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夢幻の旅路五
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旅にさすらう。俺達はサイラスの町を発って北へ北へと向かっていた。何故かと言うとオモイカネデバイスに占わせた所、北が大凶だったためだ。
俺達は常に災厄の席に立つ。人世を護る楔なのだ。またサイラスの町のように魔族に襲われたり、戦争で蹂躙される町や村を放っておく訳には行かない。
俺達はひたすら旅を続けていた。何事もなく順調だった筈の旅は悪夢に様変わりしていた。
大盗賊団の出現である。人数は五百人以上。並の盗賊の二十倍は居る。それがズラリと俺達を囲み、ジリジリと迫ってくる。
レンコは悠長な物だ。鼻歌まじりに辺りを見渡している。
「どうする?この人数俺には捌ききれないぞ。」
「そういう時の為の嫦娥様でしょ。嫦娥様!聞こえてますか?本霊のカラドボルグを貸して下さい。」
「おうおう!またレンコかいな!最近頻度高くないか?まあ暇してるし別に良いけどな。アーティファクトの本霊を指名するとは良い度胸や。凡人がどれ程それを苦労して達成すると思う?数世代は掛かるで!それを簡単に貸して下さいとはな!まあレンコには返しきれない借りもあることだし許してやるわ。天界にいる英霊から取り上げてくるで。……ほら!カラドボルグの本霊や。絶対に壊すなよ。使用後に何時も通り自動消滅するからな。じゃあの。」
「ありがとうございます。嫦娥様。カラドボルグか…装着!真理到達!延伸聖剣カラドボルグ!延伸斬開始!延伸回転切り!」
そうレンコが宣言するとカラドボルグが何百メートルも伸び全ての盗賊を射程に納めた。そして大胆な回転切りを放ち始めた。俺は咄嗟にその場に伏せた。
盗賊達は切り刻まれる同胞の姿を見てしゃがんだり、ジャンプしたりして避けようとしていた。しかしそれを逃すレンコではない。カラドボルグをブルブルと振動させて上下にたわませながら回転切りを継続した。上にも下にも逃げられない。
再び盗賊達のスライスが始まる。盗賊は口々に絶叫しながら絶命していった。
「嫌だ嫌だ。死にたくない。こんなのあり得ない。避けられない。無理だ。何処にも逃げ場がない。アガァビュ!」
「これは剣なのか?皆薙ぎ倒されていく。血飛沫をあげて死んでいく。ああこれが俺達への罰か。天罰に違いなインデッシュ!」
「ハアハア剣の射程範囲外に出ればいい話じゃないの。よしここまで来れば剣は届かない!今の内に逃げようじゃん「カラドボルグの射程外に敵発見。想定通り延伸磔刑に処します。」ウギャアアイテエイテエシンジマウ!」
気付くとその場で動いている者は俺とレンコだけになっていた。辺りには血の匂いと臓物の腐った匂いが漂っていた。
大立ち回りを演じたカラドボルグは歯こぼれ一つなく虹色の光になって消えていった。
「如何に大人数の盗賊団とは言え、全員を射程に捕らえ一気に殲滅すれば何も居ないのと同じだね。楽チン楽チン。」
「アーティファクトの使い方を熟知しているな。俺にはとても真似できん。精々エクスリボルグの対星必殺奥義を発動する位だ。」
「まあねぇ。伊達に三千年生きては居ないよ。このくらいの軍勢で武器も精々刀剣位ならいくらでも料理できるよ。まっ今日はあんまり遊ばなかった方かな。人の世を護る為にもこの位は出来ないとね。あっ決して慎吾を貶している訳じゃないよ。君はエクスリボルグを使って不殺を極めれば良いさ。最近威力が強くなって敵を殺す事も増えているみたいだけどね。さあ行こう。更に北に北を目指して!」
「了解。俺も何か範囲攻撃を覚えたいもんだねぇ。まあ一体一体倒すのも悪くは無いもんだが。本当にこの旅はレンコが居ないとどうなるか全く分からないよ。俺はエクスリボルグ一丁しか持っていないし…」
「フフフ…あたしにドンドン依存すると良い。あたしなしで生きていけないぐらいのダメ人間になっちゃえ。さあさ遠慮は要らないよ…。」
「この間のサイラスの町…復興したかなあ。気にならないか?悔恨の証なんだろう。」
「うぐう…ずるいよ。ちょっとエッチな雰囲気になってノリノリだったのにさ!サイラスの町の事は何時も何処かで気に掛けているよ。他の滅びてしまった町も同じだ。あたしの無力の証であり、悔恨の印でもある。これでいい?慎吾の方からエッチな展開を拒否するなんて正気?」
「いやあんまり月日が立っていないのに妙な事を言い出したからもうサイラスの町の事を忘れてしまったんじゃないかと思ってね。そんな事は無かったようだ。安心。安心。エッチな展開は嫌いじゃないが時と場合に寄るよ。それにさっきのだと支配されるみたいだ。」
「もう。あたしを試すなんて。駄目な弟子だよ!師匠を試すんじゃない。ただ受け入れろ。拒否は許さない。君の師匠…ウシオレンコは君にとって絶対の存在なんだ。分かったね。」
「はいはい。分かりましたよ。確かにレンコ…貴女は強大だ。付け入る隙もない。だから人間臭い貴女を見ると俺は安心するんだ。この娘も人間なんだなとそして俺はそんなところが好きなんだ。」
「えっちょっと何?いきなり告白?き…君の気持ちは嬉しいけど…セクハラ魔人の君と一緒になるのは覚悟がいる!もう少し待って欲しい。決して嫌と言うわけでは無いよ。だから…」
「えっ。何を言っているんだ?レンコ。目がギラギラしていて怖い。聞かなかった事にしておくから先に進もう。北に北に…まだ旅は終わってないだろう?」
「し·ん·ご!乙女心を弄んだな!師匠を侮辱した罪は重いぞ!一辺死んでやり直してこい!ブラフマーストラ!」
雷の光球が神速でこちらに発射された。避ける間もなく直撃。俺は身体が融解するなんとも例えがたい不快感を感じながら即死した。
しかし十秒もすれば跳ね上がる。レンコが俺の身体に刻んだ魔法刻印…不死鳥蘇生が発動したのだ。これからは短いスパンで生き死にを繰り返すのだろう。
「どう!反省したかしら?」
「はい。反省しました。(くそっ!何が悪いのか全く分からないぞ。)」
「何が悪かったか言ってみて。」
「師匠レンコ様を侮辱した事でございます。」
「どう侮辱したのか言ってみ。」
「申し訳無いが、自分でも何が侮辱に当たるかは分からない。でも君の気に障ったというなら謝るよ。悪かった。レンコ。許してくれ!」
「フム…あたしも鬼じゃない。条件付きで許してやろう。今日から毎日寝る前にマッサージしてもらおうか。勿論変な場所を障ったりしたらその場で苦痛に呻きながら死ぬ事になるだろう。」
「ええ…セクハラ出来ないマッサージなんて…生き地獄だ。面倒臭いだけじゃないか…そんなのそんなの…お断りする。」
「そうか!それなら今ここで旅をする約束を放棄しよう。あたしの腕前無しに暴走しているイスワルドのエネミーに対応できるかな。」
「うぐぐ…汚いぞ。レンコ。だーっくそくそ!分かったよ。毎日イヤらしくないマッサージをしますよ!これで良いんだろう。」
「宜しい。とても満足のいく結果だとも。さあ北に進もう。こんな血溜まりの中で延々話続けるのも趣味が悪いって言うもんだよ。」
「ハァーっ。まあそれもそうだな。北の土地に向かうとしよう。」
その後俺達は北に北へと歩みを続けていった。途中モンスターや盗賊に遭遇する事はあったが大抵は俺のエクスリボルグを使った剣術で対応可能だった。レンコの出番は殆ど無かった。
「むー。この所慎吾ばっかり活躍してつまんないよー。」
「そんな事言うなよ。俺だって必死に闘っているんだぞ。別に手柄を横取りしたい訳じゃないさ。じゃあ聞くけどレンコは雑魚モンスターごときに自分の能力を使いたいかい?吹いて消えるような連中だぞ。」
「それでもトレーニングターゲット位にはなるさ。今度一回譲ってよ。」
「はいはい。分かったよ。次の雑魚敵は譲ろう。」
そして次の雑魚敵は何と三メートル程の恐竜だった。俺が一人で相手にするなら結構な強敵だがレンコが相手にするには多少硬いサンドバッグに過ぎない。
「見つけたぁ!あたしの獲物!行くわよ。拳打で!」
レンコは恐竜の前に縮地で躍り出る。恐竜は大きく口を開けてレンコを一呑みにしようとするが…
「奥義!天驚本烈!原始の塵に帰れ!」
レンコの右拳から極太の閃光が発射された。初めて見る技だ。そして恐竜は頭から上が閃光で吹き飛び即死した。
「はぁーっ。久々にスッキリした。雑魚相手に無駄に大技を使う快感…くぅ!堪らないよ!」
「左様でございますか。恐竜…次は的にならない動物に生まれ変わって来るんだぞ。そうすればレンコに殺されないからな。」
「フフフ…次も恐竜で良いじゃない。悔しがってもっと大きい恐竜に生まれ変わると良い。殺しがいがあるって言うもんだ。」
「訂正。生まれ変わらないで天界で恐竜仲間と楽しくやっている方が良いな。殺される心配もないし。そうしろ。名も知らぬ恐竜よ。さあレンコ北に進もう。まだオモイカネデバイスの神託の土地では無いんだろ?」
「もう三ヶ月も歩きっぱなしだ。そろそろ到着しても良いんだけどな。町の名前は分かっている。最悪の運気の町…ハデスポリスの町。」
「そうか…ハデスポリス。そこを目指して歩いて行こう。」
俺達は更に二ヶ月あるいた。ようやくハデスポリスの町にたどり着く。オーディン大陸の北東の地。災厄の町。最悪の町。ハデスポリスでの俺達の滞在が始まる。俺達の存在が吉と出るか凶と出るかそれはまだ分からない。
次の旅に続く。
俺達は常に災厄の席に立つ。人世を護る楔なのだ。またサイラスの町のように魔族に襲われたり、戦争で蹂躙される町や村を放っておく訳には行かない。
俺達はひたすら旅を続けていた。何事もなく順調だった筈の旅は悪夢に様変わりしていた。
大盗賊団の出現である。人数は五百人以上。並の盗賊の二十倍は居る。それがズラリと俺達を囲み、ジリジリと迫ってくる。
レンコは悠長な物だ。鼻歌まじりに辺りを見渡している。
「どうする?この人数俺には捌ききれないぞ。」
「そういう時の為の嫦娥様でしょ。嫦娥様!聞こえてますか?本霊のカラドボルグを貸して下さい。」
「おうおう!またレンコかいな!最近頻度高くないか?まあ暇してるし別に良いけどな。アーティファクトの本霊を指名するとは良い度胸や。凡人がどれ程それを苦労して達成すると思う?数世代は掛かるで!それを簡単に貸して下さいとはな!まあレンコには返しきれない借りもあることだし許してやるわ。天界にいる英霊から取り上げてくるで。……ほら!カラドボルグの本霊や。絶対に壊すなよ。使用後に何時も通り自動消滅するからな。じゃあの。」
「ありがとうございます。嫦娥様。カラドボルグか…装着!真理到達!延伸聖剣カラドボルグ!延伸斬開始!延伸回転切り!」
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「ハアハア剣の射程範囲外に出ればいい話じゃないの。よしここまで来れば剣は届かない!今の内に逃げようじゃん「カラドボルグの射程外に敵発見。想定通り延伸磔刑に処します。」ウギャアアイテエイテエシンジマウ!」
気付くとその場で動いている者は俺とレンコだけになっていた。辺りには血の匂いと臓物の腐った匂いが漂っていた。
大立ち回りを演じたカラドボルグは歯こぼれ一つなく虹色の光になって消えていった。
「如何に大人数の盗賊団とは言え、全員を射程に捕らえ一気に殲滅すれば何も居ないのと同じだね。楽チン楽チン。」
「アーティファクトの使い方を熟知しているな。俺にはとても真似できん。精々エクスリボルグの対星必殺奥義を発動する位だ。」
「まあねぇ。伊達に三千年生きては居ないよ。このくらいの軍勢で武器も精々刀剣位ならいくらでも料理できるよ。まっ今日はあんまり遊ばなかった方かな。人の世を護る為にもこの位は出来ないとね。あっ決して慎吾を貶している訳じゃないよ。君はエクスリボルグを使って不殺を極めれば良いさ。最近威力が強くなって敵を殺す事も増えているみたいだけどね。さあ行こう。更に北に北を目指して!」
「了解。俺も何か範囲攻撃を覚えたいもんだねぇ。まあ一体一体倒すのも悪くは無いもんだが。本当にこの旅はレンコが居ないとどうなるか全く分からないよ。俺はエクスリボルグ一丁しか持っていないし…」
「フフフ…あたしにドンドン依存すると良い。あたしなしで生きていけないぐらいのダメ人間になっちゃえ。さあさ遠慮は要らないよ…。」
「この間のサイラスの町…復興したかなあ。気にならないか?悔恨の証なんだろう。」
「うぐう…ずるいよ。ちょっとエッチな雰囲気になってノリノリだったのにさ!サイラスの町の事は何時も何処かで気に掛けているよ。他の滅びてしまった町も同じだ。あたしの無力の証であり、悔恨の印でもある。これでいい?慎吾の方からエッチな展開を拒否するなんて正気?」
「いやあんまり月日が立っていないのに妙な事を言い出したからもうサイラスの町の事を忘れてしまったんじゃないかと思ってね。そんな事は無かったようだ。安心。安心。エッチな展開は嫌いじゃないが時と場合に寄るよ。それにさっきのだと支配されるみたいだ。」
「もう。あたしを試すなんて。駄目な弟子だよ!師匠を試すんじゃない。ただ受け入れろ。拒否は許さない。君の師匠…ウシオレンコは君にとって絶対の存在なんだ。分かったね。」
「はいはい。分かりましたよ。確かにレンコ…貴女は強大だ。付け入る隙もない。だから人間臭い貴女を見ると俺は安心するんだ。この娘も人間なんだなとそして俺はそんなところが好きなんだ。」
「えっちょっと何?いきなり告白?き…君の気持ちは嬉しいけど…セクハラ魔人の君と一緒になるのは覚悟がいる!もう少し待って欲しい。決して嫌と言うわけでは無いよ。だから…」
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「どう!反省したかしら?」
「はい。反省しました。(くそっ!何が悪いのか全く分からないぞ。)」
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「申し訳無いが、自分でも何が侮辱に当たるかは分からない。でも君の気に障ったというなら謝るよ。悪かった。レンコ。許してくれ!」
「フム…あたしも鬼じゃない。条件付きで許してやろう。今日から毎日寝る前にマッサージしてもらおうか。勿論変な場所を障ったりしたらその場で苦痛に呻きながら死ぬ事になるだろう。」
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そして次の雑魚敵は何と三メートル程の恐竜だった。俺が一人で相手にするなら結構な強敵だがレンコが相手にするには多少硬いサンドバッグに過ぎない。
「見つけたぁ!あたしの獲物!行くわよ。拳打で!」
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「奥義!天驚本烈!原始の塵に帰れ!」
レンコの右拳から極太の閃光が発射された。初めて見る技だ。そして恐竜は頭から上が閃光で吹き飛び即死した。
「はぁーっ。久々にスッキリした。雑魚相手に無駄に大技を使う快感…くぅ!堪らないよ!」
「左様でございますか。恐竜…次は的にならない動物に生まれ変わって来るんだぞ。そうすればレンコに殺されないからな。」
「フフフ…次も恐竜で良いじゃない。悔しがってもっと大きい恐竜に生まれ変わると良い。殺しがいがあるって言うもんだ。」
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「もう三ヶ月も歩きっぱなしだ。そろそろ到着しても良いんだけどな。町の名前は分かっている。最悪の運気の町…ハデスポリスの町。」
「そうか…ハデスポリス。そこを目指して歩いて行こう。」
俺達は更に二ヶ月あるいた。ようやくハデスポリスの町にたどり着く。オーディン大陸の北東の地。災厄の町。最悪の町。ハデスポリスでの俺達の滞在が始まる。俺達の存在が吉と出るか凶と出るかそれはまだ分からない。
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