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8.5(ユリウス視点)
腹の傷がじくじくと痛む。
ユリウスは意識を失ったフィオナを背負って、森を進んでいた。
自身の回復魔術で応急処置は施したが、マンイーターを倒すのに魔力を使いすぎて、回復魔術に充てる魔力が殆ど残っておらず、完治には至らなかった。
手強い敵だった。
ユリウスの並外れた魔力量が無ければ、倒すことは叶わなかっただろう。ユリウスは攻撃魔術は得意では無いが、それは魔力の配分や高度な術式の展開が苦手なだけで、単純な攻撃の威力を増幅させた使い方は可能だった。単純な一撃であれば、フィオナの攻撃魔術の技術を凌ぐ威力であろう。
背後のフィオナを見やる。と同時に、救出当時の彼女の様子を思い出して、ユリウスは熱くなる顔を振り払うよう、かぶりを振った。
(こいつ、破廉恥な問題に巻き込まれる呪いにでも掛かっているんじゃ無いだろうな……)
すぐに食されなかった幸運に感謝すべきなのだろうが、フィオナの拘束された姿は酷いものだった。
両手を後手に拘束され、身体中に蔓が巻き付き、更に彼女へ伸びる3本の蔓が恥部に挿入され、激しく蠢いていた。それに快感を覚えているのか、フィオナは甘い嬌声を上げ、挙げ句の果てには達すると同時に、ユリウスへ体液をしこたま撒き散らしてきた。その時の様子を思い出すと、またもや下腹部に熱が集まるのを感じるため、ユリウスは記憶を反芻するのをやめた。
兎に角、無事彼女を救うことができてよかった。背後で 呼吸を繰り返すフィオナを背中で感じて、安堵の溜息を吐く。
それに、フィオナが倒すことができなかった魔物を、自分が滅し、彼女を救うことができた。この結果は確かなものであり、ユリウスの胸の内に燻っていた仄暗い濁りが、風に攫われたようで。
学生時代の、腰を抜かし、戦闘もままならず、フィオナの背中を見ているのみだった弱い自分を、立ち上がらせることができた気がした。
あくまで自己満足でしか無いが……少しだけ、自分を赦すことができた気がしたのだ。
騎士団の駐屯地へ辿り着くと、自身の持ち場から戻って来ていたマティスと出会い、彼に治療を受けた。血液を失いすぎていたことと安堵感から、横になるなりすぐに意識を失ってしまったが――
「――ああ、隊長ですか。それが……かなり、危ない状態で」
意識が浮上すると、同じく気が付いたらしいフィオナへ、マティスが突拍子も無いことを口にした。
(???? いやいやいや、何を言ってやがるんだこの男は。さっき命に別状は無いと伝えた上で、俺の傷の治療をしたのはどこのどいつだよ)
そのまま聞き耳を立てていると、あらぬ方向へ話が進んでいくものだから、ユリウスは流石にマティスを止めようと上体を起こし掛けた。
「とにかく。隊長はもうそう長くは無いので。沢山話しかけてあげてください。貴女と喧嘩されて、凹んでいらっしゃったので」
が、動きは静止した。
(……マティス、後で覚えておけよ……)
マティスが天幕を去ると、フィオナがこちらへ駆け寄って来る気配を感じる。
死に際の自分へ、これまで吐かれて来た嫌味への恨みつらみを掛けられるのだろうか。
「ユリウス、ユリウス、ごめん。私のせいでこんな……大怪我を負わせて……私、ユリウスの言ってた通りだった。隊長としての器が全然足りてなかった。身勝手な欲で敵に捕まって、ユリウスも、クルトも、怪我をさせて……」
(……)
予想外の殊勝な言葉に、絶句してしまった。いや気絶した振りをしているので、言葉は吐けないのだが。
けれど自分が伝えた見解をフィオナがきちんと飲み込んだ上で、内省をしていたことに、ユリウスは感心した。と同時に、素直にそれができるフィオナに、胸が締め付けられる心地になった。
自分が伝えた言葉が、少なからずフィオナに影響を与えていたのかと。そう考えると口元が弛み掛ける。
次第にフィオナの息遣いが震え始め、「うぐ、ぐすっ……」と嗚咽が耳に届いた。
泣いているのか? 自分が死にそうだから?
確認したいが、瞼を開く訳にはいかないもどかしさに、眉間に力が込められる。
「あのね、ユリウスのこと嫌いなんかじゃないから。本当は私、私――」
私? なんだ? 一体何を言おうとしている?
仄かな期待に、思わず体が反応する。
フィオナの小さな手に己の手を握られた。柔らかな感触に、手のひらへ彼女の頬を寄せられていることが分かる。
(こいつ……! 人の意識が無いと思って、好き勝手……しかしちっさい手だな……剣だこがあるのに柔らかい……)
「私、ユリウスと昔みたいに仲良くしたかった。つい、何かと言い返しちゃっていつも喧嘩みたいになっちゃってたけど……でも、あの頃みたいに、また一緒にいたい。いなくなっちゃ嫌だよ、ユリウス……」
フィオナの言葉に、また心臓が大きく脈打つのを感じる。
(なん……っ! か、かわ……! ……いや、可愛くなんか、ない。俺がいなくなることに泣くこいつなんて、可愛くなんか……)
フィオナが鼻を啜る音が聞こえる。己の手に触れる頬へ、生温かい液体が次々と伝い落ちて来た。
「やだ、…っ、死なないで、ユリウス。ひっく…、しんじゃやだぁ……ッ」
「……っ!」
気付くとフィオナの腕を掴み、彼女を己の腕で掻き抱いていた。限界を超えた。あまりの可愛さに。
フィオナの体は細く、体格が豊かな方では無いユリウスの体の中にでも収まってしまうほど、小さい。
困惑するフィオナに、彼女を抱き締めたまま、ユリウスは事の顛末を説明する。
「……じゃあ、今にも息絶えそうだと言うのは……?」
「……マティスが勝手に言っていたことだよ」
「……」
フィオナが口を開けて呆然としている。
「じゃあ、じゃあ、今まで私が話してたこと全部聞いてた? 聞こえてた?」
「うん。聞いてた」
みるみるフィオナの顔面が真っ赤に染まっていくのを見て、ユリウスは驚いた。こいつも、照れることがあるのかと。
意外に思うと同時に、またその愛らしさに胸が締め付けられる感覚に襲われる。
(嗚呼ほんとうに、こいつは……)
意地っ張りで、負けず嫌いで、向上心に富んでいるのに。何かとそれが空回りする不器用なところも、どれだけ嫌味を言われようと、自分と本当は昔のように仲良くなりたいと言う素直なところも、可愛くてたまらない。
ユリウスは気付くと、フィオナに顔を寄せていた。
彼女が自分をどう思っていようと構わない程に、彼女を独占したい衝動に駆られたのだ。
顔を真っ赤に染めて、涙で目元も赤くしながら、潤んだ瞳でユリウスを見つめ返して来る。艶っぽいその表情に、ユリウスも顔へ灯る熱を感じながら、彼女の唇の感触を想像して胸を高鳴らせた。
「――あれからフィオナさんと進展したんですか、隊長」
医務室へ業務報告へやって来たマティスに問われ、ユリウスは不機嫌そうに顔を歪めた。
「あ、進展無しなんですね。そうですか。……あんなにお膳立てして差し上げたのに……」
「頼んでいないし、結果邪魔したのはお前達だろう」
「いえ自分は止めようとしたんですよ。そこをクルトくんが我先にと天幕へ向かうものですから……というか、フィオナさんのこと、否定しないんですね」
「……」
ユリウスは黙って書類を眺める。
フィオナへの歪んだ感情がダダ漏れなのは、自分でも自覚している。
だが、今更彼女とどうこうなろうとも思っていない。この間は血迷ってしまったが、フィオナに自分への恋愛感情が無いことは既に分かりきったことだ。自分と仲良くしたいという心持ちであることが分かっただけでも、自分には十分すぎるものだった。
「いいんですか、隊長。そんな悠長に構えていると、フィオナさん誰かに獲られてしまいますよ」
「獲られるも何も、あいつは俺のものじゃ無いし……それに、これまでもあいつに男は何度もいたから。今更なんとも――」
「知ってます? フィオナさんに婚姻の話が来ているって」
「!?」
ユリウスが思わず弾かれたように顔を上げる。
「どこからの情報だよそれ」
「クルトくんです。『うちの副隊長が嫁に行って騎士を辞めちゃう~』って涙ぐんでいましたよ」
「……」
信じて良いものか。しかし、フィオナと共に行動していることが多いクルトの発言だ。信憑性は高いだろう。
ユリウスがどう行動すべきか考えあぐねていると、医務室の扉がノックされた。
扉が開かれると、そこには事の次第を問い正したいその人が佇んでおり、落ち着かない様子で入室して来た。
「ユリウス~、あ、マティスさんもいたんですね。ちょっと折り入って相談があって……」
「フィオナさん」
「……なに。また魔物に寄生されたとか言うんじゃないだろうね」
息をするようにぞんざいな態度をとってしまう自分に辟易しつつも、ユリウスはいつもと様子の違うフィオナに、平静を装いながら次の言葉を待った。
ユリウスは意識を失ったフィオナを背負って、森を進んでいた。
自身の回復魔術で応急処置は施したが、マンイーターを倒すのに魔力を使いすぎて、回復魔術に充てる魔力が殆ど残っておらず、完治には至らなかった。
手強い敵だった。
ユリウスの並外れた魔力量が無ければ、倒すことは叶わなかっただろう。ユリウスは攻撃魔術は得意では無いが、それは魔力の配分や高度な術式の展開が苦手なだけで、単純な攻撃の威力を増幅させた使い方は可能だった。単純な一撃であれば、フィオナの攻撃魔術の技術を凌ぐ威力であろう。
背後のフィオナを見やる。と同時に、救出当時の彼女の様子を思い出して、ユリウスは熱くなる顔を振り払うよう、かぶりを振った。
(こいつ、破廉恥な問題に巻き込まれる呪いにでも掛かっているんじゃ無いだろうな……)
すぐに食されなかった幸運に感謝すべきなのだろうが、フィオナの拘束された姿は酷いものだった。
両手を後手に拘束され、身体中に蔓が巻き付き、更に彼女へ伸びる3本の蔓が恥部に挿入され、激しく蠢いていた。それに快感を覚えているのか、フィオナは甘い嬌声を上げ、挙げ句の果てには達すると同時に、ユリウスへ体液をしこたま撒き散らしてきた。その時の様子を思い出すと、またもや下腹部に熱が集まるのを感じるため、ユリウスは記憶を反芻するのをやめた。
兎に角、無事彼女を救うことができてよかった。背後で 呼吸を繰り返すフィオナを背中で感じて、安堵の溜息を吐く。
それに、フィオナが倒すことができなかった魔物を、自分が滅し、彼女を救うことができた。この結果は確かなものであり、ユリウスの胸の内に燻っていた仄暗い濁りが、風に攫われたようで。
学生時代の、腰を抜かし、戦闘もままならず、フィオナの背中を見ているのみだった弱い自分を、立ち上がらせることができた気がした。
あくまで自己満足でしか無いが……少しだけ、自分を赦すことができた気がしたのだ。
騎士団の駐屯地へ辿り着くと、自身の持ち場から戻って来ていたマティスと出会い、彼に治療を受けた。血液を失いすぎていたことと安堵感から、横になるなりすぐに意識を失ってしまったが――
「――ああ、隊長ですか。それが……かなり、危ない状態で」
意識が浮上すると、同じく気が付いたらしいフィオナへ、マティスが突拍子も無いことを口にした。
(???? いやいやいや、何を言ってやがるんだこの男は。さっき命に別状は無いと伝えた上で、俺の傷の治療をしたのはどこのどいつだよ)
そのまま聞き耳を立てていると、あらぬ方向へ話が進んでいくものだから、ユリウスは流石にマティスを止めようと上体を起こし掛けた。
「とにかく。隊長はもうそう長くは無いので。沢山話しかけてあげてください。貴女と喧嘩されて、凹んでいらっしゃったので」
が、動きは静止した。
(……マティス、後で覚えておけよ……)
マティスが天幕を去ると、フィオナがこちらへ駆け寄って来る気配を感じる。
死に際の自分へ、これまで吐かれて来た嫌味への恨みつらみを掛けられるのだろうか。
「ユリウス、ユリウス、ごめん。私のせいでこんな……大怪我を負わせて……私、ユリウスの言ってた通りだった。隊長としての器が全然足りてなかった。身勝手な欲で敵に捕まって、ユリウスも、クルトも、怪我をさせて……」
(……)
予想外の殊勝な言葉に、絶句してしまった。いや気絶した振りをしているので、言葉は吐けないのだが。
けれど自分が伝えた見解をフィオナがきちんと飲み込んだ上で、内省をしていたことに、ユリウスは感心した。と同時に、素直にそれができるフィオナに、胸が締め付けられる心地になった。
自分が伝えた言葉が、少なからずフィオナに影響を与えていたのかと。そう考えると口元が弛み掛ける。
次第にフィオナの息遣いが震え始め、「うぐ、ぐすっ……」と嗚咽が耳に届いた。
泣いているのか? 自分が死にそうだから?
確認したいが、瞼を開く訳にはいかないもどかしさに、眉間に力が込められる。
「あのね、ユリウスのこと嫌いなんかじゃないから。本当は私、私――」
私? なんだ? 一体何を言おうとしている?
仄かな期待に、思わず体が反応する。
フィオナの小さな手に己の手を握られた。柔らかな感触に、手のひらへ彼女の頬を寄せられていることが分かる。
(こいつ……! 人の意識が無いと思って、好き勝手……しかしちっさい手だな……剣だこがあるのに柔らかい……)
「私、ユリウスと昔みたいに仲良くしたかった。つい、何かと言い返しちゃっていつも喧嘩みたいになっちゃってたけど……でも、あの頃みたいに、また一緒にいたい。いなくなっちゃ嫌だよ、ユリウス……」
フィオナの言葉に、また心臓が大きく脈打つのを感じる。
(なん……っ! か、かわ……! ……いや、可愛くなんか、ない。俺がいなくなることに泣くこいつなんて、可愛くなんか……)
フィオナが鼻を啜る音が聞こえる。己の手に触れる頬へ、生温かい液体が次々と伝い落ちて来た。
「やだ、…っ、死なないで、ユリウス。ひっく…、しんじゃやだぁ……ッ」
「……っ!」
気付くとフィオナの腕を掴み、彼女を己の腕で掻き抱いていた。限界を超えた。あまりの可愛さに。
フィオナの体は細く、体格が豊かな方では無いユリウスの体の中にでも収まってしまうほど、小さい。
困惑するフィオナに、彼女を抱き締めたまま、ユリウスは事の顛末を説明する。
「……じゃあ、今にも息絶えそうだと言うのは……?」
「……マティスが勝手に言っていたことだよ」
「……」
フィオナが口を開けて呆然としている。
「じゃあ、じゃあ、今まで私が話してたこと全部聞いてた? 聞こえてた?」
「うん。聞いてた」
みるみるフィオナの顔面が真っ赤に染まっていくのを見て、ユリウスは驚いた。こいつも、照れることがあるのかと。
意外に思うと同時に、またその愛らしさに胸が締め付けられる感覚に襲われる。
(嗚呼ほんとうに、こいつは……)
意地っ張りで、負けず嫌いで、向上心に富んでいるのに。何かとそれが空回りする不器用なところも、どれだけ嫌味を言われようと、自分と本当は昔のように仲良くなりたいと言う素直なところも、可愛くてたまらない。
ユリウスは気付くと、フィオナに顔を寄せていた。
彼女が自分をどう思っていようと構わない程に、彼女を独占したい衝動に駆られたのだ。
顔を真っ赤に染めて、涙で目元も赤くしながら、潤んだ瞳でユリウスを見つめ返して来る。艶っぽいその表情に、ユリウスも顔へ灯る熱を感じながら、彼女の唇の感触を想像して胸を高鳴らせた。
「――あれからフィオナさんと進展したんですか、隊長」
医務室へ業務報告へやって来たマティスに問われ、ユリウスは不機嫌そうに顔を歪めた。
「あ、進展無しなんですね。そうですか。……あんなにお膳立てして差し上げたのに……」
「頼んでいないし、結果邪魔したのはお前達だろう」
「いえ自分は止めようとしたんですよ。そこをクルトくんが我先にと天幕へ向かうものですから……というか、フィオナさんのこと、否定しないんですね」
「……」
ユリウスは黙って書類を眺める。
フィオナへの歪んだ感情がダダ漏れなのは、自分でも自覚している。
だが、今更彼女とどうこうなろうとも思っていない。この間は血迷ってしまったが、フィオナに自分への恋愛感情が無いことは既に分かりきったことだ。自分と仲良くしたいという心持ちであることが分かっただけでも、自分には十分すぎるものだった。
「いいんですか、隊長。そんな悠長に構えていると、フィオナさん誰かに獲られてしまいますよ」
「獲られるも何も、あいつは俺のものじゃ無いし……それに、これまでもあいつに男は何度もいたから。今更なんとも――」
「知ってます? フィオナさんに婚姻の話が来ているって」
「!?」
ユリウスが思わず弾かれたように顔を上げる。
「どこからの情報だよそれ」
「クルトくんです。『うちの副隊長が嫁に行って騎士を辞めちゃう~』って涙ぐんでいましたよ」
「……」
信じて良いものか。しかし、フィオナと共に行動していることが多いクルトの発言だ。信憑性は高いだろう。
ユリウスがどう行動すべきか考えあぐねていると、医務室の扉がノックされた。
扉が開かれると、そこには事の次第を問い正したいその人が佇んでおり、落ち着かない様子で入室して来た。
「ユリウス~、あ、マティスさんもいたんですね。ちょっと折り入って相談があって……」
「フィオナさん」
「……なに。また魔物に寄生されたとか言うんじゃないだろうね」
息をするようにぞんざいな態度をとってしまう自分に辟易しつつも、ユリウスはいつもと様子の違うフィオナに、平静を装いながら次の言葉を待った。
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