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フィフスエレ帝国跡編
第139話 託されと歓迎と時は来た
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ドミニク司祭と積もる話をした。
具体的にはこうである。
「私たち、ルサルカの高位司祭は自ら上位アンデッドとなります。こうして、長くルサルカのために祈りを捧げ、信者たちを導くのです」
「ふんふん。信仰心のあらわれ的な?」
「そのようなものです。定命であっては果たせぬ役割を果たす意味もありますし、アンデッドとともにある以上、彼らアンデッドが持っていた過去や物語を生きる者たちに伝える事もまた、重要な役割なのです」
「なるほどなあ……。語り部ってわけだ。じゃあ、ナルカもアンデッドになりたがってたりするのか」
俺の問いに、ドミニクがちょっと目を見開いた。
「驚いた。ご明察です。あの娘もまた、私の跡を継ぐつもりでいました。他の教団との争いが続くならば、私の身も長くは持ちますまい。ですが、ルサルカから魔眼を賜ったナルカが高位アンデッドとなれば……。私もそんな希望を懐いてしまったことはあります」
「はあはあ。だけど、争いがサクッと終わってしまったと」
「ええ。あなたが終えてくださった。本当にありがたい。それどころか、我ら教団に安住の地を用意してくださるとの申し出。本当にありがたいことです」
「どういたしましてだ。こちらも得たものが色々あったからな。で、ナルカに関することとは?」
ドミニク司祭が頷いた。
「もはや、ナルカが私の後を継ぐ意味はありません。アンデッドたちの物語を継いでいくのは、定命の信者たちでも務まるでしょう。マナビさん。あなたには、彼女に人間としての生き方を与えてやって欲しいのです」
「よしきた。任せろ!」
「判断が早い! よろしくお願いします!」
ガシッとドミニク司祭と握手を交わすのだった。
水浴びしている女子たちは、俺が彼女たちを見もせずに司祭とずーっと喋っているのでおかしいと思ったらしい。
「マナビさん、もしや股の間のものが不調なんですか!?」
「うおーっ!! 眼前にすっごく大きいのが二つと凄いボリュームの丸いお尻が!!」
俺は元気になったぞ!!
「良かった! いつものマナビさんですね!」
ルミイはパンツの下から元気に主張する愚息を、指でピンと弾いてじゃぶじゃぶ去っていった。
「ウグワーッ!」
なんというコミュニケーションをするのか。
「カオルンもやるのだ!」
「当機能も!」
「な、なんだってー!!」
俺は慌てて逃げた。
これは女子たちの裸をムホムホ言いながら見ている状況ではない。
愚息が危ない。
横を、ドミニク司祭が愉快そうに笑いながら並走するのだ。
「マナビさんは実に楽しそうに生きています。この楽しさを、ナルカにも教えてあげて下さい。この頼みが、私が親としてしてやれる最後のことですから」
「そうかー。で、なんで俺?」
「死の魔眼を宿した女とともに歩けるような、胆力ある男がこの世界にどれほどいると思っていますか?」
「いないね……」
大変納得してしまった。
ということで、ナルカを保護者から託された俺なのである。
翌日。
サクサクと荷馬車は進み、途中で魔獣と魔族の戦いを横目で眺めたりしつつ旅を続けることになった。
シクスゼクスからすると、暴走したフィフスエレの魔獣を相手取るので手一杯らしい。
セブンセンスに放っていた間者も全滅させられ、凍土の王国側ではバーバリアンの分隊が攻撃を仕掛けているとか。
悪の枢軸っぽい雰囲気を漂わせていたシクスゼクス、もうボロボロじゃん。
魔力の星も落ちたから、やっぱりこの国も弱体化しているらしいし。
「もう陰謀を巡らせる余裕も無いんじゃないか、この国」
争いを傍観しながら呟いたら、後ろにいたアカネルが補足してくれた。
「なんだかんだで、小競り合いくらいしかない魔法文明時代は停滞していたんでしょう。だから国力に余裕があって、悪巧みをすることができたわけですよ」
「シクスゼクスも平和ボケだったか」
そういうことらしい。
魔獣と戦う魔族たちの様子に、全く余裕はない。
これは、国家を維持していられないのではないか。
そのうちバラバラになって、種族ごとの集落になってしまうかもしれない。
無常を感じつつ、駆け抜ける俺たちなのだった。
なお、手出ししてきた魔獣は蹴散らしたぞ。
俺とカオルンとナルカが揃っていると、普通の魔獣なら全く相手にならないのだった。
そしてついに──。
見えてきました、懐かしきイースマス!
1900年代初頭の街並み!
そこにやたらとアメリカンファストフードショップがある。
アビサルワンズがうわーっと飛び出してきて、星条旗を振って歓迎してくれた。
なんで星条旗なの……?
あ、オクタゴンがアメリカ人だから?
ルサルカ教団の人々は、この歓迎に感激である。
セブンセンスでは鼻つまみ者だったのに、そんな自分たちを諸手を挙げて大歓迎してくれる場所があったのだから。
まあ、ここの連中も邪神の眷属なんで、世界から見ると鼻つまみ者なんだよな。
そんな宗教国家の鼻つまみ者と、魔族国家の鼻つまみ者が、世界の果てで……出会ったあ。
運命的邂逅だったかも知れん。
ルサルカ神は、もう既にオクタゴンの神殿にいるらしい。
「オクタゴン様は昨日、女神を連れて一緒にタコスを食べておられました」
バーガーショップ店員のアビサルワンズに、うちの相棒のデート模様などを聞かされるのだ。
順調に恋愛が進んでいるか、オクタゴンよ。
今こそ攻め切るときだぞ……!
そう思っていたら、ポンポン、と肩を叩かれた。
振り返ると。
「げえっ、アカネル!」
「何が、げえっ!ですかあ! マスター、分かってますね! 今夜決めますよ! 不束者ですが末永くお願いしますマスター!!」
そ、そうだったーっ。
具体的にはこうである。
「私たち、ルサルカの高位司祭は自ら上位アンデッドとなります。こうして、長くルサルカのために祈りを捧げ、信者たちを導くのです」
「ふんふん。信仰心のあらわれ的な?」
「そのようなものです。定命であっては果たせぬ役割を果たす意味もありますし、アンデッドとともにある以上、彼らアンデッドが持っていた過去や物語を生きる者たちに伝える事もまた、重要な役割なのです」
「なるほどなあ……。語り部ってわけだ。じゃあ、ナルカもアンデッドになりたがってたりするのか」
俺の問いに、ドミニクがちょっと目を見開いた。
「驚いた。ご明察です。あの娘もまた、私の跡を継ぐつもりでいました。他の教団との争いが続くならば、私の身も長くは持ちますまい。ですが、ルサルカから魔眼を賜ったナルカが高位アンデッドとなれば……。私もそんな希望を懐いてしまったことはあります」
「はあはあ。だけど、争いがサクッと終わってしまったと」
「ええ。あなたが終えてくださった。本当にありがたい。それどころか、我ら教団に安住の地を用意してくださるとの申し出。本当にありがたいことです」
「どういたしましてだ。こちらも得たものが色々あったからな。で、ナルカに関することとは?」
ドミニク司祭が頷いた。
「もはや、ナルカが私の後を継ぐ意味はありません。アンデッドたちの物語を継いでいくのは、定命の信者たちでも務まるでしょう。マナビさん。あなたには、彼女に人間としての生き方を与えてやって欲しいのです」
「よしきた。任せろ!」
「判断が早い! よろしくお願いします!」
ガシッとドミニク司祭と握手を交わすのだった。
水浴びしている女子たちは、俺が彼女たちを見もせずに司祭とずーっと喋っているのでおかしいと思ったらしい。
「マナビさん、もしや股の間のものが不調なんですか!?」
「うおーっ!! 眼前にすっごく大きいのが二つと凄いボリュームの丸いお尻が!!」
俺は元気になったぞ!!
「良かった! いつものマナビさんですね!」
ルミイはパンツの下から元気に主張する愚息を、指でピンと弾いてじゃぶじゃぶ去っていった。
「ウグワーッ!」
なんというコミュニケーションをするのか。
「カオルンもやるのだ!」
「当機能も!」
「な、なんだってー!!」
俺は慌てて逃げた。
これは女子たちの裸をムホムホ言いながら見ている状況ではない。
愚息が危ない。
横を、ドミニク司祭が愉快そうに笑いながら並走するのだ。
「マナビさんは実に楽しそうに生きています。この楽しさを、ナルカにも教えてあげて下さい。この頼みが、私が親としてしてやれる最後のことですから」
「そうかー。で、なんで俺?」
「死の魔眼を宿した女とともに歩けるような、胆力ある男がこの世界にどれほどいると思っていますか?」
「いないね……」
大変納得してしまった。
ということで、ナルカを保護者から託された俺なのである。
翌日。
サクサクと荷馬車は進み、途中で魔獣と魔族の戦いを横目で眺めたりしつつ旅を続けることになった。
シクスゼクスからすると、暴走したフィフスエレの魔獣を相手取るので手一杯らしい。
セブンセンスに放っていた間者も全滅させられ、凍土の王国側ではバーバリアンの分隊が攻撃を仕掛けているとか。
悪の枢軸っぽい雰囲気を漂わせていたシクスゼクス、もうボロボロじゃん。
魔力の星も落ちたから、やっぱりこの国も弱体化しているらしいし。
「もう陰謀を巡らせる余裕も無いんじゃないか、この国」
争いを傍観しながら呟いたら、後ろにいたアカネルが補足してくれた。
「なんだかんだで、小競り合いくらいしかない魔法文明時代は停滞していたんでしょう。だから国力に余裕があって、悪巧みをすることができたわけですよ」
「シクスゼクスも平和ボケだったか」
そういうことらしい。
魔獣と戦う魔族たちの様子に、全く余裕はない。
これは、国家を維持していられないのではないか。
そのうちバラバラになって、種族ごとの集落になってしまうかもしれない。
無常を感じつつ、駆け抜ける俺たちなのだった。
なお、手出ししてきた魔獣は蹴散らしたぞ。
俺とカオルンとナルカが揃っていると、普通の魔獣なら全く相手にならないのだった。
そしてついに──。
見えてきました、懐かしきイースマス!
1900年代初頭の街並み!
そこにやたらとアメリカンファストフードショップがある。
アビサルワンズがうわーっと飛び出してきて、星条旗を振って歓迎してくれた。
なんで星条旗なの……?
あ、オクタゴンがアメリカ人だから?
ルサルカ教団の人々は、この歓迎に感激である。
セブンセンスでは鼻つまみ者だったのに、そんな自分たちを諸手を挙げて大歓迎してくれる場所があったのだから。
まあ、ここの連中も邪神の眷属なんで、世界から見ると鼻つまみ者なんだよな。
そんな宗教国家の鼻つまみ者と、魔族国家の鼻つまみ者が、世界の果てで……出会ったあ。
運命的邂逅だったかも知れん。
ルサルカ神は、もう既にオクタゴンの神殿にいるらしい。
「オクタゴン様は昨日、女神を連れて一緒にタコスを食べておられました」
バーガーショップ店員のアビサルワンズに、うちの相棒のデート模様などを聞かされるのだ。
順調に恋愛が進んでいるか、オクタゴンよ。
今こそ攻め切るときだぞ……!
そう思っていたら、ポンポン、と肩を叩かれた。
振り返ると。
「げえっ、アカネル!」
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