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1.幕開け
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通学のバスに今日も揺られていた。
私の名はメアリー。メアリー・ベイリー。州の私立大学に通う3年生だ。
季節は秋。夏が過ぎ、少し心地よい風が吹くようになってきた頃合、私は、今日も大学に向かっていた。
私の大好きな生物学の講義を受け、ラクロスクラブのサークルに参加したあと家に帰る予定である。
私の毎日は、充実していた。
大学での友人もいたし、大学から始めたラクロスは、最初は難しかったけど、とても面白いスポーツでそこで仲間もできた。講義は基本退屈だったけど、私の好きな生物学だけは、熱心に勉強できた。
とても楽しい日々であったと言える。
でも、ある日を境に、そんな日常は壊れてしまった。その日の出来事は、私の平穏な日々を、奪っていったのだ。
そんなことが起こるなんて、この時はまだ知らなかった。
それは大学3年の秋に起こった。
私は、その日は大学が無かったから、久しぶりにのんびりでもしようと、親友のを誘ってカフェに行く事にした。もともとそこは家の近くで、ずっと行きたいと思っていた場所だったが、なかなか機会がなくて行けていなかった。
店内は小洒落ていて、少しハワイアンな雰囲気のあるパンケーキを売りにしているカフェだった。
ちょうどお昼時だったので、パンケーキのハーフと、ハムのサンドイッチを頼んだ。飲み物は、ハーブティー。
親友は、お昼を済ませていたので、彩り鮮やかな色々なフルーツの乗ったパンケーキとアールグレイを頼んでいた。
私たちは、料理を待つ間、会話に花を咲かせていた。エイミーとはラクロス部で知り合った。とても明るく誰にでもフレンドリーな彼女は、人見知りな部分がある私とも直ぐに仲良くなった。彼女はどんな時でも明るく、そして会話をリードしてくれた。そしていつの間にか親友と呼べるべき存在となっていた。
「それにしても遅いねー」
と親友のエイミーは言った。
確かに料理が遅かった。店内の時計を見ると、小一時間くらい経っていることが分かった。
いくら待っていても、届かない。そんな風に思えるほどだった。
「ちょっと、トイレ行ってくる」
エミリーは待ちかねたのか、そう言って立ち上がり、御手洗へと向かった。
席に一人残される。
私はこういうことがあっても、辛抱強く待つタイプだった。しかしその範疇を超える程の遅さで、私は勇気をだして、カウンターへと向かうことにした。
「あのー、料理って、まだですかね?」
カウンターから入口が見えるキッチンに向けて、私の出せる精一杯の声でそう呼びかけたが返事はない。
だが、キッチンの奥から何やら騒がしい声が聞こえてきたので私は耳をすませた。
「大丈夫ですか?聞こえますか!?」
「救急車を呼ぼう!早く!」
「ダメです。繋がりません」
「なんだって!?意識がないぞ!!」
聞こえてきた声は、鬼気迫るもので、内容的にも異常事態が起きていることがすぐ分かった。
誰かが倒れたのだろうか?とにかくただ事では無い。
私に気づいた1人の店員が、こちらへ寄ってくる。
「すみません、店員のひとりが倒れてしまって、今その対応に追われていて」
とても慌てた様子で早口で店員はそう言った。
「分かりました。その、、大丈夫なんですか?」
「えっと、、救急車を呼んでるんですけど、何故か繋がらなくて」
「えっ、、なんででしょうね、、」
救急車を呼んでも繋がらない。そんなことあるのだろうか。
「あの近くに医者の方居ないか呼びかけた方がいいんじゃないですか?」
「あっ、そうですね、、、私呼びかけてみます」
と言って店員さんは、店内を回って言った。
私はそこで、気分が悪くなってしまい外へ出ることにした。
こういう緊張感のあるやり取りは苦手だ。動悸がして、額に熱がこもり、呼吸が苦しくなる。
外の空気を大きく吸って、深呼吸した。
その時、道路を見ると、渋滞が起こっていた。
この道は、普段から交通の通りは少ない方だ。しかも、今日は平日だ。なのに渋滞が怒っている。事故でも起こったのだろうか。
パトカーや、救急車などのサイレンがひっきりなしに鳴っている。渋滞の列にもパトカーや救急車が何台もいたが、そのパトカーや救急車に道を譲れないほど、車が多く箱ずめ状態のようになっていた。
「なに、、、これ」
その車の列は、道の深く先まで永遠と続いているようだった。
どういう事だ。こんなに渋滞が起こるなんて何かあったのだろうか。
この道の先には、国内でも随一の大きな大学病院がある。私は嫌な予感が過った。
その予感から、私は店へと戻った。この異常事態を知らせるために。そして、店で起こったことを確かめるために。
外で何が起こっているのかは分からなかった。それでも、なにか確実に、おかしな事が起こっていることだけは分かっていた。さっきの店内での騒動ももしかしたらと感じたのだ。
「あ、あの。渋滞がっ、、!」
バタンと店の扉を開けて店内に入ろうとする。
しかし、私の足は店内に入る前に停止来た。扉を開けた瞬間、目を疑う光景が、私の前に広がっていた。
さっきまで、誰もが楽しく優雅なひとときを過ごしていたに違いないだろう。
それなのに、今ではその真逆。苦しくとても残酷で凄惨な状況が広がっていて、
私はその光景を直視することが出来なかった。
考えるよりも先に、行動が出る。
夢中で私は駆け出していた。
夢中で、駆け出している間に、脳が機能をし始める。さっき、私の目に映った情報がようやく処理されていく。
私に対応してくれた、店員の女性は首をほとんど喰いちぎられていて、目玉は飛び出しているかのようなそんなふうに白目を剥いていて、口から血を流しながら絶命していた。私以外の客たちはまだ逃げ惑っていた人もいたかもしれない。その人含めほとんどがゾンビと呼べるような存在に体の一部を掴まれていてもう助からないだろう。
その時、私は、思い出した。
親友を、置いてきたということに。
ようやく走り続けていた私の足が止まる。息を切らし、膝に手をつく。
そして、なお心臓の鼓動は早くなる。
私は、見捨てた。もしかしたらその時、あの光景を直視していれば、助けられる誰かを、親友を、助けられたかもしれない。なのに、私は無我夢中で逃げていた。自分の命を優先して、他人を犠牲にして逃げた。自分のことだけを考えて、利己心に身を任せ、現実から目を背けて逃げた。最低最悪な行為をしていた。
しかも、そんなことをしたのに、今の私は、それで良かったと思っている。助かるのが私でよかったと。むしろ助けなかったから助かった。助けていたら巻き添えを食らっていたリスクがあるから助けなくて正解だったと。
「はぁ...ふー...」
心臓の鼓動が落ち着いてきて、それに伴って呼吸が安定していった。急に身体と脳内が冷えていくようだった。
そして私はまたゆっくりと歩き始めた。
自分の命を優先して他人を犠牲にする。そんな考え方に至る人間がいたら、今までの私はその人間を心の底から軽蔑し、嫌っていただろう。
でもまさか、自分がそうなるなんて思いもしなかった。それが最適で、良かったと思える人間になるなんて。
死という状況に晒された自分が、自分勝手で残酷で、そして弱い生き物だとは。
どこまで逃げただろう。どこかの街に私は来ていた。
私は道端で倒れ込んでしまう。
ここで奴らが来たら、私は死んでしまうのだろうな。
でも、仕方ない。それは自業自得だ。
私は、そんな罰を受ける資格があるのだから。
目を静かに閉じて、私は街の道端で眠ってしまった。その時だった。
「おい、、おい起きろ!」
私の耳元で小声でそう誰かが呟く。そして、私の体を引きずりながら、どこかの建物へ連れていかれた。
「お前、死にたいのか?あんな所で倒れていたら、奴らに喰われちまう所だったぞ!」
そう耳元で怒鳴られる。
「誰、、?放っておいてよ。私の勝手でしょう」
私はその人に掴まれていた手を解いてそう言った。
「ちっ、こんなやつ助けるんじゃなかったな」
私のその態度にムカついたのか私に背を向けてそう言い捨てる。私は視界がぼやけていてその人の顔をずっと見れずにいた。
助けて貰って、そんなことを言うなんて、私はどうかしていた。でも、もうどうでもよかったのだ。さっき、私は私に心底幻滅した。だからもうこんな私は、どうなってもいい。口から出る言葉を制御しない。これが、私の本心だったのだから。
「死にたいなら好きにすりゃあいい。だが行きたいのなら戦わなければ死ぬぞ。私が言いたいのはそれだけだ。」
命の恩人であるその人はそう言って他の部屋へ行った。バタンと扉を力強く閉じて。
私は自分のことですらどうでもよかったから、彼女のことが気にならなかった。彼女が怒っていようがいまいが気にかけずに、ただその場で静かに眠った。
私はその時、このまま死ぬんだろうなと思っていた。
でも、死ななかった。今でも生きている。
そして私は、こんな状況から生きたいと思える出来事に遭遇するのだった。
私の名はメアリー。メアリー・ベイリー。州の私立大学に通う3年生だ。
季節は秋。夏が過ぎ、少し心地よい風が吹くようになってきた頃合、私は、今日も大学に向かっていた。
私の大好きな生物学の講義を受け、ラクロスクラブのサークルに参加したあと家に帰る予定である。
私の毎日は、充実していた。
大学での友人もいたし、大学から始めたラクロスは、最初は難しかったけど、とても面白いスポーツでそこで仲間もできた。講義は基本退屈だったけど、私の好きな生物学だけは、熱心に勉強できた。
とても楽しい日々であったと言える。
でも、ある日を境に、そんな日常は壊れてしまった。その日の出来事は、私の平穏な日々を、奪っていったのだ。
そんなことが起こるなんて、この時はまだ知らなかった。
それは大学3年の秋に起こった。
私は、その日は大学が無かったから、久しぶりにのんびりでもしようと、親友のを誘ってカフェに行く事にした。もともとそこは家の近くで、ずっと行きたいと思っていた場所だったが、なかなか機会がなくて行けていなかった。
店内は小洒落ていて、少しハワイアンな雰囲気のあるパンケーキを売りにしているカフェだった。
ちょうどお昼時だったので、パンケーキのハーフと、ハムのサンドイッチを頼んだ。飲み物は、ハーブティー。
親友は、お昼を済ませていたので、彩り鮮やかな色々なフルーツの乗ったパンケーキとアールグレイを頼んでいた。
私たちは、料理を待つ間、会話に花を咲かせていた。エイミーとはラクロス部で知り合った。とても明るく誰にでもフレンドリーな彼女は、人見知りな部分がある私とも直ぐに仲良くなった。彼女はどんな時でも明るく、そして会話をリードしてくれた。そしていつの間にか親友と呼べるべき存在となっていた。
「それにしても遅いねー」
と親友のエイミーは言った。
確かに料理が遅かった。店内の時計を見ると、小一時間くらい経っていることが分かった。
いくら待っていても、届かない。そんな風に思えるほどだった。
「ちょっと、トイレ行ってくる」
エミリーは待ちかねたのか、そう言って立ち上がり、御手洗へと向かった。
席に一人残される。
私はこういうことがあっても、辛抱強く待つタイプだった。しかしその範疇を超える程の遅さで、私は勇気をだして、カウンターへと向かうことにした。
「あのー、料理って、まだですかね?」
カウンターから入口が見えるキッチンに向けて、私の出せる精一杯の声でそう呼びかけたが返事はない。
だが、キッチンの奥から何やら騒がしい声が聞こえてきたので私は耳をすませた。
「大丈夫ですか?聞こえますか!?」
「救急車を呼ぼう!早く!」
「ダメです。繋がりません」
「なんだって!?意識がないぞ!!」
聞こえてきた声は、鬼気迫るもので、内容的にも異常事態が起きていることがすぐ分かった。
誰かが倒れたのだろうか?とにかくただ事では無い。
私に気づいた1人の店員が、こちらへ寄ってくる。
「すみません、店員のひとりが倒れてしまって、今その対応に追われていて」
とても慌てた様子で早口で店員はそう言った。
「分かりました。その、、大丈夫なんですか?」
「えっと、、救急車を呼んでるんですけど、何故か繋がらなくて」
「えっ、、なんででしょうね、、」
救急車を呼んでも繋がらない。そんなことあるのだろうか。
「あの近くに医者の方居ないか呼びかけた方がいいんじゃないですか?」
「あっ、そうですね、、、私呼びかけてみます」
と言って店員さんは、店内を回って言った。
私はそこで、気分が悪くなってしまい外へ出ることにした。
こういう緊張感のあるやり取りは苦手だ。動悸がして、額に熱がこもり、呼吸が苦しくなる。
外の空気を大きく吸って、深呼吸した。
その時、道路を見ると、渋滞が起こっていた。
この道は、普段から交通の通りは少ない方だ。しかも、今日は平日だ。なのに渋滞が怒っている。事故でも起こったのだろうか。
パトカーや、救急車などのサイレンがひっきりなしに鳴っている。渋滞の列にもパトカーや救急車が何台もいたが、そのパトカーや救急車に道を譲れないほど、車が多く箱ずめ状態のようになっていた。
「なに、、、これ」
その車の列は、道の深く先まで永遠と続いているようだった。
どういう事だ。こんなに渋滞が起こるなんて何かあったのだろうか。
この道の先には、国内でも随一の大きな大学病院がある。私は嫌な予感が過った。
その予感から、私は店へと戻った。この異常事態を知らせるために。そして、店で起こったことを確かめるために。
外で何が起こっているのかは分からなかった。それでも、なにか確実に、おかしな事が起こっていることだけは分かっていた。さっきの店内での騒動ももしかしたらと感じたのだ。
「あ、あの。渋滞がっ、、!」
バタンと店の扉を開けて店内に入ろうとする。
しかし、私の足は店内に入る前に停止来た。扉を開けた瞬間、目を疑う光景が、私の前に広がっていた。
さっきまで、誰もが楽しく優雅なひとときを過ごしていたに違いないだろう。
それなのに、今ではその真逆。苦しくとても残酷で凄惨な状況が広がっていて、
私はその光景を直視することが出来なかった。
考えるよりも先に、行動が出る。
夢中で私は駆け出していた。
夢中で、駆け出している間に、脳が機能をし始める。さっき、私の目に映った情報がようやく処理されていく。
私に対応してくれた、店員の女性は首をほとんど喰いちぎられていて、目玉は飛び出しているかのようなそんなふうに白目を剥いていて、口から血を流しながら絶命していた。私以外の客たちはまだ逃げ惑っていた人もいたかもしれない。その人含めほとんどがゾンビと呼べるような存在に体の一部を掴まれていてもう助からないだろう。
その時、私は、思い出した。
親友を、置いてきたということに。
ようやく走り続けていた私の足が止まる。息を切らし、膝に手をつく。
そして、なお心臓の鼓動は早くなる。
私は、見捨てた。もしかしたらその時、あの光景を直視していれば、助けられる誰かを、親友を、助けられたかもしれない。なのに、私は無我夢中で逃げていた。自分の命を優先して、他人を犠牲にして逃げた。自分のことだけを考えて、利己心に身を任せ、現実から目を背けて逃げた。最低最悪な行為をしていた。
しかも、そんなことをしたのに、今の私は、それで良かったと思っている。助かるのが私でよかったと。むしろ助けなかったから助かった。助けていたら巻き添えを食らっていたリスクがあるから助けなくて正解だったと。
「はぁ...ふー...」
心臓の鼓動が落ち着いてきて、それに伴って呼吸が安定していった。急に身体と脳内が冷えていくようだった。
そして私はまたゆっくりと歩き始めた。
自分の命を優先して他人を犠牲にする。そんな考え方に至る人間がいたら、今までの私はその人間を心の底から軽蔑し、嫌っていただろう。
でもまさか、自分がそうなるなんて思いもしなかった。それが最適で、良かったと思える人間になるなんて。
死という状況に晒された自分が、自分勝手で残酷で、そして弱い生き物だとは。
どこまで逃げただろう。どこかの街に私は来ていた。
私は道端で倒れ込んでしまう。
ここで奴らが来たら、私は死んでしまうのだろうな。
でも、仕方ない。それは自業自得だ。
私は、そんな罰を受ける資格があるのだから。
目を静かに閉じて、私は街の道端で眠ってしまった。その時だった。
「おい、、おい起きろ!」
私の耳元で小声でそう誰かが呟く。そして、私の体を引きずりながら、どこかの建物へ連れていかれた。
「お前、死にたいのか?あんな所で倒れていたら、奴らに喰われちまう所だったぞ!」
そう耳元で怒鳴られる。
「誰、、?放っておいてよ。私の勝手でしょう」
私はその人に掴まれていた手を解いてそう言った。
「ちっ、こんなやつ助けるんじゃなかったな」
私のその態度にムカついたのか私に背を向けてそう言い捨てる。私は視界がぼやけていてその人の顔をずっと見れずにいた。
助けて貰って、そんなことを言うなんて、私はどうかしていた。でも、もうどうでもよかったのだ。さっき、私は私に心底幻滅した。だからもうこんな私は、どうなってもいい。口から出る言葉を制御しない。これが、私の本心だったのだから。
「死にたいなら好きにすりゃあいい。だが行きたいのなら戦わなければ死ぬぞ。私が言いたいのはそれだけだ。」
命の恩人であるその人はそう言って他の部屋へ行った。バタンと扉を力強く閉じて。
私は自分のことですらどうでもよかったから、彼女のことが気にならなかった。彼女が怒っていようがいまいが気にかけずに、ただその場で静かに眠った。
私はその時、このまま死ぬんだろうなと思っていた。
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