ひとりよがりなFalse Face

水戸けい

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うなじから背中を舌先で撫でた。

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「んふっ、ふっ、んふぅうっ」

 眉根を寄せた譲の瞳が、息苦しさに潤む。助けを求めるように伸びてきた譲の舌を、強く吸った。

「んふぅううっ」

 ビクンと譲の腰が跳ねる。それが腹に当り、彼の下肢が膨らんでいることに恭平は興奮した。

「んふっ、ふんぅうっ」

 恭平に翻弄されるまま、譲は鼻から悲鳴のような息を漏らす。膝を立ててシーツを足の指で握り、恭平の肩を掴んで震えている。

 たまんねぇ。

 背に腕を回して撫でれば

「んはっ、ぁあ」

 譲が顎をのけぞらせた。ぺろりと自分の唇を舐め、恭平は譲の体を反転させる。

「あっ」

 うつぶせになった譲を抱きしめ、うなじから背中を舌先で撫でた。

「はふぅうっ」

 猫が飼い主に甘えるような音を出して、譲の腰が持ち上がる。そのまま肩甲骨に添ってキスをすれば、両手で口を押えた譲が小さく震えた。

「声、抑えんなよ」

 耳朶を噛みながら言えば、譲が首を振り目を固く閉じた。それならばと、恭平は尻を持ち上げている譲の下肢に手を伸ばし、もう片手を胸乳に添えて、背にキスを繰り返しながら色づきを指の腹で撫で、陰茎を擦った。

「っ、ふ、んっ、んんっ、ぅ」

 我慢が出来なくなるまで、続けてやる。

 譲の尻が緊張で締まり、その谷に押し付ける形となった恭平の牡が刺激された。ビクン、と譲が震えて目を開く。

「わかったか? 俺が、どんなふうになっちまってんのか。もっと、教えてやるよ」

「っあ」

 譲のトランクスの隙間から半勃ちの陰茎を差し込み、尻の谷に擦りつける。そうしながら背へキスの花弁を散し、譲の胸乳を捏ねて牡を扱く。絞まった譲の双丘が、擦りつけられる恭平の陰茎を受け止めて、高ぶらせていく。

「濡れてきた」

「ぁ、や、ひぅっ」

 ささやき、濡れた譲の蜜口を爪で押し広げれば、譲が喉の奥で悲鳴を上げ、口を覆っていた手でシーツを握りしめた。

「譲。声、聞かせろ」
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