おきつねさまは4歳児。~母親の恩返しに娘が嫁入りにきました~

まかろんたわー

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てん、よろしく。

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まるが俺達の絵を書いてくれた。
「だんなしゃまーだいしゅきじゃー」
そう言ってやってくる。
「おお」
なかなか上手い。
「花丸だよ」
俺は言った。
「うん」
まる。
俺は髪を洗った。
「ドライヤー、しますね」
てんが来る。
「ああ」
俺は言う。



むふふふふむふふふふ。
俺はにやけていた。
「きゃはは」
まるとお笑い番組をみる。
手には膝に乗せた、まるのお腹の感触が。
ぷにぷにー。
幼女特有の希少なぷにぷにが、俺を悶絶させた。
更に、となりにはスラッとした手足の幼い美少女、てんが……。
くわーーー!!
素晴らしい幼女ハーモニー。
いやあかわいい幼い嫁ふたりに囲まれて、俺は幸せです!!!
テレビ番組が終わり、歯磨きをする。
「はい、まる、あーん」
「あーん」
口を開けるまる。
相変わらず潤しい香りがする、口の中である。
ごしごし。
俺は歯を磨いた。
布団でまるを寝かしつけた。てんとふたりで。
「すやー…」
まるは眠りにつく。
「寝たな」
俺。
「はい」
てん。
「ふたりで、映画でも見ないか?」
俺は言った。
「ええ」
てん。
俺はリビングで、てんと映画をみた。
勿論、子供向けのファンタジー作品だ。
てんにもわかりやすい奴。
「……なあ、てん」
俺は言った。
「なんですか?」
てん。
「手を繋がないか?」
「え……」
「ほら、いつも間にまるがいるだろ」
「は、はい」
頷くてん。
頬が朱い。
てんの手を繋いだ。
小さい。
まるのぷくぷくとはまた違う、新鮮さ。
「ごめんな、なかなかふたりっきりになれなくて」
俺。
「いいですよ。私よりまる様を大事に……」
「いや、てんも大事な俺の奥さんだよ」
「外様……」
ふたりは見つめ合う。
「なあ」
「はい」
「こういうときはなにするか知ってる?」
「あ、あの」
顔を赤らめるてん。
「いじわるしないでくださいよ…」
「あ、えっちなこと考えた?」
俺はにやり。
「ちが…」
てん。
「残念、これだけ」
俺はてんにキスした。
「………」
潤んだ瞳のてん。
「いやだった?」
「いえ…」
もじもじする、てん。
「キスって、まるは嫌がるかな?」
俺は言う。
「さぁ…」
「こんど、してみようかなぁ」
「そうですね」
てん。
てんの肩を抱く。 
「てん、もう一回」
「は…」
「軽く触れるだけだから、ね?」
もう一回した。
「う…」
てん。
「どう?気持いい?」
少女特有の匂いに胸やけがしそうだ。
「少し……」
てんの頬が上気している。 
「今日はこの辺にしとこうか」
俺。
「じゃ、また明日。てん、よろしく」
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