もふもふ好きのお姫様

桐生桜月姫

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貧乏くじ

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『ハモんなくても、ちゃんと引き受けるよ。でも、たまにだからね?分かった?』

『うん!!』『あぁ、』

 私はどうやら、見事なまでの貧乏くじを引いてしまったようです。まあ、家族の絆をとり持てるという光栄なことができるのですから、ここは色々と目を瞑るべきかも知れませんけれどね。

「それじゃあロッテ、お家まで送ってくださいっ!!」

「はいはい。じゃあ、勇者は置いて帰るわね~。」

「はあっ!?」

 私はすっと魔法陣を展開させると、目標座標を定めて、魔法を起動させます。

『じゃあね~、リッソ!!次は、ルグニカのお料理作って持ってくるね~!!』

『うむ、楽しみにしておこう。』

『ばいば~い。』

『またの。』

 なんというほのぼのさだろうか。これって結構やばいことなはずですのに、一才そういう感覚を持つことができません。ま、まあ、この双子はそういう雰囲気が通常運転であると考えておいた方が、正しいのかも知れませんね。

 ーーーしゃんっ、

 軽い音を立ててアスィミとデイルの住んでいる居酒屋に到着すると、デイルが起こったように口を開きました。

「こんのっ、クソ王女!!お前魔法陣に干渉させるとか、自爆行為をさせる気か!?」

「ーーー私は、先程、行きしに魔法陣干渉を行ったのはあなたの方であったと記憶しておりますが、帰りに私が魔法陣干渉をさせたからという理由で、それでも文句を言うのですか?もしそうならば、お門違いにも程があるかと。」

 じとっとした目でデイルを見つめると、彼は居心地悪そうにプイっとそっぽを向きました。

「覚えてろよ!!」

「3流の悪役でも、もっとマシなことを言うかと。」

「くそー!!」

 やっぱり、飛んだ貧乏くじを引いてしまったようです。

********************

読んでいただきありがとうございます😊😊😊


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