180 / 517
新年! 私の心機一転編
第180話 たまたまダンジョン、途中下車伝説
しおりを挟む
ぶらり途中下車!
所用で出掛けていた私とシカコ氏……仕事時はもみじちゃん……は、とある用事で途中下車したのだった。
それは……。
「あひー、危ないところだった!」
「先輩、出かける前に水分取りすぎなんじゃないですか?」
「だってー。ビクトリアがせっかくお手製のフレッシュレモネードを作ってくれたので……ついつい飲みすぎて……」
「取っとけばいいのに。ビクトリアが嬉しそうだからどんどん飲んじゃったでしょ」
「あひ、面目ない」
ということで。
私のトイレのために途中下車したのだった。
電車は行ってしまったよ。
本日は休日運転のため、この駅には快速が止まらない。
行こうと思えば別の路線で行けるけど、せっかくだから散策していくことを私が提案した。
人混みがほどほどだったからだ。
こうして、私ともみじちゃんでぶらぶらと町を歩く。
アーケード商店街が有名な町で、私が生まれてない時代からある店なみなのにどこか懐かしい……。
ニヨニヨしながら歩いていたら、あちこちから美味しそうな匂いがする。
「あ、あ、体が勝手に引き寄せられる……」
「んもー! 先輩!」
仕方ないなあーとついてくるもみじちゃんはいい後輩なのだ。
同い年だけど。
今回は彼女に気を遣い、あまり買い食いはしないことにした。
もみじちゃんは少食なのだ。
私はジャンボなフランクフルトとポテトだけにしておいた。
もみじちゃんは肉まん一個。
二人で店の軒先の席に座り、くっついて風よけしながら食べていると……。
通りの向こうでなんだか騒がしくなる。
「だ、ダンジョンだー!! ダンジョンが発生したぞー!」「ファミレスがダンジョンになった!!」
な、な、なんですとー!!
私はちょっと本気になった。
フランクフルトを前歯でががががががっと切断しながら口の中に放り込み、もぐもぐ噛んでからごくっと飲む。
ポテトは何本も一気に食べて、あっという間に空っぽだ。
もみじちゃんも「はひー」と言いながら肉まんを食べきった。
お茶を飲んで一息。
「じゃ、配信しよっか!」
「はい、先輩! さすがの切り替え!」
「ダンジョンあるとみんな困るし、今日は休日だもん。早く解決しないとね!」
彼女を連れて、私はダンジョンまで小走りで急いだ。
人混みに紛れて……。
「バーチャライズ!」
きら星はづきに変わる。
私が変身すると同時に、配信が始まった。
Aフォンが気を利かせて、自動でツブヤキックスにゲリラ配信開始のツブヤキを投稿する。
あっという間にリスナーさんが増えてきた。
休日のお昼だもんねえ。
※『なんだなんだ!?』『いきなり走ってるところから始まった!』『うおお画面が揺れる揺れる』『酔う酔う』『ホットスタート新しいなあ!』
挨拶は後で。
私ともみじちゃんを見て、みんなが道を開けてくれる。
「はづきっちだ!」「えっ!? さっきダンジョン発生したところでしょ! なんでもうはづきっちがいるの!?」「はづきっちと言えばフッ軽だからなあ」「本当にフットワーク軽いな!」
扉の前までやって来たところで、ちょっとおしゃれなドアノブを握る。
今はその扉の入り口に、悪魔っぽい顔みたいなのが描かれてせせら笑う感じになってる。
うーん、開かない。
『無駄、無駄。このダンジョンは我ら嫉妬の勢力が乗っ取っ』
「壊しますね」
『えっ、ちょ、ちょっとま』
「あちょっ」
『ウグワーッ!?』
私がバーチャルゴボウでつつくと、扉が粉々になって吹き飛んでいった。
ここで一息。
「お前ら、こんきらー! 今日もゲリラ配信です、ごめんね。でもなんかトイレに行くついでに降りた駅からダンジョン発生が見えたんで、ちょっと攻略して行きます。あ、今日はもみじちゃんも一緒で……」
「ども、ども! こっちもかいてーん! お客様がた、いらっしゃいませー! もみじパン工房、本日もやっていきますね!」
※『こんきらー! 熱い演出!』『ここからOPスタートかあ』『盛り上げてくれるなあはづきっち』『もみじちゃんもこなれてきておる』『どんどんできるようになるな』
おほほ、褒められていますわね。
ちょっと調子に乗ってしまう私なのだ。
そしてそれはそうと。
なんか見覚えのある人がテーブルの下でへたり込んでいる。
「あっ、イノ」
そこまで言ったもみじちゃんが、慌てて口を抑えた。
うんうん、身バレになっちゃうもんね。
イノッチ氏がそこにいたのだ。
ダンジョン化したファミレスはぐんぐん広がって行ってて、イノッチ氏もこのままだとどこかへ運ばれて行ってしまう。
「では行きます。確保ー」
私はずかずか入り込んでいった。
入り口付近にいたモンスターが掴みかかってくるけど……。
「あ、もみじちゃん任せるね。あちょっ」
適当にバーチャルゴボウで薙ぎ払って道を開き、攻略はもみじちゃんにお任せ!
私は人命救助優先なのだ。
というかイノッチ氏が運ばれていく前に捕まえないと。
「は、はづきっち!?」
彼女は私を見て目を白黒させている。
ご存知でしたか。
※おこのみ『さすが流行に敏いJKはご存知だよな! そう、彼女こそ!』
またおこのみが何か言ってるのだ。
私はテーブルをポーンと跳ね飛ばした。
「立てます?」
「こ、こ、腰が抜けて……」
イノッチ氏がへたり込んでいる。
「じゃあ運びますね……」
私は彼女をヒョイッと担ぎ上げた。
「ひいー!?」
※『自分より背が高い女子を片手でw』もんじゃ『同接数高いと身体能力が上がるんだ。だが、あのこなれた動きははづきっち本体もかなり体幹が鍛えられているな』『いつもはへっぽこを装っているだけってコト……!?』もんじゃ『それは素だろうなあ……』
「こらもんじゃ! フォロー途中でやめないで!」
※『草』『有識者は容赦ないなw』
こうして、イノッチ氏を担いだままでトットコとダンジョン内を駆け回る。
まだ無事な人たちは、もみじちゃんが次々に助けている。
目指すのは、広がり切っていないダンジョンの一番奥。
こうやって止まらずに進み続ければ、あっという間に到着するんだ。
肩の方からイノッチ氏の悲鳴が聞こえる気がするけど。
「ヒャー」
店の奥、ドリンクバー前にいたのは男女のデーモン。
もしかしてドリンクバーで祝杯を上げようとしてた?
『はづきっち!? なんでここに!! まだダンジョンを作ったばっかりなのに!!』『僕らの邪魔をするな!! 僕たちは愛を裏切った奴らに復讐をするんだ! レヴィアタン様の力を借りて……!!』『そうだ! 私から彼を奪ったあの女! 奪われた彼! 許せない!』
「恋愛のドロドロ!! こわぁ……。あのー、イライラするのはお腹が減ってるからですよ」
『何言ってるの!?』『話を聞いてたのか!?』
※『はづきっちが恨み言なんかちゃんと聞くわけないだろw』『NTRが産んだ悲劇かあ』『陽キャにも闇があるな……』
「じゃあ、今のうちなら助かるから倒しますね……」
※『ほら、もう結論出してきたw』『常に倒しますね、だからな……』
私はなんか叫びながら飛びかかってくるデーモンの人たちが、ジャンプしはじめのところに小走りで寄って、バーチャルゴボウでポコンポコンと叩いた。
『ウグワーッ!! 力が、力が抜ける~!!』『あの御方から授かった力が失われていく~!!』
あっという間に、二人は普通の女の子と男の人になってしまった。
「あー」
イノッチ氏が二人を見てなんか悲しげに呻いた。
「恋愛こわあ……。あたし、しばらく恋愛はいいや……」
なんかよく分からないけど、今度美味しいものを一緒に食べていい気分になろうね……!
所用で出掛けていた私とシカコ氏……仕事時はもみじちゃん……は、とある用事で途中下車したのだった。
それは……。
「あひー、危ないところだった!」
「先輩、出かける前に水分取りすぎなんじゃないですか?」
「だってー。ビクトリアがせっかくお手製のフレッシュレモネードを作ってくれたので……ついつい飲みすぎて……」
「取っとけばいいのに。ビクトリアが嬉しそうだからどんどん飲んじゃったでしょ」
「あひ、面目ない」
ということで。
私のトイレのために途中下車したのだった。
電車は行ってしまったよ。
本日は休日運転のため、この駅には快速が止まらない。
行こうと思えば別の路線で行けるけど、せっかくだから散策していくことを私が提案した。
人混みがほどほどだったからだ。
こうして、私ともみじちゃんでぶらぶらと町を歩く。
アーケード商店街が有名な町で、私が生まれてない時代からある店なみなのにどこか懐かしい……。
ニヨニヨしながら歩いていたら、あちこちから美味しそうな匂いがする。
「あ、あ、体が勝手に引き寄せられる……」
「んもー! 先輩!」
仕方ないなあーとついてくるもみじちゃんはいい後輩なのだ。
同い年だけど。
今回は彼女に気を遣い、あまり買い食いはしないことにした。
もみじちゃんは少食なのだ。
私はジャンボなフランクフルトとポテトだけにしておいた。
もみじちゃんは肉まん一個。
二人で店の軒先の席に座り、くっついて風よけしながら食べていると……。
通りの向こうでなんだか騒がしくなる。
「だ、ダンジョンだー!! ダンジョンが発生したぞー!」「ファミレスがダンジョンになった!!」
な、な、なんですとー!!
私はちょっと本気になった。
フランクフルトを前歯でががががががっと切断しながら口の中に放り込み、もぐもぐ噛んでからごくっと飲む。
ポテトは何本も一気に食べて、あっという間に空っぽだ。
もみじちゃんも「はひー」と言いながら肉まんを食べきった。
お茶を飲んで一息。
「じゃ、配信しよっか!」
「はい、先輩! さすがの切り替え!」
「ダンジョンあるとみんな困るし、今日は休日だもん。早く解決しないとね!」
彼女を連れて、私はダンジョンまで小走りで急いだ。
人混みに紛れて……。
「バーチャライズ!」
きら星はづきに変わる。
私が変身すると同時に、配信が始まった。
Aフォンが気を利かせて、自動でツブヤキックスにゲリラ配信開始のツブヤキを投稿する。
あっという間にリスナーさんが増えてきた。
休日のお昼だもんねえ。
※『なんだなんだ!?』『いきなり走ってるところから始まった!』『うおお画面が揺れる揺れる』『酔う酔う』『ホットスタート新しいなあ!』
挨拶は後で。
私ともみじちゃんを見て、みんなが道を開けてくれる。
「はづきっちだ!」「えっ!? さっきダンジョン発生したところでしょ! なんでもうはづきっちがいるの!?」「はづきっちと言えばフッ軽だからなあ」「本当にフットワーク軽いな!」
扉の前までやって来たところで、ちょっとおしゃれなドアノブを握る。
今はその扉の入り口に、悪魔っぽい顔みたいなのが描かれてせせら笑う感じになってる。
うーん、開かない。
『無駄、無駄。このダンジョンは我ら嫉妬の勢力が乗っ取っ』
「壊しますね」
『えっ、ちょ、ちょっとま』
「あちょっ」
『ウグワーッ!?』
私がバーチャルゴボウでつつくと、扉が粉々になって吹き飛んでいった。
ここで一息。
「お前ら、こんきらー! 今日もゲリラ配信です、ごめんね。でもなんかトイレに行くついでに降りた駅からダンジョン発生が見えたんで、ちょっと攻略して行きます。あ、今日はもみじちゃんも一緒で……」
「ども、ども! こっちもかいてーん! お客様がた、いらっしゃいませー! もみじパン工房、本日もやっていきますね!」
※『こんきらー! 熱い演出!』『ここからOPスタートかあ』『盛り上げてくれるなあはづきっち』『もみじちゃんもこなれてきておる』『どんどんできるようになるな』
おほほ、褒められていますわね。
ちょっと調子に乗ってしまう私なのだ。
そしてそれはそうと。
なんか見覚えのある人がテーブルの下でへたり込んでいる。
「あっ、イノ」
そこまで言ったもみじちゃんが、慌てて口を抑えた。
うんうん、身バレになっちゃうもんね。
イノッチ氏がそこにいたのだ。
ダンジョン化したファミレスはぐんぐん広がって行ってて、イノッチ氏もこのままだとどこかへ運ばれて行ってしまう。
「では行きます。確保ー」
私はずかずか入り込んでいった。
入り口付近にいたモンスターが掴みかかってくるけど……。
「あ、もみじちゃん任せるね。あちょっ」
適当にバーチャルゴボウで薙ぎ払って道を開き、攻略はもみじちゃんにお任せ!
私は人命救助優先なのだ。
というかイノッチ氏が運ばれていく前に捕まえないと。
「は、はづきっち!?」
彼女は私を見て目を白黒させている。
ご存知でしたか。
※おこのみ『さすが流行に敏いJKはご存知だよな! そう、彼女こそ!』
またおこのみが何か言ってるのだ。
私はテーブルをポーンと跳ね飛ばした。
「立てます?」
「こ、こ、腰が抜けて……」
イノッチ氏がへたり込んでいる。
「じゃあ運びますね……」
私は彼女をヒョイッと担ぎ上げた。
「ひいー!?」
※『自分より背が高い女子を片手でw』もんじゃ『同接数高いと身体能力が上がるんだ。だが、あのこなれた動きははづきっち本体もかなり体幹が鍛えられているな』『いつもはへっぽこを装っているだけってコト……!?』もんじゃ『それは素だろうなあ……』
「こらもんじゃ! フォロー途中でやめないで!」
※『草』『有識者は容赦ないなw』
こうして、イノッチ氏を担いだままでトットコとダンジョン内を駆け回る。
まだ無事な人たちは、もみじちゃんが次々に助けている。
目指すのは、広がり切っていないダンジョンの一番奥。
こうやって止まらずに進み続ければ、あっという間に到着するんだ。
肩の方からイノッチ氏の悲鳴が聞こえる気がするけど。
「ヒャー」
店の奥、ドリンクバー前にいたのは男女のデーモン。
もしかしてドリンクバーで祝杯を上げようとしてた?
『はづきっち!? なんでここに!! まだダンジョンを作ったばっかりなのに!!』『僕らの邪魔をするな!! 僕たちは愛を裏切った奴らに復讐をするんだ! レヴィアタン様の力を借りて……!!』『そうだ! 私から彼を奪ったあの女! 奪われた彼! 許せない!』
「恋愛のドロドロ!! こわぁ……。あのー、イライラするのはお腹が減ってるからですよ」
『何言ってるの!?』『話を聞いてたのか!?』
※『はづきっちが恨み言なんかちゃんと聞くわけないだろw』『NTRが産んだ悲劇かあ』『陽キャにも闇があるな……』
「じゃあ、今のうちなら助かるから倒しますね……」
※『ほら、もう結論出してきたw』『常に倒しますね、だからな……』
私はなんか叫びながら飛びかかってくるデーモンの人たちが、ジャンプしはじめのところに小走りで寄って、バーチャルゴボウでポコンポコンと叩いた。
『ウグワーッ!! 力が、力が抜ける~!!』『あの御方から授かった力が失われていく~!!』
あっという間に、二人は普通の女の子と男の人になってしまった。
「あー」
イノッチ氏が二人を見てなんか悲しげに呻いた。
「恋愛こわあ……。あたし、しばらく恋愛はいいや……」
なんかよく分からないけど、今度美味しいものを一緒に食べていい気分になろうね……!
20
あなたにおすすめの小説
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる