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第170話
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知らない天井、それよりも久しぶりに見る友人の顔に意識が一気に浮上していく。
「ホノカ!? 私やっぱり死んじゃ……うっ」
もう会えないと諦めていた相手との再会は本当に嬉しかった、しかし起き上がろうとして体中の電撃のように走る激痛に嫌でも現実に引き戻される。
「落ち着いて。私もミカもちゃんと生きてるから」
ホノカの笑顔は安心する。そしてなにより痛みがまだ生きていると教えてくれている。
「そ、うだ……ホノカ、皆を助けないと……私、襲われてっ!」
「だから落ち着いて、状況は説明するから!」
ホノカに無理矢理ベッドへ押し戻されジッと見つめられて少し気恥ずかしくなってしまった。
「落ち着いたみたいでよかったですね」
知らない声が聞こえ、そっちを向いて驚いた、綺麗な水晶のような部位が混ざった女性が立っていたのだから。
「初めまして、私はティフォン。ここで医療系の責任者みたいなことをさせてもらってる者です」
「は、はじめまして……」
たぶんこの人は今まで戦ってきた魔族の方の人だと思う。でも優しい雰囲気、まったく敵意は無いしむしろ自分を心配してくれてるのが伝わってくる。
「ミカさんですよね? わからない事が沢山あると思うのでとりあえず現状だけ簡単に説明しますね」
「はい……」
名前はもう聞いているようだし私の状況もちゃんと説明してくれるらしい。
「まず貴女も追っていたローブの男達。これは帝国の宰相直轄の暗殺部隊で間違いないと思われます。追跡、継戦、技術全てにおいて秀でた実力を持っている者達です」
「その人たちは?」
ティフォンはニコッと微笑んで答える。
「うちのそれ以上に優秀な番犬たちに全員始末されているのでもうミカさんは安全です」
「え……」
ホノカの方を見ると彼女は無言ですっと目を反らした……
「あ、あとで助けてくれた子達に合わせてあげるね……」
「う、うん……」
「で、一応確認なのですがミカさん、貴女は帝国勇者の一人で間違いないですか?」
少し声色が変わった? やっぱりここは帝国と敵対してる場所なのかな。
「はい、でも……参加を辞退しました」
「それで襲われた?」
「……たぶん」
今になって思えば、戦えなくなった勇者をタダで返してくれるほど余裕は無かったかな……そんなに余裕ならそもそも私達はこの世界に居ないだろうし。
「なるほど……つまり彼女も犠牲者だったのでしょう」
ふと男性の声が聞こえ驚きその方向を振り向いた。
「ドクトルさん、まだ動いちゃダメですよ。安静にしていなければ傷が開きます」
ドクトル……この人は知ってる。作戦会議で名の上がった魔王軍の主要人物……追い詰めるもギリギリで逃げられた、しかしあの重傷なら助からないだろうと死亡扱いになっていたのに……
「ここで争うのは禁止です。主様に瞬殺されますよ」
ドクトルと私達の居るベッドの間でティフォンが注意を促す。いや、これは警告だ……ここの主と言うのはそんなに強いのだろうか?
「わかっております。ヴリトラ殿が居なければ私達は死んでいたでしょうし、ここでの約束に従います」
「私達ももちろん従います。ミカ、いいわね?」
ホノカにそう言われゆっくりと頷く。ホノカは私達の中でも最強メンバーの一人だったのに、それが素直に従っている……そんなにここの主って強いの? ……ん? ヴリトラってさっき言ってたような?
「ヴリトラっ!? あの邪竜!? なんでっ!?」
ミカは訳も分からず驚き再び跳ね起きようとして激痛に固まった。
「そんなことしてると傷口が開きますよ」
ティフォンの呆れた声と同時にゆっくりと再び寝かせられた、しかし話についていけずホノカを見やる。
「ここは魔竜領域の中心。ヴリトラの巣って呼ばれてた場所よ」
「え? ……っえ!?」
当然の反応、帝国では最悪の邪竜と呼ばれ忌み嫌われている存在。それがヴリトラなのだから……そもそもドラゴンの住処なんて普通暗い洞窟でこんな生活感ある環境なんて想像もできない。
「まぁ、そうなるよね……」
はははとホノカは目を反らしながら笑ってみせた。
「起きて早々すみませんが、貴女に起きた出来事をできるだけはっきり教えてください」
話を遮り冷静なドクトルの声が響く。その目は真剣そのものでとても大事な事なのだと伝わってくる……しかし敵の幹部、どうすればいいのかわからずホノカをジッと見つめる。
「話してあげて、私も正直よくわかってないんだけど……これだけは言える、私達は間違えたのかもしれないって」
状況は理解できない。しかしホノカの顔は曇り後悔を感じた……
「わかった……」
ミカは自信に起きた事を全て語った。ドレイクとの戦い、帰還してからの辞退と襲撃……話していると状況がフラッシュバックして苦しくなっていくがホノカがずっと左手を握ってくれていた。
「そうですか……やはり、私の考えは間違いなさそうです。帝国の勇者殿、ここに居る間は少なくとも我々は敵ではありません……何も感じないと言えば嘘になりますが、ここの主には多くの恩がありますので意向に従います。お互い彼の器の大きさに感謝いたしましょう」
そう言うとドクトルは松葉杖をつきながら去って行ったのだった。
「さてと、じゃあ次は私からミカさんの現状について説明するわね」
椅子も持ってきたティフォンがホノカの横に座りミカに話しかける、まるで診察みたいだ。
「ミカさんはここに来た時点でいつ死んでもおかしくない状態でした。攻撃による外傷五か所、骨折複数、出血多量、内臓損傷……生きてるのが奇跡って状態でしたね」
ホントに運が良かったとしか言えない状態だったのは伝わった。
「今は見た感じ安定しているようだしもう命にかかわることは無いでしょう。しかし……」
ティフォンは視線をミカの右腕に向ける。自分でも理解している……二の腕の中間あたりから感覚が無いのを。
「基本的に切断された部位があれば接続、再生することは可能です。しかしミカさんの場合切断された欠損か所が見つからなかったためダメでした……」
右腕の切り口を触る。どうしようもなかった……なんて言葉にすればいいかわからない。
「魔法は便利ですが万能ではありません。失ったものを生やすことはできません……異常再生能力を持つ者なら話は別ですけどね」
「はい……」
今まであるのが当たり前だったものが突然消えた……助かったのが奇跡、でもこの腕でこれからどうやって生きていけばいいのか不安が一気に襲い掛かる。
「そしてもう一つ。貴女を助けるためにある薬を使いました、これを使わなければ助けられなかったのは断言できます」
「はい……」
「強力な薬には副作用があるもの……個人差はありますが貴女の場合あまりにも大きい代償だったでしょう」
「え?」
聞いた瞬間様々な考えが頭を過り、更なる不安に押しつぶされそうになる。
「薬の作用の結果、ミカさん。貴女は神から授かったであろう強力で特異な加護を全て失っています」
理解ができなかった……急に連れてこられたこの危険な世界で今日まで生きてこれた力を全て失った? それはつまりただの高校生に戻ったという事?
「そっか……私もう、勇者じゃないんだ……」
「はい」
涙が溢れる。助かったのは嬉しい、でもこれからどうすればいいかわからない。たくさんの感情に押しつぶされ思考が追い付かずもう泣くしかできなかった。
「残酷かもしれないけど、それでも貴女は生き残ったの。今後の事はゆっくり考えるといいわ……それに、一人じゃないでしょ?」
そう言うとティフォンはかすかに微笑み部屋を出て行った。
「ミカ……」
ホノカがギュッと強く手を握る。
「ホノカ?」
「私達は神の加護なんてなくても生きて行ける! 私がそれを見せてあげるから、大丈夫!!」
ホノカの自信に満ちた表情に少し冷静になれた気がした。
「それに私達は間違いなく運がいいよ!」
「……え?」
「今は休んで。落ち着いたらまた説明するから!」
「わかった……そばにいてね?」
「もちろんいるよ、おやすみ」
ぐちゃぐちゃの頭を整理するためにもミカはゆっくりと目を閉じた。
「おやすみ……」
なにかいい匂いがした気がする、そしてそのままゆっくりとまどろみへと沈んでいくのだった。
「ホノカ!? 私やっぱり死んじゃ……うっ」
もう会えないと諦めていた相手との再会は本当に嬉しかった、しかし起き上がろうとして体中の電撃のように走る激痛に嫌でも現実に引き戻される。
「落ち着いて。私もミカもちゃんと生きてるから」
ホノカの笑顔は安心する。そしてなにより痛みがまだ生きていると教えてくれている。
「そ、うだ……ホノカ、皆を助けないと……私、襲われてっ!」
「だから落ち着いて、状況は説明するから!」
ホノカに無理矢理ベッドへ押し戻されジッと見つめられて少し気恥ずかしくなってしまった。
「落ち着いたみたいでよかったですね」
知らない声が聞こえ、そっちを向いて驚いた、綺麗な水晶のような部位が混ざった女性が立っていたのだから。
「初めまして、私はティフォン。ここで医療系の責任者みたいなことをさせてもらってる者です」
「は、はじめまして……」
たぶんこの人は今まで戦ってきた魔族の方の人だと思う。でも優しい雰囲気、まったく敵意は無いしむしろ自分を心配してくれてるのが伝わってくる。
「ミカさんですよね? わからない事が沢山あると思うのでとりあえず現状だけ簡単に説明しますね」
「はい……」
名前はもう聞いているようだし私の状況もちゃんと説明してくれるらしい。
「まず貴女も追っていたローブの男達。これは帝国の宰相直轄の暗殺部隊で間違いないと思われます。追跡、継戦、技術全てにおいて秀でた実力を持っている者達です」
「その人たちは?」
ティフォンはニコッと微笑んで答える。
「うちのそれ以上に優秀な番犬たちに全員始末されているのでもうミカさんは安全です」
「え……」
ホノカの方を見ると彼女は無言ですっと目を反らした……
「あ、あとで助けてくれた子達に合わせてあげるね……」
「う、うん……」
「で、一応確認なのですがミカさん、貴女は帝国勇者の一人で間違いないですか?」
少し声色が変わった? やっぱりここは帝国と敵対してる場所なのかな。
「はい、でも……参加を辞退しました」
「それで襲われた?」
「……たぶん」
今になって思えば、戦えなくなった勇者をタダで返してくれるほど余裕は無かったかな……そんなに余裕ならそもそも私達はこの世界に居ないだろうし。
「なるほど……つまり彼女も犠牲者だったのでしょう」
ふと男性の声が聞こえ驚きその方向を振り向いた。
「ドクトルさん、まだ動いちゃダメですよ。安静にしていなければ傷が開きます」
ドクトル……この人は知ってる。作戦会議で名の上がった魔王軍の主要人物……追い詰めるもギリギリで逃げられた、しかしあの重傷なら助からないだろうと死亡扱いになっていたのに……
「ここで争うのは禁止です。主様に瞬殺されますよ」
ドクトルと私達の居るベッドの間でティフォンが注意を促す。いや、これは警告だ……ここの主と言うのはそんなに強いのだろうか?
「わかっております。ヴリトラ殿が居なければ私達は死んでいたでしょうし、ここでの約束に従います」
「私達ももちろん従います。ミカ、いいわね?」
ホノカにそう言われゆっくりと頷く。ホノカは私達の中でも最強メンバーの一人だったのに、それが素直に従っている……そんなにここの主って強いの? ……ん? ヴリトラってさっき言ってたような?
「ヴリトラっ!? あの邪竜!? なんでっ!?」
ミカは訳も分からず驚き再び跳ね起きようとして激痛に固まった。
「そんなことしてると傷口が開きますよ」
ティフォンの呆れた声と同時にゆっくりと再び寝かせられた、しかし話についていけずホノカを見やる。
「ここは魔竜領域の中心。ヴリトラの巣って呼ばれてた場所よ」
「え? ……っえ!?」
当然の反応、帝国では最悪の邪竜と呼ばれ忌み嫌われている存在。それがヴリトラなのだから……そもそもドラゴンの住処なんて普通暗い洞窟でこんな生活感ある環境なんて想像もできない。
「まぁ、そうなるよね……」
はははとホノカは目を反らしながら笑ってみせた。
「起きて早々すみませんが、貴女に起きた出来事をできるだけはっきり教えてください」
話を遮り冷静なドクトルの声が響く。その目は真剣そのものでとても大事な事なのだと伝わってくる……しかし敵の幹部、どうすればいいのかわからずホノカをジッと見つめる。
「話してあげて、私も正直よくわかってないんだけど……これだけは言える、私達は間違えたのかもしれないって」
状況は理解できない。しかしホノカの顔は曇り後悔を感じた……
「わかった……」
ミカは自信に起きた事を全て語った。ドレイクとの戦い、帰還してからの辞退と襲撃……話していると状況がフラッシュバックして苦しくなっていくがホノカがずっと左手を握ってくれていた。
「そうですか……やはり、私の考えは間違いなさそうです。帝国の勇者殿、ここに居る間は少なくとも我々は敵ではありません……何も感じないと言えば嘘になりますが、ここの主には多くの恩がありますので意向に従います。お互い彼の器の大きさに感謝いたしましょう」
そう言うとドクトルは松葉杖をつきながら去って行ったのだった。
「さてと、じゃあ次は私からミカさんの現状について説明するわね」
椅子も持ってきたティフォンがホノカの横に座りミカに話しかける、まるで診察みたいだ。
「ミカさんはここに来た時点でいつ死んでもおかしくない状態でした。攻撃による外傷五か所、骨折複数、出血多量、内臓損傷……生きてるのが奇跡って状態でしたね」
ホントに運が良かったとしか言えない状態だったのは伝わった。
「今は見た感じ安定しているようだしもう命にかかわることは無いでしょう。しかし……」
ティフォンは視線をミカの右腕に向ける。自分でも理解している……二の腕の中間あたりから感覚が無いのを。
「基本的に切断された部位があれば接続、再生することは可能です。しかしミカさんの場合切断された欠損か所が見つからなかったためダメでした……」
右腕の切り口を触る。どうしようもなかった……なんて言葉にすればいいかわからない。
「魔法は便利ですが万能ではありません。失ったものを生やすことはできません……異常再生能力を持つ者なら話は別ですけどね」
「はい……」
今まであるのが当たり前だったものが突然消えた……助かったのが奇跡、でもこの腕でこれからどうやって生きていけばいいのか不安が一気に襲い掛かる。
「そしてもう一つ。貴女を助けるためにある薬を使いました、これを使わなければ助けられなかったのは断言できます」
「はい……」
「強力な薬には副作用があるもの……個人差はありますが貴女の場合あまりにも大きい代償だったでしょう」
「え?」
聞いた瞬間様々な考えが頭を過り、更なる不安に押しつぶされそうになる。
「薬の作用の結果、ミカさん。貴女は神から授かったであろう強力で特異な加護を全て失っています」
理解ができなかった……急に連れてこられたこの危険な世界で今日まで生きてこれた力を全て失った? それはつまりただの高校生に戻ったという事?
「そっか……私もう、勇者じゃないんだ……」
「はい」
涙が溢れる。助かったのは嬉しい、でもこれからどうすればいいかわからない。たくさんの感情に押しつぶされ思考が追い付かずもう泣くしかできなかった。
「残酷かもしれないけど、それでも貴女は生き残ったの。今後の事はゆっくり考えるといいわ……それに、一人じゃないでしょ?」
そう言うとティフォンはかすかに微笑み部屋を出て行った。
「ミカ……」
ホノカがギュッと強く手を握る。
「ホノカ?」
「私達は神の加護なんてなくても生きて行ける! 私がそれを見せてあげるから、大丈夫!!」
ホノカの自信に満ちた表情に少し冷静になれた気がした。
「それに私達は間違いなく運がいいよ!」
「……え?」
「今は休んで。落ち着いたらまた説明するから!」
「わかった……そばにいてね?」
「もちろんいるよ、おやすみ」
ぐちゃぐちゃの頭を整理するためにもミカはゆっくりと目を閉じた。
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