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秋
幼女暮らしの高校生
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俺はテレビをみていた。
動物番組だ。
「かわいいーー」
まるが言う。
「まるのほうがかわいいよ」
俺は言った。
「そんなことないのじゃ!だんなしゃまのほうがかわいいのじゃ!」
まる。
か、かわいいーー。
そんなこというところがかわいいーーー!!
俺はまるをだきしめた。
ぎゅっ。
「だんなしゃまー」
まるがだきしめてくる。
「あいしてるよ、まる」
「わらわもじゃ」
まるはかわいい。
うん。
「くすくす」
笑うてん。
「ふん」
るたはまだ拗ねている。
俺はまるたちとホットケーキを食べた。
「シロップあまいのう」
まる。
「固くないか?」
「大丈夫じゃ」
まるは言う。
「………」
俺の作ったホットケーキを食べたるたが、意外そうな顔をした。
「どうだ?るた、おいしいか?」
「…べ…べつに」
照れる、るた。
明らかに動揺している。
「ほら、おかわりもありますよー」
てんが言う。
「やったー」
まる。
□
俺は縁側でまるとパズルをして遊んだ。
「有無。むずかしいのう」
険しい顔をする、まる。
「ここはこれだよ」
教えてあげる。
「ほう」
まる。
「はい、お茶です」
てんが茶を出す。
「ありがとね」
俺。
「はい」
てん。
「………」
るたは隅で本を読んでいる。
四人での生活。
平和な日々。
「ふにゃー」
にこにこ笑うまる。
「散歩にでもいくか」
俺は言う。
「ええ」
てん。
□
四人で散歩に行った。
「るんるん♪」
まる。
「よしよし」
まるの頭を撫でる。
「ふん」
るたはまだ拗ねている。
公園で遊んだ。
「あははは」
「きゃー」
まるとブランコをする。
「………」
るたは本を読んでいる。
「うう…」
すると、まるが急にお腹を抑えた。
「どうした、まる?」
俺は訊く。
「うんち」
まるが言う。
「トイレ行かないと」
俺はまるをトイレに連れていった。
「あーすっきりしたのじゃ」
まるが言う。
「よかったな」
俺。
「ねえ」
すると、るたがそそくさと寄ってきた。
「なんだ?」
俺。
「私も、うんちなんだけど」
るた。
「…自分でできないの?」
俺。
「うん」
不甲斐ない顔をする、るた。
「わかったよ」
俺はるたの頭を撫でる。
公園から家に帰った。
「あーお風呂はいるのじゃ」
まる。
「そうだな」
俺。
「ほら、るたも」
「…うん」
るたは言う。
「あのさ」
「なに?」
俺は言う。
「またホットケーキ、作ってよ」
苦々しげにいう、るた。
「わかったよ」
微笑む、俺。
動物番組だ。
「かわいいーー」
まるが言う。
「まるのほうがかわいいよ」
俺は言った。
「そんなことないのじゃ!だんなしゃまのほうがかわいいのじゃ!」
まる。
か、かわいいーー。
そんなこというところがかわいいーーー!!
俺はまるをだきしめた。
ぎゅっ。
「だんなしゃまー」
まるがだきしめてくる。
「あいしてるよ、まる」
「わらわもじゃ」
まるはかわいい。
うん。
「くすくす」
笑うてん。
「ふん」
るたはまだ拗ねている。
俺はまるたちとホットケーキを食べた。
「シロップあまいのう」
まる。
「固くないか?」
「大丈夫じゃ」
まるは言う。
「………」
俺の作ったホットケーキを食べたるたが、意外そうな顔をした。
「どうだ?るた、おいしいか?」
「…べ…べつに」
照れる、るた。
明らかに動揺している。
「ほら、おかわりもありますよー」
てんが言う。
「やったー」
まる。
□
俺は縁側でまるとパズルをして遊んだ。
「有無。むずかしいのう」
険しい顔をする、まる。
「ここはこれだよ」
教えてあげる。
「ほう」
まる。
「はい、お茶です」
てんが茶を出す。
「ありがとね」
俺。
「はい」
てん。
「………」
るたは隅で本を読んでいる。
四人での生活。
平和な日々。
「ふにゃー」
にこにこ笑うまる。
「散歩にでもいくか」
俺は言う。
「ええ」
てん。
□
四人で散歩に行った。
「るんるん♪」
まる。
「よしよし」
まるの頭を撫でる。
「ふん」
るたはまだ拗ねている。
公園で遊んだ。
「あははは」
「きゃー」
まるとブランコをする。
「………」
るたは本を読んでいる。
「うう…」
すると、まるが急にお腹を抑えた。
「どうした、まる?」
俺は訊く。
「うんち」
まるが言う。
「トイレ行かないと」
俺はまるをトイレに連れていった。
「あーすっきりしたのじゃ」
まるが言う。
「よかったな」
俺。
「ねえ」
すると、るたがそそくさと寄ってきた。
「なんだ?」
俺。
「私も、うんちなんだけど」
るた。
「…自分でできないの?」
俺。
「うん」
不甲斐ない顔をする、るた。
「わかったよ」
俺はるたの頭を撫でる。
公園から家に帰った。
「あーお風呂はいるのじゃ」
まる。
「そうだな」
俺。
「ほら、るたも」
「…うん」
るたは言う。
「あのさ」
「なに?」
俺は言う。
「またホットケーキ、作ってよ」
苦々しげにいう、るた。
「わかったよ」
微笑む、俺。
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