召喚カード無双

エイリス

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5.冒険者登録

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「到着です」
「くすっ。そうね。ようこそ。エトの町へ」
「ちょ、ちょっと、リタさん。僕の役目を取らないで欲しんだけど」
リタさんが両手を広げて、町を紹介していると後ろから門番?の人が抗議する。

「私が紹介したい気分だったので」
「・・ようこそ!お嬢ちゃん。ここはエトの町だよ。困った事があったら巡回の警備員に聞くと良い。」
あ、気を取り直して、リタさんのセリフをなかった事にしてる。

身分証とか犯罪歴調べるとかってイベントはないんだ・・・
門番の人にお辞儀をして町の中に入る。
行きたい場所を聞かれたので冒険者ギルドと伝える。

木の家が多いのかと思ったけど、コンクリートっぽい。
町を囲むように壁があるのは魔物対策らしい。空から入られるのでは?って思ったんだけど
そこは魔法のファンタジー。結界があるらしい。
全部結界にすれば良いのにって聞いたら、コストが高いんだって・・異世界も世知辛い・・


「ここよ。」
「おーー・・お?」
冒険者ギルドって、看板がある。でもね。会社のオフィスみたいな入り口はどうかな?って思うの。

「じ、自動ドア・・」
左右に開くドアに、マイワールドの方が最先端と思ってたけど、あっちの方が田舎な気がする・・・

「いらっしゃいませー」
「はろー。ギルマスいる?」
スーツを着た女性が・・スーツだよ・・
にこやかに挨拶してくるのを、リタさんが手をひらひらさせてギルマスを呼ぶ。ギルドマスターだよね?社長って事だよね?

周りを見渡すけど、会社の受付だねー
冒険者で溢れかえってる事もなく・・・掲示板とかに依頼表が出てたりしないんだね。

「はい。リタ様です。はい。では、ご案内します。」
・・電話・・・だよね・・文明だねーファンタジーどこ行った・・

「ギルマスが、お会いになるそうなので、どうぞこちらへ」
受付のお姉さんが、エレベータに案内してくれる。うん。そうだと思ったよ。

「12階の会議室へどうぞ」
意外に高かった。
慣れた様子でリタさんの後を追ってエレベータに乗り、12階の会議室へと入った。

「よお。久し振りだな。どうした?」
頬に傷、白髪交じりの短くカットした髪、筋肉隆々で迫力のある顔の40代くらいのおっさんが椅子に座って待ち構えていた。
うん。ギルドマスターって感じがする。

「はろー。えっとね。この子なんだけど(知り合いの貴族の子供じゃない?)」
「んー?嬢ちゃん名前は?(青い髪に、緑の瞳?13くらいか?俺は面識ないぜ?なんでだ?)」
「ミズキと申します。宜しくお願いします。」
印象は大事とペコリとお辞儀して挨拶する。

「冒険者ギルドに来たかったみたいだから連れてきたのよ(マジックバック持ってたのよ。礼儀正しいし)」
「ミズキちゃんの用件は何かな?仕事の依頼かな?」
「冒険者になりにきました。」

・・・・・・・・・・・
「「え??!!」」
二人同時に、そんなに驚く事かな?

「そ、そうか。担当の者を呼ぶから、エレベータ前で待ってもらって良いかな」
「はい。お手数をおかけしました、失礼します。」
がちゃ

「冒険者とは思わなかったわ・・」
「例の件かもな、反対派が辞めさせられたみたいだから」
ミズキが出て行った後、呆然としていたリタが呟き。顎に手を当てていたギルマスが答える。

「辞めさせられた貴族の子供って事?」
「ああ。聞いた事も見た事もないから、隠し子かもな。資金援助だけ受けてたのが、親が例の件でクビになって
働きにきたのかもよ。マジックバックは餞別の可能性があるか」
全く関係なく、中身も60のおっさんで、ギルマスよりも年上だったりするのだが、そんなの分かるわけがない。

「どうするの?」
「しばらくは、リタ。面倒見てもらえるか?冒険者を選んだ理由は分からんが、無理そうなら仕事を斡旋する」
「了解。最初は安全地帯で薬草採取かな?」
今後の事を相談し始める。

部屋を出たミズキは、受付のお姉さんが来て1階の部屋に案内されていた。
「こちらの用紙に必要事項を記入ください・・ねぇ。本当に冒険者になるの?危ないわよ?」
「大丈夫です。わたし強いので!」
腕に力こぶを・・できないけど作る真似をして、無い胸を張る。

「魔物って結構怖いし、血が出るし、臭いし。もっと安全な仕事もあるんだけど」
「臭いんだ・・いえ、大丈夫です。頑張ります」
えっと、名前:ミズキ
職業:せい・・・戦士
出身国:やばい。どうする?も、森!
パーティの加入有無?

「パーティの加入有無って何ですか?」
「肌は荒れるし・・え、それは、ギルドでパーティを決めるかって事ね。ソロだと危ないから。
職業でバランスの取れたパーティを提案するの。」
なるほど。不要っと。

「はい。書けました。」
「そ、そう。え?。戦士なの?やっぱり止めない?戦士は一番危険よ?」
押し問答のすえ、何とか冒険者になる事ができた。

「これが冒険者カードよ。辞めたくなったら直ぐに言うのよ。お姉さんと約束よ?」
「はい。大丈夫です。」
冒険者カード・・・名前、職業だけなんだ書いてあるの。
レベルとかランクってないのかな?

「登録できた?」
「はい。できました。」
カードをリタさんに見せる。

「ところで、ミズキちゃん。わたし達のパーティに入らない?」
リタさんとパーティか。んーーどうしようかなぁ。
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