289 / 373
集まる大罪編
第289話 今後の世界について真面目なお話
しおりを挟む
「うおー! 三対一は卑怯だぞ~! おじさんいじめだー!」
「ベテラン配信者だからちょうどいいハンデでショ!」
『うほー! 行くぞゴーゴー!!』
「やりましょー!!」
波打ち際でドッジボールみたなことしてる?
イラちゃんVSクシー&ウィンディ&ビディみたいなことになっている。
スパイスはひとまず休憩!
マシロがパラソルの下でぐうぐう寝ているので、赤ちゃんズを見ながらなのだ。
おっ、イラちゃんの援護にうぉっちさんが駆けつけたぞ!
これは大罪男子VS大罪女子+魔法少女!
世紀の対戦だ。
『いやぁ~、元気だよねえー。私にはとてもできない』
「魂と肉体が女子高生の人が何か言ってる」
すぐ隣に、ベルゼブブが腰掛けた。
食べ物を買い込んできたらしく、トロピカルなフルーツ盛り合わせの他に、串焼き肉やシーフードの焼いたやつがある。
これをもりもり食べ始めるベルゼブブなのだ。
凄い食べっぷりだ!
串焼き肉が一口で全部無くなった!
『どうもどうも。こうやって一対一でお話するのは初めてだと思うんですけど』
「そうですねー。Aギルドで顔合わせとかはあったけど」
『うんうん。お互い裏方ですからねー。はづきは進路もあるし、それにこういう沢山の人をまとめる仕事は得意じゃないし。あとは引退イベントの準備も待ってるから』
「やっぱはづきちゃん引退するんですねえ? あれだけ偉大な配信者なんだから勿体ないなーって」
『はづきにとって、配信は自己変革のための道程の一つといいますか……。あ、フルーツ食べます?』
「いただきまあす」
もりもり食べるスパイスなのだ。
『彼女は彼女の人生を歩くんで、はづきの役割はある程度私が負う形になるかなーって思います。ほら、私やサタンは肉体の寿命にも縛られませんし、人類が今のスタイルである限りは味方ですしー』
「あー、やっぱり本質的には?」
『魔王ですからねえ』
ちょっと大人な話をするのだった。
どうやら、きら星はづきが知らぬ所で、ベルゼブブはイラちゃんと接触していたようだ。
そして、今のこの世界に対しては敵対しないという確認を取っていたのだとか。
『スパイスさんは魔導書が残り一冊ですよね。ウィンディさんの魔導書はそのままでいいんですか? 集めておかないといけないのでは?』
「本質的にはそうなんだけど、あそこも仲良しだから取り上げるのは違うかなーって。でも、スパイス的な決戦が多分年内だと思うんで、どうなるかなーと考え中……」
『なるほどー。お互い大変ですねえ……』
雲一つ無い青空を見上げつつ、ふはー、とため息を付くスパイスとベルゼブブなのだ。
ウィンディとスパイスの関係はなかなか複雑なのだ。
彼女だけにスノーホワイト一冊を預けておくと、これはこれで危険な気がする。
主に、ウィンディの身が危ない。
彼女は一般人だし、力を増幅するとか共闘するアテがクシーくらいしか無いし……。
うーむ、クシーの強さも未知数だし、どうなることか。
「クシーの強さに関しては知ってる?」
『良くわからないですねー。今のところ言えるのは、サタンは今の私より強いですよ。私、はづきから分かれてからまだ間もないですし。見た感じ、イギリスのルシファー議員は私くらいかなー。多分、人間が覚醒したタイプは一番強くてルシファー議員かなと』
「なるほどなるほどー。ってかイラちゃんそんな実力者だったのか……」
そりゃあ、魔王戦の時に各地に現れた魔将を蹴散らすわ。
そんな強大な魔王が今!
女子たちのビニールボールを当てられて『ウグワー!』とか転がされております!!
『イラちゃーん! イラちゃんの仇は取るのだー! うおー!』
『ヘイうぉっち! 突進は計算済みダヨー!』
飛び級大学生の頭脳が唸りをあげる!!
うぉっちさんのボールを飛び込んできたウィンディが受け止め、これをパスされたクシーがジャンプしながらボールを投げる……と見せかけてビディにパス!
『な、なんだってー!?』
思わず回避姿勢に入っていたうぉっちさんは、ビディの前に飛び出してしまっている!
「くらえー!」
ぼいーん!
『うぐわー! なのだー!』
年長男性チームが負けた!
『実力とドッジボールの上手さはまた別問題ですしー』
知らんぷりでフルーツをもぐもぐ食べるベルゼブブなのだった。
どこまで本当の話だったんだ……?
この試合風景はイラちゃんとクシーの配信で中継されており、あまりにヒートアップした際にビディが変身してしまったりなどして大いに盛り上がった。
レヴィアタン化すると、青緑色の鱗に包まれたでっかい竜人みたいな感じになるんだねえ。
なかなかかっこいい。
「ああ~! 水着が吹き飛んでしまいましたー!!」
なるほど、このためのチューブトップビキニ……!
柔軟な素材なのと、レヴィアタンは蛇状ボディのために破けないわけね。
何度も試行錯誤した末の選択と見た!
なお、ポリネシアの人々はビディの変身体を見慣れているのか、落ち着いたものだった。
時代は変わったなあ……。
この国、人々の陽気でゆったりした国民性からかダンジョン出現率も低いらしいし。
……住みたいッ。
「ベテラン配信者だからちょうどいいハンデでショ!」
『うほー! 行くぞゴーゴー!!』
「やりましょー!!」
波打ち際でドッジボールみたなことしてる?
イラちゃんVSクシー&ウィンディ&ビディみたいなことになっている。
スパイスはひとまず休憩!
マシロがパラソルの下でぐうぐう寝ているので、赤ちゃんズを見ながらなのだ。
おっ、イラちゃんの援護にうぉっちさんが駆けつけたぞ!
これは大罪男子VS大罪女子+魔法少女!
世紀の対戦だ。
『いやぁ~、元気だよねえー。私にはとてもできない』
「魂と肉体が女子高生の人が何か言ってる」
すぐ隣に、ベルゼブブが腰掛けた。
食べ物を買い込んできたらしく、トロピカルなフルーツ盛り合わせの他に、串焼き肉やシーフードの焼いたやつがある。
これをもりもり食べ始めるベルゼブブなのだ。
凄い食べっぷりだ!
串焼き肉が一口で全部無くなった!
『どうもどうも。こうやって一対一でお話するのは初めてだと思うんですけど』
「そうですねー。Aギルドで顔合わせとかはあったけど」
『うんうん。お互い裏方ですからねー。はづきは進路もあるし、それにこういう沢山の人をまとめる仕事は得意じゃないし。あとは引退イベントの準備も待ってるから』
「やっぱはづきちゃん引退するんですねえ? あれだけ偉大な配信者なんだから勿体ないなーって」
『はづきにとって、配信は自己変革のための道程の一つといいますか……。あ、フルーツ食べます?』
「いただきまあす」
もりもり食べるスパイスなのだ。
『彼女は彼女の人生を歩くんで、はづきの役割はある程度私が負う形になるかなーって思います。ほら、私やサタンは肉体の寿命にも縛られませんし、人類が今のスタイルである限りは味方ですしー』
「あー、やっぱり本質的には?」
『魔王ですからねえ』
ちょっと大人な話をするのだった。
どうやら、きら星はづきが知らぬ所で、ベルゼブブはイラちゃんと接触していたようだ。
そして、今のこの世界に対しては敵対しないという確認を取っていたのだとか。
『スパイスさんは魔導書が残り一冊ですよね。ウィンディさんの魔導書はそのままでいいんですか? 集めておかないといけないのでは?』
「本質的にはそうなんだけど、あそこも仲良しだから取り上げるのは違うかなーって。でも、スパイス的な決戦が多分年内だと思うんで、どうなるかなーと考え中……」
『なるほどー。お互い大変ですねえ……』
雲一つ無い青空を見上げつつ、ふはー、とため息を付くスパイスとベルゼブブなのだ。
ウィンディとスパイスの関係はなかなか複雑なのだ。
彼女だけにスノーホワイト一冊を預けておくと、これはこれで危険な気がする。
主に、ウィンディの身が危ない。
彼女は一般人だし、力を増幅するとか共闘するアテがクシーくらいしか無いし……。
うーむ、クシーの強さも未知数だし、どうなることか。
「クシーの強さに関しては知ってる?」
『良くわからないですねー。今のところ言えるのは、サタンは今の私より強いですよ。私、はづきから分かれてからまだ間もないですし。見た感じ、イギリスのルシファー議員は私くらいかなー。多分、人間が覚醒したタイプは一番強くてルシファー議員かなと』
「なるほどなるほどー。ってかイラちゃんそんな実力者だったのか……」
そりゃあ、魔王戦の時に各地に現れた魔将を蹴散らすわ。
そんな強大な魔王が今!
女子たちのビニールボールを当てられて『ウグワー!』とか転がされております!!
『イラちゃーん! イラちゃんの仇は取るのだー! うおー!』
『ヘイうぉっち! 突進は計算済みダヨー!』
飛び級大学生の頭脳が唸りをあげる!!
うぉっちさんのボールを飛び込んできたウィンディが受け止め、これをパスされたクシーがジャンプしながらボールを投げる……と見せかけてビディにパス!
『な、なんだってー!?』
思わず回避姿勢に入っていたうぉっちさんは、ビディの前に飛び出してしまっている!
「くらえー!」
ぼいーん!
『うぐわー! なのだー!』
年長男性チームが負けた!
『実力とドッジボールの上手さはまた別問題ですしー』
知らんぷりでフルーツをもぐもぐ食べるベルゼブブなのだった。
どこまで本当の話だったんだ……?
この試合風景はイラちゃんとクシーの配信で中継されており、あまりにヒートアップした際にビディが変身してしまったりなどして大いに盛り上がった。
レヴィアタン化すると、青緑色の鱗に包まれたでっかい竜人みたいな感じになるんだねえ。
なかなかかっこいい。
「ああ~! 水着が吹き飛んでしまいましたー!!」
なるほど、このためのチューブトップビキニ……!
柔軟な素材なのと、レヴィアタンは蛇状ボディのために破けないわけね。
何度も試行錯誤した末の選択と見た!
なお、ポリネシアの人々はビディの変身体を見慣れているのか、落ち着いたものだった。
時代は変わったなあ……。
この国、人々の陽気でゆったりした国民性からかダンジョン出現率も低いらしいし。
……住みたいッ。
41
あなたにおすすめの小説
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる