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スローライフよ永遠に!編
第96話 赤い毒水がシュワシュワするんだが?
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「ふう、こんなもんだろう。見渡す限りがコンクリートとアスファルトで覆われたぞ」
『ひえーっ。草の一本も生えないような不毛の大地になったわね』
安全を確認して、再び降りてきたキャロル。
カッチコチの足元に驚きながら、飛び跳ねたりしている。
「ところがな、草木のパワーはすごくて、こうして放っておくとコンクリートをぶち抜いて生えてくる」
『マジで? すっご』
というかキャロル、君は草木じゃん。
恐らくこのコンクリが、現実世界のコンクリート道路の性質を受け継いでいるなら、長期的には草木に破られてしまうことであろう。
だが短期的に毒の湿地帯を舗装するのには全く問題ない。
見よ。
怪物たちが舗装された空間を恐れて近づいてこない。
この上では、赤い湿地で可能だった戦い方が全て封じられるのである。
「なので、ここで色々赤い水を調べられるのだ。そいっ」
コンクリの地面を1m四方だけぶっ壊す。
そして赤い水を回収してみる……。
どうやって回収するんだ?
網だとすり抜けるな。
ティーセットのカップでやってみるか。
馬車の収納からカップを持ってきて、水をひとすくい。
ピョインッと音がしたので、これでいいらしい。
バケツが欲しいな。
よく考えたらまだバケツがないの凄いな。
エーテルバスターキャノンより先にバケツじゃね?
『タマル様のアイテムボックスに、赤い水が増えましたな。どれどれ……? 泡立つ赤水……。泡立ってるみたいですな』
「なんなんだろうねえ、これ……」
「うむ。謎だ」
何かレシピが閃くわけでもない。
もしかすると、他の素材を同時に保持するとレシピが生まれるとか?
肉とか?
『新しいレシピが生まれた!』
▶DIYお料理レシピ
※鹿肉のコーラ煮
素材:泡立つ赤水+鹿肉
「赤くてシュワシュワして骨とか肉をダメにする水……。コーラだこれ!!」
俺、衝撃に震える……!!
赤き湿地は、コーラで覆われた湿地帯だったのだ!
まあ、毒とか混じってるんだけど。
どうやら熱すると食えるらしい。
つまり赤水の毒は熱によって非活性化というか、なくなってしまうのだ。
『オー、タマルさんがサドンストライクをイートしたみたいな顔になってまーす。ワッツハプン?』
「赤い水は熱を通すと飲める」
『ワッツ!?』
『そりゃあ大発見ですな!』
『飲むわ』
「キャロル落ち着いて。熱を通さないとだから!」
システムキッチンを使い、水を煮てみた。
これを、挑戦者キャロルが一口すする。
『あ、甘い……!』
「やっぱりコーラだったか……」
熱することで、毒が糖に変化したっぽい。
この湿地帯全体で、凄いカロリーが摂取できそうだな。
テンションが上ってきましたな。
怪物たちは、ようやくコンクリートの上に踏み出したところで、足場を確認している。
そして遠目で、俺たちが赤い水を熱して飲んでキャッキャと騒いでいるのを見たようだ。
『わ……我らの赤き水を飲んでる……』
『馬鹿な! 兄弟神様からの加護ではなかったのか』
なんか言ってるなんか言ってる。
湿地帯で赤い水を沸騰させるやつなんて今までいなかっただろうし、実質不可能だっただろうからな。
だけど、コンクリの地面とシステムキッチンがあれば簡単!
『神の加護を冒涜する者たち!!』
『許さぬ! 滅びよ!』
カエル人間とかロットリザードとかが襲いかかってきた。
「よし、花火マシーン起動」
スパパパパーンと盛大に花火。
『ウグワーッ!!』
慌てて湿地に逃げていく怪物たち。
人に向けて花火を使ってはいけません。
斜め上空に向けて放ったほうが、音も光も四方に響き渡ってなんとも映える。
「よし、では舗装しながら進んでいこう。腹ごしらえはコーラ料理でやってやるぞ」
うおーっとキャロルが歓声をあげる。
その歓声はどうなのかね?
ひとまず、キャロル用にコーラ煮を作ってやり、彼女がもりもり食べているのを横目に馬車を走らせるのである。
俺は歩きでポルポルとともに、湿地があれば舗装する。
手間は掛かるが、こうして一歩一歩進みながら自然を克服していくのが人類の叡智というものなのだ。
ところで、振り返ると一面に灰色の大地なので、彩りがよろしくないなーと思う。
後で創造神のえんぴつを用い、落書きしてやろう。
「ねえタマル。もっとサーッと地面を変えられるのとか無いのかな? コツコツやるのはいいけど、ちょっと時間がかかり過ぎちゃうかも」
「そうかもしれないな。もう夕方だ」
夜ともなれば、湿地の生き物が活気づく可能性がある。
毒のあるコーラを吸収しながら生きてる連中だ。
きっと物凄く元気なんだぞ。
タマル村で色々素材を調べてみるか。
「また村に行くの? 今日三回目じゃん! 私も行く! 暗くなるとあの変な女が絡んでくるかもだし」
ポタルもついてきた。
すると、案の定ファンが俺を待っているのである。
『今宵も流星雨が……あっ、おじゃま虫』
「なによう! いーっ!」
『いーっ!』
ポタルとファンが歯をむき出しにして威嚇しあっている!
鳥とか魔人なのにサル山のおサルを彷彿とさせるのである。
「実はな、赤い湿地を攻略中なんだが、なんとも時間がかかってしまう。何か地面を無毒化するいい方法が無いかと思ってな」
『まあ。でしたら一つございます。タマル様が天地創造の素材を三つ解放しているから、わたくしの中にも新しいレシピが生まれてきたようなんです』
「そう言う仕組みなの?」
『わたくしもタマル村の一部になっているということなのでしょう。はい、これがレシピです』
ファンが何も乗ってない手を差し出した。
すると、その上にポコン、とアイコンが出現する。
『星の砂』
「おっ! 星の欠片を使いそうなレシピ!! なるほど、ファンらしいなあー」
大変感心してしまった。
ポタルがむむむーっと唸ってむくれる。
俺の背中をポカポカする。
肩こりに効いて大変よい。
「ありがとうな! じゃあレシピはもらっていく」
『ええ。この御礼は、また夜にご一緒させて下さいな! 今度はそっちのおじゃま虫は抜きで……』
「むきー!」
このままでは大戦が勃発する!
ということで、ポタルを抱えて慌てて馬車に戻る俺なのだった。
▶DIYお料理レシピ
鹿肉のコーラ煮
天地創造機能
星の砂の地面
『ひえーっ。草の一本も生えないような不毛の大地になったわね』
安全を確認して、再び降りてきたキャロル。
カッチコチの足元に驚きながら、飛び跳ねたりしている。
「ところがな、草木のパワーはすごくて、こうして放っておくとコンクリートをぶち抜いて生えてくる」
『マジで? すっご』
というかキャロル、君は草木じゃん。
恐らくこのコンクリが、現実世界のコンクリート道路の性質を受け継いでいるなら、長期的には草木に破られてしまうことであろう。
だが短期的に毒の湿地帯を舗装するのには全く問題ない。
見よ。
怪物たちが舗装された空間を恐れて近づいてこない。
この上では、赤い湿地で可能だった戦い方が全て封じられるのである。
「なので、ここで色々赤い水を調べられるのだ。そいっ」
コンクリの地面を1m四方だけぶっ壊す。
そして赤い水を回収してみる……。
どうやって回収するんだ?
網だとすり抜けるな。
ティーセットのカップでやってみるか。
馬車の収納からカップを持ってきて、水をひとすくい。
ピョインッと音がしたので、これでいいらしい。
バケツが欲しいな。
よく考えたらまだバケツがないの凄いな。
エーテルバスターキャノンより先にバケツじゃね?
『タマル様のアイテムボックスに、赤い水が増えましたな。どれどれ……? 泡立つ赤水……。泡立ってるみたいですな』
「なんなんだろうねえ、これ……」
「うむ。謎だ」
何かレシピが閃くわけでもない。
もしかすると、他の素材を同時に保持するとレシピが生まれるとか?
肉とか?
『新しいレシピが生まれた!』
▶DIYお料理レシピ
※鹿肉のコーラ煮
素材:泡立つ赤水+鹿肉
「赤くてシュワシュワして骨とか肉をダメにする水……。コーラだこれ!!」
俺、衝撃に震える……!!
赤き湿地は、コーラで覆われた湿地帯だったのだ!
まあ、毒とか混じってるんだけど。
どうやら熱すると食えるらしい。
つまり赤水の毒は熱によって非活性化というか、なくなってしまうのだ。
『オー、タマルさんがサドンストライクをイートしたみたいな顔になってまーす。ワッツハプン?』
「赤い水は熱を通すと飲める」
『ワッツ!?』
『そりゃあ大発見ですな!』
『飲むわ』
「キャロル落ち着いて。熱を通さないとだから!」
システムキッチンを使い、水を煮てみた。
これを、挑戦者キャロルが一口すする。
『あ、甘い……!』
「やっぱりコーラだったか……」
熱することで、毒が糖に変化したっぽい。
この湿地帯全体で、凄いカロリーが摂取できそうだな。
テンションが上ってきましたな。
怪物たちは、ようやくコンクリートの上に踏み出したところで、足場を確認している。
そして遠目で、俺たちが赤い水を熱して飲んでキャッキャと騒いでいるのを見たようだ。
『わ……我らの赤き水を飲んでる……』
『馬鹿な! 兄弟神様からの加護ではなかったのか』
なんか言ってるなんか言ってる。
湿地帯で赤い水を沸騰させるやつなんて今までいなかっただろうし、実質不可能だっただろうからな。
だけど、コンクリの地面とシステムキッチンがあれば簡単!
『神の加護を冒涜する者たち!!』
『許さぬ! 滅びよ!』
カエル人間とかロットリザードとかが襲いかかってきた。
「よし、花火マシーン起動」
スパパパパーンと盛大に花火。
『ウグワーッ!!』
慌てて湿地に逃げていく怪物たち。
人に向けて花火を使ってはいけません。
斜め上空に向けて放ったほうが、音も光も四方に響き渡ってなんとも映える。
「よし、では舗装しながら進んでいこう。腹ごしらえはコーラ料理でやってやるぞ」
うおーっとキャロルが歓声をあげる。
その歓声はどうなのかね?
ひとまず、キャロル用にコーラ煮を作ってやり、彼女がもりもり食べているのを横目に馬車を走らせるのである。
俺は歩きでポルポルとともに、湿地があれば舗装する。
手間は掛かるが、こうして一歩一歩進みながら自然を克服していくのが人類の叡智というものなのだ。
ところで、振り返ると一面に灰色の大地なので、彩りがよろしくないなーと思う。
後で創造神のえんぴつを用い、落書きしてやろう。
「ねえタマル。もっとサーッと地面を変えられるのとか無いのかな? コツコツやるのはいいけど、ちょっと時間がかかり過ぎちゃうかも」
「そうかもしれないな。もう夕方だ」
夜ともなれば、湿地の生き物が活気づく可能性がある。
毒のあるコーラを吸収しながら生きてる連中だ。
きっと物凄く元気なんだぞ。
タマル村で色々素材を調べてみるか。
「また村に行くの? 今日三回目じゃん! 私も行く! 暗くなるとあの変な女が絡んでくるかもだし」
ポタルもついてきた。
すると、案の定ファンが俺を待っているのである。
『今宵も流星雨が……あっ、おじゃま虫』
「なによう! いーっ!」
『いーっ!』
ポタルとファンが歯をむき出しにして威嚇しあっている!
鳥とか魔人なのにサル山のおサルを彷彿とさせるのである。
「実はな、赤い湿地を攻略中なんだが、なんとも時間がかかってしまう。何か地面を無毒化するいい方法が無いかと思ってな」
『まあ。でしたら一つございます。タマル様が天地創造の素材を三つ解放しているから、わたくしの中にも新しいレシピが生まれてきたようなんです』
「そう言う仕組みなの?」
『わたくしもタマル村の一部になっているということなのでしょう。はい、これがレシピです』
ファンが何も乗ってない手を差し出した。
すると、その上にポコン、とアイコンが出現する。
『星の砂』
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大変感心してしまった。
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俺の背中をポカポカする。
肩こりに効いて大変よい。
「ありがとうな! じゃあレシピはもらっていく」
『ええ。この御礼は、また夜にご一緒させて下さいな! 今度はそっちのおじゃま虫は抜きで……』
「むきー!」
このままでは大戦が勃発する!
ということで、ポタルを抱えて慌てて馬車に戻る俺なのだった。
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鹿肉のコーラ煮
天地創造機能
星の砂の地面
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