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「これ……貞操帯とかいうやつでしょ? なんでこんなもの」
困惑した夏川が脱がそうとした途端、朝霧は顔を顰めた。
「痛いっ」
「ごっ、ごめん。大丈夫? 」
夏川の問いかけに朝霧は何度も頷く。
「鍵がついていて、それがないと脱げないんだ。無理やり脱がそうとすると性器の根元が締め付けられるようになっているから、痛くて」
「じゃあ、早く鍵をだして」
朝霧は黙って首を振った。
「もしかして、帝以外の誰かがコレの鍵を持っているの? 」
朝霧が小さく頷く。
「その鍵を持っているのは……音羽? 」
朝霧はハッと息を飲んだ。
「俺、2人で会うのはやめろって言ったよね? 」
夏川の声はゾッとするほど低かった。
「ごめん」
朝霧は己の唇を噛んだ。
そんな朝霧を夏川が冷たい視線で見つめる。
ホテルで音羽がだした条件がコレだった。これを着けて、これから日常生活を送れと言われた。
音羽に渡された下着は排泄は問題なくできる仕様になっていたが、勃起すると鋭い痛みを感じる作りになっていた。
もちろん朝霧は抵抗したが、音羽の『じゃあ、この録音公表してもいいんだね? 』の一言で、結局言いなりになるしかなかった。
「それともこういうのが帝の好みなわけ? 音羽に無理やりされたんじゃなくて、自分の意思でコレつけてるのかよ」
「痛いっ」
性器が入っている部分を夏川に掴まれ、朝霧は痛みから蹲った。
泣きながら首を振る朝霧を夏川が冷めた目で見る。
「何で1人で音羽に会いになんて行ったんだよ」
「話したいことがあるって言われて」
「話しあっただけで、何でそんなの履いて帰ってくるんだよ。普通そんなことにならないだろ?」
「ごめん」
朝霧は本当のことを夏川に告げることができなかった。
夏川のことで音羽から脅されていると分かれば、彼は何とかしてくれるかもしれない。
音羽から朝霧を守ってくれるかもしれない。
でもそれで音羽が諦める保証はどこにもない。
音羽からの嫌がらせが度重なれば、こんなことに巻き込んだ朝霧を、夏川は鬱陶しいと思い始めるかもしれない。
困惑した夏川が脱がそうとした途端、朝霧は顔を顰めた。
「痛いっ」
「ごっ、ごめん。大丈夫? 」
夏川の問いかけに朝霧は何度も頷く。
「鍵がついていて、それがないと脱げないんだ。無理やり脱がそうとすると性器の根元が締め付けられるようになっているから、痛くて」
「じゃあ、早く鍵をだして」
朝霧は黙って首を振った。
「もしかして、帝以外の誰かがコレの鍵を持っているの? 」
朝霧が小さく頷く。
「その鍵を持っているのは……音羽? 」
朝霧はハッと息を飲んだ。
「俺、2人で会うのはやめろって言ったよね? 」
夏川の声はゾッとするほど低かった。
「ごめん」
朝霧は己の唇を噛んだ。
そんな朝霧を夏川が冷たい視線で見つめる。
ホテルで音羽がだした条件がコレだった。これを着けて、これから日常生活を送れと言われた。
音羽に渡された下着は排泄は問題なくできる仕様になっていたが、勃起すると鋭い痛みを感じる作りになっていた。
もちろん朝霧は抵抗したが、音羽の『じゃあ、この録音公表してもいいんだね? 』の一言で、結局言いなりになるしかなかった。
「それともこういうのが帝の好みなわけ? 音羽に無理やりされたんじゃなくて、自分の意思でコレつけてるのかよ」
「痛いっ」
性器が入っている部分を夏川に掴まれ、朝霧は痛みから蹲った。
泣きながら首を振る朝霧を夏川が冷めた目で見る。
「何で1人で音羽に会いになんて行ったんだよ」
「話したいことがあるって言われて」
「話しあっただけで、何でそんなの履いて帰ってくるんだよ。普通そんなことにならないだろ?」
「ごめん」
朝霧は本当のことを夏川に告げることができなかった。
夏川のことで音羽から脅されていると分かれば、彼は何とかしてくれるかもしれない。
音羽から朝霧を守ってくれるかもしれない。
でもそれで音羽が諦める保証はどこにもない。
音羽からの嫌がらせが度重なれば、こんなことに巻き込んだ朝霧を、夏川は鬱陶しいと思い始めるかもしれない。
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