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第144話
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主様からお願いされ、ヴァンダール領に滞在して数日が立った。主様を見た影響か急に奥様方の動きが活発になっている。おそらく一度来るとしばらく来ないと思っているのでしょうから絶好の機会を逃すまいと画策しているのだろう、こういう浅知恵は読みやすくて助かります。
「この調子ならもうすぐ帰れそうですね」
イリオは本を読みながらそんなことを考えていた。アズハさんのお父様を守ること、これが今回の最優先事項だけどこの町は我が家の北部防壁としての側面も持っている。そうなるとここを好き勝手されるのは得策ではないし主様も帝国に支配されるのは望んでいないだろう。
「優先順位的にはお父様が最優先ですが、この町の利点を考えると全てを守ることが理想的なんですよね……」
この件に関してはルーフェさんも同意見でしたし、主様には最低限お父様を守れとしか言われてませんが、そこは私達の判断に任せるということだと思う、ならばそのように行動させてもらうとしましょう。
「今日明日が頃合いですかね……」
イリオがそう呟いた時、コンコンとドアがノックされた。
「はい、どなたでしょうか?」
「イリオさんすみません、ちょっと助けて欲しいのですが……」
「はい、今行きますね」
ドアを開けると困った顔をしたギルドの受付嬢が立っていた。
「今日はどうしたんですか?」
「実はですね、冒険者さんが狩ってきた魔物の素材買取でもめておりまして……」
イリオはため息をついて肩を落とした、領主であるお父様の手配で冒険者ギルドの一室を間借りしている。食事や金銭面でも援助してもらっているため不便はない、しかし暇つぶしにギルドのもめ事や問題を解決していたらすっかり頼られるようになってしまった……とりあえず私が帰る前にある程度改善しておかなければいずれ大きな問題が起きそうで気になってしまう。
「わかりました、今行きますよ」
「あ、ありがとうございます!!」
イリオの町での暮らしは意外と忙しく、まんざらではない、むしろ少し楽しんでいるくらいであるのだった。
バンダール公爵邸宅、現在この家には主であるお義父さんと奥様とご子息の面倒を見る人族と他種族から雇ったメイドや執事達が生活している。そしてもちろん仲が悪くもめ事も少なくない、お義父さんの安全を考えるとやむおえないがストレスもすごい事だろう。
「旦那様、寝室のご用意ができましたのでお休みください。最近お疲れのようで顔色もよくありません」
「あぁ……そうだな、そうするよ。ありがとう……」
「お供いたします」
ヴリトラ様が来てから妻が信用できなくなってしまった……むしろ今まで黙認していた独断行動に納得できてしまいショックを受けてしまった。せめてもの救いは新しく雇ったメイドや執事達が優秀で今まで不便に感じていた問題が一気に改善したことだろうか? そういう意味でも格差、差別があったと思うともうどうして愛していたのかわからなくなってしまった……
「また朝に起こしにまいりますのでゆっくりお休みくださいませ旦那様」
「ああ、よろしく頼む」
お義父さんは着替え、ベッドに横になる。寝ようとするとどうしてもいろいろと考えてしまう……
「旦那様、本日も必要でしょうか?」
「お願いしたい……」
「はい、それでは失礼いたします」
そう言うとメイドは魔法を発動しお義父さんにかけていく。これは精神を落ち着かせ安定させ睡眠を促す精神干渉系の魔法で、最近はこれが無ければ寝付けないほどにお義父さんは疲労しているということだった。
「旦那様、せめて夢の中だけはお幸せに……」
魔法により眠りに落ちた領主にお辞儀をしてメイドは部屋を出て行った。せめて明日も平和でありますように、そう願いながら普段は眠り朝を待つだけなのだ。
「……」
しかしこの日は違った、メイドが去りしばらく経ったころドアがギィっと音を立ててゆっくりと開いていく。お義父さんは魔法で寝ているためそう簡単に目を覚ますことは無い。
「我らが目的のため、そのまま安らかに眠れ」
侵入してきたのは浅黒いローブで姿を隠した男、まさに暗殺者という外見の奴はナイフを取り出しお義父さん目掛けて振り下ろす。いや、振り下ろそうとした。
「体が、動かない!?」
奴の体は何かに取り押さえられたかのように微動だにできない状態だった。
「ついに動きましたね、想定通りといいますか、浅はかすぎて笑ってしまいます」
「誰だきさっ……」
暗殺者は最後まで言葉を言うことすら許されずその喉を切り裂かれ絶命する。そこには猫耳と黒髪、褐色の肌をしたメイドが冷めた表情でナイフ片手に立っていた。
「作戦決行です、皆さんに知らせてください」
メイドがそう呟いた次の瞬間たくさんの金属のぶつかる音を響かせながら黒い鎧の集団が部屋に入ってきた。
「ずいぶんと物騒なお客様ですね、しかもこんな時間、旦那様に何か御用ですか?」
「……」
「暗殺者に依頼、旦那様を殺害後証拠隠滅のために始末及び損じた場合の保険というところでしょうか」
「……」
「沈黙は肯定と解釈させていただきます」
黒い鎧の騎士達は無言で剣を抜いて構えてくる。
「はぁ……ここまで計算通りだと笑えないですよ……」
メイドが暗殺者の死体の方へ手をかざし、くいっと引き寄せるような動作をすると死体から流れ出る血が手元に集まり球体を形成していく。すると騎士達は何が起きたのか理解できないようで少し警戒して後退りしている。
「申し訳ありませんが回答すら頂けない鉄人形の皆様はここで廃棄とさせていただきます」
そう言いながら血で出来た球体の形を変え、蛇のようにウネウネと器用に踊らせて見せる。
「この程度でビビるなんて、ほんとくだらない。主様の鱗が泣いておりますよ」
メイドはそう言うと遊ばせていた血液を不意に先頭に居た騎士に向けて飛ばす、血液は頭部に命中バシャンと音を立てて頭部を赤くそめた。
「ぐあっ!? なんだこれっ!? 誰か助けっ……」
頭部にかかった血は生物のように鎧の隙間から中へと入り込み更に口や鼻から体内へと侵入していく。騎士はもがき苦しみ剣を落としてジタバタしながら仲間に縋りついて助けを求めている。
「おい、どうした? 血をかけられたくらいで騒ぎ過ぎだ!」
縋りつかれた騎士があまりにも鬱陶しかったのか声を放つ。しかしその騎士はもがき続けていた、しかし急にピタリと動きを停止した。
「どうした?」
不思議に思い他の騎士が声をかけた次の瞬間さっきまでもがいていた騎士の頭部甲冑から血が噴き出した、それはまさに噴水のような勢いだった。
「なっ!?」
「いったい何が!?」
騎士達はその光景に理解できないと困惑している。しかしメイドは待つつもりがなく淡々と腕を振る、まるで指揮者のように振るその腕に反応し噴き出した血が再び生物のように動き出す。
「こいつを始末しろ! 急げ!!」
その光景を見た騎士達は剣をメイドに向けて斬りかかろうとする。
「判断が遅すぎますね」
しかし騎士達は動かなかった。いや、動けなかった。
「剣が、動かない!? どういうことだ?」
なぜか構えていた剣がビクともしないのだ。手を放しても落下すらしない、まさに空間に張り付けられたような異常な状態だった。しかし踊る血液は待ってくれない、次の得物の鎧の中へと流れ込む。
「あっ!? うっ!?」
侵入された騎士はもがき苦しみしばらくすると最初の騎士のように血を吹き出して崩れ落ちる。踊る血液はそのたびに吸収して大きくなり一人また一人と襲い掛かっていく、しかも量が増える度に一つ、二つ、三つと分裂し、騎士達を同時に仕留め始めていくのだった。
「くそっ撤退だ! 撤退!!」
やがて一番後ろに居た騎士が声を上げ部屋を出ようとする。
「無駄ですよ、なにせこの部屋に入った時点であなた達に選択する自由はございませんので」
「くそっ……こんなはずじゃっ!?」
そして最後の一人へ巨大化した血液が襲い掛かる。それはまるで赤い竜のように巨大化し完全に体を飲み込んでいった。
「後は掃除して終わりですね、こんな狭い場所で長剣を振り回すなど戦い慣れしていないというのは本当ですね。まったく、主様の優しさを踏みにじるなんて恩知らずもはだはだしい……」
彼女はゴミを見るように床に転がる鉄の塊達を見下ろした。
「ヨツボシさん、すみませんがこの床に転がっているのを運んでもらってもよろしいでしょうか?」
メイドがそう言うと何処からともなく天井から大きな蜘蛛がすーっと降りてきた。今回の任務のために派遣されていた蜘蛛達は器用に鎧を糸で包み釣りあげていくのだった。
「廊下に居た残りもフタボシさんが始末してくれておりますし、私の方は終わりですね」
そう、暗殺者や騎士達が動けなかったのはこの蜘蛛達の糸に絡みとられて自由を奪われていたから。そして彼女の血を操る攻撃は糸をすり抜けて確実に仕留められる、狭い室内戦には最適であろう構成だったのだ。
「申し遅れました、わたくし、ヴリトラ様に使えるウェアキャットのヤトと申します。以後お見知りおきを……」
そう言うと糸にくるまれ運ばれる死体に向かいスカートの裾を摘み広げてお辞儀をして見せた。
「手のひらで踊っていた哀れなお人形さん達には同情いたします、結局は判断した自分の責任、自業自得ですけどね」
そう言うと集めた血を窓から外へと飛ばし室内に血の一滴すら残さず綺麗にして去って行くのだった。
「この調子ならもうすぐ帰れそうですね」
イリオは本を読みながらそんなことを考えていた。アズハさんのお父様を守ること、これが今回の最優先事項だけどこの町は我が家の北部防壁としての側面も持っている。そうなるとここを好き勝手されるのは得策ではないし主様も帝国に支配されるのは望んでいないだろう。
「優先順位的にはお父様が最優先ですが、この町の利点を考えると全てを守ることが理想的なんですよね……」
この件に関してはルーフェさんも同意見でしたし、主様には最低限お父様を守れとしか言われてませんが、そこは私達の判断に任せるということだと思う、ならばそのように行動させてもらうとしましょう。
「今日明日が頃合いですかね……」
イリオがそう呟いた時、コンコンとドアがノックされた。
「はい、どなたでしょうか?」
「イリオさんすみません、ちょっと助けて欲しいのですが……」
「はい、今行きますね」
ドアを開けると困った顔をしたギルドの受付嬢が立っていた。
「今日はどうしたんですか?」
「実はですね、冒険者さんが狩ってきた魔物の素材買取でもめておりまして……」
イリオはため息をついて肩を落とした、領主であるお父様の手配で冒険者ギルドの一室を間借りしている。食事や金銭面でも援助してもらっているため不便はない、しかし暇つぶしにギルドのもめ事や問題を解決していたらすっかり頼られるようになってしまった……とりあえず私が帰る前にある程度改善しておかなければいずれ大きな問題が起きそうで気になってしまう。
「わかりました、今行きますよ」
「あ、ありがとうございます!!」
イリオの町での暮らしは意外と忙しく、まんざらではない、むしろ少し楽しんでいるくらいであるのだった。
バンダール公爵邸宅、現在この家には主であるお義父さんと奥様とご子息の面倒を見る人族と他種族から雇ったメイドや執事達が生活している。そしてもちろん仲が悪くもめ事も少なくない、お義父さんの安全を考えるとやむおえないがストレスもすごい事だろう。
「旦那様、寝室のご用意ができましたのでお休みください。最近お疲れのようで顔色もよくありません」
「あぁ……そうだな、そうするよ。ありがとう……」
「お供いたします」
ヴリトラ様が来てから妻が信用できなくなってしまった……むしろ今まで黙認していた独断行動に納得できてしまいショックを受けてしまった。せめてもの救いは新しく雇ったメイドや執事達が優秀で今まで不便に感じていた問題が一気に改善したことだろうか? そういう意味でも格差、差別があったと思うともうどうして愛していたのかわからなくなってしまった……
「また朝に起こしにまいりますのでゆっくりお休みくださいませ旦那様」
「ああ、よろしく頼む」
お義父さんは着替え、ベッドに横になる。寝ようとするとどうしてもいろいろと考えてしまう……
「旦那様、本日も必要でしょうか?」
「お願いしたい……」
「はい、それでは失礼いたします」
そう言うとメイドは魔法を発動しお義父さんにかけていく。これは精神を落ち着かせ安定させ睡眠を促す精神干渉系の魔法で、最近はこれが無ければ寝付けないほどにお義父さんは疲労しているということだった。
「旦那様、せめて夢の中だけはお幸せに……」
魔法により眠りに落ちた領主にお辞儀をしてメイドは部屋を出て行った。せめて明日も平和でありますように、そう願いながら普段は眠り朝を待つだけなのだ。
「……」
しかしこの日は違った、メイドが去りしばらく経ったころドアがギィっと音を立ててゆっくりと開いていく。お義父さんは魔法で寝ているためそう簡単に目を覚ますことは無い。
「我らが目的のため、そのまま安らかに眠れ」
侵入してきたのは浅黒いローブで姿を隠した男、まさに暗殺者という外見の奴はナイフを取り出しお義父さん目掛けて振り下ろす。いや、振り下ろそうとした。
「体が、動かない!?」
奴の体は何かに取り押さえられたかのように微動だにできない状態だった。
「ついに動きましたね、想定通りといいますか、浅はかすぎて笑ってしまいます」
「誰だきさっ……」
暗殺者は最後まで言葉を言うことすら許されずその喉を切り裂かれ絶命する。そこには猫耳と黒髪、褐色の肌をしたメイドが冷めた表情でナイフ片手に立っていた。
「作戦決行です、皆さんに知らせてください」
メイドがそう呟いた次の瞬間たくさんの金属のぶつかる音を響かせながら黒い鎧の集団が部屋に入ってきた。
「ずいぶんと物騒なお客様ですね、しかもこんな時間、旦那様に何か御用ですか?」
「……」
「暗殺者に依頼、旦那様を殺害後証拠隠滅のために始末及び損じた場合の保険というところでしょうか」
「……」
「沈黙は肯定と解釈させていただきます」
黒い鎧の騎士達は無言で剣を抜いて構えてくる。
「はぁ……ここまで計算通りだと笑えないですよ……」
メイドが暗殺者の死体の方へ手をかざし、くいっと引き寄せるような動作をすると死体から流れ出る血が手元に集まり球体を形成していく。すると騎士達は何が起きたのか理解できないようで少し警戒して後退りしている。
「申し訳ありませんが回答すら頂けない鉄人形の皆様はここで廃棄とさせていただきます」
そう言いながら血で出来た球体の形を変え、蛇のようにウネウネと器用に踊らせて見せる。
「この程度でビビるなんて、ほんとくだらない。主様の鱗が泣いておりますよ」
メイドはそう言うと遊ばせていた血液を不意に先頭に居た騎士に向けて飛ばす、血液は頭部に命中バシャンと音を立てて頭部を赤くそめた。
「ぐあっ!? なんだこれっ!? 誰か助けっ……」
頭部にかかった血は生物のように鎧の隙間から中へと入り込み更に口や鼻から体内へと侵入していく。騎士はもがき苦しみ剣を落としてジタバタしながら仲間に縋りついて助けを求めている。
「おい、どうした? 血をかけられたくらいで騒ぎ過ぎだ!」
縋りつかれた騎士があまりにも鬱陶しかったのか声を放つ。しかしその騎士はもがき続けていた、しかし急にピタリと動きを停止した。
「どうした?」
不思議に思い他の騎士が声をかけた次の瞬間さっきまでもがいていた騎士の頭部甲冑から血が噴き出した、それはまさに噴水のような勢いだった。
「なっ!?」
「いったい何が!?」
騎士達はその光景に理解できないと困惑している。しかしメイドは待つつもりがなく淡々と腕を振る、まるで指揮者のように振るその腕に反応し噴き出した血が再び生物のように動き出す。
「こいつを始末しろ! 急げ!!」
その光景を見た騎士達は剣をメイドに向けて斬りかかろうとする。
「判断が遅すぎますね」
しかし騎士達は動かなかった。いや、動けなかった。
「剣が、動かない!? どういうことだ?」
なぜか構えていた剣がビクともしないのだ。手を放しても落下すらしない、まさに空間に張り付けられたような異常な状態だった。しかし踊る血液は待ってくれない、次の得物の鎧の中へと流れ込む。
「あっ!? うっ!?」
侵入された騎士はもがき苦しみしばらくすると最初の騎士のように血を吹き出して崩れ落ちる。踊る血液はそのたびに吸収して大きくなり一人また一人と襲い掛かっていく、しかも量が増える度に一つ、二つ、三つと分裂し、騎士達を同時に仕留め始めていくのだった。
「くそっ撤退だ! 撤退!!」
やがて一番後ろに居た騎士が声を上げ部屋を出ようとする。
「無駄ですよ、なにせこの部屋に入った時点であなた達に選択する自由はございませんので」
「くそっ……こんなはずじゃっ!?」
そして最後の一人へ巨大化した血液が襲い掛かる。それはまるで赤い竜のように巨大化し完全に体を飲み込んでいった。
「後は掃除して終わりですね、こんな狭い場所で長剣を振り回すなど戦い慣れしていないというのは本当ですね。まったく、主様の優しさを踏みにじるなんて恩知らずもはだはだしい……」
彼女はゴミを見るように床に転がる鉄の塊達を見下ろした。
「ヨツボシさん、すみませんがこの床に転がっているのを運んでもらってもよろしいでしょうか?」
メイドがそう言うと何処からともなく天井から大きな蜘蛛がすーっと降りてきた。今回の任務のために派遣されていた蜘蛛達は器用に鎧を糸で包み釣りあげていくのだった。
「廊下に居た残りもフタボシさんが始末してくれておりますし、私の方は終わりですね」
そう、暗殺者や騎士達が動けなかったのはこの蜘蛛達の糸に絡みとられて自由を奪われていたから。そして彼女の血を操る攻撃は糸をすり抜けて確実に仕留められる、狭い室内戦には最適であろう構成だったのだ。
「申し遅れました、わたくし、ヴリトラ様に使えるウェアキャットのヤトと申します。以後お見知りおきを……」
そう言うと糸にくるまれ運ばれる死体に向かいスカートの裾を摘み広げてお辞儀をして見せた。
「手のひらで踊っていた哀れなお人形さん達には同情いたします、結局は判断した自分の責任、自業自得ですけどね」
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