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昼休憩終了のチャイムが鳴り、わたしは背伸びをし、パソコンに向き合った。
梅雨前だが、今日は晴れて、心地よい空気がオフィスを包んでいた。
微睡んだ目を擦りながらパソコンのロック画面を解除する。
チャイムから五分後、菅野が、新しく来た派遣の女性エンジニアと一緒にオフィスに帰ってきた。
どうやら二人でランチをしてきたらしい。
「やっぱり華やかな子はいいね。空間が明るくなる」
菅野は椅子に座りながら言った。おそらくわたしへの当てつけの言葉だ。
わたしは仕事ではあまり悪目立ちしたくないので、地味目の服を着ている。
一方、先程のエンジニアさんは胸元の開いた薄手のニットにスリットが上まで入ったタイトスカート、足元は折れそうなくらい細いピンヒールのパンプスを履いていた。
身体のシルエットが出るその服装は、女性のわたしでも目のやり場に困ってしまうくらいだから、さぞかし菅野は目の保養としてジロジロ見たことだろう。
「やっぱり女性は華やかさと愛嬌が大事だよ」
菅野は聞こえよがしに繰り返したが、わたしは無視を決め込んだ。
菅野の意見なんてどうでもいい。
友希哉から可愛いと言ってもらえれば十分だ。
こんな性格の悪いオヤジから褒められても嬉しくない。
「あんまり言うとセクハラになりますよ」
今田さんがピシャリと言った。
今田さんはあまり他人の服装についてとやかく言う人ではないが、先程の女性エンジニアの格好は目に余るものがあったのだろう。
それを褒めそやしている菅野に苛立っていた。
「ところで菅野さん、仙台かがやき銀行の方がいらっしゃってますけど、いいんですか?お待たせしてるんじゃないですか?」
「あ、忘れてた」
菅野はあっけらかんと言った。
そして手帳をもって会議室へ向かった。
「いやねー菅野さん、取引先との予定を忘れていて悪びれもしないなんて、呆れちゃう」
今田さんが大きな溜息を吐いた。
菅野の後ろ姿を軽蔑の眼差しで見ている。
「しかも早々に新しく来た派遣さんに手を出すなんて、ホント女好きで嫌ですね」
わたしも同意する。
「この間サポートセンターの若菜さんから聞いたんだけど、パパ活のパパしてるって噂があるみたいよ」
今田さん眉を顰めた。
「えー、信じられない」
わたしは心にも思っていない事を言う。
菅野がパパ活のパパなんて、十分信じられる噂だ。
若い女性好きの菅野のことだから、未成年に手を出していてもおかしくない。
女好きの菅野だが、わたしにだけ意地悪な態度を取るのは理由がある。
菅野は最初からわたしを目の敵にしていたわけではない。
むしろ最初は、不気味に思うほど優しかったのだ。
嫌われたきっかけは単純なものだった。
わたしが不倫を断ったから。
実はわたしも菅野のカモにされそうになったことがあるのだ。
管理部に配属されて半年近く経ったあたりだった。月末で忙しく、わたしは夜遅くまで残業をしていた。
今田さんはどうしても外せない用事があって早く帰り、管理部で残っていたのはわたしと菅野の二人だった。
菅野はコーヒーを差し入れてくれて、優しくて頼もしい上司だな、自分のミスをわたしに押し付けた前部署の上司と大違いだ、なんて暢気に思っていた。
仕事を終わらせてオフィスを出ると、ちょうど菅野も帰る時だったらしく、声をかけられた。
家まで送って行くと言われたが、その日は友貴哉が迎えにきてくれていたので断った。
菅野はその後も残業の度に送って行くと声をかけてきた。
あまりのしつこさに、今まで持っていた菅野の印象に違和感を持ち始めていた。
「真由子さんは、中嶋君と付き合っているんだよね? 初めての彼氏?」
残業を終え、給湯室でマグカップを洗っていた時のことだった。
不意に現れた菅野は急にそんな質問をしてきた。
友貴哉とは社内恋愛だったし、関係は隠していたわけではないので誰が知っていてもおかしくはないが、部長クラスの人まで知っているとは思わなかったので、少し驚いた。
不快に思いつつも、隠す必要はないと判断した。
「はあ、まあそうですけど」
わたしは視線を上げず、マグカップを洗いながら答えた。
過去の恋愛歴を聞かれるのは、あまり喜ばしい事ではない。
「飽きない?」
「別に飽きませんよ」
時刻はもう二十三時過ぎ、すぐにオフィスを出ないと終バスに間に合わない。
友希哉は今日遠方へ出張へ行っているため迎えは頼めない。
こちらの焦りとは対照的に、菅野はダラダラと話し続けた。
「真由子さん、この先の長い人生を、たった一人の男だけで済ませるの、勿体ないと思わない?」
菅野が何を言わんとしているのか、すぐには分からなかった。
わたしはイライラした。
早くこの場から立ち去りたい。
マグカップはとっくに洗い終わっている。
しかし出入り口に菅野が通せんぼするように立っているため出られない。
「思いません」
わたしは友貴哉と付き合う事を決めてから、この先彼だけを好きでいることを心に誓っていた。
こんな質問を投げかけられるのは心外だ。
「経験しといた方がいいんじゃない?中嶋君以外の男とも。俺、付き合うよ」
驚いて菅野の方へ振り向いた。
「それはどういう意味ですか?」
「とぼけないでくれよ。子どもじゃないし、分かるだろう?」
奴の自信満々の顔を見た時、奴の発言全ての意味を理解し、この男に対して激しい嫌悪感を抱いた。
大人の関係の話だ。
友希哉より自分の方が満足させてあげられる、この男はそう言っている。
こんな下卑た奴を少しでも信頼してしまった自分を心底恥じた。
電話で友貴哉に助けを求めたいが、遠方にいる彼に助けを求めたところで、余計な心配をかけるだけだ。
「部長、奥さんもお子さんもいらっしゃいますよね。裏切るような事をしたらいけないんじゃないですか?」
「一晩だけならバレないさ。中嶋君とどっちが良いか試してみようよ。ね?」
菅野が私の肩に手を掛けた。
わたしは菅野を突きとばすようにして給湯室を出た。
ロッカー室に荷物を取りに行き、走ってオフィスを出た。
現実を受け止められず、涙が溢れ出た。
尊敬できる上司だと思っていたのに、あんなに最低な人間だったなんて。
しばらくがむしゃらに走った後、息を落ち着かせ、タクシーを拾ってアパートに帰った。
次の日からだった。菅野の態度が一変したのは。
後から知った話だが、菅野はどうやら、若い女性がいると手当たり次第優しく接するらしい。
おそらく、手篭めにできそうな女性を探しているのだ。
そしていけると思ったら、早々に手を出しているようだ。
ちなみに佐藤麻美と関係を持っている一人でもある。
しかし案外慎重らしく、ある程度接する中で、いけると思った女性にしか手を出さないようだ。
だから、彼の中では余裕でいけると思っていたわたしが断った事で、彼のプライドは傷つけられたのだろう。
わたしに対し冷たいのも、まあ理屈は分かる。
こんな人間だから、パパ活で若い女の子を買っていても驚かない。
「家族がいるのに、なに考えているんですかね」
菅野といい平川さんといい、どうして奥さんを裏切って平然としていられるのか、全くもって理解できない。
神様の前で永遠の愛を誓い合ったパートナーにこんなふうに裏切られるなんて、奥さん達はどれほど苦しい思いをするのだろうか。
だからこそ、わたしは真実を誰にも打ち明けられずにいる。
わたしの一時の感情で、幸せな家族を壊してはいけない。
実際悪いのは不倫している当事者なのに、なんでわたしが悩まなければいけないのか。
この世を憎んでしまいそうだ。
たとえわたしが憎んだところで、この広い世界は一切変わることもないだろうけど。
なんてちっぽけなんだろう、わたしという人間は。
梅雨前だが、今日は晴れて、心地よい空気がオフィスを包んでいた。
微睡んだ目を擦りながらパソコンのロック画面を解除する。
チャイムから五分後、菅野が、新しく来た派遣の女性エンジニアと一緒にオフィスに帰ってきた。
どうやら二人でランチをしてきたらしい。
「やっぱり華やかな子はいいね。空間が明るくなる」
菅野は椅子に座りながら言った。おそらくわたしへの当てつけの言葉だ。
わたしは仕事ではあまり悪目立ちしたくないので、地味目の服を着ている。
一方、先程のエンジニアさんは胸元の開いた薄手のニットにスリットが上まで入ったタイトスカート、足元は折れそうなくらい細いピンヒールのパンプスを履いていた。
身体のシルエットが出るその服装は、女性のわたしでも目のやり場に困ってしまうくらいだから、さぞかし菅野は目の保養としてジロジロ見たことだろう。
「やっぱり女性は華やかさと愛嬌が大事だよ」
菅野は聞こえよがしに繰り返したが、わたしは無視を決め込んだ。
菅野の意見なんてどうでもいい。
友希哉から可愛いと言ってもらえれば十分だ。
こんな性格の悪いオヤジから褒められても嬉しくない。
「あんまり言うとセクハラになりますよ」
今田さんがピシャリと言った。
今田さんはあまり他人の服装についてとやかく言う人ではないが、先程の女性エンジニアの格好は目に余るものがあったのだろう。
それを褒めそやしている菅野に苛立っていた。
「ところで菅野さん、仙台かがやき銀行の方がいらっしゃってますけど、いいんですか?お待たせしてるんじゃないですか?」
「あ、忘れてた」
菅野はあっけらかんと言った。
そして手帳をもって会議室へ向かった。
「いやねー菅野さん、取引先との予定を忘れていて悪びれもしないなんて、呆れちゃう」
今田さんが大きな溜息を吐いた。
菅野の後ろ姿を軽蔑の眼差しで見ている。
「しかも早々に新しく来た派遣さんに手を出すなんて、ホント女好きで嫌ですね」
わたしも同意する。
「この間サポートセンターの若菜さんから聞いたんだけど、パパ活のパパしてるって噂があるみたいよ」
今田さん眉を顰めた。
「えー、信じられない」
わたしは心にも思っていない事を言う。
菅野がパパ活のパパなんて、十分信じられる噂だ。
若い女性好きの菅野のことだから、未成年に手を出していてもおかしくない。
女好きの菅野だが、わたしにだけ意地悪な態度を取るのは理由がある。
菅野は最初からわたしを目の敵にしていたわけではない。
むしろ最初は、不気味に思うほど優しかったのだ。
嫌われたきっかけは単純なものだった。
わたしが不倫を断ったから。
実はわたしも菅野のカモにされそうになったことがあるのだ。
管理部に配属されて半年近く経ったあたりだった。月末で忙しく、わたしは夜遅くまで残業をしていた。
今田さんはどうしても外せない用事があって早く帰り、管理部で残っていたのはわたしと菅野の二人だった。
菅野はコーヒーを差し入れてくれて、優しくて頼もしい上司だな、自分のミスをわたしに押し付けた前部署の上司と大違いだ、なんて暢気に思っていた。
仕事を終わらせてオフィスを出ると、ちょうど菅野も帰る時だったらしく、声をかけられた。
家まで送って行くと言われたが、その日は友貴哉が迎えにきてくれていたので断った。
菅野はその後も残業の度に送って行くと声をかけてきた。
あまりのしつこさに、今まで持っていた菅野の印象に違和感を持ち始めていた。
「真由子さんは、中嶋君と付き合っているんだよね? 初めての彼氏?」
残業を終え、給湯室でマグカップを洗っていた時のことだった。
不意に現れた菅野は急にそんな質問をしてきた。
友貴哉とは社内恋愛だったし、関係は隠していたわけではないので誰が知っていてもおかしくはないが、部長クラスの人まで知っているとは思わなかったので、少し驚いた。
不快に思いつつも、隠す必要はないと判断した。
「はあ、まあそうですけど」
わたしは視線を上げず、マグカップを洗いながら答えた。
過去の恋愛歴を聞かれるのは、あまり喜ばしい事ではない。
「飽きない?」
「別に飽きませんよ」
時刻はもう二十三時過ぎ、すぐにオフィスを出ないと終バスに間に合わない。
友希哉は今日遠方へ出張へ行っているため迎えは頼めない。
こちらの焦りとは対照的に、菅野はダラダラと話し続けた。
「真由子さん、この先の長い人生を、たった一人の男だけで済ませるの、勿体ないと思わない?」
菅野が何を言わんとしているのか、すぐには分からなかった。
わたしはイライラした。
早くこの場から立ち去りたい。
マグカップはとっくに洗い終わっている。
しかし出入り口に菅野が通せんぼするように立っているため出られない。
「思いません」
わたしは友貴哉と付き合う事を決めてから、この先彼だけを好きでいることを心に誓っていた。
こんな質問を投げかけられるのは心外だ。
「経験しといた方がいいんじゃない?中嶋君以外の男とも。俺、付き合うよ」
驚いて菅野の方へ振り向いた。
「それはどういう意味ですか?」
「とぼけないでくれよ。子どもじゃないし、分かるだろう?」
奴の自信満々の顔を見た時、奴の発言全ての意味を理解し、この男に対して激しい嫌悪感を抱いた。
大人の関係の話だ。
友希哉より自分の方が満足させてあげられる、この男はそう言っている。
こんな下卑た奴を少しでも信頼してしまった自分を心底恥じた。
電話で友貴哉に助けを求めたいが、遠方にいる彼に助けを求めたところで、余計な心配をかけるだけだ。
「部長、奥さんもお子さんもいらっしゃいますよね。裏切るような事をしたらいけないんじゃないですか?」
「一晩だけならバレないさ。中嶋君とどっちが良いか試してみようよ。ね?」
菅野が私の肩に手を掛けた。
わたしは菅野を突きとばすようにして給湯室を出た。
ロッカー室に荷物を取りに行き、走ってオフィスを出た。
現実を受け止められず、涙が溢れ出た。
尊敬できる上司だと思っていたのに、あんなに最低な人間だったなんて。
しばらくがむしゃらに走った後、息を落ち着かせ、タクシーを拾ってアパートに帰った。
次の日からだった。菅野の態度が一変したのは。
後から知った話だが、菅野はどうやら、若い女性がいると手当たり次第優しく接するらしい。
おそらく、手篭めにできそうな女性を探しているのだ。
そしていけると思ったら、早々に手を出しているようだ。
ちなみに佐藤麻美と関係を持っている一人でもある。
しかし案外慎重らしく、ある程度接する中で、いけると思った女性にしか手を出さないようだ。
だから、彼の中では余裕でいけると思っていたわたしが断った事で、彼のプライドは傷つけられたのだろう。
わたしに対し冷たいのも、まあ理屈は分かる。
こんな人間だから、パパ活で若い女の子を買っていても驚かない。
「家族がいるのに、なに考えているんですかね」
菅野といい平川さんといい、どうして奥さんを裏切って平然としていられるのか、全くもって理解できない。
神様の前で永遠の愛を誓い合ったパートナーにこんなふうに裏切られるなんて、奥さん達はどれほど苦しい思いをするのだろうか。
だからこそ、わたしは真実を誰にも打ち明けられずにいる。
わたしの一時の感情で、幸せな家族を壊してはいけない。
実際悪いのは不倫している当事者なのに、なんでわたしが悩まなければいけないのか。
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