TSして魔法少女になった俺は、ダンジョンをカワイく攻略配信する~ダンジョン配信は今、カワイイの時代へ~

あけちともあき

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勇者パーティ・スパイス!編

第247話 男子会で今後の活動について

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 男子会である。
 モリトン、ゼルガー、カイワレを迎え、テラス席でご飯を食べる。

「済まないな。俺がデカいから場所が限られる」

「気にすんなー! いろんな種族がいるからねえ。世界もどんどんバリアフリーになってるし!」

 店員でケンタウロスやバードマンがいたりするからね。
 窓際には止まり木の座席がある店も増えてる。

「ってことで、今日はビッグゲストをお迎えしててね」

「ウェイウェイ! チャラウェイだ! 女子会は仲を深める意味があったけど、男子会はやっぱもっと現状の掘り下げとかしないとだよなあ!」

「おおー! 日本のチャラウェイはモンゴルでも知られているよ!」

 モリトンが嬉しそうにしている。
 ゼルガーもうんうんと頷いた。

「我々、ファールディアからやって来た来訪者からすると、人間と来訪者の仲介を行ってくれている重要な人物だ。ありがとう」

「ウェイ! どういたしまして!」

 本日は外見イメージが分かりやすいように、バーチャライズ姿のチャラウェイだぞ。
 スパイスもスパイスのまんまだし。

 なお、カイワレはきょとんとしているぞ!
 こいつまさか、何も頭に入れないで日本に来たのか!?
 ありうる~。

「カイワレに分かりやすいようにスパイスが教えようー」

「オー! サンキュー! イッタイゼンタイ、ワールドはどうなってるんだーい!」

「つまりね、異世界から人間とは違う種族の人たちがわんさか移住してきたのは分かると思うけど」

「イエス! ステイツはもう人種差別どころじゃなくなったね! だって姿形が全く違う隣人がアロット! いるんだからね!」

「平和になって良かったじゃない」

「ノンノン! ステイツは主張がオールブロークンした活動家が大暴れしてるね! もうただのテロリストだし、ゲストたちには銃弾が効かないしで大変だよー!」

「アメリカ凄いことになってるなー」

 そうそう、異種族は身体構造がダンジョンのモンスターたちと同じなので、ただの弾丸は通じない。
 最低でも銀の弾丸でないと傷つけられないわけだ。

 あるいは、曰く付き、伝承付きの銃器を用いる必要がある。
 ってことで、銃が幅を利かせていた国アメリカは、方針転換を余儀なくされている。

「そんな世界でカイワレは元気にやってる?」

「HAHAHAHAHA! 毎日が楽しいねー! 僕の友達のジョックたちがむしろちっちゃくなって暮らしてるよ!」

「もっとデカくて強いやつがわんさかいるもんねえ。で、そっちにも異種族と人間の仲介をやる人がいると思うんだけど、日本だとチャラウェイがそのポジションなんだよ。あと、はづきちゃんが最初にコラボした相手。スパイスの初コラボもチャラちゃんだったねー」

「オー!! ヒットメーカー!!」

「確かにそう言えるかも!」

「ウェイ? 俺のことでなんか話してる?」

 モリトン・ゼルガーコンビと盛り上がっていたチャラウェイがこっちの話題に気づいた。

「チャラちゃんを褒めてたんだよー」

「おいおいやめろよスパイス~! 俺を褒めても何も出ないぜー!? あっ、全員分のスペシャルパフェ注文しとくぜ。俺が持つからな!」

 おだてられて嬉しいんだな!
 てなわけで、男子会ではチャラウェイが集めた情報やらを開示し、それからこれからの勇者パーティについてどう活動していくかを話し合った。

「僕は正直、最初はタリサが協調性が無いんじゃないかって不安だったんだけど」

「ほうほう。モリトンは心配してたんだ。何気にゼルガーと合わせて、二人とも気遣いの人だよね」

「それはもうね。今の時代、協力しないといけないでしょ。ダンジョンって一人でなんとかなるものじゃないし。だからこっちに来た時、スパイスがいてホッとしたよ。ちゃんとした大人がいるーって」

「うんうん、スパイスはこの人間関係調整能力で勇者パーティ入りしたみたいなもんだからね。はづきちゃん、その辺をスパイスに丸投げしてるからね!」

「タリサは自ら反省し、やり直すことができる女だった。俺は評価している」

 ゼルガーは満足げだ!
 ちなみに今の勇者パーティ、タリサは登録者数だとトップだけど、実力で言うとトップというわけじゃない。

 スパイスを除いて、一番上はシェリーだろう。
 次にタリサが来て、でもモリトンとゼルガーがコンビになるとタリサより上、シェリーに比肩。
 カイワレは除外。
 一番弱いのはユーシャちゃんだが、彼女は猛烈な速度で成長しているからなあ。

「シェリーはこう、大人だよねえ」

「はづきちゃんの配信で見た時は跳ねっ返りだったけどねー。鼻っ柱をへし折られて成長したね、あれは」

「成長株だな。あれほどの力がありながら、常に向上心を持って腕を上げていっている」

「あれ、魔女の家だったけど召喚術自体は行きずりのデュエリストから習ったって言ってたからなあ。誰だろう……」

『ん何人かぁ、世界を放浪している魔法使いはいるからなぁ。マーリンは代替わりして、今は二代目だがぁ、恐らく人間でありながら千年近い時間を生きているぅ。多分こいつだぁ』

「イグナイト詳しいー! あれ? マーリンってもみじちゃんに魔法を伝授した人でも無かったっけ?」

『うむぅ。本来はヨーロッパがホームグラウンドだなぁ。俺達魔導書の危険性を真っ先に見抜きぃ、最初の百年は俺達を封印したのが初代だぁ。だがぁ! 初代はその時代の英雄とともに魔王と戦い、相打って倒れたのは有名な話だぁ!』

「知らん知らん、なんだその歴史!」

 千年以上前に魔王来てたの!?
 で、初代マーリンはそれと相打ちになったってこと?
 じゃあ二代目は?

『二代目を勝手に名乗ってるやつがいるぅ! だがそいつはぁ、俺達を解放したのだぁ! で、「世界をかき回さなくては停滞してしまうからねえ」とか言ってだなぁ』

「イグナイトの声真似、似てないことだけは分かる。ドスが効きすぎてる~!」

 ってことで、男子会で妙な情報が分かってしまったのだった!
 そのうち顔を合わせることがあるかなあ、二代目マーリン。
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