいいようにされるのも何となく惜しくてちょっとした嗜虐心が疼いてしまった。

「あいつ、透けてんのが好きらしいよ」
「えっ、えええ?! う、うそでしょ」

うそだけど。

「ほんとほんと。しかも思いっきり布面積の少ないやつ。この間酔い潰れてた時言ってたから間違い無いって」
「そ、そうなんだ……うわぁあどうしよう私色気も何もない野暮ったいのしか持ってないよ……」

俺はあの苺色のやつ可愛くて好きだったけどな。思わず口をついて出そうになって慌てて思い留まる。

「それでその下着を着けてーー」

フェリシアに耳打ちしてやる。

「ーーして、ーーをーー入れるんだよ」
「!!」
「で、~~が~~したら、~~を思いっきり~~」
「ひゃああ」
「そしたらフェリシアがXXしてXXXX」
「そ、それはちょっと……」

俺の嘘八百の過激なプレイを聞いて、顔面百面相するフェリシアがたまらなく可愛い。けれどこれもそれをノアとすることを妄想してのことなんだよな。嬉しいやら悲しいやら。

「ま、これをやったらノアもイチコロなんじゃないの?」
「そ、そうか……男性同士にしか分からない世界があるんだね……」
「うん、是非試してみてよ。きっと上手く行くからさ。今度の元第8部隊での飲み会の後とかいいんじゃない? ノアの部屋でさ」

俺に素直にお礼を告げて訓練場に戻って行くフェリシアを見送り、溜息を吐く。頭上の木々のざわめきが今は心地悪い。
きっとノアが昇格し、会う機会も減ってしまったため彼女なりに不安に思うところがあるのだろう。これまでが会いすぎだったところもあったと思うけど。

「俺だったらいつまでも同じ部隊で、お前のこと助けてやれるのになぁ」

今度の飲み会の後、久しぶりに二人の跡をつけてみようかなどと考えながら、今日もドジをかます同僚の姿をぼんやりと眺めた。


<END>
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