最強の能力師は世界平和の為には頑張らない

秋桜

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一学期

9,入学式当日⑥ * 〜旧友の言葉と真実〜

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突然すみません…作者の秋桜ですm(*_ _)m

作者のお知らせ?をとばしたい方は改行を多めに入れてますのですっ飛ばしてください。

まずはここまで読んでくれた方…お疲れ様でした←

この作品はスルメのようなものを目指していてここまで読むのは説明多いし文章は固いし話は意味不明だし…と大変だったと思います(´ヮ`;)

正直そんなに我慢強い人がいるのか疑問なのですが
もしいた時のためにありがとうございます(〃・д・) -д-))ペコリン

さて、ではなぜこんな中途半端なところで
今まで一切なかった
作者挨拶を挟もうとしたのか

本題に入らせて頂きます。

前に覗きに来てくれた方はもう気づいたかもですが、
この作品の各話のタイトルについてです。

話の続きを書く時に
作者自身も確認で見返すことが多いのですが、
その時に探している場面がどこにあるか
分かりにくくなってきたので
はじめの数話には、
(前日①とか当日①とかなってるやつ)
本当は付けたくなかったのですが
作者自身のメモも兼ねて各話にサブタイトルをつけます。
途中で変えてすみません_|\○_

秋桜**

********









和室では、ちゃぶ台に時計回りで蘭花(離席中)、七凪、成人、葵依の順で座っていて、そして、場所がなかった颯だけは壁に背をあずけていた。

一方キッチンで蘭花は人数分のティーカップとソーサーを出してガラス製のティーポットを使って丁寧にお茶を入れる準備をする。

お湯が沸くのを待つ途中暇になった蘭花は昼間の不審者が気になったので校内の様子を意識だけをとばして見て回っていたがこの時は特に不審者を見つけることは出来なかった。

しばらくして紅茶を入れ終わり、お盆に人数分のカップとミルク、砂糖、スプーン、おかわり用のお茶が入ったティーポットを乗せて部屋に戻ると颯以外の3人が信じられないものを見る目をしてこっちを見ていた。

「ん、どうしたの。」

「すまん、蘭花さん、話の流れでみんなにちょうどバレたところでな。」

「何が?」

「いや、だから――」

「ねぇ、蘭花!使って本当!?」

蘭花が戻ってくるなり少し青い顔をした七凪が聞いてきた。

「そんな大声でさけぶのはやめた方が…。」

「あっ、ごめっ…。」

「いや、大丈夫。その為に結界はった。」

「あぁ、そっか…さっきは大袈裟おおげさだと思ったがそんなことはなかったな…結界はらなかったら今頃隣の部屋の人には確実にバレてたな。」

颯が納得した様子で言うと今度は葵依が申し訳なさそうに聞いてきた。

「そんなことより蘭花の能力の話よ。」

「そうだね。空気中のオルトも自由に使えるなんて話初めて聞いたよ。それって能力を際限無しに使えるってことだよね。」

「でも、神代さんの話だと使える人間他にも居るんだろ?」

「は?蘭花、そうなの!?」

「いる…というより……。」

蘭花はその人物を思い出しながら言った。

「いた……?」

「それって…今はもういないって事か?」

「颯………これ以上は…その…。」

葵依が自分の能力でいち早くどういう事かを察し、颯に小声で止めに入った。

それを見た私は葵依が単純な理由で止めているわけではなさそうだと思って葵依を探る為に話を続けた。

「葵依、ありがとう。けど大丈夫。で、颯君の質問、『今はもういないのか』については私にはわからない…けど、少なくとも私が知ってる人はもういない。」

それを聞いてほかの3人も蘭花が誰のことを言いたいのかを察した。

能力は遺伝する。
それは今の時代の常識で、珍しい能力はだいたいどちらかの親からの遺伝なのだ。
それはすなわち蘭花の能力も遺伝で受け継いだものだということ。
要するに3人は蘭花は母の事を言っているのではないかと予想した。

「それより私ばっかり能力について話をさせられてる…不公平。」

「俺らは、自己紹介で一通り言ったんだが…。」

「私が聞いてないからそれは無効。」

私がそう言うと成君がしょうがないと笑いながら言った。

「僕らだけでも、もう一度自己紹介…する?」

「きいちゃった秘密に釣り合うような情報はないけど…ボク蘭花と…仲良く…なりたいし…。」

成人の提案に七凪が乗っかって言ったがその時葵依のストップがかかった。

「その前に。ちょっと一つだけ質問したいの。待ってもらえない?」

「質問?」

「蘭花、空気中のオルトを使えるなんて私達に知られてしまっても良かったことなの?」

「よかったことなの?も何も葵依がカマかけたからバレたのであって私は何も言ってな……いや、なんでもない。」

蘭花は途中で自分も隠すことを諦めたことを思い出して口をつぐんだ。

「そこについて悪かったわ…まさかここまでの事だと思っていなかったの。でも、蘭花は問題ないでしょう?」

「………なんでそう思うの?」

「そうだよ。転移だけでも知れば権力者がこぞって蘭花を自分のものにしようとやってくるよ。っ、葵依!…まさか蘭花は……。」

七凪はそこまで言った所で急に黙ってしまった。

(私がなんだって言うの?)

そんな七凪を見て成人が何かを察したのか真面目な顔でまともな事を言い出した。

「僕の家なんか多分蘭花ちゃんを僕の婚約者にするとか言い出すよ?篁の隠密術と蘭花ちゃんの能力は相性が良すぎる。僕としては蘭花ちゃんなら大歓迎だけど。」

「成君珍しくまともな事言ってたのに、最後に余計なの付けて…。」

"婚約者"という言葉を聞いて蘭花は慌てて口をはさんだ。

「婚約者…はまだ困る。けど、みんながどこにも話さなければ大丈夫。」

「それはそう、なんだけど…。ボク…。」

七凪が不安そうに呟いた。

「大丈夫。ここで話すと判断したのは私。それに、私は自分の事は自分で守れるくらいの力はあるつもり。」

そもそも、なぜ蘭花がここまでいろいろとバラしているのか。
そもそも蘭花はバラしたくなければ、いくらでもこの状況をに出来る。
それをしていないのは、かつての仲間の1人、予知能力者である優に言われたアドバイスが関わっていた。
実際、ここまでは優の予知通りだった。
優は、予知も全てのことが完璧にわかる訳ではないと言っていたが、今まで言いつけを破って悪くなったことはあっても、優の言うことを守って悪くなったことは1度もなかった。


蘭花は当時の優の言葉を思い出す。


「星ちゃん、星ちゃんはね、高校で僕と再会するみたい。そこで僕からアドバイス。さっき話した高校の入学式の日。さっき話したのと似たような事を言われて、星ちゃんは4人の子達と仲良くなるチャンスが来る。チャンスを逃さずに仲良くなれると僕との再会が1年早まるみたい。」

「………仲良くなるためにはどうしたらいい?」

「うーん…そうだね…その子達の前でだけは、ありのまま正直にいたらそれだけでいいよ。」

「それだけ?」

「うん。あとは、星ちゃんを置いて勝手に話が進んでいくから。」

「うん?わかった……。」

私が納得いかなそうにそう言うと優ちゃんが笑いながら言った。

「あはは、その時になったらわかるよ。」

蘭花は優の言葉を思い出し、思わず泣きそうになるのをこらえて4人に向けて言った。


「私はみんなを信じることにした。悪いことは起こらないって。」

蘭花が4人を真っ直ぐ見て言った。
それを見て七凪が不安そうに言った。

「でも……蘭花…ボク…こんな大事隠しきれるか…。」

「大丈夫。七凪ちゃん。何かあったら私が助けてあげる。」

私は七凪ちゃんにだけ見えるようにとあるものを見せた。
それから周りに気づかれないように紙にある事を走り書きして制服のポケットの中に入れていたもう1枚の別の紙と一緒に七凪ちゃんに渡す。

七凪はそれを見て驚き目を丸くする。

「えっ…本当に?」

「うん。」

「わかった。じゃあ、どんなことでも助けてくれる?」

「大丈夫。任せて。」

蘭花がそう言ったのを見てほっとした様子の七凪。
一応、話がひと段落するのを待ってくれていた葵依が口を開いた。

「2人でなにイチャついてるのよ。私もまぜて欲しいわ。こら、成君は七凪に背後から忍び寄らないの!」


葵依の言葉で七凪が慌てて振り返る。

「バレたか…蘭花ちゃんが七凪ちゃんにだけバラしてた秘密が気になってね。つい、出来心で。」

葵依に止められた成人はへらへらと笑ってあまり悪びれること無く言った。
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