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第143話
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昨日の戦闘で得た戦利品、ほとんどの魔獣は俺が溶かしてしまったせいでまともな状態で残っている物は少なかった。そして魔人化したユウキから黄色の魔石が一つそして人間の時に使用していた砕けた槍が残っていた。
「アヤッサ、お願い聞いてもらってすまない」
「いえ、ヴリトラ様のお陰で私達は平和に暮らさせていただいているのです。この位のお願い朝飯前ですよ」
トールのお願い、それはユウキの遺品を使った防具の作成だった。完成はしばらく先になるだろうがここはドワーフの村、最高の作品が約束されているのだから期待して待ってもらおう。
「トール、君はどうするつもりだ?」
「俺はしばらくここに滞在するつもりです、避難民の人達が今後どうするかもありますからね」
「了解、ただ問題を起こす場合始末するからそのつもりでいてくれ」
「貴方のやり方はわかってますけど、だいぶ野蛮ですね」
「シンプルと言ってくれ」
確かにこの世界に来てなのかドラゴンになったせいなのかやはり変化が起きてるのだろう、間違いなく地球で持っていた倫理観よりも自身の気持ち、意志など感情が優先されるようになっている気がする。地球に居た時もこのゴミ政治家殺せればとかふと思ったことはあったが実行はできない、力も無かったしね。しかし、今なら間違いなく殺すだろうと思う。その力もあるし邪魔されても跳ね除けることができてしまうからタガが外れてしまっているのかもしれない。せめて向こうで得た知識をメインに考えることを放棄するのは辞めよう、それを辞めたらそれこそ魔物に成り下がるだろうから。
「じゃあ俺達はそろそろ帰るとするかね、アヤッサ、すまないがしばらく頼む、何かあったら連絡してくれ。支援するから」
「はい! 後のことはお任せしてください、ヴリトラ様に栄光あれ!」
「「「栄光あれ!!」」」
周囲のドワーフ達も声を合わせてそう答えてくれた。ここまで信頼されるのは悪い気分じゃないね。
「それじゃ、いったん家に帰ろうか」
「はい!」
「はい、マスター」
俺はドラゴンモード(普段の大きさ)ヘと変身して三人を乗せて飛び立つのだった。
「やれやれ、結構派手な弾丸旅行になったもんだなぁ」
「主様大活躍でしたからね、お疲れさまです」
「マスターの戦闘能力は規格外、その気になれば歴史に名を遺すであろう大魔竜となれるでしょう」
「そんなの興味ないよ、ただのんびり楽しく家族で過ごしたいだけ。それ以上の幸せなんてないでしょ」
異世界で知識の高さを使って王様になる話とかもよく読むけど正直ありえないと思う、優秀だとしても上に立つ者にはそれ相応の立ち回りが必要になるし人を引き付けるカリスマ性が必要になる。帝王学だっけか? 社長とか人の上に立つ者の教育とかもあった気がする、早い話がただの凡人が大勢の人間の命を抱え利用し利用される、ああいうしがらみは大嫌いだし何よりめんどくさいのはごめんだね。
「で、ホノカ君、社会科見学はいかがだったでしょうか?」
俺は手に乗っているホノカに声をかける、想像以上の経験になってしまった気がするがまぁこういう世界なのだからしょうがないかな。
「ニュースで世界情勢がわからないって苦労しますね、こんなにも情報が手に入らないなんて……」
「あっちの世界、情報化社会とは言ったもんだもんなぁ」
実際俺達の場合、家の周辺に石像を立てて管理している。正直、ここも勿論守るが家を守るための防衛ライン、壁としての役割を兼ねてしまっている。我ながらあまりいい考えではないと思うけどね、せめて精一杯守るから許してもらおう。
「貴方はどうやって情報を得ているのですか?」
「そりゃ文字通り飛び回ってだね」
「なるほど……」
実際イリオ&グリフォン、ルーフェやレフィ達飛行可能なメンバーで飛び回って周辺諸国の情報を集めている。それか他国に忍び込むくらいしか情報収集なんてできない、パソコンでハッキングやドローンで探索なんてハイテクこの世界には存在していないのだから、まぁこの世界には魔法があるからまた別のやり方があるだろうしそういうベクトルで考えた方がいいかもしれない。郷に入っては郷に従えっていうし向こうの知識を利用しつつこちらの世界に合わせて応用更新していく必要がある、そして何より核のような最悪の兵器に縋りつくくだらないハリボテの世界平和を掲げたあの世界みたいにはしたくない。できるかどうかはわからないがこちらには魔力という核以上の無限の可能性とエネルギーが満ちているならば可能性を探るのはありだと思う。
「とりあえずこの周辺は見せた、問題はこれから君がどう判断するかだよ」
「え?」
「この世界を見て考えてどうするか決めるといい、申し訳ないけど時間はそんなにないと思うよ」
「……うん」
ちょっと寄り道はしたけど願いは叶えた、後はこの子がどう判断するか次第だな。
「君の判断は尊重する、しかし仮に敵に戻るというなら容赦はしない。俺にも守るものが沢山あるのはわかってくれただろ?」
「はい……」
今後彼女がクラスメイトの元に帰って帝国のために戦うとしてもそれはそれで受け入れる、戦争に復帰するならそれもいいだろうけど、もし俺達に支障を加えるのであれば容赦はしない……さすがに知り合いを殺すことに考えるとこはあるしできれば避けたいと思うけど。
「俺にはまだ懸案事項が残ってるし、急に暴れたりしないでくれよ?」
「恩人にそんなことしません!! それに、あんなに仲良くしてくれたのに……今更剣なんて向けれないよ……」
この子はいい子だ、全員が全員こういう子ならまだ救いようがあるんだけどね、まぁ正直大勢のクソガキの面倒なんて見たくもないけど……
「そろそろ着くよ」
「はい」
俺達は家への帰ってきた。今回、予定よりも時間がかかったこともあり南のリザードマン達の集落には行かなかった。今度お土産持って挨拶にでも行かないとなぁ……うちに住んでるリザードマン達は部族として既にあそこの集落とは分かれているし家族に合わせるような理由もなかったから余計にね。
「お疲れさま、思ったよりも派手な旅になったね」
「でも、この世界がどういうとこなのか少しわかった気がします」
「それは連れて行ったかいがあったな」
「しばらく考えてみるといい、自分がこれからどうしたいかをさ」
「ありがとう」
そう言ってホノカは歩いて行った。あとはお義父さんの問題が解決すれば一段落かなぁ……まったく、どうしてこうも人は問題を起こすのか。差別は必要だよ思うけど方向性が違う、個々の特性を活かすため、能力を伸ばすために差別化をするだけであってけっして優劣をつけて支配したり見下す差別は違うのだ、そんなことしてもロクなことにならないとそろそろ学んでほしいなぁ、どの世界もね。
「カエデ、悪いんだけどエイトと今後の支援やら必要そうなこと調べてもらってもいい?」
「わかりました、とりあえずできることはこちらで進めておきますね」
「ありがと、任せるよ」
「はい!」
そして俺は部屋へと戻ることにした、疲れが溜まっているししばらくはのんびりさせてもらうことにしよう。と、思っていたのだが……
「お義父さんが決めたのならって思ってたんだけどね……」
ホノカ達を連れてちょっとした旅をし、帰ってきた翌日。俺はアズハと部屋で話していた。どうやらイリオ達との会話を聞いていたらしくだいたいの状況はバレてしまっていた……やっぱり隠し事はできないらしい。
「やっぱりあの人は帝国系の人だったんだ」
「うん、帝国貴族の令嬢なんだって。それで友好を結ぶという意味でもお父さんに嫁いできたんだけど……」
そうしてしばらくしたのちあの占領騒動が起きたらしい。
「何と言うか、お父さんの意思が汲まれてない感じだね」
「貴族なんてそんなもんだと思うよ?」
お義父さんはおそらく突然居なくなってしまったアズハの母をずっと愛している、しかし貴族という環境は個々の意思を許してくれない。領地や国の利益や民を考えて動くしがらみにガチガチに拘束されている正直難しいことはわからないけど物凄くめんどくさい立場なのはわかる、興味ないけどね。
「アズハは俺がこれからやろうとしてること、嫌?」
「お父さんは大好きだし大切だよ? でもね、私は貴方の妻なの。それに家族を守る、そのためには手段を択ばないってタカトのやり方もわかってるつもり」
アズハは俺が何をしようとしているのかわかっている。そのうえで納得し受け入れてくれているのだろう。
「それにあの人は私の事嫌いだったみたいだしね、いつも疎ましそうに睨んでたの覚えてる。もしかしたらさっさと嫁がせて交渉の道具にしようとか考えてたのかもね」
「……」
「私はタカトを信じる、だから自分の意志を貫いて……私は貴方の隣でずっと支えるから」
「ありがとう……」
俺はアズハを優しく抱きしめる。アズハは絶対に幸せにしたい、そのために必要なことは全部するし邪魔するのなら誰であろうと許さない……絶対にだ。
「お父さんのことは心配だから終わったらちゃんと教えてね?」
「もちろん、それに子供が産まれたらここに連れてくるからゆっくりしよう」
「うん!」
そして俺達は二人っきりの時間を大切に楽しむのだった。
「アヤッサ、お願い聞いてもらってすまない」
「いえ、ヴリトラ様のお陰で私達は平和に暮らさせていただいているのです。この位のお願い朝飯前ですよ」
トールのお願い、それはユウキの遺品を使った防具の作成だった。完成はしばらく先になるだろうがここはドワーフの村、最高の作品が約束されているのだから期待して待ってもらおう。
「トール、君はどうするつもりだ?」
「俺はしばらくここに滞在するつもりです、避難民の人達が今後どうするかもありますからね」
「了解、ただ問題を起こす場合始末するからそのつもりでいてくれ」
「貴方のやり方はわかってますけど、だいぶ野蛮ですね」
「シンプルと言ってくれ」
確かにこの世界に来てなのかドラゴンになったせいなのかやはり変化が起きてるのだろう、間違いなく地球で持っていた倫理観よりも自身の気持ち、意志など感情が優先されるようになっている気がする。地球に居た時もこのゴミ政治家殺せればとかふと思ったことはあったが実行はできない、力も無かったしね。しかし、今なら間違いなく殺すだろうと思う。その力もあるし邪魔されても跳ね除けることができてしまうからタガが外れてしまっているのかもしれない。せめて向こうで得た知識をメインに考えることを放棄するのは辞めよう、それを辞めたらそれこそ魔物に成り下がるだろうから。
「じゃあ俺達はそろそろ帰るとするかね、アヤッサ、すまないがしばらく頼む、何かあったら連絡してくれ。支援するから」
「はい! 後のことはお任せしてください、ヴリトラ様に栄光あれ!」
「「「栄光あれ!!」」」
周囲のドワーフ達も声を合わせてそう答えてくれた。ここまで信頼されるのは悪い気分じゃないね。
「それじゃ、いったん家に帰ろうか」
「はい!」
「はい、マスター」
俺はドラゴンモード(普段の大きさ)ヘと変身して三人を乗せて飛び立つのだった。
「やれやれ、結構派手な弾丸旅行になったもんだなぁ」
「主様大活躍でしたからね、お疲れさまです」
「マスターの戦闘能力は規格外、その気になれば歴史に名を遺すであろう大魔竜となれるでしょう」
「そんなの興味ないよ、ただのんびり楽しく家族で過ごしたいだけ。それ以上の幸せなんてないでしょ」
異世界で知識の高さを使って王様になる話とかもよく読むけど正直ありえないと思う、優秀だとしても上に立つ者にはそれ相応の立ち回りが必要になるし人を引き付けるカリスマ性が必要になる。帝王学だっけか? 社長とか人の上に立つ者の教育とかもあった気がする、早い話がただの凡人が大勢の人間の命を抱え利用し利用される、ああいうしがらみは大嫌いだし何よりめんどくさいのはごめんだね。
「で、ホノカ君、社会科見学はいかがだったでしょうか?」
俺は手に乗っているホノカに声をかける、想像以上の経験になってしまった気がするがまぁこういう世界なのだからしょうがないかな。
「ニュースで世界情勢がわからないって苦労しますね、こんなにも情報が手に入らないなんて……」
「あっちの世界、情報化社会とは言ったもんだもんなぁ」
実際俺達の場合、家の周辺に石像を立てて管理している。正直、ここも勿論守るが家を守るための防衛ライン、壁としての役割を兼ねてしまっている。我ながらあまりいい考えではないと思うけどね、せめて精一杯守るから許してもらおう。
「貴方はどうやって情報を得ているのですか?」
「そりゃ文字通り飛び回ってだね」
「なるほど……」
実際イリオ&グリフォン、ルーフェやレフィ達飛行可能なメンバーで飛び回って周辺諸国の情報を集めている。それか他国に忍び込むくらいしか情報収集なんてできない、パソコンでハッキングやドローンで探索なんてハイテクこの世界には存在していないのだから、まぁこの世界には魔法があるからまた別のやり方があるだろうしそういうベクトルで考えた方がいいかもしれない。郷に入っては郷に従えっていうし向こうの知識を利用しつつこちらの世界に合わせて応用更新していく必要がある、そして何より核のような最悪の兵器に縋りつくくだらないハリボテの世界平和を掲げたあの世界みたいにはしたくない。できるかどうかはわからないがこちらには魔力という核以上の無限の可能性とエネルギーが満ちているならば可能性を探るのはありだと思う。
「とりあえずこの周辺は見せた、問題はこれから君がどう判断するかだよ」
「え?」
「この世界を見て考えてどうするか決めるといい、申し訳ないけど時間はそんなにないと思うよ」
「……うん」
ちょっと寄り道はしたけど願いは叶えた、後はこの子がどう判断するか次第だな。
「君の判断は尊重する、しかし仮に敵に戻るというなら容赦はしない。俺にも守るものが沢山あるのはわかってくれただろ?」
「はい……」
今後彼女がクラスメイトの元に帰って帝国のために戦うとしてもそれはそれで受け入れる、戦争に復帰するならそれもいいだろうけど、もし俺達に支障を加えるのであれば容赦はしない……さすがに知り合いを殺すことに考えるとこはあるしできれば避けたいと思うけど。
「俺にはまだ懸案事項が残ってるし、急に暴れたりしないでくれよ?」
「恩人にそんなことしません!! それに、あんなに仲良くしてくれたのに……今更剣なんて向けれないよ……」
この子はいい子だ、全員が全員こういう子ならまだ救いようがあるんだけどね、まぁ正直大勢のクソガキの面倒なんて見たくもないけど……
「そろそろ着くよ」
「はい」
俺達は家への帰ってきた。今回、予定よりも時間がかかったこともあり南のリザードマン達の集落には行かなかった。今度お土産持って挨拶にでも行かないとなぁ……うちに住んでるリザードマン達は部族として既にあそこの集落とは分かれているし家族に合わせるような理由もなかったから余計にね。
「お疲れさま、思ったよりも派手な旅になったね」
「でも、この世界がどういうとこなのか少しわかった気がします」
「それは連れて行ったかいがあったな」
「しばらく考えてみるといい、自分がこれからどうしたいかをさ」
「ありがとう」
そう言ってホノカは歩いて行った。あとはお義父さんの問題が解決すれば一段落かなぁ……まったく、どうしてこうも人は問題を起こすのか。差別は必要だよ思うけど方向性が違う、個々の特性を活かすため、能力を伸ばすために差別化をするだけであってけっして優劣をつけて支配したり見下す差別は違うのだ、そんなことしてもロクなことにならないとそろそろ学んでほしいなぁ、どの世界もね。
「カエデ、悪いんだけどエイトと今後の支援やら必要そうなこと調べてもらってもいい?」
「わかりました、とりあえずできることはこちらで進めておきますね」
「ありがと、任せるよ」
「はい!」
そして俺は部屋へと戻ることにした、疲れが溜まっているししばらくはのんびりさせてもらうことにしよう。と、思っていたのだが……
「お義父さんが決めたのならって思ってたんだけどね……」
ホノカ達を連れてちょっとした旅をし、帰ってきた翌日。俺はアズハと部屋で話していた。どうやらイリオ達との会話を聞いていたらしくだいたいの状況はバレてしまっていた……やっぱり隠し事はできないらしい。
「やっぱりあの人は帝国系の人だったんだ」
「うん、帝国貴族の令嬢なんだって。それで友好を結ぶという意味でもお父さんに嫁いできたんだけど……」
そうしてしばらくしたのちあの占領騒動が起きたらしい。
「何と言うか、お父さんの意思が汲まれてない感じだね」
「貴族なんてそんなもんだと思うよ?」
お義父さんはおそらく突然居なくなってしまったアズハの母をずっと愛している、しかし貴族という環境は個々の意思を許してくれない。領地や国の利益や民を考えて動くしがらみにガチガチに拘束されている正直難しいことはわからないけど物凄くめんどくさい立場なのはわかる、興味ないけどね。
「アズハは俺がこれからやろうとしてること、嫌?」
「お父さんは大好きだし大切だよ? でもね、私は貴方の妻なの。それに家族を守る、そのためには手段を択ばないってタカトのやり方もわかってるつもり」
アズハは俺が何をしようとしているのかわかっている。そのうえで納得し受け入れてくれているのだろう。
「それにあの人は私の事嫌いだったみたいだしね、いつも疎ましそうに睨んでたの覚えてる。もしかしたらさっさと嫁がせて交渉の道具にしようとか考えてたのかもね」
「……」
「私はタカトを信じる、だから自分の意志を貫いて……私は貴方の隣でずっと支えるから」
「ありがとう……」
俺はアズハを優しく抱きしめる。アズハは絶対に幸せにしたい、そのために必要なことは全部するし邪魔するのなら誰であろうと許さない……絶対にだ。
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