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夢幻の旅路六
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俺達は到着したハデスポリスの町に踏みいろうとしていた。空は赤い暗雲に包まれて雷鳴が鳴っている。だが雨は降ってこない。
そして町の門を潜るとレンコが叫んだ。
「十時方向に弓兵。伏せて!」
「はっ?何だって?弓兵?人間か?」
「良いから伏せる。生きたまま弓矢まみれになりたくないでしょ。」
「了解。」
俺が伏せると同時に弓矢が飛んできた。中には人間の腕程の太さの矢も混じっていた。こんなものを食らったら確実に死ぬな。
レンコは五重結界で矢を防いだ。恐らく術の展開が自分にしか間に合わなかったのだろう。
レンコは反撃に移る。
「双竜覇閃撃!ブラフマーストラ!梵天覇閃光!」
必殺の一撃が矢継ぎ早に放たれる。相手はオークやガーゴイルそして巨人だった。百メートル位離れた所に五十体程固まっていた。何故町中にこんなモンスターが居るんだ?理解不能。
ゴウアパウアー!辺りは目映い光に包まれる。
モンスター達は必殺の一撃を浴びて塵に帰った。
レンコは闘争の構えを解いた。息を深呼吸して精神を研ぎ澄ます。そして次の敵を探すためにオモイカネデバイスを立ち上げた。
「オモイカネデバイス…残りの敵は?」
「ハデスポリス内に凡そ百。ゲート外から無限に供給されます。」
「なる程ね。慎吾。敵はまだ百体居る。君も闘ってこい。敵の散布データを持っていくと良い。」
そう言うとレンコから脳内に直接画像データが送られてきた。敵の散布図だ。目抜通りに五十体近く。オーク、ゾンビ、レッサーデーモン、巨人…そんな所だ。俺が劣る敵ではない。巨人ですらエクスリボルグから逃れる事は出来ないのだ。
俺は目抜通りに向かって駆け出した。それを見送るレンコ。
「あたしももう片方の敵を片付けないとね。巨人、フェンリル、ゴーレム、鬼…結構骨が折れる相手だ。あたしに不可能は無いけどね。」
目抜通りに到着した。モンスターの群れだ。俺はエクスリボルグを構えて突貫する。
袈裟斬り!袈裟斬り!袈裟斬り!袈裟斬り!袈裟斬り!切り上げ!直突き!袈裟斬り!直突き!袈裟斬り!切り上げ!直突き!…
寄ってくる魔物を徹底的にひっぱたき続けた。皆一撃でダウンしていく。噛まれたり殴られたりしたがお構い無しに攻撃を続ける。
フハハ!なんたって俺は不死身。いくらでも攻撃するが良い!お前達の様な定命の者とは違うのだ!
残すところ巨人が五体。少し手間だが…
巨人の一体が咆哮を上げてこちらに近寄ってくる。両手を組み思い切り振りかぶって叩き潰そうとしてくる。だが俺は巨人の足元に見るも止まらぬ袈裟斬りを連続で叩き込んだ。
巨人はゆっくりと崩れ去る。
残りの巨人も一気に突っ込んできた。俺は地面を蹴り飛び上がった。巨人の眼前から足元まで落ちながらエクスリボルグを叩き込む。巨人は昏倒した。ボウッと辺りを観察している巨人の足にその隙に袈裟斬りを連続で叩き込み気絶させる。
残るは二体。片方の巨人は大きな手を振り回して此方を攻撃してきた。エクスリボルグで防ぐ…も防いで硬直している俺をもう片方の腕で持ち上げた。万力の様な力で締め上げられる。俺は反撃の術式を使った。
「ぐが…反射霊爆連携不死鳥蘇生!」
俺は身体の魔力を暴走させて爆発させた。究極霊爆!そしてその場で身体は蘇生される。
もろに食らった巨人は上半身が消し飛び即死した。
後一体。残された巨人は俺を置いて逃げ出した。そうはさせるか!
俺は縮地を使い巨人との距離を詰めて前に躍り出る。焦ってあたふたする巨人にエクスリボルグの袈裟斬りを連続でお見舞いした。これで全部の敵を無力化した。
レンコに合流しよう。俺は声を張り上げる。
「レンコー!何処だ!俺の敵は片付いた。君に合流したい!」
…………………………………………………………………………
しばらく待って…声が聞こえた。
「町の入口の広場に来るんだ。こっちの敵も片付いた。」
俺は彼女の声に従って町の広場まで駆け足で戻っていった。
十分前…レンコは敵を倒すために町の目抜通りを抜けた住宅街に来ていた。そこには強力なモンスターが待ち構えて居たがレンコにとっては多少頑丈なサンドバッグに過ぎない。
巨人、フェンリル、ゴーレム、鬼の軍勢が居た。こちらも目抜通りに居たのと同じ合計五十体の敵だ。一撃で何体減るかな?
あたしは無銘の弓矢を錬成した。構える矢は五本。魔力を限界までチャージする。
「無銘神射!捕縛神射!」
発射された神域の矢が五つに別れてそれぞれ敵の軍団にホーミングして命中する。命中の衝撃で五体即死…そしてチャージされた魔力の暴走。究極霊爆。およそ二十体程撃破。半数を撃破確認。
残りは巨人十、フェンリル一、ゴーレム十、鬼四。
距離は百メートル。縮地。
フェンリルの眼前に躍り出る。突然の事にフェンリルは目を白黒させている。錬成…夢想天生!無銘百連刃!
フェンリルはノーガードのまま切り刻まれた。そこに鬼が躍り出て来た。金棒を大きく振りかぶる鬼。
レンコは夢想天生を投擲した。鬼に命中。爆砕させる。夢想天生爆砕!究極霊爆!鬼は死亡。残りの三体の鬼は恐れを成して逃げ出した。
先程錬成した無銘弓を取り出す。魔力をチャージせずに連射する。鬼三体に同時に着弾。衝撃で身体が爆ぜる。鬼は全部死亡。
敵はおろおろしている。レンコはゴーレムに向き直った。ゴーレムは一列に並んでいた。レンコのあまりの攻撃力に攻めあぐねているようだ。
「つまらない。もっと足掻いて魅せよ!モンスター共!行くぞ!奥義!天驚本烈!連携双竜覇閃撃!連携ブラフマーストラ!連携梵天覇閃光!」
圧倒的な魔力の奔流の前にゴーレム達は飴のように蕩けてしまった。鋼鉄の肉体をもってしてもレンコの本気の連撃に耐えられる道理はない。
残りは巨人…十メートルを超える化物が十体も揃ってビクビク震え上がっている。
ハアッ本当に興醒め。だから雑魚はつまらない。
ブラフマーストラ!ブラフマーストラオルタナティブ!ブラフマーストラアルター!
三つの雷の光球が手元に揃う。それを一気に発射する。
雷光が瞬き巨人達は灰と化した。全敵撃破完了。
そして慎吾から呼び出しが掛かった。分かりやすい場所の町の入口の広場に移動すると慎吾に返答した。
数分待って慎吾がやってくる。
「お互い敵を倒した様だな。お疲れ様。」
「ああ。お疲れ。雑魚とは言え五十体を倒すとはやるじゃないか。腕を上げたな。」
「ありがとうございます。師匠。どうせそっちは余裕だったんだろ。」
「それは当たり前だ。あたしを苦戦させる敵が居るなら見てみたいもんだよ。あたしの事はどうでも良い。君が腕を上げた事の方が重要だと思わないか?」
「まあ改めて言われると照れるね。俺も闘いの中で少しは成長しているのかな。」
「最初は棒切れに正に振り回されている状態だったのに、最近は上手く扱えていると思うぞ。エクスリボルグで出来る事を理解してキチンと分を弁えている証拠だ。誇りに思って良いと思うぞ。アーティファクトを完全に制御出来ているんだ。」
「ッッ。ありがとう。エクスリボルグで出来る範囲の事をやっているだけだ。そんなに誉めるなよ。」
「木の棒一本渡されてモンスター五十体を倒せと言われても…大半の奴はエクスリボルグについて理解していても挑戦しようとすら思わないだろう。それぐらいの難行だと言う事だよ。まあ良い。敵は片付いた。だがまた現れるだろう。この町が大凶の理由が分かった。」
「それは一体?」
「この町にはゲートが開いている。」
「ゲートって魔界のゲートか?」
「この世界で言うゲートは魔界のゲートと同意義と思って良いだろう。そこからは無尽蔵に敵が現れる。」
「どう対応するんだ?」
「ゲートの内部に入り、ゲートを維持している装置を破壊する。それしか方法が無いんだが…ゲートの中は魔界の拠点と繋がっている。その拠点には魔王クラスの強さの敵がうようよしている。あたしはゲートに入る時常に二度とイスワルドに帰還できない事を覚悟しながら入っている。それぐらい厳しい闘いになる…慎吾。君はのこる「じゃあ俺も行かなくちゃな。レンコが居なくなったら俺はどうやって生きていけば良いか分からない。一蓮托生だ。」
「この馬鹿弟子が!あたしは警告したぞ!着いてくるなと!その警告を無視するなら相応の覚悟が必要だ。本気のあたしから一本取ってみろ。」
「良いだろう。俺も高めていた実力を披露する時だ。レンコ!貴女から一本頂く!」
「抜かせ!あたしから一本取るのがどれ程の苦痛と困難にまみれているか身体に叩き込んでやる!」
俺達は死合う事になった。勝負の行方は如何に?
次の旅に続く
そして町の門を潜るとレンコが叫んだ。
「十時方向に弓兵。伏せて!」
「はっ?何だって?弓兵?人間か?」
「良いから伏せる。生きたまま弓矢まみれになりたくないでしょ。」
「了解。」
俺が伏せると同時に弓矢が飛んできた。中には人間の腕程の太さの矢も混じっていた。こんなものを食らったら確実に死ぬな。
レンコは五重結界で矢を防いだ。恐らく術の展開が自分にしか間に合わなかったのだろう。
レンコは反撃に移る。
「双竜覇閃撃!ブラフマーストラ!梵天覇閃光!」
必殺の一撃が矢継ぎ早に放たれる。相手はオークやガーゴイルそして巨人だった。百メートル位離れた所に五十体程固まっていた。何故町中にこんなモンスターが居るんだ?理解不能。
ゴウアパウアー!辺りは目映い光に包まれる。
モンスター達は必殺の一撃を浴びて塵に帰った。
レンコは闘争の構えを解いた。息を深呼吸して精神を研ぎ澄ます。そして次の敵を探すためにオモイカネデバイスを立ち上げた。
「オモイカネデバイス…残りの敵は?」
「ハデスポリス内に凡そ百。ゲート外から無限に供給されます。」
「なる程ね。慎吾。敵はまだ百体居る。君も闘ってこい。敵の散布データを持っていくと良い。」
そう言うとレンコから脳内に直接画像データが送られてきた。敵の散布図だ。目抜通りに五十体近く。オーク、ゾンビ、レッサーデーモン、巨人…そんな所だ。俺が劣る敵ではない。巨人ですらエクスリボルグから逃れる事は出来ないのだ。
俺は目抜通りに向かって駆け出した。それを見送るレンコ。
「あたしももう片方の敵を片付けないとね。巨人、フェンリル、ゴーレム、鬼…結構骨が折れる相手だ。あたしに不可能は無いけどね。」
目抜通りに到着した。モンスターの群れだ。俺はエクスリボルグを構えて突貫する。
袈裟斬り!袈裟斬り!袈裟斬り!袈裟斬り!袈裟斬り!切り上げ!直突き!袈裟斬り!直突き!袈裟斬り!切り上げ!直突き!…
寄ってくる魔物を徹底的にひっぱたき続けた。皆一撃でダウンしていく。噛まれたり殴られたりしたがお構い無しに攻撃を続ける。
フハハ!なんたって俺は不死身。いくらでも攻撃するが良い!お前達の様な定命の者とは違うのだ!
残すところ巨人が五体。少し手間だが…
巨人の一体が咆哮を上げてこちらに近寄ってくる。両手を組み思い切り振りかぶって叩き潰そうとしてくる。だが俺は巨人の足元に見るも止まらぬ袈裟斬りを連続で叩き込んだ。
巨人はゆっくりと崩れ去る。
残りの巨人も一気に突っ込んできた。俺は地面を蹴り飛び上がった。巨人の眼前から足元まで落ちながらエクスリボルグを叩き込む。巨人は昏倒した。ボウッと辺りを観察している巨人の足にその隙に袈裟斬りを連続で叩き込み気絶させる。
残るは二体。片方の巨人は大きな手を振り回して此方を攻撃してきた。エクスリボルグで防ぐ…も防いで硬直している俺をもう片方の腕で持ち上げた。万力の様な力で締め上げられる。俺は反撃の術式を使った。
「ぐが…反射霊爆連携不死鳥蘇生!」
俺は身体の魔力を暴走させて爆発させた。究極霊爆!そしてその場で身体は蘇生される。
もろに食らった巨人は上半身が消し飛び即死した。
後一体。残された巨人は俺を置いて逃げ出した。そうはさせるか!
俺は縮地を使い巨人との距離を詰めて前に躍り出る。焦ってあたふたする巨人にエクスリボルグの袈裟斬りを連続でお見舞いした。これで全部の敵を無力化した。
レンコに合流しよう。俺は声を張り上げる。
「レンコー!何処だ!俺の敵は片付いた。君に合流したい!」
…………………………………………………………………………
しばらく待って…声が聞こえた。
「町の入口の広場に来るんだ。こっちの敵も片付いた。」
俺は彼女の声に従って町の広場まで駆け足で戻っていった。
十分前…レンコは敵を倒すために町の目抜通りを抜けた住宅街に来ていた。そこには強力なモンスターが待ち構えて居たがレンコにとっては多少頑丈なサンドバッグに過ぎない。
巨人、フェンリル、ゴーレム、鬼の軍勢が居た。こちらも目抜通りに居たのと同じ合計五十体の敵だ。一撃で何体減るかな?
あたしは無銘の弓矢を錬成した。構える矢は五本。魔力を限界までチャージする。
「無銘神射!捕縛神射!」
発射された神域の矢が五つに別れてそれぞれ敵の軍団にホーミングして命中する。命中の衝撃で五体即死…そしてチャージされた魔力の暴走。究極霊爆。およそ二十体程撃破。半数を撃破確認。
残りは巨人十、フェンリル一、ゴーレム十、鬼四。
距離は百メートル。縮地。
フェンリルの眼前に躍り出る。突然の事にフェンリルは目を白黒させている。錬成…夢想天生!無銘百連刃!
フェンリルはノーガードのまま切り刻まれた。そこに鬼が躍り出て来た。金棒を大きく振りかぶる鬼。
レンコは夢想天生を投擲した。鬼に命中。爆砕させる。夢想天生爆砕!究極霊爆!鬼は死亡。残りの三体の鬼は恐れを成して逃げ出した。
先程錬成した無銘弓を取り出す。魔力をチャージせずに連射する。鬼三体に同時に着弾。衝撃で身体が爆ぜる。鬼は全部死亡。
敵はおろおろしている。レンコはゴーレムに向き直った。ゴーレムは一列に並んでいた。レンコのあまりの攻撃力に攻めあぐねているようだ。
「つまらない。もっと足掻いて魅せよ!モンスター共!行くぞ!奥義!天驚本烈!連携双竜覇閃撃!連携ブラフマーストラ!連携梵天覇閃光!」
圧倒的な魔力の奔流の前にゴーレム達は飴のように蕩けてしまった。鋼鉄の肉体をもってしてもレンコの本気の連撃に耐えられる道理はない。
残りは巨人…十メートルを超える化物が十体も揃ってビクビク震え上がっている。
ハアッ本当に興醒め。だから雑魚はつまらない。
ブラフマーストラ!ブラフマーストラオルタナティブ!ブラフマーストラアルター!
三つの雷の光球が手元に揃う。それを一気に発射する。
雷光が瞬き巨人達は灰と化した。全敵撃破完了。
そして慎吾から呼び出しが掛かった。分かりやすい場所の町の入口の広場に移動すると慎吾に返答した。
数分待って慎吾がやってくる。
「お互い敵を倒した様だな。お疲れ様。」
「ああ。お疲れ。雑魚とは言え五十体を倒すとはやるじゃないか。腕を上げたな。」
「ありがとうございます。師匠。どうせそっちは余裕だったんだろ。」
「それは当たり前だ。あたしを苦戦させる敵が居るなら見てみたいもんだよ。あたしの事はどうでも良い。君が腕を上げた事の方が重要だと思わないか?」
「まあ改めて言われると照れるね。俺も闘いの中で少しは成長しているのかな。」
「最初は棒切れに正に振り回されている状態だったのに、最近は上手く扱えていると思うぞ。エクスリボルグで出来る事を理解してキチンと分を弁えている証拠だ。誇りに思って良いと思うぞ。アーティファクトを完全に制御出来ているんだ。」
「ッッ。ありがとう。エクスリボルグで出来る範囲の事をやっているだけだ。そんなに誉めるなよ。」
「木の棒一本渡されてモンスター五十体を倒せと言われても…大半の奴はエクスリボルグについて理解していても挑戦しようとすら思わないだろう。それぐらいの難行だと言う事だよ。まあ良い。敵は片付いた。だがまた現れるだろう。この町が大凶の理由が分かった。」
「それは一体?」
「この町にはゲートが開いている。」
「ゲートって魔界のゲートか?」
「この世界で言うゲートは魔界のゲートと同意義と思って良いだろう。そこからは無尽蔵に敵が現れる。」
「どう対応するんだ?」
「ゲートの内部に入り、ゲートを維持している装置を破壊する。それしか方法が無いんだが…ゲートの中は魔界の拠点と繋がっている。その拠点には魔王クラスの強さの敵がうようよしている。あたしはゲートに入る時常に二度とイスワルドに帰還できない事を覚悟しながら入っている。それぐらい厳しい闘いになる…慎吾。君はのこる「じゃあ俺も行かなくちゃな。レンコが居なくなったら俺はどうやって生きていけば良いか分からない。一蓮托生だ。」
「この馬鹿弟子が!あたしは警告したぞ!着いてくるなと!その警告を無視するなら相応の覚悟が必要だ。本気のあたしから一本取ってみろ。」
「良いだろう。俺も高めていた実力を披露する時だ。レンコ!貴女から一本頂く!」
「抜かせ!あたしから一本取るのがどれ程の苦痛と困難にまみれているか身体に叩き込んでやる!」
俺達は死合う事になった。勝負の行方は如何に?
次の旅に続く
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