ひょっとしてHEAVEN !?

シェリンカ

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第二章 始動は前途多難に

1.私にできること

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 星颯学園の生徒会選挙は変わっている。
 普通だったら会長や副会長なんかの役職に個人が立候補し、それぞれで一番票を集めた人物がその役に当選して、それで選ばれた者同士が力をあわせて活動していくものだけど、そういう様式とはまったく違った。
  
 会長を筆頭に、あらかじめ全ての役職を決めておいてから、そのメンバー一丸となって選挙戦を戦う。
 いわばグループ同士の選挙戦なのだ。
 
 と言っても、実際に『選挙戦』がおこなわれているのを、私は見たことがない。
 少なくとも昨年は、立候補したグループは一つだけで、必然的にそのグループがそのまま現生徒会になった。
 聞けば毎年そうらしい。
 
 なかでも、学年トップ集団のA組から生徒会長が出るのは不文律みたいなもので、私たちの代も自然とそうなるんだろうと思っていた。
 そこに一石投じようとしている貴人は、いったいどんな生徒会を作ろうとしているんだろう。
 
(自分が今ここにいるってことが、なんとも不思議……)
 
 生徒会は、全校生徒から愛称で呼ばれる。
 
(確か私が入学した時の生徒会は『GREEN』。今の生徒会が『SUN』……だったかな?)
 
 貴人は自分たちの生徒会に『HEAVEN』と名づけた。
 はたして彼はどんな天国を見せてくれるのか――当事者だというのに、私はどうにもワクワクして、毎日ドキドキしっぱなしだった。


 
『HEAVEN準備室』と名づけられた特別棟四階の西端の部屋に、私は放課後になると毎日足を運んだ。
 特にそう義務づけられているわけではないので、他のみんなは部活の合間に顔を出したり、時には来なかったりもするのだが、他に行く当てもない私は、なんとなく毎日その部屋にいる。
 
(もし生徒会選挙が人気投票だったら……このメンバーならまちがいなく圧勝だよね……)

 思い思いに時間を過ごしているみんなを見渡しながら、確信を持って頷いたりする。
 
(言わずと知れた貴人の人気……それに美千瑠ちゃんや可憐さん。智史君だって、繭香だって、学年の可愛いどころ、綺麗どころがみんな揃ってるもの……不本意ながら諒もね……)

 何もなくても常に私を睨んでいる諒の可愛い顔を、負けじと睨み返しながら、そう思う。
 
(でも生徒会選挙なんだから、まさかみんなの人気だけで戦うわけにはいかないよね……)

 当然、対立候補は出てくるだろうし、そのグループと比較してもらうためにも、貴人の会長としての意気ごみとか、公約みたいなものとかが、必要となってくるだろう。
 
(やるからには……やっぱり勝ちたいよね?)

 しょせんは負けず嫌いの私は、そうと決まればふつふつと心の中に闘志が湧いてくる。
 
(そのためには、まずは情報収集かな? 対立候補がいるのか、いないのか……いるんだったらどういったメンバーで構成されているのか……)

 今まで暇を持て余していた私の人よりちょっと勉強の出来る頭が、超高速で動き始めた。
 私は何かをやるとなったら、すぐに動き出さないと気が済まない。
 それも手を抜かずに最初から最後まで、徹底的にやらないと嫌だ。
 
(よし! やりますか!)

 心の中で頷き、すぐさま立ち上がった。
 
「私、明日からクラスで情報収集を始めるわ」

 パソコンのモニターに見入っていた智史君も、お茶を淹れようとしていた美千瑠ちゃんも、何かを繭香と話しこんでいた貴人も、みんなが一斉に私をふり返った。
 ひゅうっと口笛を吹いて、順平君が拍手する。

「おおっ! 行動開始宣言! やるじゃん、琴美」
 
 眠たそうに何かを読んでいた夏姫が、その本から目を上げ頷いた。

「確かに……一番対抗候補が出てきそうなのは、一組だもんね……」
 
 貴人がうっとりと見惚れそうなほどの笑みを受かべる。

「ありがとう。助かるよ」

 その笑顔が私に向けられていると思うだけで、もうなんだって頑張れそうな気がした。
 
「でも……琴美ちゃん一人じゃ、大変よぉ?」

 塗り終わったばかりのマニキュアに、ふうっと息を吹きかけながら可憐さんが意見すると、智史君が静かに同意する。

「そうだね。誰か手伝ってあげないと……」
 
 さっきから何もしゃべらずただみんなを見ていた繭香が、その時、射るような視線を、スッと諒に向けた。
 繭香に背中を向けていた諒は何かを察知したらしく、ビクリと肩を震わせて、恐る恐る背後を振り返る。
 部屋の中央から自分に向かって真っ直ぐに注がれている強い視線を確認すると、観念したかのように何度も頭を左右に振り、バンともの凄い音をさせて机を叩いた。
 この上なく嫌そうな顔でのろのろと立ち上がる。

「わかったよ……俺もやればいいんだろ……!」
 
 美千瑠ちゃんがパチパチパチと手を叩き始め、みんながそれに倣った。
 諒と二人でなんて私はもの凄く嫌だけど、この場合は仕方ない。
 これでいいだろうとばかりにこっちを見ている繭香に逆らうことなんて、私にだってできはしない。
 
「じゃあ、明日からがんばるね!」

 元気に宣言した私の姿を見て、諒は心底嫌そうな顔をした。
 
(私だって、本当はあんたと組むのだけは嫌なのよ!)

 抗議の思いで睨みつけた私の目は、どうやら繭香ほどの威力は無かったらしい。
 諒は私に向かって、とびっきりのしかめ面をして見せた。


 
 みんなの前で、「頑張ります!」と宣言した手前、せっかちな私は、すぐに取りかからないと気が済まない。
 翌朝、登校して来た諒を捕まえて、早速生徒会長に立候補しそうなクラスメートを捜し始めた。
 ところが――。
 
「お前、本当にこのクラスの人間かよ!」

 顔を真っ赤にした諒に怒鳴られても、何も言い返せないくらい、私はクラスの人たちのことをなんにも知らないのだ。
 
「ねえ、あの人の名前なんて言うの? ……ほら、あの黒ぶち眼鏡」

 教室の前のほうで何人かの男の子と話をしている、いかにも真面目そうな男子に、私は適当に目星をつけて指差した。
 諒は私の顔をまじまじと見て、呆れたように首を振る。

「お前と俺と、何回も学年首位を争ってる黒田だろ! お前、やっぱ本当は馬鹿だろ……」
 
 あまりの暴言に、怒りの鉄槌をお見舞いしようと手をふり上げると、さすがに今日はかわされてしまった。

(ちっ、小さいだけあって、すばしっこいわ……)
 
 心の中で舌打ちする私に、諒はわざわざ大袈裟にため息をついてみせる。

「すぐ殴るし……」
「何よ!」
「暴力女!」
 
 不毛な睨みあいをしながらふと顔を上げてみると、私と諒は教室中の視線を一斉に浴びていた。

「あ……」
 
 朝のホームルーム前のひと時。
 宿題の仕上げや授業の予習に余念がないクラスの中で、大きな声で罵りあっていれば、それは目立つだろう。
 それも成績順に並んだ座席の中では、一番不名誉な窓際の一番後ろとその前の席。
 今の一組の中では落ちこぼれと呼ばれる席の二人が、焦って勉強もしないばかりか、呑気に喧嘩しているのである。
 
(私としては、これでも不本意ながら話をしてるんだけど……諒の隠れファンの子たちにはそうは見えないわよね……?)

 内心ひやりとしながら、恐る恐る心当たりのある女子たちを数人確認してみる。
 彼女たちはみな一様に、繭香に匹敵するか! というくらいの眼力で、私を睨みつけていた。
 
(あーあ……だから諒と組むのなんか嫌だったのに……!)

 これからの自分の身を案じて、私は首を竦める。
 
「とにかく……お前はまったく役に立たないから俺が調べておく! いいな、余計なことすんなよ!」

 偉そうな言い方は気に入らないけど、確かに私ではまるで役に立ちそうにないので、ここは素直に頷くことにした。
 諒は大きなため息を残して、後ろ向きに座っていた椅子を前向きに座り直す。
 
「まったく……他人に興味なんかないヤツが、柄にもないことやるなんて言い出すから……」
「…………え?」

 小さな呟きに、私は穴のあくほど諒の背中を凝視した。
 
『琴美は他人に興味がないから……』
 
 いつだったか、寂しく笑った渉にふいに背を向けられたことがあったのを、突然思い出す。
 同じくらいの背丈の諒の背中に、あの日の渉の背中が重なって見える。
 
(渉……)

 忘れてしまおうと必死になって他のことに向かっているのに、まだ全然忘れてなんかいない自分をまざまざと思い知らされた。


 

 高校に入学してから毎日、自転車で片道三十分の距離を、私と渉は自転車を押して歩いて帰った。
 そのほうが少しでも長く一緒にいられるから――。
 
 お互いのクラスのことや、勉強のこと。中学時代の友人たちの近況。
 いろんな話を二人でしたけれど、そのほとんどは私が一人で話していたような気がする。
 
『なんだか私が一人で話してるね?』

 苦笑気味に訊ねると、渉は笑う。
 
『俺は琴美の話が聞きたいからいいんだ』

 でも渉が何を考えているのか、本音を言えば私だって知りたかった。
 いつでも渉は笑っているから、本当は今、私のことをどう思っているのか、何を考えているのか、頭の中で想像ばかりが膨らんで、だんだんそれが苦しくなっていく。
 
『渉はどうなの? ねえ……渉は?』

 思いや考えを口に出してもらうことにこだわりすぎて、最後のほうはもう疲れさせてしまっているとわかっていた。
 
『ちゃんと見てたらわざわざ聞かなくてもわかると思う……だからもっと、俺をしっかり見てよ……』

 冗談まじりに渉が言う言葉を、私は本当に冗談だとしか受け取らなかった。
 
『無理だよな……琴美は他人に興味がないもんなあ……』

 ぼやくようにくり返す渉に、あいかわらず訊ねることしかしなかった。
 
『何よそれ。どういう意味……?』

 渉の言葉は危機感を持って私の心には響かなかったし、鈍感な私には、今でもまだその真意がわからない。
 けれど今になって、渉の言葉の一つ一つが胸に突き刺さる。
 二度と抜けない棘のように、いつまでも私を苦しめる。
 
(渉が悪いんじゃない……私ってほんとに、どこかが足りない人間なんだ……だからきっと周りにいる人を疲れさせちゃう……渉は多分……もう疲れきっちゃったんだよね……)

 突然のサヨナラから一週間、自分で導き出した答えを、私はキリキリ痛む胸で受け止めた。
 
 似ているようでやっぱり渉とは違う諒の背中から、私はそっと視線を背ける。
 変わりに窓の外に目を向けた。
 
 この席からは、ちょうど隣の校舎にある渉のクラスの窓が見える。
 でも高くなり始めた太陽の光が窓ガラスに反射して、涙が出そうに眩しかったから、窓の中までは見えない。
 
 あまりの眩しさに視界が滲む。
 渉がいるはずの窓は、あまりにも遠かった。




 
「たぶん生徒会長に立候補するのは、柏木君じゃないかな……こんなもの貰ったから……」
 
 昼休み、いつものようにお弁当を食べながら、自分の今の任務について熱く語っていると、佳世ちゃんが私の目の前に一枚の紙切れを差し出してくれた。
 慌てて受け取って眺めてみると、A4判のコピー用紙に『柏木誠一。二年一組。清廉潔白・温厚篤実・不言実行。趣味はボランティア。次期生徒会会長候補!』と立派な毛筆で書き連ねてある。
 
「ええっ! そのままズバリじゃないの! 佳世ちゃん……これどうしたの?」

 驚く私に佳世ちゃんはにっこりと答えた。
 
「さっき四時間目の終わりに、男子が何人かで配ってたじゃない……」
「えええっ! 何してたわけ……私?」

 更に大声で尋ねる私に、佳世ちゃんはニコニコ笑った。

「琴美ちゃんは、ずーっと眠ってたよ」
 
 そうだった。
 あまりにも空が綺麗な青空だったからボケーッと眺めているうちに、つい眠気に誘われていつの間にか眠っていたのだった。
 
(すっかり眠ってて気づかなかったなんて……もしあいつに知られたら……!)

 私は、少し離れたところで何人かの男子とお弁当を食べている、諒の横顔をそっと盗み見た。

(また何を言われるか、わからないところだったよ!)
「佳世ちゃん、ありがとー!」

 私は日頃からの感謝の気持ちもこめて、佳世ちゃんの手を両手でぎゅっと握りしめた。
 
「佳世ちゃんのおかげで救われたよー」

 何度も頭を下げる私は、やっぱりいつも自分のことでせいいっぱいで、大好きな佳世ちゃんのことだってきちんと見ていない。
 
「琴美ちゃん、あのね……」

 せっかく佳世ちゃんが言いかけた何かの言葉も、私の先を急がすような返事でだいなしにしてしまう。
 
「うん。なに? なに?」
「ううん、なんでもない……」
 
 佳世ちゃんがこの時、どんなに悩んでいたのか。
 どんなに苦しんでいたのか。
 もっとずっと後になるまで、私は全然気づいてあげることができなかった。



 
 五時間目の授業が始まる前。
 いかにも重要な情報をゲットしたとばかりに意気揚揚と、佳世ちゃんに貰ったプリントを差し出した私に、諒は同じものとは思えないほどびっしりと手書きで何かを書き加えた同じプリントを突っ返した。
 
 手にとって見てみると、会長ばかりではなく、副会長候補者以下の名前まで、綺麗な字でびっしりと書き加えられている。
 
「どうしたのこれ?」
 
 びっくりして尋ねた私に、諒はガックリと肩を落として、大きなため息を吐いてみせた。

「俺が調べたに決まってんだろう! ……お前がボケーッと窓の外を見てたり、授業中に寝てたり、呑気に弁当食べてる間に、俺がいろんな奴に当たってみて、大方の予想をつけてみたんだよ……!」
 
 その仕事の速さに、私は本当に心の底から感心してしまった。

「えええっ! 凄いよ諒!」
 
 宿敵とも呼べる相手に対し、今まで心の中で思ってはいても決して口にしたことなどなかった誉め言葉が、思わず声に出てしまった。

(この際別にかまわないわ! だって、凄いものは凄いんだもん!)
 
 目をキラキラと輝かせて、今にも飛びつきそうなほどに感激した私の反応が予想外だったらしく、諒はあたふたとしている。

「べ、別に……これぐらい普通だろ……」
「いいや、凄いよ! たいしたものだよ!」

 私が誉めれば誉めるほど、諒はどうしたらいいのかわからなくなるようで、そのうち遂に、そっぽを向いてしまった。
 
(なーにを照れてるんだか……)

 そう思うとあんなに憎たらしかったはずの諒も、なんだか顔に見あった程度には可愛く思えて来るから不思議だ。
 でも私がそんなこと考えてるなんて知ったら、きっと諒は死ぬほど嫌がるだろう。
 
(嫌がらせとして、本人に言ってみようかしら……?)

 そんなふうに考えていられた間は、まだ余裕だった。
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