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第一章 決起
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玄晶の吐息を、冷めかけのお茶が受け止める。彼が唇を湿らせるのを待ってから、烏有は口を開いた。
「僕はかならず、やりおおせてみせる」
硬い声音に、玄晶はまつ毛を持ち上げ、唇をやわらげた。目元の凍った冷笑に、烏有はこわばる。
「そんなに警戒をしないでくれ。私はまだ、賛否を明らかにはしていないんだから」
組んでいた足をゆったりと組み変えて、玄晶は悲しげに問うた。
「両親の死に、ひきずられたままなんだな」
「違う。僕は、そんなつもりで興国を提案したわけじゃない」
「だが、君が旅に出た理由は、それを求めたからだろう」
烏有は喉が詰まったようにうめいて、口をつぐんだ。
「烏有とは、また変わった名前をつけたものだな」
玄晶が物憂げにつぶやく。
「偽名など、使わなくてもいいだろうに」
「どこに僕の名を知っている人がいるか、知れないからね。僕は官僚や豪族と、かかわりのない旅をしたいんだ」
「そうか。……領主やその周辺にいる者が、名前に反応をしてもおかしくはないな」
玄晶は烏有の真意を探すように、彼の目を覗いた。
「だが、国を作り、府にしようと思うのなら、鶴楽の名を使わなければならない場面が、必ず出る」
「わかっているよ。もうすでに、使っているからね」
目を逸らしたいという情動を、烏有は腹に力を込めて堪えた。ここで逃げてしまっては、話が先に進まない。自分の覚悟を玄晶に伝えることこそ、いま必要な処置なのだと、烏有は自分に言い聞かせた。
たとえ過去の苦しい記憶を呼び覚まされても、目を逸らすわけにはいかない。
ふたりはしばし、無言で顔を向き合わせた。
「鶴楽」
玄晶の声に、力がこもる。
「君が旅に出ると書き置きを残して消えてから、私や両親がどれほど心配をしたか、わかるか」
烏有は身じろぎもせず、玄晶の深い慈愛をたたえた瞳を見返した。
「君の両親の死は、あくまでも事故だ。……それは、わかっているな」
烏有は唇を開き、喉奥で唸った。玄晶の瞳に悲哀が宿る。
「すばらしい提案だと思う。私だって、君の両親が提唱していた、民のための国というものに、強く惹かれていた。それは、鶴楽もよく知っているだろう」
旅に出る前の、おだやかな日々が脳裏に浮かび、烏有は下唇を噛んだ。
「異教の国のありようを記した書物を、禁書と知りながらも共に愛読をしていた私を、信用してほしい。――鶴楽。君が文に書かなかった、すべてを教えてくれ。でなければ、協力をしようにも、動き方がわからない」
「……玄晶」
烏有の全身から、緊張が抜け落ちる。硬さを落とし、意外そうに目を丸くした烏有に、玄晶は親しみを込めた苦笑を向けた。
「私が頭から反対をするつもりでいると、思っていたようだな」
「それは……だって、そう思うだろう。前代未聞の申し出なんだ。そう簡単に、通るはずがない」
「そう。だからこそ、鶴楽はすべてを賭けるつもりなのだろう。……私も父も、母だって、鶴楽を救えなかったことを追い目に、この5年を過ごしてきた。鶴楽はすこしでも、私たちがどれほど君を心配し、気を揉んでいるのかを、想像したことはあるか」
「それは……」
「自分の思いに捉われて、そこまで意識が向かなかったんだろう。それを責めるつもりはないよ。両親をいっぺんに失った後に、あんなウワサが広まってしまっては、周囲がすべて敵に見えても仕方がないと、受け止めている」
烏有は視線を卓上にさまよわせた。
「無事で……、元気でいてくれて、よかった」
心の底からあふれた玄晶の思いに、烏有は目頭を熱くした。
「玄晶、僕は……」
何も言わなくてもいいと、玄晶は首を振って示した。
「積もる話は後にしよう。まずは、府を造るという計画の、具体案があるのかどうかを、聞かせてくれ。情に流されて、冷静な判断ができなくなってしまうと、困るからな」
烏有は背筋を伸ばし、慎重に口を開いた。
「まずは、村を造る。場所の目星は、つけてあるんだ。それをすこしずつ大きくして、国にする。そうなったとき、すでに認可の下地があれば、すぐにでも府としての権利を得られるだろう」
「それは具体的とは言いがたいな。鶴楽、具体的というのは、どんなふうに縄張りを引き、将来的に府にするための区画を決めるか。そのための技術や資材はどうするのか。当初の人数と、最終的な展望をどう見込んでいるのかを表すんだ。府として機能している国は、どれも計画性を持って、再構築をされた国だからな。……府として認められていない国と、府になれた国の違いを、考えてみたことはあるか」
烏有はうつむいた。
「そんな考えでは、いくら私財を投じても、中途半端なものにしかならない。はじめから府を目指して国を造るというのなら、そこも踏まえて村を造らなければ、時間も財も無駄になる。――私の言っている意味が、わかるな」
うつむいたまま烏有はうなずき、拳を握った。くやしげな烏有に、玄晶はやさしく語りかける。
「鶴楽。目星をつけた土地のことや、どんな仲間と国を造ろうとしているのかを、教えてくれ。私はずっと、父の手伝いをしてきた。鶴楽の知らない、府の現状を知っている。必ず力になれる知恵を、持っているんだ」
「僕に協力をするつもりで、ここに来たと言いたいのかい」
「いいや。顔を見て、場合によっては強引にでも連れて帰るつもりだった。途方もない望みが、あの文には書かれていたからな。――だが、話を聞いて、気がかわった。府にできるかどうかは、やってみなければわからないが、村を造るくらいなら、問題はないだろう」
「……玄晶」
「姿をくらます前は、あんなに打ちひしがれていた鶴楽が、前に向かって進もうとしている。それだけで私はうれしいし、安堵もした。それを邪魔しようなどと、思えるはずもないだろう。君からの文が届いたときは、すこしも鶴楽の心をなぐさめられなかった私を……、叔父である父を、忘れずに頼ってくれた喜びに、涙がこぼれた」
玄晶の声の震えに、烏有の心が呼応する。
「玄晶。勝手をした僕を、許してほしい」
「私のほうこそ、謝罪したい。苦しんでいる鶴楽の気持ちに、寄り添えなかった。――無事に生きていてくれて、本当にうれしく思う。鶴楽、この私を昔のように、兄と頼ってもらえるな」
「玄晶。ああ、もちろんだ」
ふたりは確かめ合うように、うなずいた。
「さて。しんみりとするのは、終わりにしよう。ひさしぶりに食卓を囲んで過ごそうじゃないか。そうして、いままでのこと、これからのことを語るとしよう。かまわないな、鶴楽」
今度はおだやかに口元をほころばせ、目には懐かしむ光を浮かべて、烏有は静かにうなずいた。
「僕はかならず、やりおおせてみせる」
硬い声音に、玄晶はまつ毛を持ち上げ、唇をやわらげた。目元の凍った冷笑に、烏有はこわばる。
「そんなに警戒をしないでくれ。私はまだ、賛否を明らかにはしていないんだから」
組んでいた足をゆったりと組み変えて、玄晶は悲しげに問うた。
「両親の死に、ひきずられたままなんだな」
「違う。僕は、そんなつもりで興国を提案したわけじゃない」
「だが、君が旅に出た理由は、それを求めたからだろう」
烏有は喉が詰まったようにうめいて、口をつぐんだ。
「烏有とは、また変わった名前をつけたものだな」
玄晶が物憂げにつぶやく。
「偽名など、使わなくてもいいだろうに」
「どこに僕の名を知っている人がいるか、知れないからね。僕は官僚や豪族と、かかわりのない旅をしたいんだ」
「そうか。……領主やその周辺にいる者が、名前に反応をしてもおかしくはないな」
玄晶は烏有の真意を探すように、彼の目を覗いた。
「だが、国を作り、府にしようと思うのなら、鶴楽の名を使わなければならない場面が、必ず出る」
「わかっているよ。もうすでに、使っているからね」
目を逸らしたいという情動を、烏有は腹に力を込めて堪えた。ここで逃げてしまっては、話が先に進まない。自分の覚悟を玄晶に伝えることこそ、いま必要な処置なのだと、烏有は自分に言い聞かせた。
たとえ過去の苦しい記憶を呼び覚まされても、目を逸らすわけにはいかない。
ふたりはしばし、無言で顔を向き合わせた。
「鶴楽」
玄晶の声に、力がこもる。
「君が旅に出ると書き置きを残して消えてから、私や両親がどれほど心配をしたか、わかるか」
烏有は身じろぎもせず、玄晶の深い慈愛をたたえた瞳を見返した。
「君の両親の死は、あくまでも事故だ。……それは、わかっているな」
烏有は唇を開き、喉奥で唸った。玄晶の瞳に悲哀が宿る。
「すばらしい提案だと思う。私だって、君の両親が提唱していた、民のための国というものに、強く惹かれていた。それは、鶴楽もよく知っているだろう」
旅に出る前の、おだやかな日々が脳裏に浮かび、烏有は下唇を噛んだ。
「異教の国のありようを記した書物を、禁書と知りながらも共に愛読をしていた私を、信用してほしい。――鶴楽。君が文に書かなかった、すべてを教えてくれ。でなければ、協力をしようにも、動き方がわからない」
「……玄晶」
烏有の全身から、緊張が抜け落ちる。硬さを落とし、意外そうに目を丸くした烏有に、玄晶は親しみを込めた苦笑を向けた。
「私が頭から反対をするつもりでいると、思っていたようだな」
「それは……だって、そう思うだろう。前代未聞の申し出なんだ。そう簡単に、通るはずがない」
「そう。だからこそ、鶴楽はすべてを賭けるつもりなのだろう。……私も父も、母だって、鶴楽を救えなかったことを追い目に、この5年を過ごしてきた。鶴楽はすこしでも、私たちがどれほど君を心配し、気を揉んでいるのかを、想像したことはあるか」
「それは……」
「自分の思いに捉われて、そこまで意識が向かなかったんだろう。それを責めるつもりはないよ。両親をいっぺんに失った後に、あんなウワサが広まってしまっては、周囲がすべて敵に見えても仕方がないと、受け止めている」
烏有は視線を卓上にさまよわせた。
「無事で……、元気でいてくれて、よかった」
心の底からあふれた玄晶の思いに、烏有は目頭を熱くした。
「玄晶、僕は……」
何も言わなくてもいいと、玄晶は首を振って示した。
「積もる話は後にしよう。まずは、府を造るという計画の、具体案があるのかどうかを、聞かせてくれ。情に流されて、冷静な判断ができなくなってしまうと、困るからな」
烏有は背筋を伸ばし、慎重に口を開いた。
「まずは、村を造る。場所の目星は、つけてあるんだ。それをすこしずつ大きくして、国にする。そうなったとき、すでに認可の下地があれば、すぐにでも府としての権利を得られるだろう」
「それは具体的とは言いがたいな。鶴楽、具体的というのは、どんなふうに縄張りを引き、将来的に府にするための区画を決めるか。そのための技術や資材はどうするのか。当初の人数と、最終的な展望をどう見込んでいるのかを表すんだ。府として機能している国は、どれも計画性を持って、再構築をされた国だからな。……府として認められていない国と、府になれた国の違いを、考えてみたことはあるか」
烏有はうつむいた。
「そんな考えでは、いくら私財を投じても、中途半端なものにしかならない。はじめから府を目指して国を造るというのなら、そこも踏まえて村を造らなければ、時間も財も無駄になる。――私の言っている意味が、わかるな」
うつむいたまま烏有はうなずき、拳を握った。くやしげな烏有に、玄晶はやさしく語りかける。
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「僕に協力をするつもりで、ここに来たと言いたいのかい」
「いいや。顔を見て、場合によっては強引にでも連れて帰るつもりだった。途方もない望みが、あの文には書かれていたからな。――だが、話を聞いて、気がかわった。府にできるかどうかは、やってみなければわからないが、村を造るくらいなら、問題はないだろう」
「……玄晶」
「姿をくらます前は、あんなに打ちひしがれていた鶴楽が、前に向かって進もうとしている。それだけで私はうれしいし、安堵もした。それを邪魔しようなどと、思えるはずもないだろう。君からの文が届いたときは、すこしも鶴楽の心をなぐさめられなかった私を……、叔父である父を、忘れずに頼ってくれた喜びに、涙がこぼれた」
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「玄晶。勝手をした僕を、許してほしい」
「私のほうこそ、謝罪したい。苦しんでいる鶴楽の気持ちに、寄り添えなかった。――無事に生きていてくれて、本当にうれしく思う。鶴楽、この私を昔のように、兄と頼ってもらえるな」
「玄晶。ああ、もちろんだ」
ふたりは確かめ合うように、うなずいた。
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