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第5話
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二人だけの共同生活が始まって二十日位が経ったかな? 畑の方は順調ですでにアズハの持ってきていた種を植えて育成を開始している、ちなみに水は俺が魔法アクアブレスを上空に吐き雨のように全体に毎日撒いている。ドラゴンスプリンクラーである。
「アズハ、今日はどうする?」
「山菜でも取ってこようかなって思ってるよ」
ここ数日で変わったこと、お互い距離が近くなりさんが取れた。そして拠点が完成した。まず地面に板を敷き詰めて床を作り、壁にも板を並べ縄と支えとなる細い木で固定し製作しそこに押し込むように力づくで板を埋め込み屋根を作り入り口に半分に切った丸太を並べ簡易的な拠点が完成した。中身も変わっていてテーブルに椅子、ベッドが家具として追加され一気に人らしくなってきたと思う。
「じゃあ俺はまたここら辺改築してるね」
「わかった~じゃあ行ってくるね!」
「行ってらっしゃい!」
なんか夫婦みたいでドキドキしちゃう。ちなみに、丸太の中を繰り抜いて作った物入に魔法で氷を張って簡易冷蔵庫も完成したため生肉の保存ができるようになったのもデカい。拠点内には丸太繰り抜きの入れ物がずらりと並んでいろいろなことに扱われている。そして生活エリアにトイレも作った、そこら辺にして埋めてるのもちょっとあれだから……作ったといっても思いっきり地下に直下掘りして石を削って作った便器を乗せて、そこを板で正方形に囲って上に蓋をして飛ばないように岩を置いたものでまだ全然余裕はあるが限界を迎えた時の処理は一切考慮していない。そこは現実逃避した……
「とりあえず岩も木も爪で問題なく加工できるし家も一応形になった、とりあえず原始的だけど問題はないかな」
ちなみに、道具に関しては超快適になった。竜鱗ナイフ、竜鱗鍬、竜鱗シャベル、竜鱗スコップ、竜鱗ピッケルなどなど必要になった道具を片っ端から鱗で作ったらそこら辺の村よりハイクオリティになっていた。
「タカトー!」
アズハの声が聞こえた、なにか慌てているみたい? 俺は作業を辞めてそっちへ向かった。
「アズハ、どうしたの?」
「あれ見て!」
土地近くの茂みをアズハが指差して見せた、そこを見ると何かが動いているようだ。
「犬? オオカミかな?」
そこには二匹の白い綺麗な毛並みの大きな狼が隠れるように伏せていた。俺と目が合うと威嚇してくるが攻撃してくる気配はない、たぶん本能的に勝てないと理解してくれているのだと思う。
「エルダーウォルフ、幻の白狼と呼ばれ大型の狼です。あと、よく見て」
「あ、子供だ……全部で五匹かな?」
エルダーウォルフは夫婦らしく小さな子供を五匹抱えていた。
「衰弱してるのかもしれないですね、大人はともかく子供は天敵に狙われるしそれを守っているとなると負担も掛かるでしょうし……」
「ん~……」
俺はドラゴンモードから人の姿に戻った。ちなみに最近知ったのだが俺の顔は地球人時代の二十歳くらいで瞳の色が黄金、髪に赤いメッシュが混ざっている姿となっていたこれはドラゴンモードと共通だ。
「おいで」
向こうが理解してくれるかはわからないけど、狼達に手招きをして優しく微笑みながら手招きをする。
「タカト?」
「俺さ、動物好きなのよね! ただ家族は動物嫌いでペットとか飼えなくて、いつか飼ってみたかったのよ!」
当の狼達はどうやらこっちの意図を理解してくれたらしく、警戒を解きゆっくりと子供を連れてついてきた。思った以上に賢いのかも? 家の前まで来ると座ってこっちを見つめている。
「ちょっとまっててね」
木を少し加工して狼達ようにお皿を作り、保存していたお肉の残りを置いてあげた。
「食べていいよ」
それを聞くと狼達は目の前のお肉をガツガツと貪り始めた。だいぶ空腹だったみたいだ、ついでに狼達は撫でさせてくれた。その毛並みはふさふさでとっても柔らかい、すごくいい触り心地だったし、やっぱ異世界来たらワンちゃんをペットにするよね! 実際懐いてくれたら嬉しいしラノベのモフモフブームにもしっかり乗っておく!
「私も撫でて大丈夫かな?」
「大丈夫だと思うよ」
アズハは狼を撫でてその触り心地にすごく嬉しそうだった。後で聞いたがエルダーウォルフはおとぎ話に出てくるような希少種で存在自体が信じられなかったとのことだった。
「アズハ、お留守番交代。狼達の面倒と、畑とかお願い」
「わかったけど、タカトはどうするの?」
「食い扶持が増えたからちょっと狩に行ってくる、この子達お利口だから襲ったりとかの心配はしなくていいよ」
たぶんだけど、この子達はあの一瞬で俺に従う道を選んだ気がする、それだけドラゴンは強大な存在なんだろと思う。
「行ってらっしゃい、気を付けてね!」
俺は再びドラゴンモードに変身し翼を広げ、上空に飛び立った。
「行ってきます!」
ここにきて気付いたがドラゴンモードの恩恵は想像以上に多かった。まず今住んでいる土地には柵を用意していない、めんどくというのもあるが竜の縄張りと認識されているようで普通の獣はそもそも近寄ってすら来ないのだ。そう考えるとなんであの狼達はなぜ近くに居たの? となるが恐らく竜の縄張りを逆手に取り子供を守ろうとしたんだと思う、何回も言うがめっちゃ賢い。そして次に視力など感覚の向上、これのお陰で森の中に潜んでいる動物を割と簡単に見つけることができるので狩がめっちゃ楽。
「この森、ドラゴンが住むにしても広すぎるな。全然把握しきれない、下手に移動しすぎると迷っちゃいそう……みっけ!」
森の中でお食事中のデカい鹿を見つけた。どうでもいいがこの森の動物、異常にデカい気がする。俺は急降下しそのまま鹿の頭を爪で切り飛ばす、反応する時間すら与えない瞬殺で一気にケリをつける。
「これだけじゃ足りないよなぁ、てかこの鹿初日の熊と同じくらいデカい……三メートル位かな?」
血抜きの為に片手で鹿をぶら下げながら近くを探る。見つけた、同じくらいの大きさの鹿が草を貪ってる。もちろんこれまた瞬殺で素早くゲット! 両手にデカい鹿を掴んで撤収、これだけあれば大丈夫でしょ。
「ただいまぁ」
「おかえり!」
「ワン!」
アズハが手を振りながら出迎えてくれる、今回はエルダーウォルフのたぶんオスの方も一緒にお座りしてお出迎えに来ていた。見るとメスの方は子供達にお乳をあげているようで家の前で横になっていたので目の前に鹿を一匹ゴロリと置いてあげた。
「食べていいよ」
言葉もちゃんと理解できるらしくオスとメスは早速鹿肉を美味しそうに噛り付いていた。
「こっちは俺らの分、処理しちゃお」
「うん!」
木を全て引っこ抜いてから思ったのだが、血抜きとか作業用の木を残しておけばよかったと……そして考えた結果、森の超デカいめちゃくちゃ重い立派な木を一本一日かけて引っこ抜き家の前に植えなおしたのだ。ちゃんと根っこごと植えなおしたし葉も枯れ落ちていない、多分大丈夫だと思う!
「ワン!」
俺達ようの鹿を二人で解体してるとパパ狼の方がやってきてお座りしている。どうやら解体している鹿の内臓が欲しいらしい、確か地球でも狼犬に鹿の胃腸をあげるって動画を見た気がするし栄養として必要なのだろう。
「いいよ、食べちゃって!」
パパ狼はその場で美味しそうに内臓を平らげていく、多分もう一匹の方はママ狼に全部譲ってこっちに来たのだろう、ホント優秀だし家族思いの優しい狼だ。
「そういえばね、タカトが帰って来るまでこの子私のことずっとついてきて守ってくれてたみたいなの!」
アズハが作業しながら嬉しそうにしている。狼達の中ですでに格付けが完了しているようでしっかり自分達より上と認識してくれているらしい。
「このまま居てくれたら賑やかになるしいいよね」
うん! と笑顔で微笑んでくれる。娯楽もない、文化レベルも地球時代に遠く及ばない。だけど今、とっても幸せに思っている。
「アズハ、今日はどうする?」
「山菜でも取ってこようかなって思ってるよ」
ここ数日で変わったこと、お互い距離が近くなりさんが取れた。そして拠点が完成した。まず地面に板を敷き詰めて床を作り、壁にも板を並べ縄と支えとなる細い木で固定し製作しそこに押し込むように力づくで板を埋め込み屋根を作り入り口に半分に切った丸太を並べ簡易的な拠点が完成した。中身も変わっていてテーブルに椅子、ベッドが家具として追加され一気に人らしくなってきたと思う。
「じゃあ俺はまたここら辺改築してるね」
「わかった~じゃあ行ってくるね!」
「行ってらっしゃい!」
なんか夫婦みたいでドキドキしちゃう。ちなみに、丸太の中を繰り抜いて作った物入に魔法で氷を張って簡易冷蔵庫も完成したため生肉の保存ができるようになったのもデカい。拠点内には丸太繰り抜きの入れ物がずらりと並んでいろいろなことに扱われている。そして生活エリアにトイレも作った、そこら辺にして埋めてるのもちょっとあれだから……作ったといっても思いっきり地下に直下掘りして石を削って作った便器を乗せて、そこを板で正方形に囲って上に蓋をして飛ばないように岩を置いたものでまだ全然余裕はあるが限界を迎えた時の処理は一切考慮していない。そこは現実逃避した……
「とりあえず岩も木も爪で問題なく加工できるし家も一応形になった、とりあえず原始的だけど問題はないかな」
ちなみに、道具に関しては超快適になった。竜鱗ナイフ、竜鱗鍬、竜鱗シャベル、竜鱗スコップ、竜鱗ピッケルなどなど必要になった道具を片っ端から鱗で作ったらそこら辺の村よりハイクオリティになっていた。
「タカトー!」
アズハの声が聞こえた、なにか慌てているみたい? 俺は作業を辞めてそっちへ向かった。
「アズハ、どうしたの?」
「あれ見て!」
土地近くの茂みをアズハが指差して見せた、そこを見ると何かが動いているようだ。
「犬? オオカミかな?」
そこには二匹の白い綺麗な毛並みの大きな狼が隠れるように伏せていた。俺と目が合うと威嚇してくるが攻撃してくる気配はない、たぶん本能的に勝てないと理解してくれているのだと思う。
「エルダーウォルフ、幻の白狼と呼ばれ大型の狼です。あと、よく見て」
「あ、子供だ……全部で五匹かな?」
エルダーウォルフは夫婦らしく小さな子供を五匹抱えていた。
「衰弱してるのかもしれないですね、大人はともかく子供は天敵に狙われるしそれを守っているとなると負担も掛かるでしょうし……」
「ん~……」
俺はドラゴンモードから人の姿に戻った。ちなみに最近知ったのだが俺の顔は地球人時代の二十歳くらいで瞳の色が黄金、髪に赤いメッシュが混ざっている姿となっていたこれはドラゴンモードと共通だ。
「おいで」
向こうが理解してくれるかはわからないけど、狼達に手招きをして優しく微笑みながら手招きをする。
「タカト?」
「俺さ、動物好きなのよね! ただ家族は動物嫌いでペットとか飼えなくて、いつか飼ってみたかったのよ!」
当の狼達はどうやらこっちの意図を理解してくれたらしく、警戒を解きゆっくりと子供を連れてついてきた。思った以上に賢いのかも? 家の前まで来ると座ってこっちを見つめている。
「ちょっとまっててね」
木を少し加工して狼達ようにお皿を作り、保存していたお肉の残りを置いてあげた。
「食べていいよ」
それを聞くと狼達は目の前のお肉をガツガツと貪り始めた。だいぶ空腹だったみたいだ、ついでに狼達は撫でさせてくれた。その毛並みはふさふさでとっても柔らかい、すごくいい触り心地だったし、やっぱ異世界来たらワンちゃんをペットにするよね! 実際懐いてくれたら嬉しいしラノベのモフモフブームにもしっかり乗っておく!
「私も撫でて大丈夫かな?」
「大丈夫だと思うよ」
アズハは狼を撫でてその触り心地にすごく嬉しそうだった。後で聞いたがエルダーウォルフはおとぎ話に出てくるような希少種で存在自体が信じられなかったとのことだった。
「アズハ、お留守番交代。狼達の面倒と、畑とかお願い」
「わかったけど、タカトはどうするの?」
「食い扶持が増えたからちょっと狩に行ってくる、この子達お利口だから襲ったりとかの心配はしなくていいよ」
たぶんだけど、この子達はあの一瞬で俺に従う道を選んだ気がする、それだけドラゴンは強大な存在なんだろと思う。
「行ってらっしゃい、気を付けてね!」
俺は再びドラゴンモードに変身し翼を広げ、上空に飛び立った。
「行ってきます!」
ここにきて気付いたがドラゴンモードの恩恵は想像以上に多かった。まず今住んでいる土地には柵を用意していない、めんどくというのもあるが竜の縄張りと認識されているようで普通の獣はそもそも近寄ってすら来ないのだ。そう考えるとなんであの狼達はなぜ近くに居たの? となるが恐らく竜の縄張りを逆手に取り子供を守ろうとしたんだと思う、何回も言うがめっちゃ賢い。そして次に視力など感覚の向上、これのお陰で森の中に潜んでいる動物を割と簡単に見つけることができるので狩がめっちゃ楽。
「この森、ドラゴンが住むにしても広すぎるな。全然把握しきれない、下手に移動しすぎると迷っちゃいそう……みっけ!」
森の中でお食事中のデカい鹿を見つけた。どうでもいいがこの森の動物、異常にデカい気がする。俺は急降下しそのまま鹿の頭を爪で切り飛ばす、反応する時間すら与えない瞬殺で一気にケリをつける。
「これだけじゃ足りないよなぁ、てかこの鹿初日の熊と同じくらいデカい……三メートル位かな?」
血抜きの為に片手で鹿をぶら下げながら近くを探る。見つけた、同じくらいの大きさの鹿が草を貪ってる。もちろんこれまた瞬殺で素早くゲット! 両手にデカい鹿を掴んで撤収、これだけあれば大丈夫でしょ。
「ただいまぁ」
「おかえり!」
「ワン!」
アズハが手を振りながら出迎えてくれる、今回はエルダーウォルフのたぶんオスの方も一緒にお座りしてお出迎えに来ていた。見るとメスの方は子供達にお乳をあげているようで家の前で横になっていたので目の前に鹿を一匹ゴロリと置いてあげた。
「食べていいよ」
言葉もちゃんと理解できるらしくオスとメスは早速鹿肉を美味しそうに噛り付いていた。
「こっちは俺らの分、処理しちゃお」
「うん!」
木を全て引っこ抜いてから思ったのだが、血抜きとか作業用の木を残しておけばよかったと……そして考えた結果、森の超デカいめちゃくちゃ重い立派な木を一本一日かけて引っこ抜き家の前に植えなおしたのだ。ちゃんと根っこごと植えなおしたし葉も枯れ落ちていない、多分大丈夫だと思う!
「ワン!」
俺達ようの鹿を二人で解体してるとパパ狼の方がやってきてお座りしている。どうやら解体している鹿の内臓が欲しいらしい、確か地球でも狼犬に鹿の胃腸をあげるって動画を見た気がするし栄養として必要なのだろう。
「いいよ、食べちゃって!」
パパ狼はその場で美味しそうに内臓を平らげていく、多分もう一匹の方はママ狼に全部譲ってこっちに来たのだろう、ホント優秀だし家族思いの優しい狼だ。
「そういえばね、タカトが帰って来るまでこの子私のことずっとついてきて守ってくれてたみたいなの!」
アズハが作業しながら嬉しそうにしている。狼達の中ですでに格付けが完了しているようでしっかり自分達より上と認識してくれているらしい。
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