えっ?木の棒で異世界を冒険するんですか?

八雲 全一

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夢幻の旅路十

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イシスの町に辿り着いた俺達は長旅の疲れを宿屋で休み癒していた。
レンコはだらしなくベッドでごろごろしている。俺は宿屋の中でエクスリボルグの素振りをしていた。
この町は砂漠の上にあるので木らしい木が全く無く大木打ちの修行は出来ないためだ。
声を出しながら修行していたら宿屋の親父にどやされたので今は無言で剣を振るっている。
九千九百九十九…一万…修行は終わった。
俺は気が抜けてその場にへたれこんだ。
あー。疲れた。強敵を打ち倒す為とは言えこの鍛練は堪える。まあ大木打ちの方がもっと辛いんだが…素振りは素振りで独特のキツさがある。
目線でレンコを追う。
彼女はゴロゴロしながらひたすらオモイカネデバイスを操作していた。
スマホ中毒の中学生みたいだな。

「レンコ!何か面白い情報は分かったか?」
「この町では毎月一人を神に生け贄に捧げているらしい。やけにハイペースだと思わないかい?あたし達で生け贄になった振りをして逆に神様を退治するなんてどう?」
「超危険じゃないか!まあ俺達は死なないから無茶も通るけどさ。良いんじゃないか?でも依頼として金を取れるかな?」
「このイシスの町には女王が居るらしい。そいつから貰えば良いだろう。町なのに女王とはね。それに毎月生け贄を出さなきゃいけないなんて中々に弱腰と見える。如何に神と言えど邪神悪鬼の類いだろう。イシスの男衆を総動員すれば倒せる筈だ。まあ謝礼をたっぷり貰おうじゃないか。さあ女王の宮殿に行くぞ。」
「了解。話が分かる女王様なら良いんだけどな。ちなみに今の所持金は十八万ゴールドだ。この依頼で十万ゴールドは頂いておきたい所だね。」

俺達は宿屋を出た。町は涼しさを保つために町中に水路が張り巡らされている。これのお陰で人間が砂漠の真ん中で生きていけると言う訳だ。町には何ヵ所も神殿がある。神との距離が近いのだろう。それを悪用した生け贄を要求する邪神がいるのだろうが。町を行き交う人々の顔は暗い。一ヶ月おきに一人のペースで町人が生け贄に捧げられれば暗くもなると言うものだろう。
俺達は目抜通りを抜けて神殿街を抜け、イシスの女王の宮殿までやってきた。衛兵に止められる。

「何のようだ。イシスの女王はそなたら下賎の者にはお会いにならない。」

レンコが口を開く。

「我々は神の使者…不死人だ。イシスの町の生け贄を止める為にやってきた。そう女王に伝えろ。」
「それは真か!良いだろう。女王様に伝えよう。」

そう言うと衛兵の一人は去って行った。もう一人はその場で俺達を制止し続けている。三十分程経って衛兵が戻ってきた。

「神代に歌われる伝説の不死人様。無礼をお許しください。イシスの女王が王の間で貴方達をお待ちになっています。どうぞこちらへ。」

衛兵に導かれて宮殿の中に入っていった。宮殿は最低限の装飾品で彩られていた。贅沢はしていない証拠だ。通路を歩いていき王の間に出た。そこには褐色の肌に黒髪黒目の美しい女性が座っていた。彼女がイシスの女王なのだろう。

俺達は女王の前で立ち止まる。膝まずいた方が良いのではないかと言う考えも浮かんだがレンコが立ったままなので俺もその場に立ち尽くした。

「お初にお目にかかります全てを見た人と現人神よ。貴方達が現れるのは占術で分かっていました。そしてこの町が置かれている窮地についてもご存じの様子ですね。単刀直入にお願いします。このイシスの町を邪神から救ってください。」
「良いだろう。あたしも占術が使えるんだ。随分メカメカしいけどね。邪神は何時から現れた?」
「五年前になりますか…神殿で女神に祈りを捧げていた信者を生け贄に強引に召喚させたのです。その後その場に居た信者を皆殺しにし、毎月一人の生け贄を要求する様になりました。今でも神殿街の一角の教会に顕現しています。その邪神を退治してください。このままではイシスの町は邪神に食い潰されます。」

俺が口を開く。

「分かった。報酬の話をしようか。手付金で十万ゴールド。成功報酬で十万ゴールドでどうだろうか?」
「大金ではありますが民の命に変えることは出来ませんね。良いでしょう。女官達…十万ゴールドを用意しなさい。」

そう言うと女王の側に控えていた女官達が宮殿の奥に消え、しばらくすると金貨の山を持って戻ってきた。俺はそれを受け取って金貨を数える。

「確かに十万ゴールド頂いた。この依頼承ろう。次の生け贄を捧げる日は何時だ?」
「五日後の深夜零時。邪神教会と呼ばれる教会にて生け贄の儀式が執り行われます。」
「じゃああたし達はそのタイミングで大暴れして邪神を討伐すれば良いわけだ。確かに承ったよ。それじゃあ五日後の深夜零時に邪神教会に行かせて貰おうか。今出来る事は無い。さらばだ。」
「ありがとうございます!ありがとうございます!貴女達に女神の御加護がありますように!さようなら。」

俺達は宮殿を去ると神殿街に行き邪神教会の場所を調べてみた。
高濃度の魔力反応がある教会がある。他の教会とはまったく違う。ここに人世に仇なす邪神がいるのか…

「慎吾。昂るな。まだ時じゃないだろう。」
「まあな。絶対に誅罰を下してやる。生け贄とか一番許せないんだよ。」
「その熱い気持ちを五日後に取っておくんだな。さあ宿に戻るぞ。」
「レンコは何とも思わないのかよ。人類の敵だぞ。」
「思わなくもないけどもうこんな事を三千年も続けてきたんだ。感覚が麻痺して来ているよ。だけどやる事は一緒さ。人世の仇を討つ。」
「三千年か…俺には考えもつかないよ。三百年だって未来永劫に思えるのにさ。」
「君は知らなくて良いことだ。永久の苦しみなぞ知らない方が良いし、理解も出来ないだろう。」
「そうだな。ありがとう。レンコ。宿屋に帰ろう。」

俺達は宿屋に帰ると五日後の深夜零時まで宿屋で待機する事になった。俺はひたすら鍛練を続けていた。レンコはずっとオモイカネデバイスを弄っている。神との問答を続けているのだろう。

「毎日素振りで飽きないかい?まあやれと言ったのはあたしだけどさ。」
「日課だからな。飽きる飽きないを超越したところに居るよ。レンコみたいな超人的な能力を俺は持ち合わせていない。だから毎日鍛練するしかないんだ。いつかレンコみたいに成る事を目指している。」
「エクスリボルグであたしの強さを手にいれるにはもっと筋肉バキバキの化物みたいにならないと難しいだろうね。何せ木の棒で全ての敵を殺さないとならないんだから。エクスリボルグの特徴を生かして不殺を貫く方が楽だと思うよ。」
「そうか。それなら今もその領域に到達していると言えるな。でももっともっと強くならないとエクスリボルグの特徴を生かして闘うにしてもだ。」
「覚悟は変わらないか…。若いって良いねえ。あたしも永遠に衰える事は無いんだけど…そのハングリー精神みたいな物は失ってしまっているからなあ。フーム。あたしも剣術の修行でもしてみようかな?」
「本当か?その時は是非俺を対戦相手に選んでくれ。何も出来ないかもしれないが。」
「もしその気分になったらね。まずは目先の修行を終えたら休む事。邪神戦まで力を温存しておかないとね。」
「了解。今日はもう休む。」

そして五日後、深夜零時…神殿街…邪神の潜む教会…邪神教会にて

女性の神官が教会の中に叫んだ。

「アイスクルジャミン様。今月の生け贄…来月分も合わせて二人用意しました。お受け取り下さい。」

教会の中から深く地獄の底から聞こえる様な声が聞こえてきた。

「ハハハ…二人も生け贄を寄越すとは良い心掛けだ。イシスの民を食い荒らすのを二ヶ月待ってやろう。さあこちらに生け贄を寄越せ。」

神官が叫んだ。

「さあ生け贄よ!教会の中に入るのだ。アイスクルジャミン様をもてなせ。その命でな。さあ行け。」

俺達は教会の中に進んだ。教会には人間の骨が大量に転がっていた。一体何人殺したんだ。じわりと汗が滲む。教会の奥から声が聞こえる。

「ヒヒヒハハハ。お前達が今月の生け贄か。若いピチピチの男に女…どちらから食べてしまおうかのう…」
「ボソボソ…慎吾。正体を悟られないで。逃げられるよ。邪神をその目で見たら必殺の一撃で気絶なり殺すなりしな。あたしも渾身の一撃…ただの一撃で沈めるつもり。」
「ボソボソ…了解。対星必殺奥義の億劫蓬莱神獄剣で片付ける。」
「さあこっちへ…奥に来るのだ。私は最奥に居るよ。さあおいで…痛くしないでやろう。優しく壊して上げよう。」

俺達は声に誘われて奥に進んだ。途中には食いかけの死体がそのまま落ちている。急に生活感が出てきたこの先にいるのか…
奥に進む…といきなり致命の一撃が飛んできた。尻尾を頭に串刺しにする一撃だ。俺は咄嗟にエクスリボルグを取り出し防いだ。しまった気付かれたか?

「何故私の必殺の一撃を避けられた?貴様…ただの生け贄では無いな!このアイスクルジャミン様を謀るとはな!良いだろう。直接成敗してくれる。貴様らは死ぬ。絶望的な痛みを感じながらな!」

そう息巻くと教会の奥の部屋から化物が出てきた。巨大な蛇の身体に無数の髑髏が浮き出ている。正面に一際大きな髑髏がある。あれが顔か。

「慎吾!芝居は終わりだ。抵抗を許すな!一撃で片付けるぞ!」
「了解!でもこいつの攻撃をいなさないと始まらない!」

アイスクルジャミンはその巨体を使って攻撃を仕掛けてくる。全身を使った体当たり。
エクスリボルグで殴っていなした。対象身体の一部がスタン。レンコは拳で打ち払う。
俺はエクスリボルグを解放する。

「対星必殺奥義…億劫蓬莱神獄剣!」
そして切りかかろうとしたところにアイスクルジャミンが飛び付いてきた。正面の髑髏がガバッと開き丸飲みにされる。アイスクルジャミンは体内で猛烈な溶解液を生成している。俺の身体はドロドロに溶かされた。即死。俺は足だけを残して死んだ。蘇生まで時間が掛かる。不死鳥蘇生の刻印ごと溶かされたからだ。

「クソ!慎吾。だから言ったんだ。一撃で片付けろと…!それにしてもここまで動きが早いとはね。慎吾が蘇生する前に片をつけよう!あたしもさっさと片付けるべきだった。」

あたしは念じた。

「夢想天生!無数に錬成。対象を斬撹後に爆砕!」

あたしの目の前に無数の夢想天生が現れた。それらは強力な回転を始めた。そしてこちらに飛び掛かろうと正にしているアイスクルジャミンに対して射出される。頭部命中!爆砕!胴体に四本命中!爆砕!尻尾に二本命中!爆砕!

「ウギャアア!なんだこれは魔力の爆弾か!こんな事が出来る人間が居るなんて聞いていないぞ!アーティファクトを使い捨てる様に自在に使いこなすなど!私は逃げる。せっかく受肉したのにこんな下らない所で死ねるか!ふざけるな!」
「ふざけているのはお前だ!アイスクルジャミン!ここで原子の塵と消えろ。無銘弓錬成!一対の夢想天生を矢に塗り替える。魔力を限界までチャージ!幻想爆弾!発射!」

次の瞬間…近距離から神をも殺す一撃が放たれた。アイスクルジャミンの頭部に命中。究極の霊爆。奴の頭部は消滅した。だがコアが残っている限り化物どもは何度でも蘇る。
あたしは億劫蓬莱神獄掌の構えに入った。気を研ぎ澄まし奴の体内のコアを探し当てる。腹部だ!

「億劫蓬莱神獄掌!神破!」
魔力の渦が巻き付く右腕をアイスクルジャミンに叩き込んだ。ズブリと言う触感。腹の中を探りコアをえぐり出す。
そして思い切り握り潰した。これで二度と現世で悪事は働けまい。
あたしも焼きが回ったな。慎吾に任せすぎてるのかもしれない。あたしが最初から全力で行けば慎吾は死ななかったかもしれない。まあ蘇生はするのだが、死ぬのがありきの闘い方は良くない。昔はあたしも陥ったが闘いの感度が鈍る。
そんな事を考えていると残った足から慎吾の身体が再生成され蘇った。

「慎吾。気を抜いたね。やはり君はまだまだだ。あんな邪神程度に殺されていちゃ先が思いやられるよ。修行を休まず続けなさい。それと闘いの時は率先して死なない事を心掛けながら闘う事。あたしが居るから良いけど居なかったら永遠にあいつに嵌められていたかもしれないよ。」
「申し訳無かった。君の言う通り俺はまだまだ甘いようだな。全力は尽くしたつもりだったが、最初から本気なら殺されては居なかっただろう。これからも気をつけるよ。すまなかった。」
「別ればよろしい。今日は一旦宿に戻って明日イシスの女王から報酬を頂くとしよう。」
「賛成。流石に死ぬと精神的に疲れるからな。」

俺達は宿屋に戻ると昼間で眠った。そして正午頃…イシスの女王の宮殿にて

「この町を脅かすアイスクルジャミンは死んだ。君達は自由だ。証拠にもうあの教会には何も居ない。確かめに行っても大丈夫だぞ。」
「流石伝説に歌われる全てを見た人ですね。そして現人神様もありがとうございます。これでイシスの町は取り敢えずの平穏を取り戻しました。いつまでもこのイシスの町に居てください。残りの報酬も用意しております。感謝の気持ちとして十五万ゴールド用意しました。どうぞお納めください。」
「本当か?やったぜ!これで所持金は四十三万ゴールドだ!」
「嬉しいのは分かるが…わざわざ言わんで宜しい。それでは依頼は終わったな。また他の依頼によっては顔を出すかもしれない。その時は宜しく頼む。さらばだ。」
「ええ。さようならイシスの守護神よ。神よ。貴方の使徒の来訪に感謝します。貴方達に女神の御加護があらんことを!」
「ボソボソ…正確に言うとあたしは嫦娥様の信徒なんだけどな。まあ良いさ。しらずしらずの内に信仰の肥しになるだけだから。」
「ボソボソ…知らぬが仏だな。」

俺達は女王の宮殿を去り、宿屋に戻ると休息を取った。イシスにはしばらく留まる予定だと言う。金は溢れんばかりにある。レンコが好きな厄介な依頼が舞い込まなければ良いが。

次の旅に続く
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