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第189話
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「レイト、ライハ、かわいいなぁ」
ホントはもっと早く来るべきだったのだけど、戦争や俺の怪我が重なってすっかり遅くなってしまった。
「お義父さん元気そうでよかったよ」
「うん、お話聞いて心配してたけど思ってたより大丈夫そう」
今日は久しぶりにヴァンダールのお義父さんに会いに来ている、まぁ時間がだっていろいろ落ち着いたし初孫の顔を見せに来てるのだ。
「どうしたの?」
「いや、レイト……お義父さんは平気なんだなって……」
レイトはお義父さんに高い高いされて喜んですらいる……大泣きして俺にはさせてくれないのに。
「もう少し大きくなればわかってくれるよ」
アズハに慰められつつあっという間に時間が過ぎていった。
「それじゃあ俺は他のとこにも顔出してくるから後お願いしていい?」
「うん、いってらっしゃい!」
子供達にお義父さんがべったりで離れる気配が全く無いので街の様子を見に行くことにした。仮にも俺の国の首都のような扱いになってしまっているし……魔竜皇国ユグド首都ヴァンダール、元々小さな領地だったのに今では様々な種族や難民を受け入れそれなりに巨大な町となりもはや村とはとても呼べない規模へとなっている。ちなみにお義父さんは国王代行という立ち位置になっていて最初は真っ青になっていたが政治に疎い俺の代わりに物凄く活躍してくれている、そういう意味でも孫の顔を見せてあげたかった。たぶんどんな財宝より嬉しいだろうから、お義父さん一気に白髪が増えていたけど……
「主様!」
「イリオ、ここの様子はどう?」
「急に大きくなり過ぎです、いろいろ整備が追い付いてないですね……」
「だよなぁ……」
正直これは予想していたし森の住処と比べても規模が違い過ぎる、何かしらの問題が起こることはわかっていたしそれの対策も今回兼ねている。
「食料はこちらから支援すれば問題ないかと、兵力に関しても主様が居ますし警邏など最低限で大丈夫かと」
「となるとやっぱ居住区?」
「はい、元々が農村地帯なので区画がめちゃくちゃになってます。領主邸があるここを中心に農地が広がりさらに新しく増えた住民が住むという構造になってますね」
しばらく放置してしまったツケか区画整理するのはちょっと難しそうだった。
「むしろそんなに住人が増えてることが驚きだよ」
「主様の存在が本格的に世間に知れ渡りましたからね、差別に嫌気がさした人達が多少の無理はしてでも集まってきてる感じですね。ちなみに他の三領も似た感じですよ」
「マジか……」
森の中心にある俺の住処を軸に東西南北にある元村や町を吸収してユグドとなっている。北の首都ヴァンダール、東の港町睦、そして便宜上名前が必要となったため西のドワーフ村をドーン、南のリザードマン達の沼をスーワンと命名して正式に俺の支配領域となった。元々それなりだった北と東はともかく俺の存在や方針が広がった影響か合流した種族や部族が西と南にも集まり規模がどんどん大きくなってきてしまっている。場所が場所なためその地域に適応できる種族が多めで南は沼地や密林を好むリザードマンを始めとしたライカンスロープやラミア系の部族が合流、西はアレクロン王国の内戦から逃げてきた難民やヤギのような獣人パーンが集まってきているとのことだった。
「食料は味を我慢してもらえれば困ることは無いですし、それぞれ得意分野を活かした商売も許可していますからすぐにどうにかなることは無いですけど」
「大きくなるともしもの時が大変なんだが……」
現在ユグドでは食料や居住施設の整備拡張を最優先で進めている。ここの最大のメリット、俺という最高権力を持つ最大戦力が有事の際直ぐに現場に飛来し制圧するという軍備が最低限しかいらないという点を最大限利用して費用を生活に全て回している。つまり大きくなればなるほど俺が疲れるというある意味ゴリ押しの状態なのだ。
「実際少し耐えてもらい主様に出陣してもらうのが一番強力で簡単ですからね」
「俺が居ない時の事も考えてくれよ?」
「もちろん!」
あくまで一番簡単な手段であって居ない場合の事もちゃんと考えてくれてるのだと思う……まぁそんな事が起きないというのが一番だけど。ちなみにヴァンダールと睦は元々兵力を持っているのでそのまま維持してもらい装備を強化して底上げしているので最悪独自に行動してもらっても構わないとお義父さんとおっちゃんには伝えてある。
「ちなみに冒険者ギルドの本拠地をこっちに移したいって言う相談も来てますよ」
「あれは中立都市でいいでしょ……」
「主様が起こした騒ぎが原因で中立都市の信用が地に落ちたんですよ。で、一番中立の方針をとっているここにって」
「……とりあえずお義父さんに任せよう」
「一応主様が指導者なんですけど……」
イリオにじとーっと睨まれるけど目をそらして誤魔化す、正直ガラじゃない……わかっちゃいるけど魔王を始めとした周辺環境の変化などでこれが一番いいと説得されてしまった。実際圧はしっかりと機能しているらしく喧嘩を売ってくる国は今のところ無い、むしろ商売など取引の話が積極的にきているらしい。
「とりあえず、今日は付き合うから」
「お願いします、主様が居ないと話が進まない事とかありますからね」
こうして俺とイリオは領地を回り解決できる問題はかたっぱじから解決していった、邪魔な岩の破壊や魔物や魔獣の掃除など力仕事がほとんどだったけどね。
「そういえばヤトさんは家に?」
「アズハに付いてくれてるよ、元々メイドに知り合いを紹介してもらってたし話したい事も多いでしょ」
現在お義父さんの屋敷で働いているメイドや執事は獣人が大半で作戦の事もありヤトの知り合いや親戚など信頼できる人を紹介してもらっていた。ちなみに最近は普通の人間も少し雇っているがお義父さんが疑心暗鬼にならないように慎重に選んではいる。流石に家族だし俺も口出ししてるから前みたいなクズ女はもう居ないだろうしなんなら新しい恋でも見つけて欲しいくらいだ。
「領主様はお孫さん喜んでいました?」
「もうべったり!」
そう言って二人で笑った、実際全然離れようとしなかったし完全に孫溺愛おじいちゃんになってしまい今日は泊っていくことになるかな……まぁここに居る間は仕事を手伝いますかね。
「それじゃあ次、魔法で壁と堀を作っちゃいましょう」
……前言撤回、早めに撤収しよう。ちなみにこの後一週間ほど滞在する羽目になりある程度問題は解決できたが俺はイリオ達にフルでこき使われたのは言うまでもない。
ホントはもっと早く来るべきだったのだけど、戦争や俺の怪我が重なってすっかり遅くなってしまった。
「お義父さん元気そうでよかったよ」
「うん、お話聞いて心配してたけど思ってたより大丈夫そう」
今日は久しぶりにヴァンダールのお義父さんに会いに来ている、まぁ時間がだっていろいろ落ち着いたし初孫の顔を見せに来てるのだ。
「どうしたの?」
「いや、レイト……お義父さんは平気なんだなって……」
レイトはお義父さんに高い高いされて喜んですらいる……大泣きして俺にはさせてくれないのに。
「もう少し大きくなればわかってくれるよ」
アズハに慰められつつあっという間に時間が過ぎていった。
「それじゃあ俺は他のとこにも顔出してくるから後お願いしていい?」
「うん、いってらっしゃい!」
子供達にお義父さんがべったりで離れる気配が全く無いので街の様子を見に行くことにした。仮にも俺の国の首都のような扱いになってしまっているし……魔竜皇国ユグド首都ヴァンダール、元々小さな領地だったのに今では様々な種族や難民を受け入れそれなりに巨大な町となりもはや村とはとても呼べない規模へとなっている。ちなみにお義父さんは国王代行という立ち位置になっていて最初は真っ青になっていたが政治に疎い俺の代わりに物凄く活躍してくれている、そういう意味でも孫の顔を見せてあげたかった。たぶんどんな財宝より嬉しいだろうから、お義父さん一気に白髪が増えていたけど……
「主様!」
「イリオ、ここの様子はどう?」
「急に大きくなり過ぎです、いろいろ整備が追い付いてないですね……」
「だよなぁ……」
正直これは予想していたし森の住処と比べても規模が違い過ぎる、何かしらの問題が起こることはわかっていたしそれの対策も今回兼ねている。
「食料はこちらから支援すれば問題ないかと、兵力に関しても主様が居ますし警邏など最低限で大丈夫かと」
「となるとやっぱ居住区?」
「はい、元々が農村地帯なので区画がめちゃくちゃになってます。領主邸があるここを中心に農地が広がりさらに新しく増えた住民が住むという構造になってますね」
しばらく放置してしまったツケか区画整理するのはちょっと難しそうだった。
「むしろそんなに住人が増えてることが驚きだよ」
「主様の存在が本格的に世間に知れ渡りましたからね、差別に嫌気がさした人達が多少の無理はしてでも集まってきてる感じですね。ちなみに他の三領も似た感じですよ」
「マジか……」
森の中心にある俺の住処を軸に東西南北にある元村や町を吸収してユグドとなっている。北の首都ヴァンダール、東の港町睦、そして便宜上名前が必要となったため西のドワーフ村をドーン、南のリザードマン達の沼をスーワンと命名して正式に俺の支配領域となった。元々それなりだった北と東はともかく俺の存在や方針が広がった影響か合流した種族や部族が西と南にも集まり規模がどんどん大きくなってきてしまっている。場所が場所なためその地域に適応できる種族が多めで南は沼地や密林を好むリザードマンを始めとしたライカンスロープやラミア系の部族が合流、西はアレクロン王国の内戦から逃げてきた難民やヤギのような獣人パーンが集まってきているとのことだった。
「食料は味を我慢してもらえれば困ることは無いですし、それぞれ得意分野を活かした商売も許可していますからすぐにどうにかなることは無いですけど」
「大きくなるともしもの時が大変なんだが……」
現在ユグドでは食料や居住施設の整備拡張を最優先で進めている。ここの最大のメリット、俺という最高権力を持つ最大戦力が有事の際直ぐに現場に飛来し制圧するという軍備が最低限しかいらないという点を最大限利用して費用を生活に全て回している。つまり大きくなればなるほど俺が疲れるというある意味ゴリ押しの状態なのだ。
「実際少し耐えてもらい主様に出陣してもらうのが一番強力で簡単ですからね」
「俺が居ない時の事も考えてくれよ?」
「もちろん!」
あくまで一番簡単な手段であって居ない場合の事もちゃんと考えてくれてるのだと思う……まぁそんな事が起きないというのが一番だけど。ちなみにヴァンダールと睦は元々兵力を持っているのでそのまま維持してもらい装備を強化して底上げしているので最悪独自に行動してもらっても構わないとお義父さんとおっちゃんには伝えてある。
「ちなみに冒険者ギルドの本拠地をこっちに移したいって言う相談も来てますよ」
「あれは中立都市でいいでしょ……」
「主様が起こした騒ぎが原因で中立都市の信用が地に落ちたんですよ。で、一番中立の方針をとっているここにって」
「……とりあえずお義父さんに任せよう」
「一応主様が指導者なんですけど……」
イリオにじとーっと睨まれるけど目をそらして誤魔化す、正直ガラじゃない……わかっちゃいるけど魔王を始めとした周辺環境の変化などでこれが一番いいと説得されてしまった。実際圧はしっかりと機能しているらしく喧嘩を売ってくる国は今のところ無い、むしろ商売など取引の話が積極的にきているらしい。
「とりあえず、今日は付き合うから」
「お願いします、主様が居ないと話が進まない事とかありますからね」
こうして俺とイリオは領地を回り解決できる問題はかたっぱじから解決していった、邪魔な岩の破壊や魔物や魔獣の掃除など力仕事がほとんどだったけどね。
「そういえばヤトさんは家に?」
「アズハに付いてくれてるよ、元々メイドに知り合いを紹介してもらってたし話したい事も多いでしょ」
現在お義父さんの屋敷で働いているメイドや執事は獣人が大半で作戦の事もありヤトの知り合いや親戚など信頼できる人を紹介してもらっていた。ちなみに最近は普通の人間も少し雇っているがお義父さんが疑心暗鬼にならないように慎重に選んではいる。流石に家族だし俺も口出ししてるから前みたいなクズ女はもう居ないだろうしなんなら新しい恋でも見つけて欲しいくらいだ。
「領主様はお孫さん喜んでいました?」
「もうべったり!」
そう言って二人で笑った、実際全然離れようとしなかったし完全に孫溺愛おじいちゃんになってしまい今日は泊っていくことになるかな……まぁここに居る間は仕事を手伝いますかね。
「それじゃあ次、魔法で壁と堀を作っちゃいましょう」
……前言撤回、早めに撤収しよう。ちなみにこの後一週間ほど滞在する羽目になりある程度問題は解決できたが俺はイリオ達にフルでこき使われたのは言うまでもない。
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