【実話】高1の夏休み、海の家のアルバイトはイケメンパラダイスでした☆

Rua*°

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■5.キラキラメンズご来店①

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Mr.K高、拓真くん不在二日目。


金髪チャラ男の光くんは、昨晩バイトメンバーに一緒に泊まってもらい、それが思いのほか楽しかった様で、朝からとってもご機嫌。

パラソル立てに、仲良くなったバイトメンバーたちと共に砂浜へ。

……結果、交流深まって良かったじゃん!ということでw



「いらっしゃいませ~!」

私は海の家の中で、笑顔でお客さんを迎え入れる。




「るーちゃんみーっけ♡」



…………!?



無邪気なイタズラっ子っぽいこの呼び方。


……………え!?
ウソォォォ​────ッ!?

私は跳び上がるほど驚いた。


目の前にキラキラしまくりの『想定外の客人』が現れやがったのです!!


声をかけてきたのは、私の幼馴染で、3歳から小学校6年生までの9年間、一途に片想いしてた初恋の人『詠太えいた』!!!



そして……!
そして……!!



「……はぁ?お前馴れ馴れしくない?
なんだよ『るーちゃん』って。
お前ら一体どーゆー仲だよ!」


無邪気な詠太を咎めるクールな黒髪美少年。

この口の悪い御仁は……!
私の愛してやまない、尊い、推し!!
超絶ハイスペイケメンの星吾せいご♡♡


詠太と星吾は中学時代に『イケてるグループ』として、頂点に君臨していた、スクールカーストのトップたちなのです!!


「詠太と俺はるあと同小だからな」


そして、オマケ(笑)の不良の智も!!

なになに​─────!?
なんでこの3人がここに来ちゃったわけー!?


予期せぬ客人。
ひっさしぶりに顔を合わせた、同じ中学だったイケメンたちの、上半身裸のサーフパンツ姿の前に、非常にテンパりまくったのでした。



「るーちゃん、ちゃ~んと働いてるんだ?偉い偉い♡」


小学校以来、マトモに話した事なんてないのに、めちゃくちゃ親しげに幼馴染の初恋の相手、詠太に話しかけらる。この人…コミュ力の鬼すぎる。


あわわわ……どうしたら良いのか勝手が分からず、フリーズして戸惑う私。


無邪気さの塊の彼は、ペットを扱うかの如く私の頭をナデナデ。

「偉いね、るーちゃん♡」


ふぁ​────!?
一体何が起こっている────!?
小学校の時にされてたような事を、何故高校生になってするー!?


「何?本当に同じ小学校ってだけなの?お前ら。」


星吾がブスッとした顔をして、ヤキモチ焼くみたいに詠太にさり気なく問いかける。

何その表情、……たまらんッ♡♡♡


「俺らちっちゃい時から一緒の、幼馴染なんだよねー♡」


星吾の態度を知ってか知らずか、詠太は私に引っ付いてきた。


えーと!?
ドッキリか何かですか!?
私は3人が入店してからずっと、一声も出せずにフリーズしまくっていた。



何なんですか?
アナタ達は私がここでバイトしてる事
知って冷やかしに来たんですか??



それにしてもそれにしても、眩しすぎて直視出来ねェェェェ ーฅ(๑*д*๑)ฅ!!

やっぱり最強クラスだわ。
君たち……!!



「何?私がここでバイトしてる事
誰かに聞いたの?」


気をしっかり保って、“キミ達に全く興味ないですよ”的な感じで、すました顔でクールに質問する。
(↑私の特技)



「大ちゃんからさ、るーちゃんがBLUE WAVEでバイトしてるって聞いてたから寄ってみたんだよー。」


海の家のオーナーの息子、大樹先輩は詠太と同じサッカー部で更にサーフィン仲間で仲が良い。
(大樹先輩は海の家の手伝いより
部活とサーフィン優先な感じでした。)


…………なるほど。
それで面白半分でみんなで茶化しに
来たと言うわけね。


 
「なぁ、折角来たんだからサービスしろよ。」


今度は星吾が私に詰め寄る。

さ……
サービス…………とは ( º_º )!?

……ドキドキ////
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