戦士の享楽

火吹き石

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5.征服

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 タカネのじっとりと濡れた髪に口を埋め、その匂いを嗅いだ。酸っぱくて芳ばしい、汗の匂いがする。その匂いを楽しみながら、イワオはタカネの尻の穴と竿とを、苛め回していた。

「もうっ、だめっ――いわっ、おっ――もっ、むりっ――!」

 タカネが泣きの入った声で言う。一時は反抗心を取り戻したようだったが、なんどか寸止めを繰り返すと、それもしぼんでしまったようだった。弱々しくも甘ったるい声で泣きながら、イワオの腕の中で、小さくて筋肉質な体を、可愛らしく震わせている。

 イワオは先端を弄り回していた手を休め、タカネの腹を撫でた。組み合った後、たっぷりと責め苛まれ、肌は汗でびっしょりと濡れていた。指で汗を掬い取ると、それをタカネの口元に運ぶ。すると、小さな若者は口を開き、自ら指をしゃぶった。甘えるような様子で、自分の汗を舐め取って、飲み込んでいく。

 もう、タカネは完全に屈服していた。これ以上、責める必要はない。後は、存分に犯すだけだった。

 イワオは穴からも指を抜くと、両手でタカネの逞しい胸を撫で回した。タカネは身をよじり、甘い声を上げる。

「タァ、して欲しいことを言ってみろ。おれも、先輩方もいるからな。たくさんして欲しいことがあるだろ?」

 イワオが言うと、タカネは振り向き、見上げた。涙に潤んだ目が可愛らしい。このまま押し倒してぶち込みたいという思いを、なんとか押し止め、返事を待つ。

 タカネは俯くと、やがて恥ずかしげに、しかし部屋の全員に聞こえるだけの声で答えた。

「抱いて、欲しい。」

「どんなふうに?」

 間髪入れず、イワオはたずねる。

「いっぱい、みんなに抱いて欲しい。お……おれの、ケツに、いっぱい出して欲しい。け、ケツの中が、熱いんだよう……。」

 タカネの声は尻すぼみになった。

 もっとひどいことを言わせてやることもできたが、もう十分だった。満足して、イワオは先輩たちを見上げた。みなも笑みを浮かべている。遊びは終わり、そろそろご褒美を与えていい頃合いだった。

 だが一つ、タカネにきいておきたいことが残っていた。イワオは愛しい若者の胸を弄りながら、たずねた。

「タァ、おれのこと抱きたいんじゃなかったのか? もういいのか?」

 タカネは振り向いた。

「いいよ。おれ、抱いて欲しい。イワオ、頼むよ。お前ので、ケツを犯してくれよ。」

 タカネの言葉に、イワオは笑った。タカネは、本当に可愛らしかった。普段は強気なくせに、苛めてやると、こんなふうに甘えん坊になってしまう。その愛らしいすがたを十人隊の先輩方に見せることができて、イワオは満足だった。

 元々、十人隊で一緒に遊びたいとタカネが持ちかけた時には、イワオは気乗りしていなかった。イワオは抱かれることに興味がなくて、タカネを可愛がることしか頭になかったからだ。それで最初は断ろうかとも思ったが、先輩のツムジから話を聞いて、考えが変わった。

 どうやらタカネが、イワオの抱かれる様を見たくて仕方がないから、先輩たちを誘ったのだった。それを聞くとすぐに、イワオは考えた。――タカネを先輩たちの前で辱め、犯し、それから、みんなで回してやろう、と。

 タカネを一人で抱くのもいいが、この一月ひとつき、毎日のように抱いてきて、そろそろ別の刺激があってもよいと思っていたところだった。先輩たちが入ってくれるなら、歓迎だった。

 イワオはタカネを見下ろした。肉体的にはすでに征服し、性的になぶって反抗心もへし折ってしまった。後は、甘えておねだりするタカネに、欲しがっているものを与えるだけだ。

 イワオはタカネを軽く突き飛ばすと、立ち上がった。タカネが呻きながら身を起こして、弱々しい視線で見上げてくる。イワオは腰布を解くと、屹立した陰茎を、タカネの目の前に晒した。

 イワオがなにを言うよりも先に、タカネは自ら股に顔を近づけ、舌を這わせた。そしてなんどか舐めた後、包皮を引き下ろし、先端を口に咥える。それから吸い付きながら、顔を前後に動かして、奉仕する。その従順な態度に、思わず笑みが溢れた。

「可愛いなあ、タァ。おれの汗臭えもんが、そんなにおいしいか?」

 イワオがたずねる。しかしタカネは、その言葉が耳に入ってもいないかのように、ただ一心に、太い肉塊に奉仕を続けた。

 すると、イワオはタカネの口から陰茎を引き抜いた。幼顔の若者は、物欲しそうな顔で見上げてくる。

「なんで……?」

 赤くなった頬を、イワオは陰茎で打った。

「おれのもんは、うまいか?」

 イワオは問いを繰り返した。

 タカネは、まだ恥ずかしさが残っているようで、視線を逸した。するとすぐに、イワオはまた頬を性器で叩く。ペちん、ぺちん、と繰り返す。タカネが口を開いて咥えようとするが、イワオはそれを許さない。

 タカネは乞うような顔で、イワオを見上げた。

「お……おいしい。イワオの汗臭いチンポ、おいしい。く、ください。」

 イワオは可愛い友人の頭を撫でた。タカネは口を開き、うれしそうに陰茎にしゃぶりつく。それを見下ろしながら、どうしたものかと、イワオはしばし考えた。

 いつもなら、すぐにでも寝台に運び上げてやるところだった。そしてめちゃくちゃに突きまくり、とりあえず一発出した後、時間をかけて可愛がってやる。だが今日は、見物人もいるところだし、もう少しばかり強く屈辱を与えてもいいかもしれなかった――タカネは苛められるのが大すきだから、みなの前で惨めなすがたを晒せば、うれしがるだろう。

 そうと決まれば、イワオはタカネの口からものを取り出すと、肩を乱暴に押して倒した。そしてその後ろで膝立ちになると、小柄な友人の腰を掴んで引っ張り、股を広げさせ、穴に陰茎を押し当てる。

 戦士たちが、待ってましたとばかりに歓声を上げた。タカネは夢見るような顔で、こちらを見上げている。

 イワオは、一息に貫いた。

「ふあっ――!」

 タカネが背を反らせ、喘いだ。先輩たちが囃し立てる。

「がんがん掘ってやれ!」

「鳴かせてやれ!」

 言われずとも、イワオはそうするつもりだった。すでにじっくりと慣らしていて、タカネの穴は柔らかかった。手加減をする必要は、どこにもない。

 イワオは、はじめから荒々しく腰を動かした。

「おっ、おうっ、おおっ、ほっ、おっ――!」

 タカネはびくびく震えながら、汚い声で喘いでいた。突かれるたびに体が揺れ、頭や肩が石の床に擦れる。イワオも、膝が痛かった。寝床の上の方が体には楽だろうが、しかし、こうして床に組み伏せてやったほうが、もっと屈辱を味わえるだろう。イワオは友人をいたぶるつもりでいたから、優しくするつもりはなかった。

 タカネの穴は熱く、イワオのものにきゅうっと吸い付いてくる。これまでに何度も何度も激しく使ってきたが、絡みつくような感触は変わらない。ちょうどいい締め付けが、たまらなく気持ちよかった。

「おー、すっげえ締まる。チンポを咥える技じゃあ、お前は誰にも負けてねえなあ、タカネ。」

 イワオはそう言って笑った。タカネは、しかし聞いていないようで、後ろから突かれるごとに、あんあんと喘ぐばかりだった。

 だが余裕を装ってはいても、イワオもそろそろ限界だった。長いこと弄ぶ間に、だいぶ我慢していたのだ。それに、先輩たちも待っていたから、代わってやらねばならない。

 イワオは腰の動きを止めると、タカネに覆いかぶさるようにして、耳元で囁いた。

「しっかり掴まれよ。」

 タカネは横目で見返してきたが、その顔には怪訝な表情が浮かんでいる。しかしイワオは、みなまで説明しなかった。

 小柄な友人の背に腕を回して引き立たせると、そのまま立ち上がった。タカネは、ひっ、と息を飲んで、イワオの首にすがりついた。戦士たちは、おおっ、と歓声を上げた。それがイワオには誇らしかった。

 タカネは小柄だが、体には筋肉がしっかりついており、見た目に反して決して軽くはない。それでも、イワオの膂力をもってすれば、繋がったまま抱き上げることも難しくはなかった。

 抱き上げると、汗に濡れた肌が絡みついて、たまらなく気持ちがよかった。イワオはタカネに口づけすると、そのまま突き上げはじめた。

「んっ! んーっ! ふっ、んっ、んぅっ――!」

 タカネの口から、喘ぎ声が漏れる。イワオは塩気のある唇を味わいながら、ひたすら突きまくる。

 突然、タカネが身を震わせ、イワオの首に爪を立てた。その直後、肛門がきゅっとすぼまって陰茎を締め付けるとともに、イワオの腹のあたりに生温いものが当たった。

 イワオは唇を離すと、タカネの気だるげな顔を見つめた。

「気持ちよかったか、タァ。え、気持ちよかったか?」

「うっ、んっ――きもちっ、いいっ――いわおっ、いわおっ――!」

 二人の体の間から、ねっとりと濃い精液が伝い落ちていく。指で摘めるように濃厚なのは、この日のために禁欲してきたからだろう。

 射精の直後で蕩けたタカネの顔が、どうしようもないほど可愛らしい。イワオはぎゅっと小さくも逞しい体を抱き締めると、猛然と突き上げた。

「あーっ、あっ――あっ、あっ、あ、あ、あ、あっ――!」

 タカネが甘い声で鳴く。その声を聞きながら、イワオは果てた。数日ぶりの解放感に、頭の中が真っ白になるように感じる。どくっ、どくっ、と精液を注ぎながら、なおも腰を振り続ける。掻き混ぜられて、白濁した粘液が泡立ち、穴から零れ落ちていった。

 射精が終わると、イワオは大きく溜め息をつき、タカネの額に口づけした。汗の浮かんだ肌が、唇に塩辛い。

 イワオのものは、まだ固いまま、タカネの内側に刺さっていた。タカネのものも、二人の腹の間で、固さを保っている。いつもだったら、このままさらに可愛がり、何度も抱くところだった。

 だが、今日は先輩たちがいた。イワオが見ると、みなぎらぎらと目を輝かせている。それで、まだ少しばかり物足りなさを感じながらも、二人がいつも使う寝台に、タカネを降ろした。

 イワオは性器を引き抜くと、先輩たちを見渡して言った。

「いいですよ、先輩方。タカネも、もっと可愛がって欲しそうだ。」

 イワオが、寝台にくったりと寝そべる少年然とした若者から離れると、代わって先輩たちが、服を脱ぎながら、近づいていった。みな興奮に息を荒げ、瞳は燃えるようだった。イワオは手近な寝台に腰を下ろすと、タカネが回される様を見守った。

 最初に手を出したのは、隊長だった。口元に陰茎を押し当てると、タカネはうれしそうにしゃぶりつく。隊長は無骨な手でタカネの頭を掴むと、前後に揺すり、それとともに自分でも腰を振る。喉を突かれてタカネは苦しげな顔をしたが、決して口を放そうとはしない。汗臭い一物をしゃぶるのが、大すきなのだ。

 別の隊員は、タカネの下側に周り、早速尻を使いはじめる。自分の得物に唾をつけると、そのまま一息にぶち込む。すでに散々慣らさせ、イワオの精液も注がれた穴は、簡単に受け入れた。

「んっ、んーっ、んっ、んんっ――!」

 口と尻とを同時に犯され、タカネは喘ぐ。他の隊員は、周囲から手を伸ばし、胸や腹を撫で回している。汗だくの戦士たちに囲まれて、タカネはうれしそうだった。

 隊長と尻を使っている隊員は、ほどなくして果てた。禁欲してきた上に、イワオがタカネを抱いているところを見ながら我慢してきたから、はじめは短いのだろう。タカネは従順に精液を飲み、ほんの少しだけ口の端から零れた。

 隊長はタカネの頭を撫でてから、もう一方は尻を軽く叩いてから、別の隊員に場所を譲る。

 次にはじめた二人の隊員は、タカネをうつ伏せにした。そして前と後ろから竿を喰わせると、全力で腰を振る。大柄な戦士に挟まれて犯され、小柄なタカネは前へ後ろへと揺すられる。

 そうやって、体位を変えながら、次から次へと戦士たちはタカネを抱いた。イワオは、その豪快なことに舌を巻いた。自分でもなかなか乱暴に抱いていると思っていたが、大勢の力自慢が小柄な若者を回しているのを見ると、圧巻だった。

 先輩たちは、一人ひとりはイワオほどには手荒ではなかった。しかし前後から攻め立て、果てては入れ替わり、さらには周りからも手が伸びて全身を愛撫していたから、タカネには休む間もない。身をよじりながら、ただただくぐもった声を上げるだけだった。

 自分一人で組み伏せて抱くのも楽しいが、こうして逞しい戦士たちに回されているタカネを見るのも、同じように楽しかった。イワオは食い入るようにタカネの淫らなすがたを見つめながら、自分の竿をやわやわと扱いた。
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