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スローライフから逃げられると思うな編
第58話 うわっ、マンイーター群生地帯!
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捕獲したドラゴンはさっそくDIYに使っちゃいましょうねー。
ドラゴン装備を作ってラムザーに着せる。
「おおー、ヒロイック! かっこいいー」
『うむうむ、我もやたら強くなった気がしますぞー。実は羅刹公爵の配下では落ちこぼれだったのですがな』
「だと思った」
『あっ、勘付かれていましたかな!』
「そりゃそうだ。まっとうな仲間ならダジャレ言っただけでボコって置いていかないだろ」
『そうですなあー。ですが我は結果的に当たりを引きましたからな! 毎日が楽しいですぞー』
「そう言ってもらえると嬉しい。ちなみにドラゴン装備だが、物理攻撃ダメージを50%カット、スタミナ回復がええと……200%で、属性攻撃への完全耐性があるそうだ」
『ははあ! これなら魔人旅団とも一人でやりあえますなあ!』
装備のスペックについてやいのやいの言っていたら、これをポタルが呆れた目で見ているわけだ。
「やーねー男って。意味分かんないんだけどー」
『ミーはなんとなくわかりますねー。肩のキャノンとかテンションが上りまーす』
「わかんないなー。私はわかんないなー。あー、私の立場を脅かさない系の女子がもう一人いたらなー」
「ポタル、そう言う望みを口にしていると望まない方向で叶ったりするぞー」
「えー!?」
賑やかに騒ぎながら、馬車は進んでいくのである。
幸い、この辺りは木が細い。
馬車に装備されたゴーレムの幌からミサイルを発射しつつ、森を平らげていくのである。
『便利になりましたなあ……。外で木を切らなくてもいいとは』
「スローライフとは言え、オートメーション化できるところはしておいた方がいいからな」
近づく木々は自動的にミサイルで粉砕だ。
行け行けうちの馬車。
邪魔者もいないので、骨の馬たちも気分良く進んでいる。
だが、こうして破壊される木々はもったいない。
俺はサッと降りて木片を大量に拾い集めた。
もったいないもったいない……。
『新しいレシピが生まれた!』
「なにいっ!!」
▶DIYレシピ
※盆踊り会場
素材:木材×100
「これ、櫓から舞台から全部作っちゃうやつだな……」
世界を書き換えてしまうようなやつですなこれは……。
今度、これが効果的っぽいところで作ってみよう。
ちなみに素材の回収についてだが、一つに付き30個くらいがまとめてアイコンに登録される。
つまり、四つのアイコンで100個の木片は管理されるのだ。
アイテムボックスが増えて本当に便利になったものだ……。
「タマルー! また森が開けたー!」
「ほんとか? っていうか森を切り拓いてるんだけどな!」
『はっはっは! ナイスジョークですぞー!』
「わはははは! 最近は俺のユーモアが冴え渡っちゃってるなあ」
馬車に飛び乗りながら、ラムザーとハイタッチする。
「ほんっと仲良しー! これはもう、私も女子仲間見つけなくちゃー」
「ポタル、そういうこと言ってると本当になっちゃうぞー」
『オー! 見てくださーい! レッツルック! 前方にスワンプ!』
「スワンプって沼か。昔やってたTCGでそういう地形があったんだよなあ。そうそう、こんなふうな黒い感じの沼で、そこからたくさんおどろおどろしい花が咲いているような……」
フランクリンと並んで、前方の沼を見る俺。
無数に咲き誇る、黒かったり青黒かったり紫だったりする花の数々。
うーん、これは……マンイーターの群生地帯!
「到着してしまいましたなあ……。ここがとりあえずの目的地です。はいはい、マンイーターをまとめて採取して行きますよー」
『はいタマル様』
「なんだいラムザーくん」
『マンイーターは怪物なのですかな? それともただの植物?』
「うーん、多分植物……?」
『いきまーす!』
フランクリンが飛び出した!
『アーウチ! このスーツ重すぎて! オーウ! アイムシーンク!』
フランクリンが沈没した!
「ンモー」
俺は仕方なく引き上げてやるのだ。
かなりの重さだが、俺の肉体を操るシステムはスローライフ。
フランクリンの手さえしっかりつかめれば、引き上げることが可能なのである。
『オー……沈んでジエンドかと思いました……。テリブルスワンプでーす』
「この沼が特殊なんじゃなくてフランクリンの装備と相性が悪いだけじゃないか?」
『そうかも知れませんねー。ミーはもう水には入りませーん。溶けないけど沈むのはバッドでーす』
不貞腐れたフランクリンが馬車の奥に引っ込んでしまった。
そのうち、サブマリンパーツでも設置してやるか。
『タマル様、さっき水に触れましたな』
「おう。フランクリンを引き上げるときにな。どうした?」
『どうやらこの水……人が触れると連中が感知するようになっているようですな』
俺の目の前で、全てのマンイーターがこっちを見ている。
人間が沼に入ってきたことを認識したのだろう。
「これは、どっちが獲物なのかをまた教えてやらねばならんな……!」
マンイーターの虫取り網を装備する俺である。
いざ、ハント開始!
……と思ったのだが。
世の中には引き寄せの法則というものがあるらしく。
「あれー?」
ポタルが首を傾げた。
俺たちを見つめるマンイーターの中に、明らかに異質なものがいたからである。
『人間なんて何百年も前に滅びたと思ったけれど……まだ生きてたのねえ!』
一際巨大なラフレシアのような花弁。
その中に、全体的にピンク色の女がいたのである。
『久しぶりの食べ物、美味しそう……!』
女が舌なめずりした。
なんだろう、こいつは。
捕まえたら館長が喜ぶかな?
▶DIYレシピ
盆踊り会場
ドラゴン装備を作ってラムザーに着せる。
「おおー、ヒロイック! かっこいいー」
『うむうむ、我もやたら強くなった気がしますぞー。実は羅刹公爵の配下では落ちこぼれだったのですがな』
「だと思った」
『あっ、勘付かれていましたかな!』
「そりゃそうだ。まっとうな仲間ならダジャレ言っただけでボコって置いていかないだろ」
『そうですなあー。ですが我は結果的に当たりを引きましたからな! 毎日が楽しいですぞー』
「そう言ってもらえると嬉しい。ちなみにドラゴン装備だが、物理攻撃ダメージを50%カット、スタミナ回復がええと……200%で、属性攻撃への完全耐性があるそうだ」
『ははあ! これなら魔人旅団とも一人でやりあえますなあ!』
装備のスペックについてやいのやいの言っていたら、これをポタルが呆れた目で見ているわけだ。
「やーねー男って。意味分かんないんだけどー」
『ミーはなんとなくわかりますねー。肩のキャノンとかテンションが上りまーす』
「わかんないなー。私はわかんないなー。あー、私の立場を脅かさない系の女子がもう一人いたらなー」
「ポタル、そう言う望みを口にしていると望まない方向で叶ったりするぞー」
「えー!?」
賑やかに騒ぎながら、馬車は進んでいくのである。
幸い、この辺りは木が細い。
馬車に装備されたゴーレムの幌からミサイルを発射しつつ、森を平らげていくのである。
『便利になりましたなあ……。外で木を切らなくてもいいとは』
「スローライフとは言え、オートメーション化できるところはしておいた方がいいからな」
近づく木々は自動的にミサイルで粉砕だ。
行け行けうちの馬車。
邪魔者もいないので、骨の馬たちも気分良く進んでいる。
だが、こうして破壊される木々はもったいない。
俺はサッと降りて木片を大量に拾い集めた。
もったいないもったいない……。
『新しいレシピが生まれた!』
「なにいっ!!」
▶DIYレシピ
※盆踊り会場
素材:木材×100
「これ、櫓から舞台から全部作っちゃうやつだな……」
世界を書き換えてしまうようなやつですなこれは……。
今度、これが効果的っぽいところで作ってみよう。
ちなみに素材の回収についてだが、一つに付き30個くらいがまとめてアイコンに登録される。
つまり、四つのアイコンで100個の木片は管理されるのだ。
アイテムボックスが増えて本当に便利になったものだ……。
「タマルー! また森が開けたー!」
「ほんとか? っていうか森を切り拓いてるんだけどな!」
『はっはっは! ナイスジョークですぞー!』
「わはははは! 最近は俺のユーモアが冴え渡っちゃってるなあ」
馬車に飛び乗りながら、ラムザーとハイタッチする。
「ほんっと仲良しー! これはもう、私も女子仲間見つけなくちゃー」
「ポタル、そういうこと言ってると本当になっちゃうぞー」
『オー! 見てくださーい! レッツルック! 前方にスワンプ!』
「スワンプって沼か。昔やってたTCGでそういう地形があったんだよなあ。そうそう、こんなふうな黒い感じの沼で、そこからたくさんおどろおどろしい花が咲いているような……」
フランクリンと並んで、前方の沼を見る俺。
無数に咲き誇る、黒かったり青黒かったり紫だったりする花の数々。
うーん、これは……マンイーターの群生地帯!
「到着してしまいましたなあ……。ここがとりあえずの目的地です。はいはい、マンイーターをまとめて採取して行きますよー」
『はいタマル様』
「なんだいラムザーくん」
『マンイーターは怪物なのですかな? それともただの植物?』
「うーん、多分植物……?」
『いきまーす!』
フランクリンが飛び出した!
『アーウチ! このスーツ重すぎて! オーウ! アイムシーンク!』
フランクリンが沈没した!
「ンモー」
俺は仕方なく引き上げてやるのだ。
かなりの重さだが、俺の肉体を操るシステムはスローライフ。
フランクリンの手さえしっかりつかめれば、引き上げることが可能なのである。
『オー……沈んでジエンドかと思いました……。テリブルスワンプでーす』
「この沼が特殊なんじゃなくてフランクリンの装備と相性が悪いだけじゃないか?」
『そうかも知れませんねー。ミーはもう水には入りませーん。溶けないけど沈むのはバッドでーす』
不貞腐れたフランクリンが馬車の奥に引っ込んでしまった。
そのうち、サブマリンパーツでも設置してやるか。
『タマル様、さっき水に触れましたな』
「おう。フランクリンを引き上げるときにな。どうした?」
『どうやらこの水……人が触れると連中が感知するようになっているようですな』
俺の目の前で、全てのマンイーターがこっちを見ている。
人間が沼に入ってきたことを認識したのだろう。
「これは、どっちが獲物なのかをまた教えてやらねばならんな……!」
マンイーターの虫取り網を装備する俺である。
いざ、ハント開始!
……と思ったのだが。
世の中には引き寄せの法則というものがあるらしく。
「あれー?」
ポタルが首を傾げた。
俺たちを見つめるマンイーターの中に、明らかに異質なものがいたからである。
『人間なんて何百年も前に滅びたと思ったけれど……まだ生きてたのねえ!』
一際巨大なラフレシアのような花弁。
その中に、全体的にピンク色の女がいたのである。
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