凪の潮騒

水戸けい

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 膝の上に乗せられて、襟元をくつろげられ首を吸われる。肩を噛まれ、背中を撫でられ、滑った手が乳房をすくい上げた。

「んっ、ふ――」

 ぐにぐにと揉まれ、胸元に顔を寄せた幸正の頭を抱きしめる。

「――ッ」

 ちろ、と胸の先を舐められた。じわりと、そこから甘い疼きが広がる。舌先で転がすようにされながら乳房を揉まれて、腹の奥がジンとしびれて切なくなる。じわり、と女の壺から湧き出たものがこぼれ出て、またいでいる幸正の太ももを濡らしたのが分かった。

「ぁ、幸正……ッ、は」

 私を乗せている膝を立て、濡れはじめた入口を押し上げてくる。滑ったソコの刺激に仰け反った胸を、唇で噛まれた。

「っあ、ふ、ぅん――」

「このまま、もいでしまえそうなぐれぇ、コリコリになってんぜ」

「ぁ、あぅ、ん……」

 胸の実を唇で挟みながら舌先でくすぐられ、女の壺からどんどんと蜜があふれる。ソコのもどかしさをどうにかしたくて、内腿を擦り合わせようとすれば、幸正の足に擦り付けることになる。幸正の頭を強く抱きしめ、胸を吸われながら腰をくねらせれば、擦れて濡れた場所が、蜜と空気を混ぜ合わせる淫猥な音を奏で始めた。

「ああ……ああ、ぁ――」

 入口ばかりが刺激され、女の壺の中が切なくなってくる。

「幸正……っ、は、ぁ」

 抱えている頭に顔を擦りつければ、乳首から口を離され濡れて赤くなったソコを指でつまみ、転がしながら意地の悪い笑みを浮かべられた。

「俺が、欲しいか――?」

 ニヤリとする幸正の鼻に、かぶりつく。

「っ、欲しいから――、ぁ、こんなふうに、なってるんだろ……ッ」

 視界が潤み、滲んでいる。それでも精一杯にらみつけると、目じりに唇を寄せられた。胸にあった手がおりて、太ももの下に差しこまれ抱き上げられる。木の幹のようにがっしりとした腕に支えられているというのに、心もとなさを感じ足先で床を探れば、大きく開かれた足はさらに高く持ち上げられて、完全に体が浮いてしまった。

「どら……おお、大洪水だな」

「っ、ばか――」

 目の高さにまで持ち上げられ、濡れた箇所を確認されて羞恥が湧き起る。
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