45 / 196
スリッピー帝国編
第45話 NTR野郎の正体は陰謀から
しおりを挟む
戻ってきて風呂を再会し、そして賢者になって後から出てきた俺は、部屋に運ばれてきた夕食を目の前にして今後の対策を考えることにしたのだった。
「マナビが冷静な顔をしてるのだ」
「たまに一人になった後、こういう感じになるんですよねえ」
「分析するのやめてくれませんか」
俺は下手に出て陳情を述べた。
ここを突かれると実に弱い。
さて、今後の対策だが……。
「宿のご飯美味しいですねえ!」
「ほんと、ルミイはどんどん食べるのだ! でもスリッピー帝国は、どうして食べ物がブロック状になってないのだ? 非効率的なのだ」
「あ、それはな、ヘルプ機能が詳しい」
話題が逸れたが、冷静になった俺は、確かにそっちも気になっていた。
賢者であるうちにいろいろな疑問点を解消してしまおう。
『スリッピー帝国は軍事国家です。食事こそが兵士の士気に影響を与えると早くから気づき、ブロック食の作成をやめました。それ以降、スリッピー帝国の兵士は強い兵として有名です』
「効率よりも士気を選んだか。ワンザブロー帝国はもっとこう、ポストアポカリプスな感じだったもんな。それならブロック状の食事でかまわないか」
「カオルンはずっとあのフードバーというブロック状の食べ物を食べてきたのだ。だからこの国は驚きばかりなのだなー」
「あちこち偵察に行ってたのではないの?」
「行ってたけど、食べ物は自分で持っていっていたのだ!」
そう言って、カオルンはハンバーグステーキみたいなものをフォークでブスッと突き刺す。
これを持ち上げて、小さい口でかじりつく。
「うーん、悪くないのだ」
「まだおいしい食べ物の記憶がないだろうからな。最初は戸惑うだろう。どれどれ……」
俺もハンバーグステーキを食う。
なるほど美味い。
なんか赤ワインがうんちゃらって感じのソースが掛かってる。
「うまいうまい。この国の食べ物は、俺の世界の食べ物にかなり近いぞ。兵士や工場の人は肉体労働者だし、学生はとにかく飯を食うからな。こういうガッツリ系の味付けが受けるんだろう」
「とても美味しいですよ!」
ルミイが実にいい笑顔を見せる。
このために頑張ろうと思える笑顔である。
よし、このために頑張ろう頑張ろう。
いかん、賢者モードが解けかけている……!
ルミイめ、なんという威力だ。
俺がまだ冷静なうちに策を練らねばならない。
「タクルを排除しようと思うんだ。さっきの宿の炎上も、タクルが仕掛けたことだ」
「そうなのだ?」
ルミイが絶賛食事中なので、相槌はカオルンが担当してくれる。
付き合いがよくて助かる。
「そうなのだ。さっき扉を開けたらあいつがいた。でな、あいつの狙いはルミイとカオルンだ。あの男は、狙った女子を自分に惚れさせる能力を持っている」
「むむむっ! それはつまり……カオルンがどんなに頑張ってもダメっていうことなのだ?」
「そうだ。カオルンが女の子である時点であの男には勝てない。あいつと勝負できるかどうかは、性別で決まるんだ。かなり恐ろしい敵だぞ。なお、スリーズ友愛団の男たちはタクルのハーレム女子たちに骨抜きにされている模様」
タクルは恐るべきNTRパワーによって、スリーズ友愛団を……。
もしかすると、この都市で起こっている活動そのものを掌握している可能性がある。
「あ、そうか。ヘルプ機能。タクルの黒幕」
『シクスザクス帝国です』
「アチャー! この都市で起こっている運動は、他国が仕掛けた内乱!」
あっという間に真実が分かってしまったぞ。
電池や兵器を作っている、この国の工場を無力化し、軍隊を撤退させればここにシクスザクス帝国は凱旋できるというわけだ。
確かに、タクルの能力はそのために凄まじい威力を発揮するだろう。
あいつはとんでもなく有能な工作員なのだ。
「不思議なのだなー。空中に文字が浮き出るのだ。そのタクルというのはシクスザクスなのだ? あの国は色々陰謀を巡らせてて、あちこちにスパイを放ってるのだ。カオルンもシクスザクスのスパイと何度か戦ったのだー」
「ほうほう、そんな過去があったのか。ここは、異世界召喚者をかなり上手く使ってるっぽいな。一番強敵な国かも知れない。だが、NTR野郎を俺と会わせてしまったのが運の尽きだ」
「わー、マナビがまた凄い笑顔になったのだ」
「俺の攻撃的笑みだぞ。どうだ、猛禽とかサメっぽいだろう」
「変な感じのげっ歯類みたいなのだ」
「えっ!? そんな風に見えてたの!? カッコいいと思ってたのに……」
俺はショックを受けた。
ともかく、NTRのタクルが危険であることは完全に確認できた。
あいつがうちの女子たちに執着している間は、スリーズシティを陥落させる仕事がストップするだろう。
それは即ち、こちらからもタクルを認識し、攻撃しやすくなることを表している。
「明日からは、魔法大学に潜入しようと思っている。学生に化けて、学内でタクルを仕留めるぞ」
「賛成なのだ! 変装は得意なのだー!」
「おいしかった~! あっ、話は決まりましたか? 潜入? 大学? へえー。わたし、魔法使いの大学って一度見てみたかったんですよねえ」
満場一致で、俺の案は可決となった。
あとは窓と扉の鍵をしっかり閉め、ルミイが呼び出した精霊に部屋の周囲を巡回させ、サーチアンドデストロイの指示を出してから眠りにつくだけだ。
あ、宿の人には、日が昇るまではこちらの部屋に近づくなと告げておいた。
安心して眠るためには、部屋を要塞化せねばならないのだ!
タクルめ、余計なコストをかけさせやがって……!
~~~~~~
朝に間違って46話を先に公開してしまいましたぞ!
なのでこっちが正しい45話ですw
「マナビが冷静な顔をしてるのだ」
「たまに一人になった後、こういう感じになるんですよねえ」
「分析するのやめてくれませんか」
俺は下手に出て陳情を述べた。
ここを突かれると実に弱い。
さて、今後の対策だが……。
「宿のご飯美味しいですねえ!」
「ほんと、ルミイはどんどん食べるのだ! でもスリッピー帝国は、どうして食べ物がブロック状になってないのだ? 非効率的なのだ」
「あ、それはな、ヘルプ機能が詳しい」
話題が逸れたが、冷静になった俺は、確かにそっちも気になっていた。
賢者であるうちにいろいろな疑問点を解消してしまおう。
『スリッピー帝国は軍事国家です。食事こそが兵士の士気に影響を与えると早くから気づき、ブロック食の作成をやめました。それ以降、スリッピー帝国の兵士は強い兵として有名です』
「効率よりも士気を選んだか。ワンザブロー帝国はもっとこう、ポストアポカリプスな感じだったもんな。それならブロック状の食事でかまわないか」
「カオルンはずっとあのフードバーというブロック状の食べ物を食べてきたのだ。だからこの国は驚きばかりなのだなー」
「あちこち偵察に行ってたのではないの?」
「行ってたけど、食べ物は自分で持っていっていたのだ!」
そう言って、カオルンはハンバーグステーキみたいなものをフォークでブスッと突き刺す。
これを持ち上げて、小さい口でかじりつく。
「うーん、悪くないのだ」
「まだおいしい食べ物の記憶がないだろうからな。最初は戸惑うだろう。どれどれ……」
俺もハンバーグステーキを食う。
なるほど美味い。
なんか赤ワインがうんちゃらって感じのソースが掛かってる。
「うまいうまい。この国の食べ物は、俺の世界の食べ物にかなり近いぞ。兵士や工場の人は肉体労働者だし、学生はとにかく飯を食うからな。こういうガッツリ系の味付けが受けるんだろう」
「とても美味しいですよ!」
ルミイが実にいい笑顔を見せる。
このために頑張ろうと思える笑顔である。
よし、このために頑張ろう頑張ろう。
いかん、賢者モードが解けかけている……!
ルミイめ、なんという威力だ。
俺がまだ冷静なうちに策を練らねばならない。
「タクルを排除しようと思うんだ。さっきの宿の炎上も、タクルが仕掛けたことだ」
「そうなのだ?」
ルミイが絶賛食事中なので、相槌はカオルンが担当してくれる。
付き合いがよくて助かる。
「そうなのだ。さっき扉を開けたらあいつがいた。でな、あいつの狙いはルミイとカオルンだ。あの男は、狙った女子を自分に惚れさせる能力を持っている」
「むむむっ! それはつまり……カオルンがどんなに頑張ってもダメっていうことなのだ?」
「そうだ。カオルンが女の子である時点であの男には勝てない。あいつと勝負できるかどうかは、性別で決まるんだ。かなり恐ろしい敵だぞ。なお、スリーズ友愛団の男たちはタクルのハーレム女子たちに骨抜きにされている模様」
タクルは恐るべきNTRパワーによって、スリーズ友愛団を……。
もしかすると、この都市で起こっている活動そのものを掌握している可能性がある。
「あ、そうか。ヘルプ機能。タクルの黒幕」
『シクスザクス帝国です』
「アチャー! この都市で起こっている運動は、他国が仕掛けた内乱!」
あっという間に真実が分かってしまったぞ。
電池や兵器を作っている、この国の工場を無力化し、軍隊を撤退させればここにシクスザクス帝国は凱旋できるというわけだ。
確かに、タクルの能力はそのために凄まじい威力を発揮するだろう。
あいつはとんでもなく有能な工作員なのだ。
「不思議なのだなー。空中に文字が浮き出るのだ。そのタクルというのはシクスザクスなのだ? あの国は色々陰謀を巡らせてて、あちこちにスパイを放ってるのだ。カオルンもシクスザクスのスパイと何度か戦ったのだー」
「ほうほう、そんな過去があったのか。ここは、異世界召喚者をかなり上手く使ってるっぽいな。一番強敵な国かも知れない。だが、NTR野郎を俺と会わせてしまったのが運の尽きだ」
「わー、マナビがまた凄い笑顔になったのだ」
「俺の攻撃的笑みだぞ。どうだ、猛禽とかサメっぽいだろう」
「変な感じのげっ歯類みたいなのだ」
「えっ!? そんな風に見えてたの!? カッコいいと思ってたのに……」
俺はショックを受けた。
ともかく、NTRのタクルが危険であることは完全に確認できた。
あいつがうちの女子たちに執着している間は、スリーズシティを陥落させる仕事がストップするだろう。
それは即ち、こちらからもタクルを認識し、攻撃しやすくなることを表している。
「明日からは、魔法大学に潜入しようと思っている。学生に化けて、学内でタクルを仕留めるぞ」
「賛成なのだ! 変装は得意なのだー!」
「おいしかった~! あっ、話は決まりましたか? 潜入? 大学? へえー。わたし、魔法使いの大学って一度見てみたかったんですよねえ」
満場一致で、俺の案は可決となった。
あとは窓と扉の鍵をしっかり閉め、ルミイが呼び出した精霊に部屋の周囲を巡回させ、サーチアンドデストロイの指示を出してから眠りにつくだけだ。
あ、宿の人には、日が昇るまではこちらの部屋に近づくなと告げておいた。
安心して眠るためには、部屋を要塞化せねばならないのだ!
タクルめ、余計なコストをかけさせやがって……!
~~~~~~
朝に間違って46話を先に公開してしまいましたぞ!
なのでこっちが正しい45話ですw
12
あなたにおすすめの小説
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ3巻7/30発売
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?ただいまお相手募集中です!
月芝
ファンタジー
国の端っこのきわきわにある辺境の里にて。
不自由なりにも快適にすみっこ暮らしをしていたチヨコ。
いずれは都会に出て……なんてことはまるで考えておらず、
実家の畑と趣味の園芸の二刀流で、第一次産業の星を目指す所存。
父母妹、クセの強い里の仲間たち、その他いろいろ。
ちょっぴり変わった環境に囲まれて、すくすく育ち迎えた十一歳。
森で行き倒れの老人を助けたら、なぜだか剣の母に任命されちゃった!!
って、剣の母って何?
世に邪悪があふれ災いがはびこるとき、地上へと神がつかわす天剣(アマノツルギ)。
それを産み出す母体に選ばれてしまった少女。
役に立ちそうで微妙なチカラを授かるも、使命を果たさないと恐ろしい呪いが……。
うかうかしていたら、あっという間に灰色の青春が過ぎて、
孤高の人生の果てに、寂しい老後が待っている。
なんてこったい!
チヨコの明日はどっちだ!
【完結】腹ペコ貴族のスキルは「種」でした
シマセイ
ファンタジー
スキルが全てを決める世界。
下級貴族の少年アレンが授かったのは、植物の種しか生み出せない、役立たずの『種』スキルだった。
『種クズ』と周りから嘲笑されても、超がつくほど呑気で食いしん坊なアレンはどこ吹く風。
今日もスキルで出した木の実をおやつに、マイペースな学院生活を送る。
これは、誰もがクズスキルと笑うその力に、世界の常識を覆すほどの秘密が隠されているとは露ほども知らない、一人の少年が繰り広げる面白おかしい学院ファンタジー!
ざまぁされた馬鹿勇者様に転生してしまいましたが、国外追放後、ある事情を抱える女性たちの救世主となっていました。
越路遼介
ファンタジー
65歳で消防士を定年退職した高野健司、彼は『ざまぁ』系のネット小説を好み、特に『不細工で太っている補助魔法士の華麗な成り上がり』と云う作品を愛読していた。主人公アランの痛快な逆転劇、哀れ『ざまぁ』された元勇者のグレンは絶望のあまり…。そして、85歳で天寿を全うした健司は…死後知らない世界へと。やがて自身が、あのグレンとなっていることに気付いた。国外追放を受けている彼は名を変えて、違う大陸を目指して旅立ち、最初に寄った国の冒険者ギルドにて女性職員から「貴方に、ある事情を抱えている女性たちの救世主になってもらいたいのです」という依頼を受けるのであった。そして、そのある事情こそ、消防士である高野健司が唯一現場で泣いた事案そのものだったのである。
長女は家族を養いたい! ~凍死から始まるお仕事冒険記~
灰色サレナ
ファンタジー
とある片田舎で貧困の末に殺された3きょうだい。
その3人が目覚めた先は日本語が通じてしまうのに魔物はいるわ魔法はあるわのファンタジー世界……そこで出会った首が取れるおねーさん事、アンドロイドのエキドナ・アルカーノと共に大陸で一番大きい鍛冶国家ウェイランドへ向かう。
魔物が生息する世界で生き抜こうと弥生は真司と文香を護るためギルドへと就職、エキドナもまた家族を探すという目的のために弥生と生活を共にしていた。
首尾よく仕事と家、仲間を得た弥生は別世界での生活に慣れていく、そんな中ウェイランド王城での見学イベントで不思議な男性に狙われてしまう。
訳も分からぬまま再び死ぬかと思われた時、新たな来訪者『神楽洞爺』に命を救われた。
そしてひょんなことからこの世界に実の両親が生存していることを知り、弥生は妹と弟を守りつつ、生活向上に全力で遊んでみたり、合流するために路銀稼ぎや体力づくり、なし崩し的に侵略者の撃退に奮闘する。
座敷童や女郎蜘蛛、古代の優しき竜。
全ての家族と仲間が集まる時、物語の始まりである弥生が選んだ道がこの世界の始まりでもあった。
ほのぼののんびり、時たまハードな弥生の家族探しの物語
能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました
御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。
でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ!
これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
継母の嫌がらせで冷酷な辺境伯の元に嫁がされましたが、噂と違って優しい彼から溺愛されています。
木山楽斗
恋愛
侯爵令嬢であるアーティアは、継母に冷酷無慈悲と噂されるフレイグ・メーカム辺境伯の元に嫁ぐように言い渡された。
継母は、アーティアが苦しい生活を送ると思い、そんな辺境伯の元に嫁がせることに決めたようだ。
しかし、そんな彼女の意図とは裏腹にアーティアは楽しい毎日を送っていた。辺境伯のフレイグは、噂のような人物ではなかったのである。
彼は、多少無口で不愛想な所はあるが優しい人物だった。そんな彼とアーティアは不思議と気が合い、やがてお互いに惹かれるようになっていく。
2022/03/04 改題しました。(旧題:不器用な辺境伯の不器用な愛し方 ~継母の嫌がらせで冷酷無慈悲な辺境伯の元に嫁がされましたが、溺愛されています~)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる