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ポイ活、人生を広げる編
第89話 三店舗目が生まれました! +500pt
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壁を立てる作業の方は、全部作業員に任せて良くなってきた。
次は、店舗などの誘致だ。
パン屋と煮込み屋だけでもかなりのニーズを満たせるが……。
作業員も増えたことだし、あと一店舗欲しい。
街に交渉に出かけたら、俺の噂を聞きつけたらしいおじさんが売り込みに来たのだった。
「うちの串焼きをぜひ! 肉串、野菜串を炭火でじっくり焼いて、こいつを特製のタレで食べるんだ! ガツンと腹に溜まるし、それに食った! って感じがするからパワーになるぜ!」
「いいね採用!」
とてもわかり易かったので、串焼き屋を採用した。
大きな煙突と窓のある建物を作っておく。
換気は大事だからね。
『ウグワーッ! 三店舗目が生まれました! 実績・豊かになる食生活、解除! 500pt獲得!』
この世界の人々というか、基本的に人間は食に対して保守的なものだ。
選択肢があるなら、自分の食べ慣れたものをなるべく食べようとする。
チャレンジャブルなのは日本人くらい。
この世界だと、人竜族くらいかなあ。
あの人たちの胃腸は凄まじく頑丈らしいから。
そんなマキナを仕留めかけた毒キノコがあったりもするわけだから、世の中は広いものだ……。
ということで、食べ慣れたパン、具だくさんスープでもある煮込み、そして串焼きの店舗が並んだ。
これなら作業員も抵抗感無く食べられるだろう。
案の定、新店舗登場に彼らは沸き立っている。
この職場、ポイントは稼げるが、使うには3km戻らないといけないので大変なんだよな。
なので作業員たちは現場の宿泊所で寝泊まりし、ポイントは食事に使っている。
「娯楽が必要なのではないか」
「娯楽か。いいな。私の娯楽は風呂だ」
「デリアは言わなくても分かる……」
こっちにも宿泊所に大風呂を併設してあるから、そっち方面はバッチリ。
煮込み屋では酒も出るし。
「でもデリア、それだけだとストレス解消できないのでは……?」
「いや、そこはミアン、お前があまりにも恵まれていただけじゃないかと思うぞ。ストレスを解消する娯楽など、酒、風呂、寝るだけで十分じゃないか。あとは賭け事だろうが……これは国が厳密に管理していて、余り金が増減するくらいしか意味がないし、男爵夫人が管理しているから届け出の必要がある」
「最後の貴族が出てきたな……。そうか、男爵夫人は賭け事担当だったのか」
賭け事は、身を持ち崩す可能性もある娯楽だ。
AIはその辺りが分かってて、生活に支障がない程度にしか遊べないように管理しているのだ。
賭場は全て男爵夫人の管理下にあり、彼女に申し出をしないと開けない。
そして違法賭博は重大なペナルティとなるし、場合によっては一発で壁の外へ追放だ。
うーん、完全管理社会。
酒と風呂と寝る以外の娯楽が消えるのも分かる。
あとは買い物も娯楽だろうが、そっち方面も作業員たちはなくなっているからなあ。
「そうだな……酒と風呂と寝る以外だと……。作業員は男ばかりだから、女遊びじゃないか?」
「そっちかあ」
「男というのは女を抱ければ常に一定の実力を発揮できるものなんだろう? 職場の騎士たちから聞いたぞ」
出た、デリアの耳年増!
「だが……ミアンは別にそんなことはないな……。むしろ私達から迫っている気がする……」
「でしょー。だが俺も男なので、今まではムラムラを全力で抑え込んでいた……。今は発散できてとても助かっています」
「そうだったのか! よし、ではミアン、娼館をこっちに呼ぼう!」
「な、なんだってー!」
「娼館も男爵夫人の管轄だ。彼女に相談に行くぞ」
あっという間にそう言う事になってしまったのだった。
「えっ!? お金を払って殿方が女性を抱くのですか!? そんな関係が!? はえー」
人竜族のマキナがカルチャーショックを受けている。
娼婦は人類最古の職業なのでは……?
「私達人竜族ですが、そういう性欲的なのは切り離すことができるので」
「うおっ、性欲を支配できる種族! チャットボット、これは一体」
『とてもいい質問ですね! 人竜族は、コズミックビーイングである星渡りの竜由来の種族です。彼らの因子が強いため、繁殖の本能である性欲は後付なのです。星渡りの竜は単為生殖で卵を産めますからね』
「はえー。つまり人竜族の性欲はもととなった人間型種族由来で、だから外付けみたいなものなのか! ……その割にはマキナもクリカちゃんも……そしてタリアさんも欲求強めだったような……」
「それはそれとして、欲望が叶えられそうならドバーッと発揮するのが人竜族なんです! 溜めて溜めて溜めて吐き出すのが一番気持ちいいですから!」
「な、なるほどー!」
それで毎夜の情熱的なお誘いなんだな。
『ウグワーッ! 奥方の生態を知りました! 実績・お互いを知るのはとても大事! 解除! 1500pt獲得!』
「では、デリアの貴重な意見を受けまして、作業員の慰労のために娼館を設置することとします! オフの娼婦の人たちはのんびりしてもらっていいからね。あ、でも彼女たちの娯楽も設置しないとなのか。うおお、大変だぞ」
「人が増えるとやることが増えるからな。それから、第二目標地点までが完成して観光客を入れるようになったら、娼館は色街として隔離する必要があるぞ」
「な、なんだってー!」
「男爵夫人の取り決めだ。通路の外部に新しい壁で囲われた地区を作って、色街にしておくのがいいだろうな」
「ぐおお、都市の設計を……設計を考え直さなければ……!!」
「ミアン、頑張ってください!!」
マキナに応援されつつ、俺は都市の設計図を前に頭を抱えるのだった。
『ウグワーッ! 産みの苦しみを味わいました! 実績・街の管理者は大変! 解除! 1500pt獲得!』
◎現在のポイント:124720pt
貢献ポイント :155855ポイント
次は、店舗などの誘致だ。
パン屋と煮込み屋だけでもかなりのニーズを満たせるが……。
作業員も増えたことだし、あと一店舗欲しい。
街に交渉に出かけたら、俺の噂を聞きつけたらしいおじさんが売り込みに来たのだった。
「うちの串焼きをぜひ! 肉串、野菜串を炭火でじっくり焼いて、こいつを特製のタレで食べるんだ! ガツンと腹に溜まるし、それに食った! って感じがするからパワーになるぜ!」
「いいね採用!」
とてもわかり易かったので、串焼き屋を採用した。
大きな煙突と窓のある建物を作っておく。
換気は大事だからね。
『ウグワーッ! 三店舗目が生まれました! 実績・豊かになる食生活、解除! 500pt獲得!』
この世界の人々というか、基本的に人間は食に対して保守的なものだ。
選択肢があるなら、自分の食べ慣れたものをなるべく食べようとする。
チャレンジャブルなのは日本人くらい。
この世界だと、人竜族くらいかなあ。
あの人たちの胃腸は凄まじく頑丈らしいから。
そんなマキナを仕留めかけた毒キノコがあったりもするわけだから、世の中は広いものだ……。
ということで、食べ慣れたパン、具だくさんスープでもある煮込み、そして串焼きの店舗が並んだ。
これなら作業員も抵抗感無く食べられるだろう。
案の定、新店舗登場に彼らは沸き立っている。
この職場、ポイントは稼げるが、使うには3km戻らないといけないので大変なんだよな。
なので作業員たちは現場の宿泊所で寝泊まりし、ポイントは食事に使っている。
「娯楽が必要なのではないか」
「娯楽か。いいな。私の娯楽は風呂だ」
「デリアは言わなくても分かる……」
こっちにも宿泊所に大風呂を併設してあるから、そっち方面はバッチリ。
煮込み屋では酒も出るし。
「でもデリア、それだけだとストレス解消できないのでは……?」
「いや、そこはミアン、お前があまりにも恵まれていただけじゃないかと思うぞ。ストレスを解消する娯楽など、酒、風呂、寝るだけで十分じゃないか。あとは賭け事だろうが……これは国が厳密に管理していて、余り金が増減するくらいしか意味がないし、男爵夫人が管理しているから届け出の必要がある」
「最後の貴族が出てきたな……。そうか、男爵夫人は賭け事担当だったのか」
賭け事は、身を持ち崩す可能性もある娯楽だ。
AIはその辺りが分かってて、生活に支障がない程度にしか遊べないように管理しているのだ。
賭場は全て男爵夫人の管理下にあり、彼女に申し出をしないと開けない。
そして違法賭博は重大なペナルティとなるし、場合によっては一発で壁の外へ追放だ。
うーん、完全管理社会。
酒と風呂と寝る以外の娯楽が消えるのも分かる。
あとは買い物も娯楽だろうが、そっち方面も作業員たちはなくなっているからなあ。
「そうだな……酒と風呂と寝る以外だと……。作業員は男ばかりだから、女遊びじゃないか?」
「そっちかあ」
「男というのは女を抱ければ常に一定の実力を発揮できるものなんだろう? 職場の騎士たちから聞いたぞ」
出た、デリアの耳年増!
「だが……ミアンは別にそんなことはないな……。むしろ私達から迫っている気がする……」
「でしょー。だが俺も男なので、今まではムラムラを全力で抑え込んでいた……。今は発散できてとても助かっています」
「そうだったのか! よし、ではミアン、娼館をこっちに呼ぼう!」
「な、なんだってー!」
「娼館も男爵夫人の管轄だ。彼女に相談に行くぞ」
あっという間にそう言う事になってしまったのだった。
「えっ!? お金を払って殿方が女性を抱くのですか!? そんな関係が!? はえー」
人竜族のマキナがカルチャーショックを受けている。
娼婦は人類最古の職業なのでは……?
「私達人竜族ですが、そういう性欲的なのは切り離すことができるので」
「うおっ、性欲を支配できる種族! チャットボット、これは一体」
『とてもいい質問ですね! 人竜族は、コズミックビーイングである星渡りの竜由来の種族です。彼らの因子が強いため、繁殖の本能である性欲は後付なのです。星渡りの竜は単為生殖で卵を産めますからね』
「はえー。つまり人竜族の性欲はもととなった人間型種族由来で、だから外付けみたいなものなのか! ……その割にはマキナもクリカちゃんも……そしてタリアさんも欲求強めだったような……」
「それはそれとして、欲望が叶えられそうならドバーッと発揮するのが人竜族なんです! 溜めて溜めて溜めて吐き出すのが一番気持ちいいですから!」
「な、なるほどー!」
それで毎夜の情熱的なお誘いなんだな。
『ウグワーッ! 奥方の生態を知りました! 実績・お互いを知るのはとても大事! 解除! 1500pt獲得!』
「では、デリアの貴重な意見を受けまして、作業員の慰労のために娼館を設置することとします! オフの娼婦の人たちはのんびりしてもらっていいからね。あ、でも彼女たちの娯楽も設置しないとなのか。うおお、大変だぞ」
「人が増えるとやることが増えるからな。それから、第二目標地点までが完成して観光客を入れるようになったら、娼館は色街として隔離する必要があるぞ」
「な、なんだってー!」
「男爵夫人の取り決めだ。通路の外部に新しい壁で囲われた地区を作って、色街にしておくのがいいだろうな」
「ぐおお、都市の設計を……設計を考え直さなければ……!!」
「ミアン、頑張ってください!!」
マキナに応援されつつ、俺は都市の設計図を前に頭を抱えるのだった。
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