93 / 196
凍土の王国編
第93話 求婚の権利問題から決闘の始まりへ
しおりを挟む
広場に集まっていたバーバリアンたちが、周囲をぐるりと囲むように席を設け、そこに決闘場が完成していた。
決闘はバーバリアンの最高の娯楽らしいな。
魔獣なんかを捕まえてきて、ここで戦士と戦わせたりするらしい。
外国の魔法使いを捕らえたりすると、やっぱりここで魔獣と戦わせたりするとか。
大変に野蛮である。
「ふうーっ! オレは問題ないぜ。おいモヤシ野郎。お前は武器を使ってもいいぞ。そうでなきゃ、絶対的強者のオレと絶対的弱者のお前じゃ勝負にならんからな」
「そいつはどうも」
ガガンがニヤニヤ笑いながら、鋼の拳を打ち付けている。
闘気を纏い、鋼の如く変化した腕を使って殴るのがこの男の戦い方らしい。
さっきヘルプ機能で調べた。
ガガンは完全に勝利を確信し、俺など眼中に無いようだ。
まあ、俺の外見はお世辞にも強そうには見えないし、魔力も闘気も持ってないことは確認されているしな。
だから、ボディチェックすらされなかった。
俺の体に魔法の刻印とかされてて、それで特殊なパワーを使うかも知れないのに。
いや、もちろん何も無いが。
完全無欠の手ぶらである。
「本当に何も持たなくていいのか? お前、それは蛮勇だぞ? ガガンはああ見えて、若手最強の戦士だからな」
ルミイパパであるバルクが、なんか言ってきている。
「うむ、強いんだろうなーということは分かる。だが、まあまあ俺もやる方なので見ていて欲しいなお義父さん」
「誰がお義父さんかーっ!! い、いや、ガガンに万一勝てれば考えてやらんこともない……」
「うほっ、言質いただきました!」
俺とバルクの会話を聞いていたようで、ガガンのこめかみに青筋が浮かんだ。
「てめえええええ!! ルミイはオレのもんだあああああ!! 手出ししようってのか、モヤシ野郎!! 手加減してやろうと思ったが、やめだ! ここでぐちゃぐちゃに捻り潰してやるあああああ!!」
ガガンの、まさに咆哮。
これには、やんややんやと盛り上がる観衆なのだ。
みんな酒が入ってる。
なお、ルミイとカオルンとアカネルは、ニコニコしている。
あれは絶対、俺がまた相手を煽ってるとか思っているんだろう。
今回はまだおとなしい方だぞ。
煽りまくったらガガンの株が急降下してかわいそうだろう。
あいつはまだ若いっぽいし。
「やっちまえガガンー!!」
「一発だ! 一発でのしちまえ!」
「バーバリアン魂見せつけろー!」
わいわいと沸く観衆に対し、「……」と冷静なエルフたちなのだ。
じーっと俺の挙動を見ている。
「よーし! では、決闘を始める! ガガンが勝てばルミイへの求婚を許そう! それでいいな!」
「いいとも!」
「ねえ、俺は? 俺が勝ってもなんにもないの?」
勝利の商品を求める俺に、バルクが嫌そうな顔をした。
「分かった分かった。じゃあお前の求めるものを言ってみろ」
「おう。俺は下心全開でここまでやって来た。勝利したら、ルミイは正しい意味でいただく」
一瞬、静まり返る決闘場。
そして、バーバリアンの若き男子たちが全員、いきり立って叫び始めた。
「殺せー!! そのモヤシを殺せー!!」
「ガガン、やれ! やっちまえ! 殺しちまえ!」
「許せねえー!! 俺たちのルミイをこんなモヤシ野郎が!」
みんな敵になってしまった。
不思議だなあ。
ガガンは顔を怒りで真っ赤にしている。
首や肩も赤く染まっているな。
めちゃくちゃ怒ってる。
「こっ! ろっ! すっ!!」
「お前も同じようなこと言ってたじゃん」
「もがーっ!!」
言葉が通じなくなってしまった。
バルクはいきり立つ若者たちを見て、満足気に微笑んだ。
殺気や怒りなどは、バーバリアンの戦闘意欲を増すので、好ましい反応なんだろう。
「よし、始めよ! お前たちの力を示せ! 蛮神バルガイヤーに戦いを捧げよ!」
「「「「「「「「「「捧げよ!!」」」」」」」」」」
「ほーん」
バーバリアンたちが唱和したので、俺は大変感心した。
棒立ちである、
そこに、ガガンが掴みかかってきた。
いきなり捕まえてくびり殺す気である。
「チュートリアル、行ってみよう」
そこでいつもの発動だよ。
ガガンの動きを観察してみる。
こいつは単純明快なパワーファイター。
ただ、闘気によって両腕が凶器そのものになっている。
かすれば命取り、掴まれたら一巻の終わり、拳を地面に叩きつける衝撃波が発して、下手に巻き込まれるとずたずたになる。
ほほー、これは強い。
でかい口を叩くだけある。
だがまあ、攻撃範囲を理解するとそこまで怖くないよなあ。
俺はガガンの動きをよく見て覚えた。
攻撃範囲もしっかり把握する。
衝撃波は避けるより、これに乗って飛び上がった方がいいな。
そして闘気とやらの特性をチェック。
「こいつのは放出するタイプか。腕に闘気とか言うのを集めているけど、溜めきれずに溢れ出て、そいつが衝撃波を作るんだな。制御しきれてないじゃないか」
若いなーと微笑ましくなる俺なのだった。
衝撃波の指向性も把握した。
これ、乗るのは楽ちんだな。
で、こいつの弱点も把握した。
攻撃をぶち込みきった瞬間、一番頑丈なはずの鋼の腕が、闘気のあまりの量にパンパンに膨れてるじゃない。
水がいっぱいに詰まった風船のようだ。
これはあれだな。
溢れ出す闘気の方向をいじってやれば一発だ。
どれどれ?
うわー、破裂した。
これは勝ちですわ。
ガガンの見せ場も考えて、大体五手くらいで詰ませる事にしよう。
俺は戦いの組み立てと、動き方の練習を終え、現実の時間へ戻ってくるのである。
決闘はバーバリアンの最高の娯楽らしいな。
魔獣なんかを捕まえてきて、ここで戦士と戦わせたりするらしい。
外国の魔法使いを捕らえたりすると、やっぱりここで魔獣と戦わせたりするとか。
大変に野蛮である。
「ふうーっ! オレは問題ないぜ。おいモヤシ野郎。お前は武器を使ってもいいぞ。そうでなきゃ、絶対的強者のオレと絶対的弱者のお前じゃ勝負にならんからな」
「そいつはどうも」
ガガンがニヤニヤ笑いながら、鋼の拳を打ち付けている。
闘気を纏い、鋼の如く変化した腕を使って殴るのがこの男の戦い方らしい。
さっきヘルプ機能で調べた。
ガガンは完全に勝利を確信し、俺など眼中に無いようだ。
まあ、俺の外見はお世辞にも強そうには見えないし、魔力も闘気も持ってないことは確認されているしな。
だから、ボディチェックすらされなかった。
俺の体に魔法の刻印とかされてて、それで特殊なパワーを使うかも知れないのに。
いや、もちろん何も無いが。
完全無欠の手ぶらである。
「本当に何も持たなくていいのか? お前、それは蛮勇だぞ? ガガンはああ見えて、若手最強の戦士だからな」
ルミイパパであるバルクが、なんか言ってきている。
「うむ、強いんだろうなーということは分かる。だが、まあまあ俺もやる方なので見ていて欲しいなお義父さん」
「誰がお義父さんかーっ!! い、いや、ガガンに万一勝てれば考えてやらんこともない……」
「うほっ、言質いただきました!」
俺とバルクの会話を聞いていたようで、ガガンのこめかみに青筋が浮かんだ。
「てめえええええ!! ルミイはオレのもんだあああああ!! 手出ししようってのか、モヤシ野郎!! 手加減してやろうと思ったが、やめだ! ここでぐちゃぐちゃに捻り潰してやるあああああ!!」
ガガンの、まさに咆哮。
これには、やんややんやと盛り上がる観衆なのだ。
みんな酒が入ってる。
なお、ルミイとカオルンとアカネルは、ニコニコしている。
あれは絶対、俺がまた相手を煽ってるとか思っているんだろう。
今回はまだおとなしい方だぞ。
煽りまくったらガガンの株が急降下してかわいそうだろう。
あいつはまだ若いっぽいし。
「やっちまえガガンー!!」
「一発だ! 一発でのしちまえ!」
「バーバリアン魂見せつけろー!」
わいわいと沸く観衆に対し、「……」と冷静なエルフたちなのだ。
じーっと俺の挙動を見ている。
「よーし! では、決闘を始める! ガガンが勝てばルミイへの求婚を許そう! それでいいな!」
「いいとも!」
「ねえ、俺は? 俺が勝ってもなんにもないの?」
勝利の商品を求める俺に、バルクが嫌そうな顔をした。
「分かった分かった。じゃあお前の求めるものを言ってみろ」
「おう。俺は下心全開でここまでやって来た。勝利したら、ルミイは正しい意味でいただく」
一瞬、静まり返る決闘場。
そして、バーバリアンの若き男子たちが全員、いきり立って叫び始めた。
「殺せー!! そのモヤシを殺せー!!」
「ガガン、やれ! やっちまえ! 殺しちまえ!」
「許せねえー!! 俺たちのルミイをこんなモヤシ野郎が!」
みんな敵になってしまった。
不思議だなあ。
ガガンは顔を怒りで真っ赤にしている。
首や肩も赤く染まっているな。
めちゃくちゃ怒ってる。
「こっ! ろっ! すっ!!」
「お前も同じようなこと言ってたじゃん」
「もがーっ!!」
言葉が通じなくなってしまった。
バルクはいきり立つ若者たちを見て、満足気に微笑んだ。
殺気や怒りなどは、バーバリアンの戦闘意欲を増すので、好ましい反応なんだろう。
「よし、始めよ! お前たちの力を示せ! 蛮神バルガイヤーに戦いを捧げよ!」
「「「「「「「「「「捧げよ!!」」」」」」」」」」
「ほーん」
バーバリアンたちが唱和したので、俺は大変感心した。
棒立ちである、
そこに、ガガンが掴みかかってきた。
いきなり捕まえてくびり殺す気である。
「チュートリアル、行ってみよう」
そこでいつもの発動だよ。
ガガンの動きを観察してみる。
こいつは単純明快なパワーファイター。
ただ、闘気によって両腕が凶器そのものになっている。
かすれば命取り、掴まれたら一巻の終わり、拳を地面に叩きつける衝撃波が発して、下手に巻き込まれるとずたずたになる。
ほほー、これは強い。
でかい口を叩くだけある。
だがまあ、攻撃範囲を理解するとそこまで怖くないよなあ。
俺はガガンの動きをよく見て覚えた。
攻撃範囲もしっかり把握する。
衝撃波は避けるより、これに乗って飛び上がった方がいいな。
そして闘気とやらの特性をチェック。
「こいつのは放出するタイプか。腕に闘気とか言うのを集めているけど、溜めきれずに溢れ出て、そいつが衝撃波を作るんだな。制御しきれてないじゃないか」
若いなーと微笑ましくなる俺なのだった。
衝撃波の指向性も把握した。
これ、乗るのは楽ちんだな。
で、こいつの弱点も把握した。
攻撃をぶち込みきった瞬間、一番頑丈なはずの鋼の腕が、闘気のあまりの量にパンパンに膨れてるじゃない。
水がいっぱいに詰まった風船のようだ。
これはあれだな。
溢れ出す闘気の方向をいじってやれば一発だ。
どれどれ?
うわー、破裂した。
これは勝ちですわ。
ガガンの見せ場も考えて、大体五手くらいで詰ませる事にしよう。
俺は戦いの組み立てと、動き方の練習を終え、現実の時間へ戻ってくるのである。
20
あなたにおすすめの小説
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~
灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」
魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。
彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。
遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。
歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか?
己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。
そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。
そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。
例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。
過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る!
異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕!
――なろう・カクヨムでも連載中――
ステータス画面がバグったのでとりあえず叩きます!!
カタナヅキ
ファンタジー
ステータ画面は防御魔法?あらゆる攻撃を画面で防ぐ異色の魔術師の物語!!
祖父の遺言で魔女が暮らす森に訪れた少年「ナオ」は一冊の魔導書を渡される。その魔導書はかつて異界から訪れたという人間が書き記した代物であり、ナオは魔導書を読み解くと視界に「ステータス画面」なる物が現れた。だが、何故か画面に表示されている文字は無茶苦茶な羅列で解読ができず、折角覚えた魔法なのに使い道に悩んだナオはある方法を思いつく。
「よし、とりあえず叩いてみよう!!」
ステータス画面を掴んでナオは悪党や魔物を相手に叩き付け、時には攻撃を防ぐ防具として利用する。世界でただ一人の「ステータス画面」の誤った使い方で彼は成り上がる。
※ステータスウィンドウで殴る、防ぐ、空を飛ぶ異色のファンタジー!!
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる