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第150話
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ウンディーネからの修行が始まりいろいろなことがわかった。正直今まで知っていたことがホントに僅かだったことに驚いたし自分の体についても知識が深まる日々だった。
「まず初めに、魔法についてどの位知ってる?」
「魔法はイメージを自身の魔力で具現化させ行使する力だって」
前に使い方だけ教えてもらっていろいろ試してきたしこれが魔法の全てだと思っていたのだが……
「それは初歩の初歩、ホントに始まりしか知らなかったのね」
「うっ……」
ばっさり言われた……
「貴方の使い方は自身の魔力に属性を付与した放出、私がこれから教えるのはその先。魔術師としての神髄に繋がるかどうかは素質次第ですけどね」
「お願いします」
「まず脳内で魔法の形をイメージしてそれを自身の魔力で構成、放出する。これは魔力がある者なら誰でもできる基礎であり原点、その点貴方は問題なく突破してるし魔力総量に関しては世界最強の一角と言っても過言ではないでしょう。まぁ、異世界から来る者は何かしらの加護や総合能力の向上など何かしらの理不尽を与えられてから来ることがほとんどなので能力的には問題ないし。それなりに歳も重ねて精神も成熟してるみたいだから変な使い方はしないでしょ、性格的にもね」
めんどくさがりなのがバレてるらしい……てかさすが大精霊様、なんかメタいことまで把握してる、どうやら異世界転生とは昔から伝統的に行われてるらしく古くからの存在には認知されてるようだ。
「じゃあ本題ね、まず魔法とは世界に満ちる魔力の源、マナに干渉して特異な現象起こす事。貴方がやってる放出は自身のこうしたい、できる! という想像を自身の魔力でマナに干渉して引き起こしてる現象なの。だからマナが無い場所だと魔法は使えないし干渉を遮断されたら機能不全を起こしてしまうの」
「帝国の障壁とかか……」
つい最近魔法が発動できないことに出くわしたばかりだったから心当たりはある。
「じゃあそうなったら魔法使いは役立たず? と思うかもだけどちゃんとできることはあるの。マナと魔力、一見一緒に思えるかもしれないけどこれは別もの。マナは世界に満ちるあらゆる生命、出来事の源。魔力はそのマナに干渉する生物の持つ力でマナに干渉して様々な現象を生み出すことはもちろんマナを取り込み自身の肉体を強化、変化させることのできる力。まあ個々の差はすごくあるんだけど素質次第で何でもできる可能性の力って感じかな」
「だから俺はあの結界内で竜化できてたのか……」
あの時は結界外で変化させてから中に入れば力は問題なく行使できた。つまり体内にマナを取り込んで強化状態で入ったから遮断されてマナに干渉できなくても戦えたということか。
「ちなみに魔法使いにも得意分野があって外に干渉するのが得意な者、体内に吸収して強化することが得意な者様々な使い方ができるけど生物の思考、脳の限界があるから一つのテーマに特化して極めるのが一般的ね。異世界の人はそんなことしなくても今の貴方みたいに圧倒的な力のゴリ押しでだいたいはどうにかできちゃうから気にすらしないだろうけどね」
確かにすごいゴリ押しをしてきたから耳が痛い……
「何でもできる力だからこそ扱い方をちゃんと覚えないと失敗した時に取り返しのつかない暴走を起こしたりするのよ、想像を具現化する、自身の肉体の限界を無視すれば崩壊という代償と引き換えに世界を変えるほどのとてつもない力を発揮できるし暴発して周囲を更地に変えた事だって過去にあるんだから。」
自身のリソースを超えた力を使うこともできるがそれには代償があるということか……
「貴方がもし暴走したら世界が滅んでもおかしくないからね、そういう危険性を回避するっていう意味でもしっかり覚えてもらうからね!」
「はい……」
心なしか楽しそうなのは気のせいだろうか?
「とりあえず、貴方の場合自分の体についても知っておいた方がいいかな」
「どゆこと?」
「貴方、ドラゴンの時平時と戦闘時に感覚が違うの気づいてた?」
「え?」
「無意識だったか……ってことはある程度操作も習得してる? 本能的に?」
ちょっと呆れられた!? いや驚かれたのかこれ??
「普段はチビッ子達が乗って遊んでたりしてもどこで何をしてるかわかるくらい敏感でしょ?」
「うん……」
たまにドラゴンモードで広場に寝そべりアーシラ達の遊び場になってあげることがあるがその時はどこで何をしてるかなどすべてがわかるくらい感触など感覚がはっきりしている。
「でも戦闘時は敵の攻撃を一切受け付けない頑強さを見せつけている。そんな強度なら普通子供達が遊ぶにはちょっと危ないと思わない?」
「確かに……」
実際戦闘時俺の鱗や髪は敵の攻撃や魔法を痛いと感じない、そのお陰で怯まず戦えているところがあるのは自覚している。
「それはね、戦闘時に魔力干渉して自身を強化してるからなのよ。正確には取り込んだ膨大なマナを使って全身を硬化、筋力増強など肉体強化をしているのよ。しかも無意識で……ある意味才能よ、魔力操作、状況に応じた切り替えを本能的に行っている。ドラゴンとしての本能、特性として刻み込まれてるのかもね」
「強化魔法みたいな?」
「正解! なんで鱗を始め、ドラゴンの素材が高価で取引されているか。それは硬度が理由じゃないの」
「そうなの?」
俺の鱗は単純に硬くて防具や武器へ加工すれば優秀であるからだけと思っていたが、違うのだろうか?
「ドラゴン素材の本質はマナへの干渉力の高さ、それは装備者の魔力を大幅に増幅し攻撃力、防御力にとてつもない影響を与えるの。貴方ぐらいの強大なドラゴンになると純粋な硬度など素材の質もずば抜けてるからなおさら価値があるわね」
「なるほど、そういう秘密があったんだ……」
「だから温泉を掘り当てた時不意の熱湯に転げまわったのよ」
「なんで知ってるんだよ……」
「主様の珍しい姿って結構有名な語り草なのよ?」
「勘弁してくれ……」
そんなに話されてるなんて知らなかったんだけど……確かにあれはめっちゃ熱かった、鱗の隙間から熱湯が入り込んでくる感覚がヤバすぎた……
「ちなみに、その性質ゆえの圧倒的な耐久力だけど弱点もあるから気を付けてね?」
「弱点?」
「マナを体に纏い耐久力を上げてるってことは干渉してそのマナの盾を剥がされたら攻撃は普通に通るってこと。まぁ貴方の場合素の力が高いから滅多なことでは傷なんて負わないだろうけど」
マナの盾、つまり俺より高い魔力で干渉すれば相殺できるということか? しかし……
「魔力の総量で自分に勝てるのか? って思ったでしょ?」
「うっ……」
なんか思考がバレた……
「確かに総量ならそうそう勝てないでしょうけど、一点集中で部分的に突破することはできるし。マナ払いの術式を織り込まれた武器ならマナの盾を突破できるわ、その場合は突破した後その体にダメージを与えられる名器じゃないとダメだけどね」
「なるほど……」
この力にはそういうカラクリがあったのか。ドラゴンと言えば世界屈指の強者という印象とそれを思わせる力も実際にある、しかし弱点もあり上手く戦われたら普通に殺されるらしい。あながち神話の竜殺しは理にかなっているということなのだろう。
「ドラゴンキラーと呼ばれる武器群はそういう対魔性能の高いものが多く武器自体も名匠の鍛え上げた逸品ばかり、だから気を付けなさい。貴方は神でなければ万能じゃない、油断してたら人にも簡単に殺されてしまうんだから」
「……わかった」
ドラゴンと戦う神話はだいたいが睡眠時や泥酔といった不意打ちが多い、意識的にも油断しているしマナの盾が機能していないタイミングを狙われていると言えば納得は行く。
「貴方の体はマナと親和性が非常に高い、だから広域殲滅魔法や超威力魔法がポンポン使えるの。流石にダメージの蓄積や魔法の使い過ぎると魔力切れで気絶するみたいだけどね」
神滅剣やこの前にシねシね野郎の時も結構ダメージ受けたからなぁ……確かに油断はしちゃいけないんだと思う、あの野郎の時なんて偶然神滅剣の自動防衛機能があったおかげで勝てたようなものでホントに運が良かっただけだとわかっているし……あれが無かったら間違いなく死んでた。
「あともう一つ、ドラゴンの持つ性質についても教えとくね」
「まだあるの?」
「大事な事、これはドラゴン全体に言えることなんだけど」
「種族的な?」
「うん、ドラゴンはね。神由来の加護が効かないの、というよりドラゴンは反逆、リベリオンっていう特性があって神などの上位の存在や自信を支配しようとする存在に怒りを抱き抗うっていう一種の呪いが刻み込まれているのよ」
「それを打ち破り屈服させた者がドラゴンテイマーとして名を馳せたりもするけどね」
「結局、力の問題なのね……」
「悪いことばかりじゃないはよ? とてつもない強化の貰える加護が得られないのは痛いけど、解呪ができないと言われる神の呪いも効かないんだからそこは利点と言ってもいいんじゃない?」
神に抗う力、神を殺すお話が多いドラゴンだ、納得はできる気がする……
「うん?」
あれ? 俺の力って神様がくれたんじゃ?
「あのオヤジは異常っていうか特別よ。でも誓約は厳守する、貴方をドラゴンとして生み出した時点で神の加護は全て拒絶されるようになってるわよ」
「つまり、俺が人間の時に神様の力を使ってドラゴンにしてその後加護みたいな力は無しってこと?」
「そっ! まぁあのオヤジならそれを無視できるだろうけどそういうことはしてないわね。あくまで貴方の能力を引き出す手助けって形を取ってるみたい、実際まだ何か貴方には封印が施されてるみたい、今の状態では使いこなせないからだと思うけどね。詳細は私にもわからないわ」
つまり今回の属性解禁も元々用意されていて、報酬として制限を解除しただけということ? あの神様の考えがわからない……俺に何をさせたいんだろう?
「何にしろ制御は今後絶対に必要になる事、特徴もわかったところで初めて行くわよ!」
「よろしくお願いします。先生」
座学が終わりいよいよ実戦訓練に移るらしい。勉強は苦手だがこれは知っておいてよかったと思う。とにかく背負う事が増えてきた今、すべてを守る力が必要なのは確かなのだから。
「まず初めに、魔法についてどの位知ってる?」
「魔法はイメージを自身の魔力で具現化させ行使する力だって」
前に使い方だけ教えてもらっていろいろ試してきたしこれが魔法の全てだと思っていたのだが……
「それは初歩の初歩、ホントに始まりしか知らなかったのね」
「うっ……」
ばっさり言われた……
「貴方の使い方は自身の魔力に属性を付与した放出、私がこれから教えるのはその先。魔術師としての神髄に繋がるかどうかは素質次第ですけどね」
「お願いします」
「まず脳内で魔法の形をイメージしてそれを自身の魔力で構成、放出する。これは魔力がある者なら誰でもできる基礎であり原点、その点貴方は問題なく突破してるし魔力総量に関しては世界最強の一角と言っても過言ではないでしょう。まぁ、異世界から来る者は何かしらの加護や総合能力の向上など何かしらの理不尽を与えられてから来ることがほとんどなので能力的には問題ないし。それなりに歳も重ねて精神も成熟してるみたいだから変な使い方はしないでしょ、性格的にもね」
めんどくさがりなのがバレてるらしい……てかさすが大精霊様、なんかメタいことまで把握してる、どうやら異世界転生とは昔から伝統的に行われてるらしく古くからの存在には認知されてるようだ。
「じゃあ本題ね、まず魔法とは世界に満ちる魔力の源、マナに干渉して特異な現象起こす事。貴方がやってる放出は自身のこうしたい、できる! という想像を自身の魔力でマナに干渉して引き起こしてる現象なの。だからマナが無い場所だと魔法は使えないし干渉を遮断されたら機能不全を起こしてしまうの」
「帝国の障壁とかか……」
つい最近魔法が発動できないことに出くわしたばかりだったから心当たりはある。
「じゃあそうなったら魔法使いは役立たず? と思うかもだけどちゃんとできることはあるの。マナと魔力、一見一緒に思えるかもしれないけどこれは別もの。マナは世界に満ちるあらゆる生命、出来事の源。魔力はそのマナに干渉する生物の持つ力でマナに干渉して様々な現象を生み出すことはもちろんマナを取り込み自身の肉体を強化、変化させることのできる力。まあ個々の差はすごくあるんだけど素質次第で何でもできる可能性の力って感じかな」
「だから俺はあの結界内で竜化できてたのか……」
あの時は結界外で変化させてから中に入れば力は問題なく行使できた。つまり体内にマナを取り込んで強化状態で入ったから遮断されてマナに干渉できなくても戦えたということか。
「ちなみに魔法使いにも得意分野があって外に干渉するのが得意な者、体内に吸収して強化することが得意な者様々な使い方ができるけど生物の思考、脳の限界があるから一つのテーマに特化して極めるのが一般的ね。異世界の人はそんなことしなくても今の貴方みたいに圧倒的な力のゴリ押しでだいたいはどうにかできちゃうから気にすらしないだろうけどね」
確かにすごいゴリ押しをしてきたから耳が痛い……
「何でもできる力だからこそ扱い方をちゃんと覚えないと失敗した時に取り返しのつかない暴走を起こしたりするのよ、想像を具現化する、自身の肉体の限界を無視すれば崩壊という代償と引き換えに世界を変えるほどのとてつもない力を発揮できるし暴発して周囲を更地に変えた事だって過去にあるんだから。」
自身のリソースを超えた力を使うこともできるがそれには代償があるということか……
「貴方がもし暴走したら世界が滅んでもおかしくないからね、そういう危険性を回避するっていう意味でもしっかり覚えてもらうからね!」
「はい……」
心なしか楽しそうなのは気のせいだろうか?
「とりあえず、貴方の場合自分の体についても知っておいた方がいいかな」
「どゆこと?」
「貴方、ドラゴンの時平時と戦闘時に感覚が違うの気づいてた?」
「え?」
「無意識だったか……ってことはある程度操作も習得してる? 本能的に?」
ちょっと呆れられた!? いや驚かれたのかこれ??
「普段はチビッ子達が乗って遊んでたりしてもどこで何をしてるかわかるくらい敏感でしょ?」
「うん……」
たまにドラゴンモードで広場に寝そべりアーシラ達の遊び場になってあげることがあるがその時はどこで何をしてるかなどすべてがわかるくらい感触など感覚がはっきりしている。
「でも戦闘時は敵の攻撃を一切受け付けない頑強さを見せつけている。そんな強度なら普通子供達が遊ぶにはちょっと危ないと思わない?」
「確かに……」
実際戦闘時俺の鱗や髪は敵の攻撃や魔法を痛いと感じない、そのお陰で怯まず戦えているところがあるのは自覚している。
「それはね、戦闘時に魔力干渉して自身を強化してるからなのよ。正確には取り込んだ膨大なマナを使って全身を硬化、筋力増強など肉体強化をしているのよ。しかも無意識で……ある意味才能よ、魔力操作、状況に応じた切り替えを本能的に行っている。ドラゴンとしての本能、特性として刻み込まれてるのかもね」
「強化魔法みたいな?」
「正解! なんで鱗を始め、ドラゴンの素材が高価で取引されているか。それは硬度が理由じゃないの」
「そうなの?」
俺の鱗は単純に硬くて防具や武器へ加工すれば優秀であるからだけと思っていたが、違うのだろうか?
「ドラゴン素材の本質はマナへの干渉力の高さ、それは装備者の魔力を大幅に増幅し攻撃力、防御力にとてつもない影響を与えるの。貴方ぐらいの強大なドラゴンになると純粋な硬度など素材の質もずば抜けてるからなおさら価値があるわね」
「なるほど、そういう秘密があったんだ……」
「だから温泉を掘り当てた時不意の熱湯に転げまわったのよ」
「なんで知ってるんだよ……」
「主様の珍しい姿って結構有名な語り草なのよ?」
「勘弁してくれ……」
そんなに話されてるなんて知らなかったんだけど……確かにあれはめっちゃ熱かった、鱗の隙間から熱湯が入り込んでくる感覚がヤバすぎた……
「ちなみに、その性質ゆえの圧倒的な耐久力だけど弱点もあるから気を付けてね?」
「弱点?」
「マナを体に纏い耐久力を上げてるってことは干渉してそのマナの盾を剥がされたら攻撃は普通に通るってこと。まぁ貴方の場合素の力が高いから滅多なことでは傷なんて負わないだろうけど」
マナの盾、つまり俺より高い魔力で干渉すれば相殺できるということか? しかし……
「魔力の総量で自分に勝てるのか? って思ったでしょ?」
「うっ……」
なんか思考がバレた……
「確かに総量ならそうそう勝てないでしょうけど、一点集中で部分的に突破することはできるし。マナ払いの術式を織り込まれた武器ならマナの盾を突破できるわ、その場合は突破した後その体にダメージを与えられる名器じゃないとダメだけどね」
「なるほど……」
この力にはそういうカラクリがあったのか。ドラゴンと言えば世界屈指の強者という印象とそれを思わせる力も実際にある、しかし弱点もあり上手く戦われたら普通に殺されるらしい。あながち神話の竜殺しは理にかなっているということなのだろう。
「ドラゴンキラーと呼ばれる武器群はそういう対魔性能の高いものが多く武器自体も名匠の鍛え上げた逸品ばかり、だから気を付けなさい。貴方は神でなければ万能じゃない、油断してたら人にも簡単に殺されてしまうんだから」
「……わかった」
ドラゴンと戦う神話はだいたいが睡眠時や泥酔といった不意打ちが多い、意識的にも油断しているしマナの盾が機能していないタイミングを狙われていると言えば納得は行く。
「貴方の体はマナと親和性が非常に高い、だから広域殲滅魔法や超威力魔法がポンポン使えるの。流石にダメージの蓄積や魔法の使い過ぎると魔力切れで気絶するみたいだけどね」
神滅剣やこの前にシねシね野郎の時も結構ダメージ受けたからなぁ……確かに油断はしちゃいけないんだと思う、あの野郎の時なんて偶然神滅剣の自動防衛機能があったおかげで勝てたようなものでホントに運が良かっただけだとわかっているし……あれが無かったら間違いなく死んでた。
「あともう一つ、ドラゴンの持つ性質についても教えとくね」
「まだあるの?」
「大事な事、これはドラゴン全体に言えることなんだけど」
「種族的な?」
「うん、ドラゴンはね。神由来の加護が効かないの、というよりドラゴンは反逆、リベリオンっていう特性があって神などの上位の存在や自信を支配しようとする存在に怒りを抱き抗うっていう一種の呪いが刻み込まれているのよ」
「それを打ち破り屈服させた者がドラゴンテイマーとして名を馳せたりもするけどね」
「結局、力の問題なのね……」
「悪いことばかりじゃないはよ? とてつもない強化の貰える加護が得られないのは痛いけど、解呪ができないと言われる神の呪いも効かないんだからそこは利点と言ってもいいんじゃない?」
神に抗う力、神を殺すお話が多いドラゴンだ、納得はできる気がする……
「うん?」
あれ? 俺の力って神様がくれたんじゃ?
「あのオヤジは異常っていうか特別よ。でも誓約は厳守する、貴方をドラゴンとして生み出した時点で神の加護は全て拒絶されるようになってるわよ」
「つまり、俺が人間の時に神様の力を使ってドラゴンにしてその後加護みたいな力は無しってこと?」
「そっ! まぁあのオヤジならそれを無視できるだろうけどそういうことはしてないわね。あくまで貴方の能力を引き出す手助けって形を取ってるみたい、実際まだ何か貴方には封印が施されてるみたい、今の状態では使いこなせないからだと思うけどね。詳細は私にもわからないわ」
つまり今回の属性解禁も元々用意されていて、報酬として制限を解除しただけということ? あの神様の考えがわからない……俺に何をさせたいんだろう?
「何にしろ制御は今後絶対に必要になる事、特徴もわかったところで初めて行くわよ!」
「よろしくお願いします。先生」
座学が終わりいよいよ実戦訓練に移るらしい。勉強は苦手だがこれは知っておいてよかったと思う。とにかく背負う事が増えてきた今、すべてを守る力が必要なのは確かなのだから。
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